宝山・日連山・鉢岡山・峰・八坂山・(日連)金剛山・高倉山・(名倉)金剛山・(鶴島)金剛山
- GPS
- 06:24
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,104m
- 下り
- 1,110m
コースタイム
宝山 07:55-08:00
日連山 08:05-08:10
鉢岡山 08:40-08:50
峰(日連峰山) 09:20
八坂山 09:25
峰(日連峰山) 09:30
(日連)金剛山 09:35-09:40
(ここで道消失により35分ロス)
秋山川橋 10:35
高倉山 11:10-11:15
(名倉)金剛山 12:00-12:05
(鶴島)金剛山 12:15-12:30
葛原神社前 12:50
藤野駅 13:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR中央線 藤野駅 (帰り) JR中央線 藤野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のコースは、途中で渡る秋山川を挟んで、東西2つのエリアに分けられます。 ■秋山川の東側エリア(宝山・日連山・鉢岡山・峰・八坂山・日連金剛山) 道はしっかり付いていますが、道標はほとんどありません。 どのピークも楽しめるほどの展望はなく、道案内が頼りないこともあって、通好みと言えそうです。 ■秋山川の西側エリア(高倉山・名倉金剛山・鶴島金剛山) ハイキングコースとして整備されていて道標完備、所々にはベンチなども設置されています。 展望のあるピークを明るい尾根道が結んでいるという点でも、一般向きと言えるでしょう。 以下、少し長くなりますが、区間ごとに状況を記します。 ●藤野駅 → 宝山 日連神社の先で、集落の一番奥の住宅脇から沢沿いに上がって行く踏み跡を追っていきます。その入口には標識等の案内はありませんでした。 踏み跡がやがて明瞭な道となった後は、何度か右方向に宝山へ直登しそうな踏み跡を分けますが、常に最も明瞭な道を直進するのが正解のようです。 すると、やがて山腹を縫う水平移動ばかりが長く続くようになり、しびれを切らしそうになる頃にやっと道標が現れて、そこから尾根道が始まります。 取り付きは、補助ロープの下がる、あまり足場の良くない急斜面です。低山らしからぬワイルドさに意表をつかれますが、急な斜面は最初だけでした。 あとは、道標こそないものの、普通に歩ける道が明瞭に続いていきます。 ●宝山 → 日連山 → 杉峠 迷いようのない1本道が明瞭に続いています。 杉峠は五叉路となっていますが、ここでは、それぞれの行先を道標が示してくれていました。 ●杉峠 ←→ 鉢岡山 杉峠から僅かな距離で林道に出ると、あとは頂上直下までその林道を進むことになります。 そのまま林道を歩いていても鉢岡山の頂上に出られそうでしたが、頂上直下で林道が大回りを始める所からは、頂上へ直登する薄い踏み跡が分かれていて、それをたどりました。 ●杉峠 → 峰 ←→ 八坂山 この方向に歩く際には問題ありませんが、杉峠から登り始めて少し経った頃に左へ道を分けるT字路があり、そこには道標がありませんでした。恐らく新和田地区へ下る道だと思われます。 峰は南面を僅かに巻いてしまいますが、巻き終わった地点に「峰山頂1分→」という道標が立っているので、踏み損なう心配はないです。 なお、峰の頂上とされていた場所は、地形図の423mピークではなく、その北面に当たる稜線上でした。標識では「峰 423m」となっていましたが、従って正確な標高は420m程度だと思われます。423m地点にも行ってみましたが、そこには何もありませんでした。 峰と八坂山の間は、良く歩かれた道で結ばれていて、2分ほどで行き来できます。そして八坂山には、北麓から細い道が登ってきていました。 ●峰 → 日連金剛山 → 金剛山バス停 問題のない道が続いていますが、山頂から金剛山バス停へ下る道は、少し急な上にやや荒れ気味で、歩きにくかったです。 ●金剛山バス停 → (杉西バス停) → 秋山川橋 「山と高原地図」でも、最新の地形図でも、秋山川橋へは車道が通じているように書かれていますが、これが大きな嘘でした。 その車道を下って行くと、川辺にある廃棄物処理場に出て、そこで道が終わってしまうのです。 そこから橋までは近い距離なのですが、岸辺がずっと崖になっていて、人が歩ける余地は全くありません。 仕方なくバス道路まで登り返し、杉西バス停を過ぎたあたりから山道に入って、秋山川橋へ向かいました。 最初からその山道を使うと分かっていれば、日連金剛山からは別の道で赤沢バス停へ下ったほうが、距離を短縮できたことになります。 なお、杉西バス停近くから秋山川橋へ下る道は、入口に遊歩道の案内板があるなど、良く整備されていそうな雰囲気が醸し出されているのですが、実際にはあまり歩かれていないようで、少々危なっかしい箇所もありました。 ●秋山川橋 → 高倉山 → (名倉)金剛山 → 葛原神社前 良く整備されていて、特に問題になるような箇所はなく、道案内もしっかりしています。 ただ、秋山川橋から、高倉山の手前にある見晴し台までは、延々と木段が続く少々苦しい登りでした。 名倉金剛山の先にある分岐点を直進して上野原市内に入ると、整備された区間ではなくなりますが、鶴島金剛山までは明瞭な道が続いていました。 最後に葛原神社まで下った後は、車道を歩いて藤野駅に戻っています。 それから、高倉山の西側に「山の目」を示す分岐標識が立っていますが、標識があるにもかかわらず、そこから「山の目」までの間にきちんとした道は付いていませんでした。 「山の目」に近付くには、足場の悪い斜面を登り下りする必要があったので、山慣れした人でなければ厳しいかもしれません。 |
写真
感想
少し不安に思っていた、最初の宝山への取り付きもすぐに見つかり、その後も日連金剛山まで順調に歩けて、一旦金剛山バス停まで下ります。
が、そこから秋山川を渡ろうとして、つまづきました。
金剛山バス停からバス道路を南西に少し進むと、秋山川へ下る車道が分岐していて、登山地図や地形図(※)で見ると、その車道が秋山川橋まで続いていることになっています。
ところが「コース状況」に書いた通り、その道は橋の少し手前で行き止まりとなっていて、その先は川に浸からない限り進めないのです。
幸い、秋山川橋に通じる別の山道があることをネットで見て知っていたので、登り返してそちらへ向かいます。
登り返したバス道路をさらに南下していくと、すぐに消防署の分署があり、ちょうど署員の方が外に出ていたので、行き止まりだった橋への道について尋ねてみました。
すると、「1年前の状況ですが」と断った上で、「ロープを越えるとその奥へ道が続いていて、橋まで歩けた」とのこと。
これは見落としたに違いないと、再度川まで下ってみましたが、いくら探しても橋へ続く道は見つからなかったので、1年前とは状況が変わってしまったようです。
結局、バス道路と川辺の間の登り下りを2往復したのに、何の収穫もなく余計に疲労しただけで終わりました。
(※)最新の地形図でも、この道が橋まで通じているのを確認していたのですが、事前に見ていたのは 1/4500 という縮尺のものでした。
ところがこのレコを書くに当たってさらに調べている中で、1/2500 という詳細図もあることが分かり、それを見るときちんと行き止まりが表現されていました。
色々と縮尺を変えて見て行くと、 1/4500 およびそれよりも大きな縮尺のものでは道が繋がっていて、1/2500 だけが現状を正確に反映しているという状況です。
「電子国土ポータル」になっても、縮尺によって情報の鮮度が違うのですね。今後の教訓としたいと思います。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2012_01_03/mt2012_01_03.html#20120320
写真主体のブログ版 (使用写真はヤマレコと同一です)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2012-03-20
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