女の執念でリベンジ! 雪の権現岳登頂(甲斐大泉駅〜天女山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,657m
- 下り
- 1,453m
コースタイム
09:56 天女山登山道入口
10:19 天女山
10:38 天の河原(5分休憩)
12:24 標高2000m地点
13:05 アイゼン着装(5分休憩)
13:24 ‘ここが一番きつい’看板
14:08 前三ツ頭
14:14 カモシカに出逢い、軽めの昼食(10分休憩)
15:09 三ツ頭
16:20 権現岳山頂
16:55 左足が雪に嵌る(5分休憩)
19:35 天女山登山道入口
↓↓↓
タクシーで小淵沢駅まで (迎え料金も含め\4250位だったと思う)
20:44のスーパーあずさ最終便に間に合った
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
(小淵沢駅で小海線の接続が悪いため、タクシーで甲斐大泉駅へ\3500) 甲斐大泉駅から天女山登山道入口まで徒歩約30分 (歩かずそのままタクシーで行けばよかった…) ※選択肢に「ロッジ山旅」の登山者向け素泊まりプラン(\5000)もあり 早朝、天女山登山道入口まで送迎してくれるらしい! |
コース状況/ 危険箇所等 |
●天女山までは雪が溶けかかってドロドロの箇所が多い ●山頂直下のトラバースは慌てず慎重に行けば大丈夫 |
写真
感想
週末になると天気が崩れ何度か山行きを諦める。
近場の山でもいいじゃない…と思うが、やはり諦めきれない。
何故かと言うと、もっと大きな理由があって
雪の権現岳への想いがずっと募っていた。
実は、昨夏の編笠〜権現の時、山頂の直下をスルーしていた。
下山時刻の遅延で急いでいたため、とんでもない思い込みと勘違い。
しかも数日経ってから気付いた。何という間抜けだろう。
3/31(土)は雨の予報、しかも仕事。
雨後の登山道のコンディションが気になり、日曜まで待てなかった。
ちょうど休みで天気もよさそうな30(金)に決定。
甲斐大泉駅で前泊することも考えたが
定時に終わっても、新宿で19時の特急に乗るのは至難のわざ。
今回の登頂は必須だったので、下山が遅くなるのは覚悟の上。
でも、ヤマレコで確認していた数人の記録は
私には全然当てはまらなかった。。。
少し遅れても同じくらいで登れるか? と期待していた私が悪いのだけど。
標高2000m前後から急登つづきで本当に参った。
この日、すれ違ったのは男性2人のみ。
ひとりは登山道入口の近くでご高齢のかた。
服装から判断して、時間的にも権現岳に登ったとは考え難い。
天女山かその周辺までだと思われる。
もうひとりは昼すぎに急坂を尻セードで降りてきた青年。
早朝に登り始めれば、今頃になるのかもしれない。
これから登ろうとしてるのは、たったひとり私だけ。
アミノバイタルの力を借りながらも、午前中は特にバテた。
午後からは何とか効き目が出てきたようだ。
天気がいいのだけが救いだった。青空がキレイ。
カモシカに出逢い、慎重にトラバースし、登頂できたのは既に夕方。
ここまで何と遠かったこと! 念願の登頂が果たせた!
当然ながらガスは早くから出ていて、強風の中を急いで下山するが
左足が雪に嵌り、尻餅をついたため足が抜けなくなるハプニング。
手で持ち上げてもピクリともしない。
あーあ! こういう事が遭難に繋がるんだ。
平日のこんな時間に誰もいるわけないし。
雪山単独がダメと言われる所以…とちょっぴり後悔もした。
でも、意外に冷静に対処でき自分でも驚いた。
「動けないうちにしなくてはならない事をしよう」と。
下山を急ぐあまり、飲めなかったサーモスのお湯をまず一杯飲む。
真っ暗になるのは必至なので、明るいうちにヘッドランプの電池を入れる。
ピッケルのシュリンゲを肩にセット。(登りはストックのみだったため)
ピッケルで左足の雪を掻いて崩し、5分くらいで足が取れたー。
その後、アイゼンがパンツの裾に引っかかって数回転ぶ。
ゲーターは省いたらダメだとよく解った。
つけている時は転んだことがなかったからだ。
転んで足が攣りそうになった時も、痛みが治まるまで帰りの電車を確認。
事前に調べていた以上に遅くなってしまい再検索する。
何とかその電車に間に合えばいい。
怖いとか淋しいとか何も考えず、ただ無心にザクザク下山。
途中でタクシー会社に電話し迎えを頼み、小淵沢駅までお願いする。
お蔭で靴もパンツもアイゼンも泥んこになったが
天女山登山道入口まで無事に戻って来た!
小淵沢駅で以前食べた立ち食いうどんを目指して来たが
20:00の閉店2分前だったので食べられず。
その横のおみやげ屋で飲んだブレンドコーヒーで生き返る。
むちゃくちゃ美味しく感じた。
また無謀登山をやってしまった。
師匠は最初驚いていたが「そういう登り方をしていると
そのうち死ぬよ!」と後からお叱りを受けた。
はい。もうしません。
でも、今回はどうしてもケリをつけておきたかったのだ。
誰のためでもなく、自分のために。。。
sionさん、初めまして。
凄い行動力ですね。無理をしてでも時間を作らなければならない時、ありますよね。
お疲れ様でした。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
無事に下山できたことに感謝してます。
いつも、大きな力に守られているとしか思えない。
別の男性からも温かいメッセージを頂きましたが
やはり無謀登山はやめるべきですね。
あと、靴の泥落としは‘山屋の名折れ’とも。
真摯に受け止め今後気をつけます。
目指す規模が全然違いますが、ハセも、女子ソロ多いので(休みと体力が合う仲間がいない)、すごく参考になりましたし、心情もとても共感できます♪
足ハマるのは、ゾッとしますが、冷静に対応できたのはスゴイですね☆
冬靴もピッケルもないので、無雪期にソロしてみようと(カモシカに会いたい!)、初お気に登録させてもらいました♪
お互い、今後も安全登山で楽しみましょう♪
はじめまして。
コメントありがとうございます。
同じくソロが多いんですね!
共感して頂いたなんて嬉しい〜
私は度胸だけで行っちゃってますが
無雪期のほうがいいかと思います。
カモシカさんとの出逢い、ホント感激しました。
kyookoo さんもよいご登山を。
sionさん、今日は。初めまして。
甲斐大泉駅から登られるとは、すごいですね。
時間的にも度胸があって、、、お疲れ様でした。
八王子あたりからなら、5時ぐらいの各駅停車を
乗り継げば7時半前には小淵沢へ着けると思います。
私も北横岳へ電車で行くときは利用します。
ではまた。
はじめまして その日、私たち夫婦は北横岳を歩いてい
ました。頂上で、いい天気で気持ちいいー でも寒い。
南八ヶ岳方面もよくみえていました。あそこは、夏にいこ
うと思った次第です。登山は安全に楽しく といつも思い
ます。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
自宅はもっともっと東のほうなので
最寄駅から5時の始発に乗ったのですが
最短でもこの時間になってしまいます。
連休ならば、前泊して早朝から登るつもりでした。
山梨や長野の山へ行こうとすると
家からは遠いためアクセスに難儀します。
それが今の悩みですね。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
夏に一度登っているので(頂上直下)
今回はあえて雪山にチャレンジしました。
実は、別の険しい雪山に行くための
トレーニングも兼ねていました。
私なりに、少しずつレベルを上げて行きたいと思ってます。
sionさん危ないですよ。
差し出がましいとは思いますが、貴女の師匠と同じ意見です。
命を懸けての女の執念は今回で終わりにして下さい、山を愛する気持ちは分かりますが、貴女を愛する方を万が一にも悲しませる可能性がある登山は止めましょう。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
はい、仰るとおりですね。
わかっております。
山に関しては何故こんなに野心が湧きおこり
血が燃えたぎってしまうのか?
自分でもよくわかりません。。。
普段はおしとやかなんですけど(笑)
そうですよ...
俺も...山に関しては野心とか血が煮えたぎる..
よくわかります....
確かに危険なことだとは思うけど...
自分を極限の疲労に追い込まないために...
トレーニングをする。
俺の場合
会社帰りに約2kmジョギングすることかな...
そして...
山が俺を呼んでいるんだ....
おいでって....
そこに山があるから登るのではなく...
山が俺を呼んでいる....
だから山に登る...
山は怖いから必要以上の装備と余力を持つ体力をもって山に行く....
俺の鉄則です...
はじめまして。
コメントありがとうございます。
野心と血が騒ぐところは
同じですね!
私も、自分に合ったトレーニングを
見つけなくては。。。
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