記録ID: 1669851
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積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
【薮山レコ】阿弥陀山南峰 〜海谷山塊の怪峰〜
2018年12月02日(日) [日帰り]
- GPS
- 07:45
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 823m
- 下り
- 976m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
海谷三峡パークから海川渡渉地点へ降りる途中にある仮設橋は撤去されており段差が大きくデンジャラス。下山時、融雪により海川は増水していたが取水口でかなり取水されているようで渡渉地点ではそれほど影響なし。海川渓谷の右岸の急な片勾配のヘツリ道では凍結した吹き溜まり区間がありステップ切りながら通過。 |
写真
感想
海谷山塊の山々は独特の魅力があり昼闇山、烏帽子山、阿弥陀山北峰に登ってきたが、見るからに険しい阿弥陀山南峰は未踏であった。阿弥陀山北峰から見ると南峰は東面がほぼ垂直に切れ落ちて山頂部稜線の手前にキレットが存在するように見える。ヤマレコでは南側から登頂した記録があるが今回、阿弥陀山南峰から南西に延びる尾根より薮こぎでチャレンジしてみた。地形図を見る限り南西尾根は概ね連続しているようで難易度はそれほど高くなさそうにみえる。
積雪は尾根下部で5〜10センチ、山頂部で10〜20センチで雪の影響はそれほどなく天候にも恵まれ、ほぼ薮こぎ登山で登頂。心配された山頂直下の小さなキレットはそれほど深くなく、山頂直下の岩場の登りも潅木薮が生えており急勾配な割に恐怖感が抑えられて困難なく登れる。なお、キレット付近に新しい熊の足跡が山頂方向へ向かっていたが、幸い遭遇することはなかった。
薮の状況は、ツル薮やイヌツゲ、クロベ、シャクナゲなど薮の密集した区間が所々にみられ迂回を強いられた。薮の濃い時期は相当に厳しそうに思われる。また山頂直下の急崖区間では、残雪期は雪崩の危険、積雪期は凍結による滑落の危険度が増すので時期選びは重要と思われる。
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コメント
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魅力、堪能させて頂きました。
とても、この山塊につき、コメントを能くする者ではありませんが、雪もほどほど、灌木藪の恩恵?もありで、時期としてはベストでしたでしょうか?
大兄の自由な運歩、清冽な画像、そしてコメント、いい音楽を聴いたときのような満足感です。
kamoshiqua様、コメントありがとうございます。やはり海谷山塊を攻める時期としては薮の薄くなる晩秋か、薮が埋もれ雪が締まる残雪期がベストかと思います。今回は本年のラストチャンスだったようです。条件に恵まれ絶景を撮れて良かったです。
今までに頸城・海谷山塊は放山、空沢山、高松山、昼闇山、新田山、前烏帽子岳、烏帽子岳、阿弥陀山北峰、西海谷山稜縦走と登ってきましたが、どれも個性があり魅力的で良い山でした。鉢山はいつか通常コースでチャレンジ。
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