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記録ID: 180843
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積雪期ピークハント/縦走
白神山地・岩木山

岩木山偵察登山(嶽温泉〜八合目〜リフト終点)

2012年04月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:51
距離
8.4km
登り
1,017m
下り
1,004m

コースタイム

嶽温泉(8:26)→八合目(11:27-11:45)→リフト終点(12:41-13:00)→八合目(13:37)→嶽温泉(15:17)
天候 まばゆいほどの晴天。
八合目から上はやや風が強かった。
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
弘南バス枯木平線を使用。
行き:弘前バスターミナル(7:10)⇒嶽温泉(8:01)
帰り:嶽温泉(16:20)⇒弘前バスターミナル前(17:07頃)
コース状況/
危険箇所等
ふもと〜八合目手前の急登は、ワカンで踝ほどのラッセル。
急登からはところどころクラストしており、八合目〜リフト終点(九合目)はほぼクラスト。
スノーハイク・改。秀岳荘のスノーハイクの板にディアミールのビンディングを取り付けたキメラ。
2012年04月08日 08:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 55, Canon
1
4/8 8:22
スノーハイク・改。秀岳荘のスノーハイクの板にディアミールのビンディングを取り付けたキメラ。
湯ノ沢右岸の尾根から見た岩木山。
2012年04月08日 09:13撮影 by  Canon IXY DIGITAL 55, Canon
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4/8 9:13
湯ノ沢右岸の尾根から見た岩木山。
八合目からリフトに沿って登る。
2012年04月08日 12:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 55, Canon
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4/8 12:08
八合目からリフトに沿って登る。
リフト終点の小屋。
2012年04月08日 12:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 55, Canon
4/8 12:43
リフト終点の小屋。
リフト終点。
2012年04月08日 12:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 55, Canon
4/8 12:43
リフト終点。
鳥ノ海噴火口と岩木山。
2012年04月09日 22:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 55, Canon
4/9 22:11
鳥ノ海噴火口と岩木山。
八合目は除雪作業が進む。
2012年04月08日 13:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 55, Canon
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4/8 13:36
八合目は除雪作業が進む。
クサモリによるスノーハイク・改のシュプール。
2012年04月08日 14:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 55, Canon
4/8 14:06
クサモリによるスノーハイク・改のシュプール。
撮影機器:

感想

弘大山岳部に興味を持ってくれた新入生を体験登山へ連れて行くため、下準備として岩木山の嶽コース〜八合目のコース状況の偵察を行い、そこからさらに先へ進んでリフト終点(九合目)まで登った。

弘前バスターミナルから嶽温泉へバスに乗って行く。乗る前に山の装備をしたおじさんに話しかけられる。どうやら同じコースを登るそうだ。4月にしてはやけに雪が降った一週間だったためか、ふもとは3月に行った時より雪が締まっていなかった。同じコースを登るおじさんは旅館からワカンを借りてきたそうで、ふもとから装着し一足先に出発。ツボ足ではふくらはぎまで沈むほどだったので、自分たちもワカンを装着。クサモリは新兵器「スノーハイク・改」をうれしそうに、かつこれ見よがしに装着していた。

準備が終わってから出発。岩木山がくっきり見えるほどの晴天の中、暑いと感じながらもラッセルしながら進む。山の中腹でシャリバテ気味になってしまい、ペースが遅くなる。やはり朝食は棒ラーメン1食分だけでは足りなかったか・・・

全体的にペースが遅くなりつつあったので八合目手前の急登に差し掛かる前にエネルギー補給をする。どこか生き返ったような感じがし、先頭に立って八合目へ進む。急登から雪がクラストし始めるが、ワカンの刃を利かせて登り、八合目に到着。休憩所付近でブルドーザーによる除雪作業が行われていた。雪がちょうど自分たちが登っていたコースの方へ寄せられているのを見て、コース上へ崩れたりはしないかと内心ヒヤヒヤする。僕たちより先に着いていたおじさんとお話をし、リフトに沿って先に進むおじさんをお見送りする。他の2人がまだ来ないので、リフトにできたエビの尻尾を取ったりして時間をつぶした。

後続の2人が到着してから、ピッケルを用意しリフトに沿って登る。今回はアイゼンを持っていかず金ワカンで(クサモリは途中でスノーハイクをデポしツボ足で)登ったが、予想以上に雪がクラストしていたため慎重に進み、リフト終点(九合目)に到着。実は雪がある時に嶽からここまで来たのは初めてだったため、晴天の鳥ノ海噴火口と山頂の、荒々しさに垣間見える美しさに見惚れる。見惚れていると、八合目でお話したおじさんがアイゼン・ピッケルで噴火口から戻って来た。直接おじさんには聴かなかったが山頂まで行ってきたのだろうか。

時間の都合上登るのはここまでにし、テルモスのお茶を飲んでから下山開始。登るときは追い風だったが下りは向かい風となり、目出帽をかぶっていても寒さが身にしみる。滑りそうになりつつもなんとかワカン・ピッケルで八合目まで戻る。クサモリは登り・下りともにツボ足・ピッケルで余裕そうに行動していた。

スノーハイクデポ地点まで戻ると、クサモリによるスノーハイク・改の初滑りが始まった。シールを付けたままクサモリは滑り出す。転ぶことなく意外と安定して滑れているようだ。さすが兼用靴+ディアミールのビンディング。少しうらやましくなった。気をよくしたのか、はたまた自身がついたのか、クサモリはシールを外して滑り出す。先ほどの安定性が嘘のようになり、彼はすぐ転んだ。

嶽温泉に戻るも、バス時間の都合上温泉に入るほどの余裕がなかったため、ふもとでおニューのスコップ(LIFE-LINK製)の使い心地を試したり、童心に帰って雪玉を作っては遠くへ投げたりしながらバスが来るのを待つ。イグルーも作りたかったがそこまでの時間はなく、バスに乗って弘前へ戻った。

次回は新入生を連れて八合目まで登るが、弘大山岳部の楽しさを少しでも知ってもらい、そしてぜひとも入部してもらえるような山行にしたい。

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コメント

お疲れ様でした。
むつにいた4月。
ネット環境さえなかった4月。

今日はじめて活動を見ました。
天候に恵まれていたようでうらやましいです。

ついにディアミールつけちゃったんですね。 
次、それにお目にかかるのが楽しみです!
2012/5/1 9:20
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