ガスとユキとイワの石鎚山
- GPS
- 05:24
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,033m
- 下り
- 1,026m
コースタイム
- 山行
- 2:59
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 5:21
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
西日本遠征第三弾は、西日本最高峰の石鎚山。
前日までは晴予報だったはずが、朝起きると、目指す石鎚山は雲の中。いつの間にやら午前中は雨、午後は回復する予報に変わっていた。
伊予西条駅から始発バスでロープウェイ乗場まで移動すると、山中は既に雨。ロープウェイで登り始めると直ぐに雪に変わって、ひと安心。
雨中の登山は好きじゃない。
遠征出発前に調べた段階では全く雪がなく、山頂直前に僅かに残っている程度とのことだったので、伊吹山に引き続き、過剰装備と見られると思いきや、ロープウェイ乗場でアイゼン&ピッケルの確認をされ、意外であった。
昨晩から降っていたらしく、路面はパウダースノー。とはいってもワカンを投入する程ではない。
雪がない想定であったため、雪山景色に喜びながら、順調に歩を進めていたが、試しの鎖で、甘さを痛感させられる。
岩が雪に埋もれて掴むポイントが絞れず、掴んでみても滑って不安定。足元も滑りまくるので、慌てて軽アイゼンを装着。
岩場&鎖場は、11月頃に両神山で練習し、その後前穂&西穂高岳をクリアしたことで、すっかりある程度登れる気でいた。
それ以来、雪山になって全く鎖が設置されるような岩場は縁が無く、ブランクがあるところに、雪とコラボレーションしている岩場。防寒テムレスでは滑るが、それほど寒くは無いとはいえ、氷点下。素手でになるわけにはいかず、両手で鎖を持ち、アイゼンの歯を滑り止めにして、中盤ぐらいまで登っていった。
あまりにも力ずく過ぎて、上部で力尽きたら不味いと判断し、せっかく登ったが、逆戻りし、迂回路での通過に切り替えた。
途中何度か雪がやみ、ガスの向こうから陽射しが届くため、そろそろ天候回復かと思いきや、またまた暗くなり、雪が吹き付けるのを繰り返す。夜明峠までくると、正面に山頂をとらえるはずだが、深い霧の中。
避難小屋以降は、斜面がかなり急になるため、ピッケルに持ち替える。
しかし、足元が滑る滑る、雪を掻き分けると、アイスバーンになっていた。
ピッケルで足場を造り、蹴り込むことで何とか二ノ鎖まで到達したが、先程の試しの鎖での失態と、これから先も、こんなギリギリの状態が続くなら、これ以上は進むべきでないと感じ、引き返す。
迂回路を求めて周辺をウロウロするが、雪に埋もれており、全くわからず。
基本的にここまで登山道がキッチリ整備されているため、ピンクリボンは皆無。何故かロープウェイ駅から神社までの登山道といえないエリアのみビッチリリボンが巻かれていた。
ガーミンの地図をにらめっこしながら、斜面をトラバースしまくるが、全く道らしい道は見つからず、GPSを信じて道無き道を突き進もうかと考えたが、風と雪が酷くなる一方のため、撤退を決断した。
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