栃木遠征2 足利駅から織姫神社を越えて行道山（関東百名山）を目指す。

2018年12月09日(日) [日帰り]

• GPS: 04:43
• 距離: 15.7km
• 登り: 740m
• 下り: 730m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:34
• 休憩: 1:08
• 合計: 4:42

7:31 足利駅
8:02 8:10 織姫神社駐車場
8:11 8:20 織姫神社
8:20 8:22 織姫神社駐車場(上)
8:38 8:41 鏡山
9:07 9:10 両崖山
9:24 9:25 第一ベンチ
9:40 9:43 第２ベンチ
9:58 10:09 大岩毘沙門天
10:10 10:10 大岩山西公園
10:26 10:34 大岩山
10:45 10:52 行道山
10:59 11:06 寝釈迦
11:11 11:16 浄因寺清心亭
11:34 11:35 行道山BS
12:13 江川町二丁目ＢＳ

天候

晴れているが、風が強く寒かった

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

行き
足利駅近くの駐車場（1日500円）
帰り
江川町二丁目BS→足利駅（200円）

その他周辺情報

はなまるうどん足利店
北本温泉「美肌の湯」
厚木ＰＡ

写真

12/9 7:01

　ほら、拡大してみると、左のピークに「大小」とあります。栃木百名山の「大小山」ですね。移動中に車を停めて1枚。

12/9 7:32

　今日のスタートは、JR足利駅になります。この時間にGPSを入れます。

12/9 12:29

　そう、この駅、関東の駅百選に認定されている駅なのです。

12/9 7:35

　駅前に静態保存されている「EF60　123形直流電気機関車」で、両毛線の貨物で長いこと使用された個体だそうです。

12/9 7:42

　まずは・・・足利といえばここに行かないと。

12/9 7:47

　はい、史跡足利学校、室町時代初期に作られた日本で最初の学校とされている。

12/9 7:50

　めん割烹なか川。ほら、看板の字、誰だかわかりませんか？
　そうなんです、このお蕎麦屋さん、書家の「相田みつを」さんが愛された店なのです。

12/9 7:52

　松村家住宅、現在は「松村記念館」として保存されている。製糸業を営んでいる大地主だったそうだ。

12/9 7:53

　たかうじ君広場、広場といっても無料駐車場とトイレがある。一応買い物用ということで3時間程度までと書かれていた・

12/9 7:57

　江戸時代ここを治めた足利戸田家の屋敷（陣屋）の大きな門があったことを表示している。

12/9 7:57

　足利商工会議所、そしてその別名は・・・。

12/9 7:57

　そう、友愛会館。最近「友愛」と聞くとあの人の顔ばかり思い出されて嫌な気分だ。

12/9 8:00

　そして、足利織物会館。ここまで書いてまだ登山口にたどり着かないのもなんだかなあ・・・足利、歴史的にすごすぎる。

12/9 8:05

　バンクーバーの朝日、なぜここに・・・。「バンクーバー朝日軍」著者のテッド・F・フルモトさんとは地元の飲み屋で2回ほど飲んだことがある。

12/9 8:07

　そして、やっと、「織姫神社」にやってきた。ここから階段を上ってゆくが、またまた歴史的なものが多すぎる。

12/9 8:08

　「友愛」の碑、明治時代、「足利友愛儀団」を結んだ人たちが足利を盛り上げようとさまざまなことを考え、学び、取り入れて足利を盛り上げたという話。別に事件などがあったわけではない。

12/9 8:09

　そして、十月桜と表示されていましたね。

12/9 8:10

　こちらの方が、ちょいとピンクかも。

12/9 8:11

　「八木節の故郷足利」、八木節はこの地で歌われ始めたらしい。

12/9 8:12

　足利トリコットの歴史、織物の町足利を盛り上げた3人の社長。肌触りのよさが売りで、主に下着として活用されたそうだ。

12/9 8:15

　足利織姫神社の御神徳。地元ではよき縁結びの神社なのだそうです。

12/9 8:15

　そして、紅葉繚乱。

12/9 8:17

　足利市の系譜図、清和源氏から足利氏ができてゆくときから、室町幕府がほろんだのちの足利家までを記録している。

12/9 8:20

　ふう、やっとこさ織姫神社だ。1705年にできた。織物と歴史の街の象徴の一つである。

12/9 8:21

　そして、この鐘は「恋人の聖地」として登録されている。

12/9 8:21

　その横にある大イチョウ。実にいい。

12/9 8:22

　さあ、やっとここからトレイルに入ります。とりあえず・・・山道っと言いたいが・・・。

12/9 8:25

　ここでアスファルト道に復帰、なお、この山は古墳ということで立ち入り禁止です。

12/9 8:29

　今日の朝食、本当は足利市買いで何か食べたかったが・・・結局セブンで買った行動食で朝食。

12/9 8:36

　さあ、山に向かいましょうか。

12/9 8:37

　足利市郊外と後ろに山（山域はわからず）

12/9 8:42

　意外と、岩の道なのです。ルートを見極める力が必要。

12/9 8:44

　小ピークにある施設、思わず山頂標識があるかどうか探してしまった。

12/9 8:45

　その後の尾根道、結構なアップダウンを繰り返す。

12/9 8:58

　ここを登ってゆくと…展望台があった。

12/9 9:06

　そして、こんな風景。渡良瀬川だ。

12/9 9:06

　足利市街一望になる。

12/9 9:11

　そして、この施設、足利城跡と書かれていた。中世、近世にわたってお城が築かれ使用されたとのこと。ちなみに1590年に北条氏に味方したということで秀吉に攻められ、城は落ちた。
　そして、ここを両崖山というらしい、栃木百名山に選ばれているらしい。

12/9 9:13

　全景、こんな感じです、休めるところもありますね。

12/9 9:38

　そこから25分下ると、こんな道路になります。それを渡り再度山道に取り付きます。

12/9 9:44

　ほら、北関東自動車道を見下ろすよ。逆にいうと、この真下がトンネルなんですね。

12/9 9:47

　階段を上ってゆこう。寒いけど体は快調。

12/9 9:51

　四等三角点を要するピークがありましたね。ピーク名などはありませんでした。

12/9 9:55

　そこから下ると今度は舗装道路を歩くこととなります。

12/9 10:03

　はい、毘沙門天です、なかなかすごいんですよ。奈良時代に行基によって開かれたお寺です。

12/9 10:09

　そして、この山門。毘沙門天像は、鎌倉時代の運慶の作になります。

12/9 10:10

　そう、これが運慶作の「阿形」、それがよく残っているなあ。

12/9 10:11

　これが本殿。745年に聖武天皇の命により、僧行基により開かれたお寺になります。

12/9 10:22

　そこからさらに登ってゆきますと・・・山しかない風景。

12/9 10:32

　大岩山山頂、別名剣が峰と呼ばれています。ここで反対側から来たハイカーと情報交換。

12/9 10:40

　赤城、榛名がいい感じですね。

12/9 10:40

　こちらは、妙義方面、群馬の中核を取り囲む山が見えていますね。

12/9 10:40

　そして、ここから見える浅間山だ。

12/9 10:45

　そこから、小ピークを登ったり下ったり。

12/9 10:49

　はい、本日の最高峰、関東百名山の行道山にたどり着きました。ようやくたどり着いたなあ・・・と感慨にふける。

12/9 10:50

　ちょうど欠けているが、三等三角点だそうだ。

12/9 10:59

　そのまま、トラバース道を下ってゆく。

12/9 11:03

　寝釈迦・・・ちょっと寄ってみるか。

12/9 11:03

　様々なお地蔵さまがありまして・・・実は行基さんの髪の毛が納められている祠もあるとのこと。

12/9 11:04

　寝釈迦から仰ぎ見るは、筑波山。寒い日に絶景なり。

12/9 11:13

　そして、行道山浄因寺に向かって下ってゆく。このお寺は「関東の高野山」と呼ばれているようだ。

12/9 11:14

　左、清心亭、そこにわたる橋は葛飾北斎が絵にしたことでも有名なのだそうです。ちなみに橋の名前は「天高橋」です。

12/9 11:16

　今日もいいネコを見つけた・・・その1

12/9 11:17

　ツバキがたくさん咲いていましたね。そして、下にはたくさん落ちておりました。花ごと落ちるのがツバキの宿命。

12/9 11:22

　はい、お寺の駐車場にたどり着きました。なお、ケーブルカーに乗ることもできるようです。（今はどうか知りませんが）

12/9 11:23

　栃木の景勝百選に選ばれているようです。

12/9 11:24

　ここからは、アスファルト道を行きます。

12/9 11:31

　おおっ、人家が見えてきましたよ。人の生活の様子がわかると安心しますね。

12/9 11:32

　今日もいいネコを見つけた・・・その2。

12/9 11:33

　今日もいいネコを見つけた・・・その3。

12/9 11:35

　今日もいいネコを見つけた・・・その4。

12/9 11:36

　ホトケノザは、ほっとけ〜！のザ！！

12/9 11:38

　そして、行道山BS。足利駅までのバスは・・・。

12/9 11:38

　おおっ、3時間以上ありません。ちなみに、ただいまの時刻は11：38です。

12/9 11:46

　従って歩きます。

12/9 11:47

　県道284号線を歩きます。

12/9 11:51

　北関東自動車道のトンネルが見えていますね。ということは、数時間前はあの稜線の上を歩いていたのだ。

12/9 11:52

　北関東自動車道の上下線に挟まれたところから。

12/9 12:09

　春を告げるスイセンがもう咲いていますよ。

12/9 12:09

　こちらは秋の使者・・・コスモス。

12/9 12:12

　吉祥寺に行くならこっちですよ。中央線かなあ？？

12/9 12:16

　そして、このバス停に来た時、後ろにバスが見えたので慌ててGPSを切った。そしてバスに乗った。

12/9 12:36

　体が冷えているので、駅前のはなまるうどんにて、ぶっかけうどん（温）。朝からおにぎり一個だけなので大盛にしました。

12/9 12:51

　ai車を探せ！！足利駅有料駐車場編！！結構簡単。

12/9 14:33

　そして、埼玉県北本にある「美肌の湯」にて・・・。ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉。源泉風呂もあり、いいですねえ。

12/9 15:27

　なお、この施設は1月いっぱいで閉館し、ホテルに生まれ替わるのだとか。東京オリンピック向けの宿泊施設になるのかな。

12/9 15:29

　ai車を探せ！！北本温泉美肌の湯編！！結構難問！！

12/9 17:12

　そして、厚木PAにて勝浦タンタンメンを頂き自宅に戻った。

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

感想

aideiei

　昨日から栃木県のほうに来ている。今日は、両毛線足利駅を起点として関東百名山の行道山を目指して歩くのだ。それは関東ふれあいの道として登録されている道であり非常に歩きやすい道であるのだ。
　足利駅近くの有料駐車場に車を入れ、もろもろの用事を済ませ足利駅スタートとする。関東ふれあいの道は、いきなり山道には向かわない、足利市街の観光地を巡ってゆくのだ。
　室町時代に立てられた足利学校。日本最古の学校だそうだ。商工会議所なども撮影しながらいよいよトレイルの起点である織姫神社にたどり着く。
　織姫神社への道もさまざまな記念碑があり撮影に時間を使う。本当に足利は歴史の町だ。撮っても撮っても次々に出てくる、全然足が進まない。ようやく織姫神社にたどり着き、横からの参道を上がる。そうすると、公園が出てくる。ここでおにぎり1個の朝食、私の前をたくさんの人が通り過ぎて行った。本格的な装備の人からウォーキングシューズの人まで、たくさんの人が登っていった。そして、結構な人は両崖山までのピストンをするようだ。行道山まで行く人は少ないと感じた。逆に、行道山から織姫神社に向かうほうが人が多かったような気がする。

　両崖山はいわゆる足利氏の城跡だ。中世、近世と2回この城が使用されていた時期があったそうだ。しばし休憩し、さらに歩き続ける。小さいピークを繰り返しながら徐々に標高を上げてゆく、そしてその度に寒くなる。北西の季節風がびゅんびゅん吹いていた。

　そして、関東ふれあいの道の表示はトレイルではなくて車道を指している、したがってそのまま車道を歩いていくと、大岩毘沙門天に到着した。聖武天皇の命により僧行基により開山された。そして、仁王門の一対の像は運慶の作だという。また、ご本尊である毘沙門天は聖徳太子作のものである（御開帳の時にしか見ることができない）
　また、このお寺さんは、12月31日に行われる「悪口まつり（あくたいまつり）」が知られており、参道を登りながら悪態をつくのだそうだ。しかしその際に「ぼう」がつく言葉（例「どろぼう」「びんぼう」）は言ってはいけないのだそうです。また、大声コンテストも行われるということで、日本の奇才の一つとされているようです。今年は参加することはありませんが、いつか参加してみたいなあと思いました。
　
　お寺を越えてしばらくの道路歩きで、大岩山西公園。ここで給水、無線を楽しんでいた人と多少おしゃべりをした。その後は、16分で大岩山、ここで会った人は逆方面から来たご夫婦で、私の帰りを心配してくれバスの時間を調べてくれました・・・15：03発ということでした。まだ10：30ごろなので多分このバスは使わないだろう。何なら駅まで歩いても良いと覚悟を決めるのであった。
　その後は緩やかに稜線を移動し、本日最高峰の行道山に到着した。少々風景を撮影し、寒いのでそそくさと下り始める。
　途中の寝釈迦では茨城方面の眺望がよく、筑波山の雄姿を見ることができ、少々まったりとした。
　
　その後は、浄因寺清心亭を撮影し、とりあえずこの山域を後にした。最初は車のすれ違いができなさそうな舗装道路、そのうちどんどんと道幅が広くなってきた。行道山BSは予定通り通過してくてく駅に向けて歩き続ける、駅に近づけばさらに違うところからやってきて駅に向かうバスがあると考えながら歩く。そう、足利は市なんだから・・・。
　結局、江川町二丁目BSからバスに乗った。5つの停留所を越えて足利駅にたどり着いた。体が冷えているので、とりあえず駅前のはなまるうどんで昼食、車を出して自宅に向かった。北本で温泉、圏央道経由で自宅に18時台にたどり着くことができた。