大倉から丹沢三峰縦走して宮ヶ瀬まで
- GPS
- 07:12
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,945m
- 下り
- 1,911m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:04
天候 | 快晴 ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
堀山の家付近から雪があるが、大倉から塔ノ岳経由の丹沢山までは雪が既に踏まれていて歩行の支障はなかった。今後融雪と凍結を繰り返すと、早朝の通過は要注意と思う。丹沢山から丹沢三峰経由して宮ヶ瀬までは、塔ノ岳付近とは異なり登山者少なく、降雪直後などはラッセルの可能性高し。この日見掛けた登山者は登り下り合わせて10名程度。宮ヶ瀬からのバスは本数少ないので事前に確認を。滑り止めはチェーンスパイク持参するも使用せず。 |
写真
感想
好天予報が出ていて是非山スキーに出かけたいところだが、クルマが不調のため入庫中。代車を借りてまで行く気はないので、大人しく家でじっとしているか、電車でいけるところを選ぶかだが、後者を選択して降雪直後の丹沢を訪問した。
6:45新宿発の電車は空いていて座ることができた。ザックを持った同業者多数。渋沢までしばらくかかるので寝て行く気でいたが、車内がえらく寒かったのと、隣に座った酔っぱらいのサラリーマンが寄りかかってきて鬱陶しくそれどころではなかった。結局寝れずに下車してバスに乗り換える。バスはほぼ満員、座れず立つ人も。バスは定刻に到着。外はかなり寒い。前のバスで到着した人達がすでに準備中だった。こちらも適当なベンチに陣取って朝食と準備をする。寒くて座ってのんびり食べはいられなかった。7:35出発。寒いのでペースを上げて体を温める作戦。大倉から塔ノ岳は一度歩いているので見覚えのあるところが多い。登山者は大変多いが、道が広いので各々のペースで歩ける。以前の訪問時は最初の1時間で標高差を600メートル以上稼いだのを覚えていて、今回もそれを目指す。そして、足攣りなどなく無事達成。少し自己満足する。歩き始めは寒くて仕方なかったが、ペースよく歩いてきたのと、快晴無風の状態のため、1時間もすると暑くて仕方なくなる。日差しを樹木で遮られるが、それでも時折の木漏れ日でも暑く感じる。出発後1時間強で最初の休憩。暑かったが止まると寒い。最初の休憩後に急傾斜が始まる。休んで一度冷めた体に再度火が入る感じ。自分のペースで歩きたいので、どんどん登山者を追い抜いていく。雪は小屋付近から出始めていたが、それが塔ノ岳直下付近に近づくとさらに増える。そして塔ノ岳直下付近は直射日光が当たり暑くて仕方なくなる。ここにきてついにアンダーシャツ一枚で歩き始める。2月にシャツ一枚で歩こうとは思わなんだ。出発から2時間強で塔ノ岳に到着。大量の登山者を想像したがまだ時間が少し早いせいか、大人しめの人出だった。広い山頂で座って休むが、さすがに風が冷たくて寒いので、途中で暑くて脱いだフリースを着て暖をとる。まだ寒かったが長居はしないのでそれ以外はザックから取り出さず。最低限の休憩で先に進む。大倉からのコースは塔ノ岳までが大混雑状態で、それ以降は人が減るイメージがあったが、今回もそのとおりだった。雪を踏みしめて丹沢山を目指す。以前の訪問時は霜が溶けてドロドロだった記憶があるが、今回は雪ゆえ泥の心配はない。冠雪した富士山がきれい。登り基調の登山道をこなして無事丹沢山に到着。写真数枚撮った後座って大休憩。ここで蛭ヶ岳方面と分岐になるのだが、道標や地図をロクに見ないで休憩後歩き始めてしまった。しばらくして道間違えに気付く。天気が良いし眺めも良いので、案の定蛭ヶ岳方面に進んでしまった。気付いてすぐ戻るが、雪のついた階段を登り返すハメに。体力的なダメージはないが、精神的にきつかった。25分ほどロスして丹沢山の山頂に再度至る。宮ヶ瀬11kmの道標があったのに完全に見落としていた。猛省。今度こそ正しい方角に進む。丹沢山までは、積雪はあったもののすでに踏まれていて高速道路状態だったが、この先はいきなり雪があまり踏まれていない。ラッセルとは言わないまでも、先行者は数名と思われた。それでもまだ降ったばかりの粉雪を蹴散らしながらの歩きは悪くなかった。が、歩けど歩けど同じような雰囲気で、しかも雪は所により深く、膝程度まで潜ることもあって、ペースががっくり落ちた。道間違えのロスもあったし、気分的にとてものろく歩いている感覚。丹沢三峰とは地図に書いてあるが、基本的には樹林帯歩きで展望はない。ピークがどこなのかもよく分からない。もっと眺めの良いところかと想像していたが、地図をよく見れば、標高的に展望があるとは到底思えなかった。展望はないが、雪のある登山道を進む。円山木の頭のピーク手間で先行者の一人とスライド。急傾斜の途中だった。円山木の頭はやはり樹林帯の中で特になにも見えないので、写真一枚で進む。雪は相変わらずで、もうこれは積雪期の山行に分類せざるを得ない状況だった。急傾斜地に氷がなかったので、持参したチェーンスパイクは出番はなかったが、中には付けて歩いている人も見られた。丹沢三峰コースは、登山者は少ないもののいるので、その中には登りで利用する人も見られた。途中ですれ違うことが何度かあり、この先もトレースがあることをありがたく思った。帰りはバスと電車のある時間に下山できれば良いのだが、バスが1時間に一本なので、微妙な時間に降りて寒い中待つのは避けたかった。当初13:51のバスを目指したが、宮ヶ瀬の分岐で残り11kmを見た時に諦めた。次の14:51がターゲットだが、途中にある道標の宮ヶ瀬までの距離表示は順調に減ってはいるものの、自分が思うほどは減らなくてはらはらした。標高が下がっても雪は消えず、それどころか日の当たらない斜面などにはたっぷり粉雪が残っていて、標高が本当に下がっているのか?とさえ思ってしまった。それでも標高が500メートルを下回るとさすがにしつこかった雪も消え、しばらくして登山口に到着。なんとかバスには間に合いそうだったが、バス停がどこかわからない。地図をよく見て方向を定めて歩き無事に10分前にバス停到着。本当は宮ヶ瀬の始発まで行きたかったが、余裕がないので最寄りのバス停で良しとした。途中雪がなければもう少し早かっただろうし楽だったろうが、時間には間に合ったのでよし。バス停で急いでスパッツを外しストックをたたみ、保温のジャケットを着て待つとバスが着て乗車。車内で持参したおしぼりで顔を拭くとしょっぱくなっていた。真冬の山行でこんなに汗をかいたのは初めてかもしれない。
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