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ハイキング
京都・北摂

【桟敷ヶ岳(京都・895m)】「一見お断り」は山までも、桟敷ヶ岳〜飯森山〜天童山、城丹国境尾根コース(遭難付き)

2012年03月24日(土) [日帰り]
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GPS
09:00
距離
19.4km
登り
1,054m
下り
1,110m

コースタイム

雲ヶ畑岩屋橋9:00→岩屋不動9:20→(途中小迷い)→薬師峠9:50→岩茸山10:25→桟敷ヶ岳10:50→ナベクロ峠11:10→(11:30〜13:00遭難)→13:55飯森山14:15→天童山14:35→茶呑峠15:00→(途中小迷い)→鳴の堂15:45→東林寺16:15→山国バス停16:35→17:25ウッディ京北→18:10JRバス周山駅
天候 雨のち曇り、時々あられ
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
雲ヶ畑岩屋橋バス停 … 出町柳駅・北大路駅から京都バスが1日4本。ただし、3月31日まで。4月からは、雲ヶ畑観光協会により「もくもくバス」が運行されるとのこと。

JRバス周山駅 … 京都駅から西日本JRバスが1日18本運行。1時間ヘッドで運転。

最寄(山国バス停) … 京北ふるさと公社が運行するコミュニティバスがある。全便、周山からのJRバスに接続しているが、下山時は13時台の次は18時台となる(土曜日)。
コース状況/
危険箇所等
●道の状況
 危険箇所 … 雪はなかったが、泥地の傾斜ではかなり滑る。
 迷い箇所 … 城丹国境尾根の途中、木が倒れて、テープもない箇所があり。ただ、推測の域だが飯森山方向からだと迷わないかも。

●登山ポストの有無
 確認できませんでした。

●下山後の温泉
 ありません。
あと1週間で廃止となる、京都バス
あと1週間で廃止となる、京都バス
岩屋不動の看板
岩屋不動からの道
岩屋不動からの道
最初に間違えたところ、大岩の分岐では右です。赤テープいっぱい貼ってある方です。
最初に間違えたところ、大岩の分岐では右です。赤テープいっぱい貼ってある方です。
岩茸山を巻くルートもあるみたいですよ^^
岩茸山を巻くルートもあるみたいですよ^^
ぼんやり太陽が照ってます
ぼんやり太陽が照ってます
西の空に青空が見えてます
西の空に青空が見えてます
鉄塔が見えてくると、もうすぐ桟敷ヶ岳
鉄塔が見えてくると、もうすぐ桟敷ヶ岳
桟敷ヶ岳
白いスクリーン
ナベクロ峠
鉄塔を抜けると
城丹国境尾根に入ります
城丹国境尾根に入ります
2か所目鉄塔の下、木に異変がっ
2か所目鉄塔の下、木に異変がっ
木が倒れていて、赤テープもありません。
木が倒れていて、赤テープもありません。
こんなところに落ちている
こんなところに落ちている
さーどうする。
遭難中、尾根めがけて登ります
遭難中、尾根めがけて登ります
久々に見た赤テープにちょっとだけ感動
久々に見た赤テープにちょっとだけ感動
いきなり開けてきた
いきなり開けてきた
なんだこれは(笑)
なんだこれは(笑)
奥に見える森をさまよって道を見つけました
奥に見える森をさまよって道を見つけました
この看板で城丹国境尾根だと確信できました
この看板で城丹国境尾根だと確信できました
飯森山、見えにくいけど。
飯森山、見えにくいけど。
こんな感じで眺望はありません。
こんな感じで眺望はありません。
巨大なバスケットのゴールに見えるのは自分だけでしょうか
1
巨大なバスケットのゴールに見えるのは自分だけでしょうか
反射板からの眺め1
反射板からの眺め1
反射板からの眺め2
反射板からの眺め2
天童山です
荘厳な杉林
展望ポイント、うっすらと山影が見えるのも良いですね。
展望ポイント、うっすらと山影が見えるのも良いですね。
お地蔵さん
こっちへ行きます。家帰ってから、改めて忘れてきた地図を見たところ、東俣山へ行くと周山へ抜けることができます。
こっちへ行きます。家帰ってから、改めて忘れてきた地図を見たところ、東俣山へ行くと周山へ抜けることができます。
日差しがキラッ、地面には蒸気が立ってました。
日差しがキラッ、地面には蒸気が立ってました。
林道に出ました。
林道に出ました。
「おススメ」コースを引き返しているところです。
「おススメ」コースを引き返しているところです。
青空です
「おススメ」はおススメできません。
「おススメ」はおススメできません。
周回コース脇にある鳴の堂
周回コース脇にある鳴の堂
林道に出ると重機が
林道に出ると重機が
下りてからヒルに注意言われても(笑)
下りてからヒルに注意言われても(笑)
橋の先にもずーっと鹿ネットがあるので、橋の下をもぐって行きました。
橋の先にもずーっと鹿ネットがあるので、橋の下をもぐって行きました。
橋の下の用水です。こんな下山、初めてです(泣)
橋の下の用水です。こんな下山、初めてです(泣)
でも、ピースなのだ。
でも、ピースなのだ。
田植えの準備だねー。
田植えの準備だねー。
鹿よけネット。自宅にも欲しい。駐車場に近所の子供がクルマのまわりで鬼ごっごとか、自転車レースされてます(泣)
鹿よけネット。自宅にも欲しい。駐車場に近所の子供がクルマのまわりで鬼ごっごとか、自転車レースされてます(泣)
その先が国道
桂川を渡ります
福祉施設の看板ですが・・・ちょっと。
福祉施設の看板ですが・・・ちょっと。
山国バス停
ウッディ京北、道の駅
ウッディ京北、道の駅
JRバス周山駅
ウッディで買った、締めの品々
ウッディで買った、締めの品々
京都駅まで1150円です。
京都駅まで1150円です。

感想

2012年3月24日(土)


ここのところ、週末というと天気が崩れる。
今週は、日本海側を除く西日本が晴れていたので、
四国へフェリーに乗って行こうか、
それともおとなしく京都で雨に打たれようか、
迷ってましたが、後者を選択しました。

そこで、先々週、下見という名の「撤退」を
余儀なくされた桟敷ヶ岳へ行ってきました。


●廃止間近のバスで雲ヶ畑へ
自宅を出るとあいにくの雨です。
ただ、空は明るい薄い雨雲、
「ひょっとしたら晴れる」かもという希望を抱きながら出発です。
出町柳駅から出ている雲ヶ畑行きのバスに乗ろうとしたら、
何やら、カメラを持った人たちがズラーリ。
「撮り鉄」ならぬ「撮りバス」か?(笑)
そんな人たちを乗せて、
いつもよりもはるかに賑やかにバスは出発です。
発車風景を動画撮影している人までいました。
1時間ほどでウトウトしながら、
終点・雲ヶ畑岩屋橋です。


●雲ヶ畑〜岩屋不動
雲ヶ畑岩屋橋では、登山者が他に1名、
あと「葬式鉄」ならぬ「葬式バス」の人たちがいて、
そのまま折り返しのバスに乗り込むようです。
雨がザーザー降ってたので、
カッパズボンをはいて岩屋不動へ向けて歩き出しました。
歩いている途中、
大きな旅行ケースを抱えてバスに乗っていた女子大生が、
白梅橋で下りたのが気になって(笑)
あの辺に何があるんだろうと思って、
地図を取り出しました。

か、河内長野市…、あれ?

京都はまだまだ馴染みがないので、
地名と位置関係はほとんど一致しないのですが、
河内はいくらなんでもないなあ(笑)

間違って、
「葛城・金剛」の地図を持ってきたのでした(笑)
まあ、ザックにはもう一冊「京都府の山」があるからいいけど。
雨は降るし、地図は違うの持ってくるし、
幸先の良いスタートです(爆)


●岩屋不動〜岩茸山
岩屋不動から登山道に入って、さっそく道を間違えました。
なんか「薬師峠」じゃない気がして、分岐を右に。
100mくらい行っておかしいと思って、
ザックから「京都府の山」を取り出して引き返しました。
薬師峠で先行者の方と行き会いました。
登山歴は1年ちょっとなんですが、健脚そう。
山の話をしながら、歩いていきます。
途中、休憩されるというので先に行かせてもらいました。
岩茸山への登り傾斜は、泥で滑りやすくなっていて、
歩きにくかったです。
ただ、巻道もあるみたいです。
800m地点を過ぎてやや登り返すと岩茸山。
太陽がボヤーっと照っています。
西のほうから青空も見えました。
これは良い兆候かも。


●岩茸山〜桟敷ヶ岳
岩茸山からはやや下って、
足場が悪くなっている奥山坂を登ります。
送電線の鉄塔を過ぎるとすぐでした。
意外とあっけなく桟敷ヶ岳です。
天気が良ければ、雲取山とか見えるんでしょうけど、
今日は白いスクリーンです。


●桟敷ヶ岳〜城丹国境尾根
桟敷ヶ岳を過ぎると、ナベクロ峠です。
道が分岐しているので、地図とコンパスとでにらめっこ。
峠周辺は送電線の鉄塔を2回通り過ぎますが、
鉄塔の下の木の一部が紅葉するかのように、
葉っぱが黄色くなっているのを見つけました。
こ、これはいったい何の影響でしょうか。
この下にいたら、痩せれるかな…とか思いながら先を行きます(笑)

●遭難
広い平坦なところに出ました。
落ち葉の道なので、どれが本当の道かも変わらず、
赤テープも途切れてしまい、
道も木が倒されて、道なのか何なのか区別がつかなくなってます。
うーん、困った。
200mほどの間を行ったり来たりして、
赤テープを起点に、扇形のような散策しても分からず、
ここを行っちゃえということで行きました。

残念でした(泣)

行けども行けども、赤テープはありません。
ただ、お茶のペットボトルが落ちてました。
きっと、迷ったんでしょうね。
その時は「ここが正しいんだ」と思ってしまったのが、
運の尽き。
登山道は、尾根伝いになっているので、
谷筋に下りないように、下りないようにしてました。
目印の送電線はというと、
視界が悪くてとても見通せなかったので、
今どこにいるのか完全に見失いました。

よし、来た道を戻ろう。

と思って、進路を変えて、
伐採の作業道で一山越えたところで、
反射板が見えました。

とにかく、あの尾根まで行って同定しよう。

ということにしました。
尾根の方角は南、
あの尾根が城丹国境尾根だという確信はありませんでしたが、
別の尾根だとしても、反射板があるということは、
作業用通路があるはず、位置もだいたい分かるはずと思いました。
というか、人工物が恋しかったんです(笑)

尾根に出たものの、
ここが城丹国境尾根かどうかの確証は持てませんでしたが、
西へ向かえば、周山方向に出られると思い、
道がある限り西へ行くことにしました。

しばらくすると、北側斜面が伐採によって開けていて、
なぜか自転車が飾っているところに出ました。
ここからは少しのアップダウンの繰り返しです。

それにしても、
京都の人は、「内心何考えているか分からない」と言われます。
自分も日々感じているところですが、
まさか山までも(笑)
「一見さんお断り」みたいな山域だなと思いながら歩いていきます。
そうこうしていると、また赤テープを見失いました。

コンパスで西の方向を指しているのと、
最後に見た赤テープは明らかに方向が違う。
絶対、あの場所だよなあと思って、
森を少し彷徨って行ったら、やっぱりそうでした。

いったい、どうなってるんでしょうか(笑)


●飯森山
ちょっと、憤慨しながら行くと、
飯森山の看板を見つけました。
これで、今歩いているところが城丹国境尾根であると確信できました。
ホッとしたら、お腹すいてきた(笑)
やや面倒くさい坂を上ると飯森山。
ここで、遅くなったけどお昼休憩。


●飯森山〜天童山
道も分かったことだし、
お腹も満たされたことだし、
意気揚々と天童山へ向かいます。
途中、反射板を2か所やり過ごすと天童山。


●天童山〜茶呑峠
天童山からは、荘厳な杉林の中を一気に駆け下りると茶呑峠。
茶呑峠には、地蔵様が祀ってあります。
たいそう由緒正しき地蔵様らしく、
これまでの無事の御礼として先に進みます。
竜が坂方向へ行きました。
家に帰って忘れてきた地図を見返すと、
東俣山方向へ行くと、周山に出られたみたいですね。


●茶呑峠〜東林寺
茶呑峠からは、京都トレイルコースになっていて、
これまでとは打って変わって整備が行き届いています。
林道を出て、しばらくすると分岐点に出ました。

ここでも、迷ってしまいました。

鳴の堂がないまま、パラグライダー基地方向へ行きました。
京都トレイルの標識のところにマジックで
「おススメ」とか書いてあったので、つい(汗)
200mほど行って、
明らかにコンパスで確認すると違う方向なので、
引き返しました。

一見さんには、どこまでも冷たい京都なんですねー(笑)

分岐点まで戻って、周回コースの方向に行くとありました、
鳴の堂です。
トレイルコースを下って、東林寺に着きました。
ところが、ところがこれでは終わらなかったんです。
鹿よけネットが張り巡らされているのは良いんですが、
ゲートが閉ざされていて、ゲートの先にかかっている橋から先まで続いています。
橋の下に流れている用水に入って下ることにしました。
水深は浅かったのですが、溝自体は結構深くて、
ようやくよじ登って地に足をつけることができました。

最後の最後まで…(笑)


●東林寺〜周山
東林寺から周山へは、桂川の左岸を行こうと思いましたが、
またもや鹿よけネット。
しかたないので、回り道しようとしたら行き止まり。

どこまでも嫌われています(笑)

ようやく国道に出て、バス停へ。
次に来るのは18時50分過ぎ。

ええ、ええ、歩きましたよ(泣)

「ウッディ京北」で
美山牛乳と、シュークリーム、黒豆バウムを買って、
今日の締めとしました。

帰りは、JRバス周山駅からバスで帰途につきました。
今日は、42272歩、歩きました。

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コメント

大変でしたね。。
私も10年くらい前に両親と桟敷ヶ岳を歩きましたが、全く同じように道に迷い、全く同じように鹿ネットにやられました(笑)

山行記録を読ませていただきながら、懐かしく思うと同時に、未だに状況が変わってないんだなぁ …と苦笑いです。
あれは山地図があっても迷います

登山者の多い3000メートル級の山より、下手したら京都の北山のほうが危険かもしれない…と、あれ以来、私はちょっぴりトラウマ状態です
2012/3/25 16:24
同感です!
ponziiさん、こんばんは。
コメントありがとうございます

10年前と変わらないんですね
「登山道を何とかしろ」とも言いたいけど、
地図には、迷マークでも付けて欲しいくらいです

「3000m級より危険」と言うのは同感です
その日、薬師峠で行き会った人が、
北山ではあんまり迷わないとおっしゃったので、
「それはスゴイことですよ 」と言いました。

北山を愛する人たちの間には、
「北山からヒマラヤへ」という合言葉があるそうですが、
身をもって感じました
2012/3/25 18:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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