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Yamareco

記録ID: 1691938
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳(涸沢岳西尾根ピストン)

2018年12月31日(月) ~ 2019年01月02日(水)
 - 拍手
yama_pound その他1人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
17:53
距離
23.6km
登り
2,656m
下り
2,660m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:25
休憩
0:27
合計
6:52
11:04
11:14
64
12:18
12:33
3
12:36
12:36
248
涸沢岳西尾根取付
16:44
2400mテン場適地
2日目
山行
7:41
休憩
0:12
合計
7:53
6:07
79
2400mテン場適地
7:26
7:26
123
9:29
9:31
14
9:45
9:53
60
10:53
10:55
47
11:42
11:42
89
13:11
13:11
49
14:00
2400mテン場適地
3日目
山行
4:10
休憩
0:07
合計
4:17
7:20
138
2400mテン場適地
9:38
9:38
2
涸沢岳西尾根取付
9:40
9:42
43
10:25
10:30
53
11:23
11:23
14
新穂高登山指導センター
11:37
新穂高温泉無料駐車場
・穂高岳山荘〜奥穂高岳の間のGPSログが取れてなかったので(寒くて携帯電源が落ちてたので。)その区間のルートは手書きです。

・途中で休憩を取っているので休憩時間はもっとあります。
天候 12/31 晴れ→夕方ぐらいにくもり(夜は晴れ)
1/1 晴れ→くもり→午前中には雪(風速20mぐらい)(夜は雪)
1/2 くもり&雪
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉冬期登山無料駐車場は満車だったので新穂高温泉無料駐車場に車を止めました。
コース状況/
危険箇所等
・涸沢岳西尾根〜奥穂高岳は冬期バリエーションルートです。
 気軽に登れるルートではないのでしっかり計画準備して登りましょう!
 
・天気、風、雪の質や量などで難易度は変わると思います。
 自己責任で事故のないよう登りましょう。
 ご安全に!!

・涸沢岳西尾根取付きは白出沢から一般登山道を少し先に行ったところにある『トウヒ』と書かれた木板の付いた巨木のところです。

・涸沢岳西尾根の樹林帯の中は急登が続きます。

・テン場適地は標高2400m付近。

・森林限界を超えたら風に注意。

・蒲田富士の稜線は雪庇に注意。

・F沢のコルからの雪壁の登りは雪が多い時は雪崩のリスクを避けるため早めに左の岩稜帯へ取付いて登っていったほうが良いとの情報をもらいました。
 (今回は雪崩る状況では無かったので雪壁をそのまま登りました。)

・登りで晴れていても下りの時は晴れているとは限らないので尾根の分岐では目印の旗竿を刺していった方が良いと思います。

・穂高岳山荘〜すぐの鎖場、ハシゴ場は今回雪が少なく鎖もハシゴも出ていて難易度は低かったです。

★1/2現在の状況
 ▶涸沢岳西尾根〜奥穂高岳
 ・12/31の2400mまで、1/1の奥穂高岳までは年末年始の人が多く入っていてトレースがありラッセルが無かったのはありがたかったです。
 (先行者の皆さま、ラッセルありがとうございました。)
  またトレースのおかげで迷うことなく登ることができました。

 ・1/1の奥穂高岳からの下山は一部トレースが消えてましたが岩稜帯を辿って問題なく下れました。
 (登るときに要所要所で目印の旗竿を刺していってたので心の余裕もありました。)

 ・1/2の2400mからの下山は朝までの15〜30cm程度の降雪でトレースが無くなっていてルーファイしながらの下山になりました。
 (ログデータを見るとわかると思いますが、1箇所間違って沢の方へ下ってしまいすぐに間違いと気付きましたが、短い距離でもフカフカの雪で腰近くのラッセルの登り返しは疲れました。。)
 
 ▶白出沢〜新穂高登山指導センター
 ・トレースばっちりで快適な高速道路。
その他周辺情報 下山後のお風呂は『中崎山荘 奥飛騨の湯』
https://www.okuhida.or.jp/roten_catalog/detail?id=3311

下山後のご飯は『すし玉 富山掛尾店』
http://www.sushitama.com/index.html
新穂高温泉無料駐車場を出発
2018年12月31日 09:52撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
2
12/31 9:52
新穂高温泉無料駐車場を出発
新穂高登山指導センターを通過。
(登山計画書は事前にメールで提出済。)
2018年12月31日 10:00撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
1
12/31 10:00
新穂高登山指導センターを通過。
(登山計画書は事前にメールで提出済。)
白出沢を通過。
奥に見えるのはジャンダルム!
2018年12月31日 12:22撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
6
12/31 12:22
白出沢を通過。
奥に見えるのはジャンダルム!
白出沢を通過するとすぐに涸沢岳西尾根取付。
(取付きの目印は巨木の『トウヒ』の木板)
2018年12月31日 12:36撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
1
12/31 12:36
白出沢を通過するとすぐに涸沢岳西尾根取付。
(取付きの目印は巨木の『トウヒ』の木板)
2400mテン場適地に到着。
テントは3幕+少し上に1幕の計4幕ありました。(彼らは翌日下山していきました。)
私たちもテント張って水作り→夕飯→睡眠。
(私たちの後に2幕追加でこの日は計7幕。)
2018年12月31日 16:44撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
4
12/31 16:44
2400mテン場適地に到着。
テントは3幕+少し上に1幕の計4幕ありました。(彼らは翌日下山していきました。)
私たちもテント張って水作り→夕飯→睡眠。
(私たちの後に2幕追加でこの日は計7幕。)
1/1
もうすぐ夜明け
7
1/1
もうすぐ夜明け
笠ヶ岳をバックに登るTさん
2019年01月01日 06:53撮影 by  iPhone 7, Apple
13
1/1 6:53
笠ヶ岳をバックに登るTさん
涸沢岳、奥穂高岳、ジャンダルム
2019年01月01日 07:18撮影 by  iPhone 7, Apple
7
1/1 7:18
涸沢岳、奥穂高岳、ジャンダルム
初日の出に照らされる笠ヶ岳
2019年01月01日 07:19撮影 by  iPhone 7, Apple
8
1/1 7:19
初日の出に照らされる笠ヶ岳
蒲田富士を歩くTさん
2019年01月01日 07:29撮影 by  iPhone 7, Apple
8
1/1 7:29
蒲田富士を歩くTさん
F沢のコルで休憩中のTさん
2019年01月01日 07:37撮影 by  iPhone 7, Apple
4
1/1 7:37
F沢のコルで休憩中のTさん
F沢のコルから雪壁を登る。
(下山時は降雪でこのトレースが消失していてルートが良くわからず、写真左に見える岩稜帯を辿ってF沢のコルまで下ってました。)
2019年01月01日 08:12撮影 by  iPhone 7, Apple
6
1/1 8:12
F沢のコルから雪壁を登る。
(下山時は降雪でこのトレースが消失していてルートが良くわからず、写真左に見える岩稜帯を辿ってF沢のコルまで下ってました。)
南岳と北穂高岳・・・Iくん、クラック尾根は厳しそうだよ。そして寒そう!!
2019年01月01日 08:55撮影 by  iPhone 7, Apple
9
1/1 8:55
南岳と北穂高岳・・・Iくん、クラック尾根は厳しそうだよ。そして寒そう!!
涸沢岳に到着!
暴風は写真には写らない・・・
2019年01月01日 09:29撮影 by  iPhone 7, Apple
8
1/1 9:29
涸沢岳に到着!
暴風は写真には写らない・・・
穂高岳山荘に到着
4
穂高岳山荘に到着
鎖場&ハシゴ場は雪壁になっていると思ったのに夏道使えた。
2019年01月01日 09:44撮影 by  iPhone 7, Apple
3
1/1 9:44
鎖場&ハシゴ場は雪壁になっていると思ったのに夏道使えた。
奥穂高岳に到着!!
2019年元日の登頂者は私たち2人だけかな・・・
(他ルートからの登頂者がいれば別だが、少なくとも蒲田富士からの登頂者は私たち2人だけ。)
2019年01月01日 10:55撮影 by  iPhone 7, Apple
9
1/1 10:55
奥穂高岳に到着!!
2019年元日の登頂者は私たち2人だけかな・・・
(他ルートからの登頂者がいれば別だが、少なくとも蒲田富士からの登頂者は私たち2人だけ。)
下山時は降雪のためトレースは消失してました。
2019年01月01日 13:32撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
2
1/1 13:32
下山時は降雪のためトレースは消失してました。
テントに戻ってきました。
この後、昼寝→夕食→睡眠。
2019年01月01日 14:00撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
4
1/1 14:00
テントに戻ってきました。
この後、昼寝→夕食→睡眠。
1/2
2400mテン場適地から下山します。
2019年01月02日 07:20撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
2
1/2 7:20
1/2
2400mテン場適地から下山します。
涸沢岳西尾根取付まで下山
2019年01月02日 09:38撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
2
1/2 9:38
涸沢岳西尾根取付まで下山
白出沢を通過
2019年01月02日 09:40撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
2
1/2 9:40
白出沢を通過
新穂高温泉登山指導センターで下山届を提出し下山完了
2019年01月02日 11:23撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
3
1/2 11:23
新穂高温泉登山指導センターで下山届を提出し下山完了
新穂高温泉無料駐車場・・・12/31にはたくさんあった車が1/2には数台程度になってました。
2019年01月02日 11:37撮影 by  PENTAX WG-3, PENTAX RICOH IMAGING
2
1/2 11:37
新穂高温泉無料駐車場・・・12/31にはたくさんあった車が1/2には数台程度になってました。

装備

個人装備
雪山登山装備×1式 テン泊装備×1式
共同装備
40mロープ×1 土のう袋×2 ファーストエイドキッド1式 ビバークセット1式(ツエルト×1・ ガスヘッド×1・ ガス×1) 2〜3用テント×1 竹ペグ1式 たわし×1 水作り用雪入れ袋×2 ジョウゴ&フィルター×1 目印用の旗竿×10

感想

今年の年末年始山行は山岳会のツヨツヨメンバーTさんと奥穂高岳に行くことにしました。
予報では年末寒波は12/30までとのこと。。どうせなら元日に山頂アタックしようと考えて12/31から山に入ることにしたので天気予報はサッと見て計画通りに行くことにしました。
来季予定の冬期西穂〜奥穂、いつかの冬期北鎌へと繋げるための今回の冬期奥穂高岳登山。
Climbing‼


ヾ響

・思っていたよりも雪が無くルートも厳しく感じませんでした。
 
・今回の登山スピード、風邪をひいて息が苦しいツヨツヨTさんと並の体力しかない私とでちょうどいい感じに釣り合ってました(笑)

・1/1、初日の出は見れませんでしたが夜明け前の良い景色は拝めました♫
 その後予報より早めに天気は崩れ奥穂の山頂までの道のりは風速20mぐらい暴風雪の中を歩きました。ただ幸いなことに年末年始で人が多く入っていてトレースがあり迷うことなく歩けました。またラッセルが無かったのはありがたかったです。(先行者の皆さま、ラッセルありがとうございました。)

・1/1に奥穂高岳の山頂に登頂したのは私たち2人だけでした。
 (他ルートからの登頂者がいれば別ですが、少なくとも蒲田富士からの登頂者は私たち2人だけでした。)

・1/2の2400m地点からの下山は楽勝かと思いきや前日から15〜30cmの降雪でトレースが消えていてルーファイしながらの下りとなりました。
 (ログデータを見るとわかると思いますが、1箇所間違って沢の方へ下ってしまいすぐに間違いと気付きましたが、短い距離でもフカフカの雪で腰近くのラッセルの登り返しは疲れました。。)

・今回の荷物は30kg弱。アタック時で10kg程度。
 重い荷物を背負ってもサクサク登れるようにパワーアップしないと冬期縦走は厳しいなーと思った山行でした。

・下山後は温泉に入った後に富山市のすし玉に直行!!
 個人的な好みですがいわしが美味しかったです♫


反省
 
・下山時、トレースが無く下山道に確信が持てないときはサクサク下らない。
 (尾根分岐では立ち止まって確認。また沢筋には下らない。)

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訪問者数:1701人

コメント

そっちに!
いってたんですね‼南に行くのかと思ってましたが、レコが上がらないので、まさかの風邪引きtさんと!日頃の不摂生😄おつかれさまでした‼️
2019/1/4 20:42
Re: そっちに!
ninesさん、あけましておめでとうございます。

南ですか?どこを想像してました??バットレスとか?(笑)
私もTさんも雪稜好きなのでステップアップに今回は奥穂にしてみました。
風邪で鼻水&喉が痛くて息ができない。と言ってましたがなんだかんだで登頂してしまうTさんはツヨツヨだと思いましたー
2019/1/5 9:58
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
槍ヶ岳/飛騨沢ルート/新穂高温泉起点槍平経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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