バケモノからユウレイ(上川乗〜入沢山南尾根〜浅間尾根〜笹野)
- GPS
- 04:41
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 754m
- 下り
- 843m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:笹野バス停から武蔵五日市駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(入沢山南尾根) バリエーションルート。取付きがやや分かりづらい。 最初に尾根が合流する640m圏までザレ土の急斜面で草木を掴み、またストックも使いズリ滑らないように攀じ登る。命に係わる危険は感じないものの慎重さは必要。640m圏以降からは赤テープなども現れてそれなりに歩く人も居ることを感じる。 (浅間尾根) どこからどこまでが浅間尾根なのか知らないが、浅間嶺〜松生山間は展望も良く快適なピクニックコースといえそう。松生山からは林の中。でも歩き易い。 (払沢の峰〜笹野) 払沢の峰の少し先から東へ左折してバリエーションルートに。 770m圏のコブからの進路は立木のテープに書かれたバケモノ山への指示に従って右折。急降下も荒れた感じになってくると眼下に工事現場が現れ、重機の音が耳に入ってきた。何かの造成工事中で尾根が無残な姿に。経由するバケモノ山(604m点)は削り取られ台地状に変わっていた。もはやバケモノは消えてなくなりユウレイとなっていた。 工事現場を越してしばらく北東に進んだあと進路を南に変える辺りから再び急降下。赤い鳥居の傍を過ぎて道成りに進んだら笹野バス停に近い民家の庭先みたいなところに飛び出た。 **** 後でネットで調べたところ、工事は林道造成ではなく、採石場の拡張工事で、立入禁止になっている?由。**** |
写真
感想
■浅間尾根のうち浅間嶺から東はまだ歩いていなかったので歩いてみることにした。当初は山と高原地図で破線(準登山道)扱いになっているコースを歩くつもりでいたがapoidake氏の4年弱前のヤマレコをみて、バケモノ山という面白い名の山を見たくて、払沢の峰から先は笹平でなく笹野に下山することにした。
■上川乗バス停から浅間嶺までの一般登山道は歩いたことがあるので新たなルートはないかと地形図で物色したところ1本東隣の尾根が登れそうだと判断した。記録は見つけていないが取付き点は見つけられるだろう。それさえうまくいけばあとは問題ないだろうと臨んだ。上川乗バス停のすぐ傍の沢の左岸側の道路を僅かに進んだところで取り付けそうな地点があった。傍まで行ってみたら笹が密生して突破できそうになかったが周りを良く探して微かな踏み跡を見つけた。
■入沢山南尾根(?)は取付きから北に向かって急斜面を攀じ登る。踏み跡はあるようなないようなザレた土と時に枯葉もあったりで足場が頼りない。立木、木の根、小岩を掴みながらまたストックも使い40分ほど頑張った。この間の急斜面ではヒヤヒヤするほどの危険度はないにしても滑り落ちないように慎重に行動した。640m圏辺りで尾根が合流する辺りで勾配が緩み一息ついた。以降は気が楽になった。
こんなところは殆ど誰も歩かないのではと思ったが、尾根合流後は適当にテープ類は見かけた。
■ 縦走路に出たところは入沢山で展望が一気に開けた。そこから一旦浅間嶺展望台迄往復したが、展望台はベンチもあり眺めが良い。浅間嶺から松生山の区間は展望の尾根で、青空の下の歩きは誠に気持ちが良い。しかし、夏の炎天下や、風雨、霙など天気が悪い時にはつらいかも。松生山から先は疎林の中を歩くようになる。
■払沢の峰を少し過ぎたコブのところから左へ直角に(ほぼ東へ)進路を変えて笹野へ向かう。例のバケモノ山なるところはなんと山は削り取られて台地上になっていた。もはやバケモノ山は消滅しバケモノからユーレイになった。
帰宅後、あの工事はなんなのか調べてみたらなんと所有者による採石場拡張だと知った。しかも、立入禁止の由。今後一帯が採石場に化してしまったら歩くにも歩けない幻のルートとなる。
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