【桟敷ヶ岳(京都・895m)】前回の道迷い検証のつもりがまた迷う、桟敷&飯森&天童の城丹国境尾根+東俣山
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,078m
- 下り
- 1,141m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
周山…西日本JRバスが、京都駅からほぼ1時間ヘッドで運行。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所 … 特になし。岩茸山からの下り、鞍部に出るところは粘土質になっていて、晴れていても滑りやすい。 迷い箇所 … .淵戰ロ峠〜城丹国境尾根 ナベクロ峠を過ぎて2本目の送電線鉄塔を過ぎたところからの下りの林の中に左に折れる分岐があり、見逃しやすい。 ▲淵戰ロ峠から1km行ったところ 標識があるがそのまま尾根に進まずに、右に折れて緩やかに下ること。 2聾尭宗‥其兇暴个訶仍各擦分からなかった。結局、知らないまま栗尾まで下りてしまった。 登山ポスト … なし 下山後の温泉 … なし 飲食店 … ウッディ京北 |
写真
感想
2012年4月8日(日)
今日は、前回遭難した城丹国境尾根に再チャレンジしてきました。
結果は、惨敗でしたが、いろいろと収穫がありました。
●もくもく号に乗り損ねて臨時便を出してもらう
天気は快晴。
「今日こそは、周囲の眺望も大丈夫だし、迷わずに行ってみよう」
という思いを胸に、この4月から廃止となった京都バスを、
引き継いで運行を開始した「もくもく号」に乗るべく北大路駅に向かった。
北大路駅から乗るのは初めて。
市バスのターミナルの出入口を誘導するガードマンの人に聞いたけど、
「知らない」と言われ、
交番に聞いたら「市バスに聞いてください」と言われ振り出しに。
タクシー乗り場でヤサカタクシーの人がいたので聞いて、
その方向にあるバス停へ。
5分前になっても「もくもく号」は現れない。
運行しているヤサカ交通の営業所に電話して場所が間違ってないか確かめた。
けど、出発時刻を過ぎてもバスは来ない。
お、おかしい。
もう一回電話して、よくよく確かめてみると、道路の反対側だったらしい。
え、どうしてくれるん(泣)
さんざん方々に聞いて、確かめた挙句違っていたなんて。
そしたら、ヤサカタクシーさんで、応援車を出してくれることになった。
どんなだろう。
3分もしないうちに現れたのはタクシー。
初乗り640円
えっ、すでに運賃超えているんですが(汗)
運転手が下りて、ドアを開けてくれた。
その時に「もくもく号応援車」のマグネットをペタッとドアに張り付けた。
自分一人で、タクシーに乗って、雲ヶ畑岩屋橋まで行くことに。
禍転じて何とやらとはこのことだ(笑)
運転手さんは、とても良い人で、いろいろ話をしながらだったので、時間を感じさせなかった。
何と、まだタクシーの運転手をして6か月だそうで、
「もくもく号」が走ることになって、応援要請があったときのために、
休みの日でも自分で行ってみようと思った矢先だったとのこと。
「ちょうど良い機会を与えていただきありがとうございます」と言われた。
長らく京都に住んでいるけど、観光地とかあまり行かなかったので行ったり、
渋滞をすり抜ける裏道や、
お客さんに訊かれた時に応えられるようにあちこち店めぐりをしているそうだ。
確かに、どこか安くて美味しい店を探そうと思ったら、
タクシーがたくさん停まっているとこだったらほぼ間違いがないと自分では思う。
タクシーの運転手は、その地域のことを知り尽くしていると思っている人が多いけど、
すごいプロ意識だと思った。
自分も見習わなきゃな(笑)
9時20分に雲ヶ畑岩屋橋に着いた。
500円でした。
●雲ヶ畑〜桟敷ヶ岳
岩屋不動までは、舗装道路の歩き。
念のため前回間違えた地図を確認、
今日は「京都北山」の地図だ(笑)
岩屋不動から登山道に入ってすぐに、誰かが駆け上がってきた。
(トレランかな?)
と思ったら、「すいませーん」と呼びかけられた。
(えっ、何かしたかな?汗)
すると、「山火事には気を付けてくださいね」とポケットティッシュを渡された。
消防団の人だったらしい、ビックリした(笑)
薬師峠、岩茸山を過ぎて下りてしばらくすると、
杉林のややトラバースのような道がある。
若干、崩れかけていて、しかも粘土状の赤土なので、滑る滑る。
そんな斜面を、尾根に取り付いて登ろうとしている人に行き会う。
見た感じ、ちょっとしんどそうに登っていたけど、
見るからにベテランそうだし、そのままスルーした。
しばらくして桟敷ヶ岳手前の送電線鉄塔で年配の男の人たちと行き会った。
「さっき、一人見かけませんでした?」と訊かれたので、
そのことを話すと、どうやら体調を崩して、置いてきた人らしかった。
てっきり植物の観察をしているのかと思ったら違ったみたい。
ここで引き返して、一人の様子を確認するようだった。
一安心。
送電線の鉄塔からは、まだ雪山で真っ白な蓬莱山や武奈ヶ岳が見えた。
しばらくすると、桟敷ヶ岳に到着。
●またもや道迷いだが、登山道を引き返してルート把握へ
さて、標高的には桟敷ヶ岳が目的地と言えるが、
本来の目的地、城丹国境尾根へ向かう。
今日は、道迷いポイントを解消するのが目的。
ナベクロ峠分岐を、来た道から見て右手へ進む。
徐々に前回の記憶がよみがえってきた。
2か所の送電線鉄塔を過ぎて下りてきたところで、
前回は気づかなかったが分岐点があることが分かった。
前回はまっすぐ行って、「迷いの森」に出たのだが、
ななめ左の杉林の中に、青や白のビニール紐がくくりつけてある。
下は雪が残っていて一見すると道とは分かりにくい。
行ってみよう。
林を抜けると「火の用心」の道しるべが立って左右の分岐になっている。
左の谷筋に赤テープが続いている。
ところが途中で途切れてしまった。
地図上では、尾根に出るはず。
登ってみると、赤テープが続いていた。
そして、「ナベクロ峠1km」の標識があった。
そして、ここから再び迷ったのである(笑)
その看板から直進して尾根伝いを行ったが、
次第に高度を急に下がるように道が続いていた。
振り返ると、ルート上にあるはずの電波反射板が後方左手に見えた。
ここは違う道だ、引き返そう。
引き返して、気になっていた「火の用心」の道しるべまで行き、
分岐の右側へ。
すると、「迷いの森」に出た。
ここにも赤テープは続いているが、前回と同様途中で途切れている。
ただ、さっきの「ナベクロ峠1km」の標識の方向は分かっているので、
適当に登れそうなところを見つけて尾根に出ることにした。
ん?ここは!
そう、前回、散々彷徨ってようやく見つけた、城丹国境尾根へのあの場所だ。
尾根に登って、前回はそのまま進んだが、
今回は、戻ってみることにした。
すると、「ナベクロ峠1km」の標識につながった。
最初、そこを直進して引き返したのだが、
右の緩やかな下りがかった広尾根に折れるのが正解だったようだ。
赤テープを持ち合わせていなかったけど、
靴底がはがれたりした時用に持っていた、
銀の粘着テープをところどころ張り付けながら、
再び先を行くことにした。
●飯森、天童を越えて茶呑峠から東俣山へ
チャリンコが立てかけてあるピークを越えて、西へ向かう。
途中、前回も間違えそうになったところも過ぎて飯森山へ。
飯森山の標識は、黒マジックで上書きされていた。
ここで、昼食。
青空のもとで、山頂に吹き込む心地よい風を浴びながらのメシはうまーである。
今日はプリンも持ってきた(笑)
で、コンビニにあって気になったので買ってきた、
カットフルーツゼリー、これはありかも!
飯森山からの下りは少し左手にある。
滑りやすい急斜面を下りて、
バスケのゴールのような反射板を2か所通り過ぎると天童山。
天童山からは北山杉の下り、
途中、展望ポイントを通り、下っていくと茶呑峠。
ここで茶を呑んだ(笑)
東俣山へは、下りてきた分をまた一気に登り返す感じ。
木の幹にビニールテープがグルグル巻きになっているのが何なのだろうか。
道なりに行くと、東俣山。
●おかしいなと思ったら、違う場所に下りてしまった
東俣山からは、右側にロープが続いている道をひたすら下る、下る。
すると、いきなり人工物が見えてきた。
射撃場と地図にあるが、いろんな施設が集まっているみたい。
例によって、ゲート。
舗装道路を右に折れて、河原峠へ。
そのまま下って、林道歩きすれば、周山に出られると思っていたのだが…。
実はそうでなかった(笑)
登山地図で伸びているのは、林道は途中までで、一旦登山道に入るルートになっていた。
それに気づかずに、林道歩きとばかり思って、どんどん下る。
地図を見ながら、川は右側にあるはずなのにおかしいなあ。
地図がおかしいんかな。
いや、自分がおかしいのです(笑)
1時間くらい歩くと、車道に出た。
R477にしては、やけに交通量が多い気がする。
前、山国中学校から歩いた時はほとんど通らなかったのに。
道路に出るとバス停があった。
栗尾町……。
しかもJRバスの停留所。
てことは、R162だったのだ。
違うところに出てしまった。
次のバスまで30分以上あったし、
周山までは1kmちょっとなので歩くことにした。
ほどなくして、JRバス周山駅に到着。
今日もよく歩いた。
最初からつまづいて、最後もパッとしないゴールだった。
家に帰って、クルマで河原峠から分岐する登山道を見つけようと思ったが、
夜だったせいもあって、見つけることができなかった。
ただ、河原峠付近は不明点があるが、
今回のおかげで城丹国境尾根はもう迷わない。
結構なお山でございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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同じコースを、恥ずかしながら6回目でやっとコンプリートしました。
最終的に2012年3月27日に全ルート踏破しました。
書いておられる「迷いの森」、本当に判り難いですよね。
あの辺りや、あそこからコルを抜けたところは、私も赤テープを巻いたのですが、見難かったでしょうか。。。
^^;
京都北山は、毎週の様にどこかに登っておりますので、どこかでお会いしましたら、よろしくお願いします!
yuji mさん、こんにちは。
あの辺りは、登山者が少なく、
赤テープがあっても道らしくない。
それでいて巡視路(?)なのか、
それとも、登山者が間違って通ったのか、
定かではありませんが、
違う道の方がしっかりとして踏み跡があって、
道らしくなっているので、
見逃してしまいやすいんでしょうね。
京都北山、なかなか難易度が高いと感じてます。
こちらこそ、よろしくです
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