【厳冬期】赤岳【文三郎登り、地蔵下り】と、へっぽこアイスクライミング
- GPS
- 29:44
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 1,478m
コースタイム
1055美濃戸口出発-1155赤岳山荘(昼食)1240-1430赤岳鉱泉着 アイスキャンディで遊び、1800から夕食
【2日目】
0630朝食-0800赤岳鉱泉発-0840行者小屋(小休止)0850-文三郎尾根-1015赤岳稜線-1100赤岳山頂1105-1130赤岳天望荘(小休止)1145-1150地蔵の頭-地蔵尾根-1245行者小屋-1315赤岳鉱泉(カレー)1430-1545赤岳山荘(小休止)1550-1630美濃戸口
天候 | 1日目 晴れ後曇り、時々雪 2日目 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2000円で仮眠室利用可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【美濃戸口〜赤岳鉱泉】 美濃戸口から路面は凍結しています。4駆スタッドレスでも、チェーンがないと美濃戸山荘までは厳しいです。徒歩もアイゼンが必要。沢筋からは雪が次第に増えますが、それでも少なめです。木道がアイゼンで削られどんどん傷ついています。特段危険箇所はありません。 【赤岳鉱泉〜行者小屋】 アイゼンなくてもOK。ただ、雪が締まっていてアイゼンはよく効くので歩きやすいです。危険箇所はなし。 【行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳山頂】 樹林帯を抜けると鉄階段。雪に埋もれているためアイゼンを引っかける心配は少ないですが、急坂です。風もこのあたりから次第に強くなるので注意。稜線に出て、山頂までは終始強風。山頂手前の岩稜帯が登りの核心部。トラバースが数カ所ありますが、アイゼンがよく効くのでフラットステップで進めばOK。 【赤岳山頂〜地蔵の頭〜地蔵尾根〜行者小屋】 山頂から赤岳天望荘までは細い稜線を下ります。強風による滑落に注意。地蔵の頭から下り初めてすぐ、ナイフリッジをトラバースする箇所があります。手前まで鎖が少し顔を出していますが、その先が風の通り道のためトレースが消えていることが多いです。また、雪質もさらさらの雪が薄く積もり、その下はすぐ岩のためアイゼンの扱いに要注意。ここで落ちると命はなさそうです。 その後も地蔵尾根は急坂の連続。フラットフッティングで僕は下りきれず、一部ダガーポジションを取りました。滑落には要注意して下さい。 樹林帯手前の長い階段を巻く道があります。一見、楽そうですが最後の部分で急斜面のトラバースがあります。注意が必要です。 【日帰り温泉】 山梨県山梨市の「ほったらかし温泉」(大人700円) 最寄りは一宮御坂IC。 http://www.hottarakashi-onsen.com/ |
写真
感想
念願の厳冬期赤岳に挑戦してきました。
初日は予定より栃木を出るのが遅れたことと、僕がうっかり諏訪南ICの手前で下りてしまい時間をロス。予定より2時間遅れで登り始めました。赤岳鉱泉に付いた頃にはもうすでに2時過ぎ。アイスキャンディは2時間ほどしか遊べませんでした。
トップロープを設置し、借り物のモノポイントアイゼンとアックスでアイスクライミングにトライ。1回目はアイゼンがうまく足に合わず、途中で断念。お手本を拝見して再度挑戦し、無事登り切りました。といっても、一番簡単そうなルートをへっぽこなりによじ登っただけです。アックスは赤岳鉱泉から有料でお借りしたシモンのもの。とにかく軽くて振りやすい!がんがん決まりました。足はブラックダイヤモンドのスティンガー。こちらもさくさく刺さり、扱いやすかったです。
この日は途中、風雪も舞うあいにくのお天気。翌日の天気も心配でしたが、朝になってみると雲一つない晴天!これは絶好の登山日和!とうきうきして赤岳を目指します。
登りは文三郎尾根。後半は急登で息も上がりますが、さほど難しい場所もなく、初級者の自分でも登れました。上に登るにつれ、北岳や鳳凰三山など南アルプスに中央アルプス、富士山などなど絶景を拝めました。真っ白に雪化粧した阿弥陀や赤岳はなんとも圧巻。雪山ってこれだから最高!まぶしい景色に目を輝かせました。
下山は地蔵尾根から。下りはじめでいきなり嫌なトラバース。急坂に切れ落ちたトラバースだったので、完全に腰が引けてしまい・・・これが一番ダメだとはわかっているのですが、つい引けてしまうのです。なんとか渡りきりましたが、僕を含めた初級者は本当ならスタッカートで確保しながら行った方が良いでしょう。胸がバクバクなってました。地蔵尾根はその後も急坂の連続。フラットフッティングだけでは下れず、一部ダガーポジションを使いました。アイゼン技術に自信がないと、歯が効いていてもなかなか信頼できないモノで、頭では分かっていても傾斜がきついとフラットに足をおけないのです。改めて雪上歩行技術の練習の必要性を痛感しました。あとはボルダリングで、体幹を鍛えバランスや重心の取り方を覚えようとおもいます。
今回の赤岳山行は僕のレベルにはまだ若干早かったかもしれませんが、おかげで様々な課題に気づくことが出来ました。次は自信を持って登れるよう、練習に励みたいと思います。
ちなみに赤岳鉱泉はスタッフの方々もみな親切で、何よりご飯が美味しい!いい山小屋でした。下山後の山梨(一宮御坂ICが最寄り)の「ほったらかし温泉」(大人700円)は、昼間なら富士山を目の前に夜なら街の夜景を楽しめる温泉です。ぜひ、立ち寄ってみて下さい。ちなみに、売店で売っている「温玉あげ」が美味しかったです!
赤岳登頂おめでとう!!
うらやましいわぁ( ´ ▽ ` )ノ
いやホントうらやましい( ̄▽ ̄)
いつか自分も行けるように頑張ります( ̄^ ̄)ゞ
ナイスゲーム!!
赤岳とても良い山だった〜!
しかし、やっぱり雪山登山技術は磨かないとなぁ、とあらためて実感したよ 天気が良かったからいいけど、悪天候だったらと思うと・・・。時間があったら講習でも受けたいなぁ
今週末の雲取山については木曜日辺りに最終判断しようと思うので、しばしお時間を!
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