記録ID: 1709954
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
日程 | 2007年10月06日(土) [日帰り] |
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メンバー |
![]() |
天候 | 晴れ |
アクセス |
利用交通機関
山岳温泉旅館白雲荘に前泊し駐車場利用
バス、
車・バイク
経路を調べる(Google Transit)
|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 良く整備されています。八本場のコル以降で修復中のところあり。 |
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過去天気図(気象庁) |
2007年10月の天気図 |
写真
撮影機材:
感想/記録
by ひじり
T工大の学生を連れての会社の山岳部の山行で北岳と間ノ岳に登りました。自身は初めてでしたが経験者のリードの下、八本歯のコル経由のルートを選択しました。事前に聞いていた通り、八本歯のコル前後は木製の階段の連続で行き帰り共に慎重さを要求されましたが、皆無事通過することが出来ました。両山の山頂からの展望は天候に恵まれ抜群でした。メンバーのうち、私を含む2名のみテント泊としましたが、この時期の3千メートルでの幕営に対して冬用のシェラフを準備していなかったため、寒さでよく眠ることができませんでした。
以下は学生さん執筆の山行報告の抜粋です。
8月6日午前 5時過ぎ、ものすごい人でバス 5台に分乗し、登山出発点である広河原へ向かう。 広河原に到着し,バスを降りると,いよいよ北岳の頂に向けて気合いが入る。ところが歩きはじめたところでT先生がこれから目指す北岳の頂上を指さした。僕は思った。果てしなく遠い,果てしなく高い。そんなこんなでテンションもやや下がったが,とにかくメンバーは山を登り始めた。 1 時間半ほどひたすら歩き続けると,綺麗な沢が流れる開けたところにでた。前方には北岳の頂上が見られ,さっきよりは近づいたのではないかと感じられた。でもまだ果てしない。一同は,とりあえずここら辺で小休憩をとることになった。沢の水を口に入れてみると冷たくておいしかった。つかの間の休憩も終わり,再び歩き始めた。幸いなことに天気はなかなかの快晴で,ただ日が昇ってくると暑く,初めは着込んでいた服もこのころにはもう Tシャツ 1枚となっていた。沢に沿って山頂を常に見ながら登っていった。少しずつ山が近くなっていくのが感じられた。 しばらく歩いたところで,昼食は早めの10時にとった。大自然の中での食事は、普段とはひと味違う味がした。昼食後再び歩みを進めたが,天気が次第に悪くなり辺りは霧に包まれ始めた。そしてこのあたりから、登りは急になり,足場は更に険しいものへとなっていった。更に,進むにつれ周囲の緑は姿を消し、ごつごつとした岩山へと様相が変わっていった。しかし,念願の頂上はもうだいぶ近くに見えてきた。 13時25分,北岳分岐に到着した時には、寒さも増し、空からは雪がちらつきはじめた。一旦分岐点に荷物を下ろし、目前にある頂上を目ざし身一つで向かった。急勾配の登りを進むこと十数分、私たちは念願の頂上に到着した。頂上に着く頃には,さきほどの雪は止み,天気が回復していた。頂上から見る景色はこれまでの疲れを一気に吹き飛ばすような素晴らしいものだった。雲の合間から時折富士山が見られたりもした。メンバーは思い思いの時間を過ごした。山頂での時間を満喫したメンバーは、下山の準備を始めた。北岳分岐に戻り、そこから山荘へと向かった。 14時,山荘に到着。ここからは富士山が綺麗に見ることができた。山荘に到着したメンバーは普段見上げる富士山を眼下に見ながらビールで乾杯をした。山荘にて夕食を済ませた後は、明日のため就寝した。S社山岳部のEさん、Kさんはテントを張り自炊となった。翌日、起床は5時。空はまだ暗いが日の昇る方向だけはうっすら明るくなり始めていた。皆で外に出て空を眺めていると,徐々に空がオレンジ色になりはじめ日が昇ってきた。メンバーは朝日と一面の雲から突き出る富士山を感動しながら拝んだ。 午前6時,日の出に満足したメンバーは,間ノ岳に向かって歩き始めた。昨日に比べて 平坦な道が続いたが,昨日の疲れもありなかなか辛かった。1 時間ほど歩いて,間ノ岳の山頂に到着した。ここからも富士山が目の前に見られた。メンバーはここでゆっくりと時間を過ごした。30 分ほど経ってから北岳山荘に折り返し始めた。北岳山荘を常に見下ろしながら徐々に山を下っていった。北岳山荘に到着すると,ここでみんなが持ってきたラーメンと餅を作って食べた。富士山を 見下ろしながら食べるチキンラーメンは最高だった。 10 時,広河原に向けてメンバーは下山を始めた。最初は順調に下っていったが,距離が進んでいくとだんだん足へ負担が溜まっていった。途中途中休みをとって体を休憩させながら広河原へ向かった。 14時30分,広河原に到着。予定よりも 2時間ほど遅れた到着となった。皆さん、大変お疲れ様でした。
以下は学生さん執筆の山行報告の抜粋です。
8月6日午前 5時過ぎ、ものすごい人でバス 5台に分乗し、登山出発点である広河原へ向かう。 広河原に到着し,バスを降りると,いよいよ北岳の頂に向けて気合いが入る。ところが歩きはじめたところでT先生がこれから目指す北岳の頂上を指さした。僕は思った。果てしなく遠い,果てしなく高い。そんなこんなでテンションもやや下がったが,とにかくメンバーは山を登り始めた。 1 時間半ほどひたすら歩き続けると,綺麗な沢が流れる開けたところにでた。前方には北岳の頂上が見られ,さっきよりは近づいたのではないかと感じられた。でもまだ果てしない。一同は,とりあえずここら辺で小休憩をとることになった。沢の水を口に入れてみると冷たくておいしかった。つかの間の休憩も終わり,再び歩き始めた。幸いなことに天気はなかなかの快晴で,ただ日が昇ってくると暑く,初めは着込んでいた服もこのころにはもう Tシャツ 1枚となっていた。沢に沿って山頂を常に見ながら登っていった。少しずつ山が近くなっていくのが感じられた。 しばらく歩いたところで,昼食は早めの10時にとった。大自然の中での食事は、普段とはひと味違う味がした。昼食後再び歩みを進めたが,天気が次第に悪くなり辺りは霧に包まれ始めた。そしてこのあたりから、登りは急になり,足場は更に険しいものへとなっていった。更に,進むにつれ周囲の緑は姿を消し、ごつごつとした岩山へと様相が変わっていった。しかし,念願の頂上はもうだいぶ近くに見えてきた。 13時25分,北岳分岐に到着した時には、寒さも増し、空からは雪がちらつきはじめた。一旦分岐点に荷物を下ろし、目前にある頂上を目ざし身一つで向かった。急勾配の登りを進むこと十数分、私たちは念願の頂上に到着した。頂上に着く頃には,さきほどの雪は止み,天気が回復していた。頂上から見る景色はこれまでの疲れを一気に吹き飛ばすような素晴らしいものだった。雲の合間から時折富士山が見られたりもした。メンバーは思い思いの時間を過ごした。山頂での時間を満喫したメンバーは、下山の準備を始めた。北岳分岐に戻り、そこから山荘へと向かった。 14時,山荘に到着。ここからは富士山が綺麗に見ることができた。山荘に到着したメンバーは普段見上げる富士山を眼下に見ながらビールで乾杯をした。山荘にて夕食を済ませた後は、明日のため就寝した。S社山岳部のEさん、Kさんはテントを張り自炊となった。翌日、起床は5時。空はまだ暗いが日の昇る方向だけはうっすら明るくなり始めていた。皆で外に出て空を眺めていると,徐々に空がオレンジ色になりはじめ日が昇ってきた。メンバーは朝日と一面の雲から突き出る富士山を感動しながら拝んだ。 午前6時,日の出に満足したメンバーは,間ノ岳に向かって歩き始めた。昨日に比べて 平坦な道が続いたが,昨日の疲れもありなかなか辛かった。1 時間ほど歩いて,間ノ岳の山頂に到着した。ここからも富士山が目の前に見られた。メンバーはここでゆっくりと時間を過ごした。30 分ほど経ってから北岳山荘に折り返し始めた。北岳山荘を常に見下ろしながら徐々に山を下っていった。北岳山荘に到着すると,ここでみんなが持ってきたラーメンと餅を作って食べた。富士山を 見下ろしながら食べるチキンラーメンは最高だった。 10 時,広河原に向けてメンバーは下山を始めた。最初は順調に下っていったが,距離が進んでいくとだんだん足へ負担が溜まっていった。途中途中休みをとって体を休憩させながら広河原へ向かった。 14時30分,広河原に到着。予定よりも 2時間ほど遅れた到着となった。皆さん、大変お疲れ様でした。
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この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山/行った場所
- 北岳 (3193.2m)
- 間ノ岳 (3189.5m)
- 広河原インフォメーションセンター (1510m)
- 大樺沢二俣 (2240m)
- 北岳山荘 (2900m)
- 広河原山荘 (1520m)
- 八本歯のコル (2920m)
- 中白根山 (3055m)
- 吊尾根分岐 (3090m)
- トラバースルート分岐 (2980m)
- 白根御池分岐 (1660m)
- 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐 (3000m)
- 広河原・吊り橋分岐 (1529m)
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