南八ヶ岳縦走(阿弥陀岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳)


- GPS
- 09:48
- 距離
- 33.2km
- 登り
- 3,378m
- 下り
- 3,352m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 9:48
赤岳天望荘6:35-7:40横岳-8:45硫黄岳-9:55赤岳鉱泉10:25-11:25美濃戸-12:15美濃戸口
【コースタイム概要】
美濃戸口-(6:20)-阿弥陀岳-(2:15)-赤岳-(0:25)-赤岳天望荘-(2:10)-硫黄岳-(1:10)-赤岳鉱泉-(1:00)-美濃戸-(0:50)-美濃戸口
天候 | 快晴後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨年赤岳天望荘で会って以来何度かご一緒しているAさんと、今年も赤岳天望荘に行ってきました。
昨年2月は美濃戸口を起点に硫黄岳〜横岳〜赤岳〜阿弥陀岳と周回しましたが、今回はその逆コースです。
昨年は阿弥陀岳への登りで苦労したけれど、今年は下り。雪質もふかふかでアイゼンやピッケルが効きにくく、とても緊張しながら何とか下る事ができました。
一時的に強風が吹きましたが、青空が広がり展望も素晴らしく、とても楽しい山行でした。
【前日】
・Aさんと合流し、諏訪大社を観光。ちょうど2月1日は秋宮から春宮への遷座の日で貴重な神事に参列する事ができた。
・Aさんが「御湖鶴(ミコツル)」という、めったに手に入らないらしいおいしい日本酒を探していて、運よく手に入れる事ができた。後から知った話では、元々このお酒を造っていた会社はおととし倒産し、その後別の会社が引き継いで昨年末より再び販売が始まったばかりで入手はかなり難しいらしい。夜、飲むのが楽しみ。
・下諏訪の近くの毒沢鉱泉に行ってみる。800円。暖かいお湯と冷たい源泉に交互につかると体が芯から暖まり、とてもよかった。源泉を飲んでみると、名前の由来かとてもまずい。でも、とても体にいいらしい。
・美濃戸口の八ヶ岳山荘の仮眠室に宿泊。布団も暖かで寝心地がいい。食事、飲みには1階のテーブルを使わせてもらう。諏訪で買った日本酒はとてもおいしかった。1泊2000円。駐車料金は1日500円。
【1日目】美濃戸口〜阿弥陀岳〜赤岳〜赤岳天望荘
・朝4:30起床。1階に降りてみると人がたくさん。朝着のバスで来た人たちみたい。100円でお湯をもらい、魔法瓶につめる。
・6時出発。まだ暗い。しばらくは別荘地内の道路歩きが続く。
・別荘地を抜けると登山道になる。雪の深さは脛くらい。先行者のトレースがあり、ありがたく使わせてもらう。感謝。
・樹林内の道をえんえんと歩く。なぜか疲れるのが早く、休憩後もすぐに休みたくなる。体調不良の自覚がないので、なぜなのかは不明。無理はしない方がいいみたい。
・御小屋尾根に出ると、日が射しこんでくる。暖かで気持ちいい。
・尾根上をえんえんと登り、ようやく樹林から出る。ハイマツの上に雪がかぶっていて、時々踏み抜く。登りだったのでよかったが、これが下りだと、アイゼンがハイマツに引っ掛かって転びやすそう。
・鎖場や摩利支天のハシゴも出ていて、特に怖い思いをせず阿弥陀岳に到着。頂上からは絶景が広がる。八ヶ岳の頂上の中でも、ここからの眺めが一番好き。
・懸念していた阿弥陀岳から中岳方面への下り。雪質はやっぱりふわふわで、アイゼンやピッケルが効きにくい。雪が少なく岩が出ている箇所もあり、うまく岩を使いながら下る。Aさんも、かなり緊張しながらも安全に下る事ができた。
・中岳のコルに下りると、強風が吹き荒れている。Aさんからは、風が強いのでもう少し速く歩いて欲しいと頼まれるが、これから赤岳を乗越す事を考えると、スピードを上げるのは体力的に不安がある。ピッケルからダブルストックに変えて、無理ないスピードで進む。
・文三郎分岐を過ぎ、赤岳の南側に回り込み、風の弱い所で休憩。結構疲れている。
・赤岳の頂上からの展望を楽しみ、赤岳天望荘へと下る。
・赤岳天望荘への到着は16時前。夕食は17時半からで時間もたっぷりとあるので、早速飲み始める。単独行の時とは違って、Aさんとの山行では小屋で飲むのがとても楽しい。他の宿泊客とも楽しく話をすることができてとてもよかった。料金は1泊夕食のみで8500円。
【2日目】赤岳天望荘〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸口
・朝5:00起床。喫煙所に行ってみると外の風は強い。歩くのが怖いほどの風ではないが、真っ暗な中ヘッドランプ頼りに歩くのは避けたい。6:00出発予定を6:30発に変更する。
・歩き始めると間もなく日の出。風は相変わらず強いまま。
・横岳への縦走路は雪も少なくトレースもしっかりとしていて、特に難しい感じはなかった。
・横岳頂上からも絶景を楽しむ。
・横岳の下りやカニの横這いも、やっぱり雪が少ないため問題なし。
・台座の頭あたりはとても風が強かった。体を風上側に倒しながら歩くが、こんなに体を傾けて歩くのは、今までで初めて。
・硫黄岳頂上に到着。ここも風が強い。ちょっとだけ写真を撮ってすぐに下り始める。
・少し下ると風も弱まってきたので、赤岩の頭で少し休憩。
・樹林に入ると風もなくなり、かえって暑い感じがする。ショートカットの踏み跡もできているので、適当にショートカットしながら赤岳鉱泉を目指す。
・赤岳鉱泉ではアイスキャンディーフェスティバスがやっていた。アイスキャンディーに取りついている人も多い。見物しながらちょっと休憩。12:00からジャンケン大会もありプロトレックも当たるらしいが、今はまだ10時半。待つ気もせず、そのまま下り始める。
・下っていると空に雲が出始める。天気予報通り。やっぱりこれから崩れてくるみたい。
・12:15に美濃戸口に到着。天気が崩れる前に下山できた。駐車券でコーヒーを飲み、前夜に他の登山客から教わった温泉−米沢温泉塩壺の湯へ向かう。登山前に寄った毒沢温泉ほどではないけれど、ここもぬるめの湯と暖かい湯があって交互に入ると体がポカポカする。とても気持ちいい。サウナもあった。600円。
・茅野のバス停でAさんと別れ、帰路につく。途中、白樺湖あたりで何か降ってくる。雪かと思ったら雨だった。やっぱり暖かいみたい。
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