烏帽子岳&三国岳(下山路見つからず“プレ遭難”!?)
- GPS
- 07:12
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,273m
- 下り
- 1,272m
コースタイム
天候 | 曇り・・でも展望はまずまずでした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
時山バンガロー村に広い駐車場がありますが、登山者が使えるかどうかは不明です |
コース状況/ 危険箇所等 |
鐘釣谷ルート入口に「遭難多数で危険」との警告看板があったので、時山バンガロー村を起点に烏帽子岳へとスタートしましたが、頂上までの半分以上が中電の鉄塔巡視路でした 各頂上付近はかなり積雪がありました(時節柄、腐りかけの状態でした) 烏帽子岳から三国岳へは山高地図の点線のバリ道で、残雪等で難度が上がっているのを警戒していましたが、雪は少なく尾根を辿っていけば問題はありませんでした(逆方向(三国岳⇒烏帽子岳)に歩く方が、ルーファイ等の難度が高いと思います・・実際、行きで県境尾根の”ヤヤこしそうな所は北の岐阜県側を巻く”というイメージができていたので、1ヶ所ルート誤りして引き返しました(ルート図にも表れています)) 三国岳894mピークが近づくと「迷マーク」となりますが、広い尾根のやや右めで雪渓を避けるのがルートです 三国岳三角点ピークから、登山口の時山方向へ下山するルートを見つけられず、周回予定をピストンに変更しました・・中途半端に雪が登山道を隠していてテープマーク等も殆どなく、このコンディションでルーファイしながら下るのは自分の山行力を超えていると感じました 鉄塔巡視路以外は、いわゆるマイナールート(ヤセ尾根や踏み跡程度、たまにヤブ状態)という感じでした *山行の3日後に、自分のGPSトラックとガイドブック等のコース解説とを照らし合わせてみましたので、「三国岳815m三角点ピークからの阿蘇谷ルートへの下りについて」追加報告いたします。 GPSにインストールされているTOPOの山高地図赤線ルートでは、三国岳815m三角点ピークから阿蘇谷ルートへ直接下っていますが、積雪期には下って下れないことは無く見えましたが、実際は非常に危険な滑りやすい急斜面でした(明らかにルートではないと思われます)・・テープが巻かれた植林帯が下方に見えたので(ヒヤヒヤしながらも)無理やり下ってしまいましたが、正しくは、815m三角点ピークへはピーク手前の鞍部からの往復で、ピークから鞍部へ戻ってから、三角点ピークを巻いて阿蘇谷ルートへと向かうのが正しいようです。 その先の、稜線から阿蘇谷への分岐点(今回阿蘇谷ルートから下山できなかった要因)等も含め、雪融け後に現場で検証したいと思います。 |
写真
感想
鈴鹿の中ではメジャーな藤原岳・御池岳や霊仙山にはさまれたエリアは、自分にとっては未踏の空白地帯ですが、ガイドブックにはバリ道も含まれる“鈴鹿通好みの山域”と紹介されています。
まだ鈴鹿は残雪の時期ではありますが、自分の山行力を試す意味もあって、平日にこのエリアの烏帽子岳と三国岳を登ることにしました。
結果はタイトルにある通りで、殆ど雪のなかった「点線の道」は特に問題なくて烏帽子岳・三国岳2山の登頂は果たせたのですが、中途半端に残雪があった三国岳三角点ピークからの下山路のルーファイができず、“U字ピストンバック”と相成りました。
今回、もしもう1つか2つミスや不運(誤ったルートを深追いして転倒・滑落したり、悪天候に見舞われる)が重なると、遭難騒ぎとなった恐れもあり、(これを“プレ遭難”と表現しました)いい経験ができました。
反省点は、「道標・テープマークが少ない」、「踏跡薄い」、「人がいない」、「残雪がルートを隠している」・・等の悪条件が予想される場合は、やはり無雪期に歩いた上で向かうべきだったということです。
逆に遭難を避ける上で良かった点は、「早出していて時間に余裕があった」、「運よく天気が崩れなかった」、「普段からなるべくロングコースを歩くようにしているので、下れなくなった時点での登り返しがさほど苦にならず、ピストンバックを速やかに決断できた」といった点でしょうか。
また、単独行であったということについては、もちろんこの山域に精通しているリーダーに同行していたら道迷いには至らずに済んだと思いますが、逆に、自分の判断やコンディションだけで行動できたのが深みにハマらずに済んだ要因でもあり、何ともいえない可能性があると思われます。
自分の山行力不足を露呈して、恥ずかしいようなレコとなりましたが、「こういうことが山では起きうる」という良い教訓になった山行でした。
残雪はあまりありませんでしたが、我々もおそらく遭難しかけたのだと思います。
阿蘇谷はひどい道で、雪解けのころは増水も重なったでしょうから、U字ピストンバックは正解です。
思い切った判断を見習いたいと思います。
こちらこそお久しぶりです
低山とはいえ鈴鹿のマイナーエリアは気が許せず、 銚子が口付近でも、遭難までは行きませんでしたが下山遅れを経験しました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-250972.html
それにしても、息子さんは立派な”隊長”として頼もしい限りですね
ご訪問ありがとうございました
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