ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1699853
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

バケモノからユウレイ(上川乗〜入沢山南尾根〜浅間尾根〜笹野)

2019年01月08日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:41
距離
8.7km
登り
754m
下り
843m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:07
休憩
0:33
合計
4:40
距離 8.7km 登り 754m 下り 856m
9:49
56
10:45
24
703m点
11:09
11:13
26
793m点
11:39
11:40
14
11:54
12:13
14
12:27
6
12:33
7
12:40
12:48
7
12:55
22
13:17
42
13:59
14:00
29
14:29
ゴール地点(笹野バス停)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:武蔵五日市駅から数馬行きバスで上川乗バス停下車。
帰り:笹野バス停から武蔵五日市駅へ。
コース状況/
危険箇所等
(入沢山南尾根)
バリエーションルート。取付きがやや分かりづらい。
最初に尾根が合流する640m圏までザレ土の急斜面で草木を掴み、またストックも使いズリ滑らないように攀じ登る。命に係わる危険は感じないものの慎重さは必要。640m圏以降からは赤テープなども現れてそれなりに歩く人も居ることを感じる。

(浅間尾根)
どこからどこまでが浅間尾根なのか知らないが、浅間嶺〜松生山間は展望も良く快適なピクニックコースといえそう。松生山からは林の中。でも歩き易い。

(払沢の峰〜笹野)
払沢の峰の少し先から東へ左折してバリエーションルートに。
770m圏のコブからの進路は立木のテープに書かれたバケモノ山への指示に従って右折。急降下も荒れた感じになってくると眼下に工事現場が現れ、重機の音が耳に入ってきた。何かの造成工事中で尾根が無残な姿に。経由するバケモノ山(604m点)は削り取られ台地状に変わっていた。もはやバケモノは消えてなくなりユウレイとなっていた。
工事現場を越してしばらく北東に進んだあと進路を南に変える辺りから再び急降下。赤い鳥居の傍を過ぎて道成りに進んだら笹野バス停に近い民家の庭先みたいなところに飛び出た。

**** 後でネットで調べたところ、工事は林道造成ではなく、採石場の拡張工事で、立入禁止になっている?由。****
上川乗バス停から林道に少し入ったところから振り返る。
2019年01月08日 09:49撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 9:49
上川乗バス停から林道に少し入ったところから振り返る。
この辺りから尾根に取りつけるだろう。右に上がる。
2019年01月08日 09:49撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 9:49
この辺りから尾根に取りつけるだろう。右に上がる。
尾根の取付点。
2019年01月08日 09:51撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 9:51
尾根の取付点。
微かな踏み跡に入るとより踏み跡がはっきりしてきた。
2019年01月08日 09:51撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
1/8 9:51
微かな踏み跡に入るとより踏み跡がはっきりしてきた。
640m圏で最初の尾根合流し、勾配緩む。赤テープもある。
2019年01月08日 10:32撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 10:32
640m圏で最初の尾根合流し、勾配緩む。赤テープもある。
赤テープ散見
2019年01月08日 10:35撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
1/8 10:35
赤テープ散見
703m独標の山名標
2019年01月08日 10:44撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 10:44
703m独標の山名標
同 遠景
2019年01月08日 10:45撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 10:45
同 遠景
793m独標の山名標
2019年01月08日 11:09撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:09
793m独標の山名標
870m圏の尾根分岐付近。南東に下る尾根の分岐の目印の赤テープが立木に見える。
2019年01月08日 11:30撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:30
870m圏の尾根分岐付近。南東に下る尾根の分岐の目印の赤テープが立木に見える。
同 アップで。
2019年01月08日 11:30撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:30
同 アップで。
浅間尾根はまじか。こんな看板が現れた。
2019年01月08日 11:32撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:32
浅間尾根はまじか。こんな看板が現れた。
尾根に出たところの立木に入沢山の山名標。
2019年01月08日 11:38撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:38
尾根に出たところの立木に入沢山の山名標。
尾根道は快適の様相。
2019年01月08日 11:39撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:39
尾根道は快適の様相。
2019年01月08日 11:39撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:39
時坂峠の分岐点に立つ道標
2019年01月08日 11:46撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
1/8 11:46
時坂峠の分岐点に立つ道標
浅間嶺展望台
2019年01月08日 11:54撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:54
浅間嶺展望台
2019年01月08日 11:54撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:54
展望台から大岳山方面の眺め
2019年01月08日 11:55撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 11:55
展望台から大岳山方面の眺め
松生山遠景
2019年01月08日 12:39撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 12:39
松生山遠景
2019年01月08日 12:39撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 12:39
松生山山名標
2019年01月08日 12:40撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 12:40
松生山山名標
富士山。逆光ですっきり見えず。
2019年01月08日 12:47撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 12:47
富士山。逆光ですっきり見えず。
根の部分は一つなのに上は5本。
2019年01月08日 12:57撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 12:57
根の部分は一つなのに上は5本。
同 根の部分。
2019年01月08日 12:57撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 12:57
同 根の部分。
近くに同じような根一つに立木数本。もともと隣接していた立木の根っこの方がくっついたのだろう。
2019年01月08日 12:58撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 12:58
近くに同じような根一つに立木数本。もともと隣接していた立木の根っこの方がくっついたのだろう。
払沢の峰に立つ道標。
2019年01月08日 13:17撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:17
払沢の峰に立つ道標。
この微かなコブの地点から進路をほぼ直角に左折(ほぼ東)する。
2019年01月08日 13:23撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:23
この微かなコブの地点から進路をほぼ直角に左折(ほぼ東)する。
バケモノ山へ至る尾根に入ってすぐに分岐点の方を振り返る。
2019年01月08日 13:25撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:25
バケモノ山へ至る尾根に入ってすぐに分岐点の方を振り返る。
立木の赤テープに書かれている文字はバケモノだけは読める。
2019年01月08日 13:36撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:36
立木の赤テープに書かれている文字はバケモノだけは読める。
次に現れた似たような赤テープ。これにはバケモノ山への方角が示されているとはっきりわかる。
2019年01月08日 13:40撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:40
次に現れた似たような赤テープ。これにはバケモノ山への方角が示されているとはっきりわかる。
10分ほど急降下すると前方に工事現場が現れた。
2019年01月08日 13:50撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:50
10分ほど急降下すると前方に工事現場が現れた。
この辺の立木は無残にも伐採されてしまっている。
2019年01月08日 13:53撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:53
この辺の立木は無残にも伐採されてしまっている。
禿山のようになった造成地の先の土色の台地状の地点がバケモノ山だったところと思われる。
2019年01月08日 13:55撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1
1/8 13:55
禿山のようになった造成地の先の土色の台地状の地点がバケモノ山だったところと思われる。
振り返って下りてきた付近を見る。
2019年01月08日 13:55撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:55
振り返って下りてきた付近を見る。
稼働中の重機が見える。
2019年01月08日 13:56撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:56
稼働中の重機が見える。
この造成工事の一帯は4,5年後にはどんな風になっているだろう。
2019年01月08日 13:56撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:56
この造成工事の一帯は4,5年後にはどんな風になっているだろう。
削り取られたバケモノ山の地点。GPSでバケモノ山の位置を示していた。もはや、バケモノ(山)はなくなった。
2019年01月08日 13:59撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:59
削り取られたバケモノ山の地点。GPSでバケモノ山の位置を示していた。もはや、バケモノ(山)はなくなった。
バケモノ台地から再び歩いてきた方を振り返る。
2019年01月08日 13:59撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 13:59
バケモノ台地から再び歩いてきた方を振り返る。
続きの尾根道へ。
2019年01月08日 14:03撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 14:03
続きの尾根道へ。
同 しばし山道は荒れている。
2019年01月08日 14:03撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 14:03
同 しばし山道は荒れている。
鳥居が現れた。笹尾バス停は近い。
2019年01月08日 14:21撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 14:21
鳥居が現れた。笹尾バス停は近い。
下に笹尾集落が見える。
2019年01月08日 14:24撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 14:24
下に笹尾集落が見える。
踏み跡を道成りに下る。
2019年01月08日 14:24撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 14:24
踏み跡を道成りに下る。
人家の脇の路地を通る。
2019年01月08日 14:26撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 14:26
人家の脇の路地を通る。
この家の間の路地から出てきた。
2019年01月08日 14:26撮影 by  Canon IXY 630, Canon
1/8 14:26
この家の間の路地から出てきた。
撮影機器:

感想

■浅間尾根のうち浅間嶺から東はまだ歩いていなかったので歩いてみることにした。当初は山と高原地図で破線(準登山道)扱いになっているコースを歩くつもりでいたがapoidake氏の4年弱前のヤマレコをみて、バケモノ山という面白い名の山を見たくて、払沢の峰から先は笹平でなく笹野に下山することにした。

■上川乗バス停から浅間嶺までの一般登山道は歩いたことがあるので新たなルートはないかと地形図で物色したところ1本東隣の尾根が登れそうだと判断した。記録は見つけていないが取付き点は見つけられるだろう。それさえうまくいけばあとは問題ないだろうと臨んだ。上川乗バス停のすぐ傍の沢の左岸側の道路を僅かに進んだところで取り付けそうな地点があった。傍まで行ってみたら笹が密生して突破できそうになかったが周りを良く探して微かな踏み跡を見つけた。

■入沢山南尾根(?)は取付きから北に向かって急斜面を攀じ登る。踏み跡はあるようなないようなザレた土と時に枯葉もあったりで足場が頼りない。立木、木の根、小岩を掴みながらまたストックも使い40分ほど頑張った。この間の急斜面ではヒヤヒヤするほどの危険度はないにしても滑り落ちないように慎重に行動した。640m圏辺りで尾根が合流する辺りで勾配が緩み一息ついた。以降は気が楽になった。
こんなところは殆ど誰も歩かないのではと思ったが、尾根合流後は適当にテープ類は見かけた。

■ 縦走路に出たところは入沢山で展望が一気に開けた。そこから一旦浅間嶺展望台迄往復したが、展望台はベンチもあり眺めが良い。浅間嶺から松生山の区間は展望の尾根で、青空の下の歩きは誠に気持ちが良い。しかし、夏の炎天下や、風雨、霙など天気が悪い時にはつらいかも。松生山から先は疎林の中を歩くようになる。

■払沢の峰を少し過ぎたコブのところから左へ直角に(ほぼ東へ)進路を変えて笹野へ向かう。例のバケモノ山なるところはなんと山は削り取られて台地上になっていた。もはやバケモノ山は消滅しバケモノからユーレイになった。

帰宅後、あの工事はなんなのか調べてみたらなんと所有者による採石場拡張だと知った。しかも、立入禁止の由。今後一帯が採石場に化してしまったら歩くにも歩けない幻のルートとなる。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1383人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
バケモノ山から浅間嶺まで
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら