記録ID: 1728870
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積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
ホワイトアウトの唐松岳で雷鳥との出会い
2019年02月11日(月) ~
2019年02月12日(火)


体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:30
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 990m
- 下り
- 974m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:24
距離 10.1km
登り 990m
下り 999m
天候 | 吹雪き後ホワイトアウト |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方池山荘は1泊2食付で10500円。モンベル会員は500円引き。夕食バイキング。お風呂あり男女交代。建物内にトイレあり。夕食18時。朝食6時か7時。弁当へ変更可能。お湯、お茶は温かいのがいただけます。消灯21時。漫画や本充実。小屋オーナー気さくで山の情報を教えてくれます。バッチ、酒類など売店も充実。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【八方池山荘〜丸山】 基本尾根登りで途中に八方山三角点、八方池(冬は凍ってクレーター状になっている)大きなケルンが目印沢山にある。丸山にもケルンあり。途中、樹林帯があり風がしのげるが基本的に強風に曝されっぱなし。雪降っていると散弾銃。丸山前はかなりの急登。 【丸山〜唐松岳山頂】 丸山からはしばらく広い尾根を登るが2500m付近から尾根が細く際どいトラバースもあり。2600m付近からは風が猛烈(体感では2倍)になり尾根の雪も飛んで凍った地面が見えている。風による転倒や凍傷に注意。行きは唐松山荘には寄らず登頂。帰りはホワイトアウトのため道をロストし唐松山荘から帰ろうとしましたが通行止めの看板あり。GPS見ながら来た道を引き返しました。 ※帰り完全にホワイトアウト【2600m〜八方池山荘】 帰りは完全に視界が奪われ危険な状態でした。体力や凍傷のリスクはある程度降れたら問題ありませんでしたが雪庇踏み外しや降る尾根間違えのリスクが高いです。幸いGPSを見ながら来た道を引き返すことができましたが完全に見えていませんでした。メガネも凍り顔も凍りました。丸山付近の急登や樹林帯からのボーダー道。ケルン地帯の雪原ではGPSがなければヤバかったです。GPSもダウンしないように冬山はリチウム電池を使用しスペアも持っていくことで助かりました。 |
その他周辺情報 | 八方尾根温泉4か所あります。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
---|---|
備考 | ピッケルが冷たくて右手が凍傷気味。アウターがカッパでフードが浅く吹雪き地吹雪にやられた。メガネ・ゴーグルが凍り使い物にならなかった。GPSは必須(電池はリチウム) |
感想
家庭に重心を置く前に今まで心残りであった。以前、敗退した唐松岳に挑戦してきました。
泊登山が暫く行けないことと、遠方も行きにくくなるため中締めです。
当初はゆっくり八方へ行き泊り、朝早出発でスタートでしたが天気から1日目の方が登頂率が良いと判断し急遽、4時出発で八方へ向かいました。
3連休もあり先行者が多くコンディションは悪かったですが何とか行けた感じでした。
リベンジは達成しましたが2500mぐらいからの狭い尾根や暴風、帰りのホワイトアウトはやはり北アルプスは軽んじてはいけませんでした。GPSが無かったら遭難するレベルでした。晴れていれば行きやすく、絶景も味わえる八方尾根ですが、少し天気が悪いと別物です。しかし、雷鳥にも会え登頂と小屋ライフ、下山後の温泉、料理と堪能したものでした。
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最後の一時間ほどご一緒させて頂いたものです。山頂直下からのホワイトアウトで僕も中道をロストしました。gpsを見つつなんとか降りていました。眼鏡もゴーグルも凍って視界のないなかの行動で、まさにgps頼みでした。難所を超え、ホッとしているとき、途中、滑ってしまいまして、この際頼みのgpsを駄目にしてしまいました。どうしよっかなぁーと思って登り返している時に声をかけて頂き、助かりました。もし声をかけて頂けなかったらと思うとぞっとします。冬の北アルプスは少しの油断や判断ミスが命とりですね。本当に助かりました。この場を借りてお礼させて頂きます。
こちらこそ先行トレース有り難かったです。
私たちも登頂後はホワイトアウトでGPSだのみで右往左往していましたので、器量の良い方と無事下山できて助かりました。
自分達は八方池山荘泊でしたが、あの後、無事ゲレンデを降りられたのですね。
ゲレンデもホワイトアウトしてたと思います。長い道のりを流石です。
私たちも冬季北アルプスの恐怖を味わいました。
大寒波到来予報やのに、唐松岳なんかに良く登ったなあ
しかしラッセルの事を書いてない所を見ると、雪少ないのかな?
俺はもう少し気候が良くなったら行って来ます
トレース外れるとラッセルになります。
帰りはホワイトアウトでトレースどころではなかったのでラッセルしてますが膝下位です。
風も強かったのもあったので雪は飛ばされています。
晴れていれば難なく行けちゃいそうです。
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