【小出俣山〜阿能川岳】積雪期限定ルートで初めて見る谷川岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 1,491m
- 下り
- 1,480m
天候 | 小雪の舞うガスでスタート 小出俣山を降り始めたところから晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
川古温泉近くの小出俣山へ至る作業道前の駐車場に駐車。阿能川岳まで縦走し、チャリで駐車場まで戻る周回コース。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【川古温泉〜小出俣山】 入り口から千曲平までは作業道。初めは雪があったりなかったりだが次第に雪に道路は覆われてきたところでスノーシュー装着。そのまま阿能川岳の下の途中まで終始スノーシューで行動。うっすらあるトレースをたどる。 千曲平からの始めの急な登りはツリーホールでき始め、斜面の雪は結構溶けて笹や根が露出し始め歩きづらい。ツボ足なら踏み抜き多そう。大きな岩が出てきたところは右から岩に沿って巻きました。斜度が少しあるところでのトラバース。小出俣山までひたすら登り。小出俣山頂手前が少し急。コースからやや南の斜面に破断面あり、もうしばらくすると雪崩そうです。 【小出俣山〜阿能川岳】 小出俣山からは雪庇に注意しながら下る。ガスに包まれたため、なるべく樹林帯付近を歩く。阿能川岳へ至る稜線への降り口に迷うが、雪庇の発達がなさそうなところを見つけて、降りる。斜度はそれなりにあったので今後は雪崩も注意が必要そう。 あとは快適な稜線歩き。スノーシューが気持ちいい。俎グラなどの圧巻の景色。阿能川手前は登りで少しきつい。雪庇の稜線伝いに北へ行けば阿能川岳へ到着。 【阿能川岳〜仏岩ポケットパーク】 阿能川岳で谷川連峰の素晴らしい景色を堪能したら通ってきた道を少し戻り、南へ進路をとる。三岩山まではスノーシューで問題ないが、三岩山から天子山の間は際どい雪庇の通過や岩場、踏み抜き多数と難儀するためアイゼンに転換。岩場ポイントは場合によってはロープも推奨と聞きますがこの日はアイゼンで通過できました。木の根っこに掴まりながらの通過です。その後雪壁になるポイントはうっすらあったトレースを辿りましたが雪庇ギリギリのあたりについてたので少し怖かったです。その後は長い道のりに疲れ果てました。なべクウシ過ぎると雪も減ってきて地面が露出してるところ多数です。 小出俣山、阿能川岳両方とも登れる賞味期限近いかなという印象です。 |
その他周辺情報 | 鈴森の湯 谷川に来た時は必ずここに行きます。 |
写真
装備
個人装備 |
【上半身】<br />ハードシェル+薄手のソフトシェル+薄手のメリノウール長袖<br />【下半身】<br />タイツ+薄手のロングパンツ+レインウェア<br /><br />ほぼスノーシュー+ストックで行動
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感想
積雪期限定ルートの多い谷川界隈。3月になるとタカマタギ〜日白山や平標〜日白山かなとか谷川連峰の北側へどうしても行きたくなるのですが、今年こそは小出俣山〜阿能川岳の積雪期限定ルートだと心に決めていたルートなのです。
ただ不安定な要素ばかり。久しくガッツリ歩いていない体力面、前日から朝にかけての降雪、雪が少ないことや最近の暖かさによる雪庇の具合や崩壊具合と挙げればきりが無いのです。最大の不安は、ちゃんと晴れるのか!最近敗退やガスに包まれるなど満足行く山登りができていませんでした。
スタートは小雪降るガスの中。風も強くて暑くなるけどハードシェル着込んで行動。雪が消えてる作業道は次第に雪道になりスノーシュー装着。沈み込みに疲れずに進めました。千曲平からは登り。初めこそ雪が消え始めた斜面を登り、すぐに完全雪道となり標高を上げます。一箇所岩場を右側に巻くところが注意必要ですがそれ以外は小出俣山まで危険なところはありませんでした。風が強く寒い中、樹林帯を抜ける手前あたりでようやく晴れ間!歓喜します。目指す小出俣山、阿能川岳が見えてこれから行くルートをよく見ておきます。小出俣山までの最期の登りは南に破断面あり、今後雪崩そうです。小出俣〜阿能川岳までの雪庇の稜線は崩落はまだなさそうに見えますが、阿能川岳への稜線への入り口が急斜面に見えました。するとまたガスに包まれ、小出俣山ではホワイトアウト!
寒いので早々に山頂を後にして、肩から下降点を探してる間にガスがとれて晴れました。少し肩からの下降点が見つけづらく雪庇のないあたりの弱点からおられました。それでも斜度はあったので今後は雪崩あるかもしれません。その後は俎ぐらや川棚ノ頭を見ながら雪庇の稜線ハイクになる予定でしたがそちらはガスがとれず。ここの稜線だけまた歩きたいと思えるようないいルートでした。
阿能川岳までの最後の登りが少し疲れますがまもなく阿能川岳へ。山頂からはエビス大黒ノ頭や仙ノ倉山が見えると思うのですが中々晴れず。景色待ちしているともう14時。阿能川岳のピストンの人のトレース期待してたけど、誰も登ってませんでしたのでノートレース。三岩山まではスノーシューで快適でしたが、天子山までの区間は際どい雪庇の通過や岩場もある細尾根が続きます。過去のレコで見ていた、場合によってはロープが必要と言われてるところは事前にアイゼンに履き替えて木の根っこを掴まりながらの通過となりました。足場を選べば上がれます。雪壁になるところは数日前のうっすらトレースを頼りに行きましたが、雪庇の端の方でしたので少し怖く感じました。その後も踏み抜き多数での細尾根続きでだいぶ疲れました。ヨシガ沢山あたりからは雪もあったりなかったり。赤谷峠から仏岩ポケットパークへ下山し、待たせていたチャリへ。トンネル出て川古温泉側のポケットパーク駐車場までは登り、あとはスピード出て楽しい下り。暗くなってしまったのでヘッデンつけながらのダウンヒルでした。車まで戻った時は18時と久し振りに疲れ切った山となりました。
小出俣山はまだいけそうでしたが、阿能川だけまでの細尾根の稜線は雪庇や踏み抜きなど賞味期限がそろそろな感じでした。
こんばんは で ご無沙汰のE-gunmaです。 いつぞや嬉しいコメントをいただいたのにそのままでごめんなさい。ちょうど一年になります。
チャリを使った周回お疲れ様でした。人のいないこのあたり、とてもお疲れになられた反面 残るものも多かったかと。
New-islandさんの記録を見てボクも感化されました。
今年も すでに行ったような気持ちになりました。
ありがとうございました!
E-gunmaさん
ご無沙汰しております!1年前というと、ホットホッターホッテストの平標〜日白山〜タカマタギの私の大好きなレコの時ですね(^^)
今回の周回にあたってはEさんの周回レコを非常に参考にさせていただきました。チャリを使うのもナイスでした。ありがとうございました!
おっしゃる通り疲れましたが、久しぶりに予定したコースを歩き切れたことに満足感があります。残念ながらクリアに見れなかった俎グラとかも見えたらもう言うことなしなのですが。
こちらこそレコのぞいていただきありがとうございました!
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