頼母木山 暴風で撤退 西俣尾根より
- GPS
- 09:40
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,484m
- 下り
- 1,487m
コースタイム
天候 | 晴れ、山頂付近は暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口取付から十文字池あたりまでのルートは、各所で雪割れ。足の置き場がない。その後も大ドミあたりまで隠れクラック要注意。頼母木山直下の登りは、標高を上げるにつれ、すさまじい暴風。 |
その他周辺情報 | 梅花皮荘 日帰り入浴500円。また利用させていただきました。 |
写真
感想
今回のハイクは、先週、osmさまチームが西俣尾根のレコを詳しくアップしてくれていたのでそれを参考にさせていただきました。ありがとうございます。P600ぐらいから上は、先週からは20僂らところによっては30僂阿蕕い凌契磴ありました。
序盤から、スノーブリッジや雪割れで足場の悪い急登が連続し緊張する。朝だったのでまだ雪が締まっていたのが幸い。午後の下りは恐ろしいことになるのではと想像した。
先行者二名に追いつき、更に西俣の峰手前でもう一人の先行者に追いつく。それ以降は、ラッセルで道をつけながらの登山だったのでペースも上がらず難渋した。
大ドミを過ぎた後からは、次第に風が強くなる。下界は無風、上空は雲一つない青空なのに、何故か風が強い!それでもこのときはこの先の地獄は想像出来ず、主稜線に向かい一直線に登っていった。
最後と思われる斜面に取り付いたあたりから状況は一変した。標高を上げるに連れ、雪煙を伴う暴風が吹き荒れる。3m先を行く隊長が停まった。しきりに下山の合図を出している。山頂は目の前だ、根性無いな、とそのときは思った。しかし、その3mを登ったら、もの凄い暴風。中腰でも立っていられない。隊長は一瞬のチャンスを捉え、立ち上がり下山した。一方のワタシは、チャンスを捉えられず、氷の雪面に突き刺したピッケルにしがみつき、うつ伏せになって暴風をやり過ごす。その場に10分ぐらいいただろうか、次第に寒さで体力が奪われ、体が動かなくなってきた。ヤバイと思った。立てないのでピッケルを差しながら、摺り這いで下山開始。それで3mぐらい下った。3m下りると、中腰で立てるようになった。あとは一気に駆け下った。紙一重だった・・・
十文字池からの下りは午前から更に雪割れの崩壊が進んでいた。藪につかまりながらなんとか下山した。
頼母木山のピークに立てず残念ではあるが、撤退の判断は正しかったと思う。厳しい飯豊の冬山を思い知らされた、収穫多き苦悶の雪山ハイクでした。
コメント
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当日お会いした、おばちゃんです。
風さえ無ければ絶好の登山日和でしたが、自然には逆らえないですね。
痩せ尾根の雪が落ちた頃、またゆるゆると歩きに行こうかと思っています。
hemuhanaさま、コメントありがとうございます。
そうですね、絶好の登山日和でした。上に行くまでは・・・
イチゲが咲く頃、届かなかったピークへたどり着けたらと思っています。
またどこかでお会いしたらよろしくお願いします。
イチゲの頃はここ数年毎年登っています。
例年は5月の最終週なのですが、今年のイチゲは早いかな?
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