【北アルプス】涸沢~北穂【ピストン】【雪山】【テント泊】
- GPS
- 17:00
- 距離
- 34.1km
- 登り
- 1,768m
- 下り
- 1,753m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:00
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:30
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:00
天候 | 4/27 くもりのち吹雪 4/28 はれのち薄曇り 4/29 はれのちくもり |
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過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪直後の奥穂ザイテングラート/北穂南稜は表層雪崩に注意。 北穂山頂直下は急傾斜のため、滑落の危険あり。 |
その他周辺情報 | 小梨平のお風呂でさっぱりした。 お店の人は「せまいですので」と言いつつも、洗い場8席、お風呂も6人くらいなら余裕持って入れそうで、十分広かった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
★★★まとめ★★★
念願叶って残雪期の涸沢に行ってきました。北穂にも登ることができ、雪景色の北アルプスを堪能しました。
季節外れの積雪で北穂も奥穂も雪崩が頻発していたので、改めて雪山の危険を感じました。きちんとリスクを理解して対策することが重要ですね。
★★★前段★★★
数ヶ月前からGWの山行をHanatareさんと計画し、当初は常念山脈縦走を考えていた。しかし、八ヶ岳での事前演習でテント泊装備の重量の不安も残り、検討を重ねた結果、GW初日に上高地入りして、Hanatareさんは槍ヶ岳へ、私は涸沢+北穂に向かうことで決定。お互いの行程をクリアして、体力+気力が残っていれば徳沢から蝶ヶ岳、常念方面に行きましょう、となりましたとさ。
★★★4/27(土)★★★
初日はHanatareさんと7時に上高地で待ち合わせ。Hanatareさんは槍沢に、私は涸沢に向かうので、横尾まで一緒に行くことに。天気予報は荒天なので、横尾でテント泊も考えたが、涸沢まで登ってから状況見て決めることにした。
雪の降る道を歩き、10時に横尾に到着、ちょっと休憩。お互いの無事を祈ってそれぞれの道へ。
涸沢までの道は、残雪期らしからぬ冬の様相。本谷橋も雪に埋もれて見当たらないが、みんな休憩してるので倣って休憩し、アイゼンをつける。
天気は下り坂だが、13時頃、吹雪になる前に涸沢ヒュッテに到着。一応、確認のためテント場を見てみると、雪が吹き付ける中で雪壁を作っている人達がいて、そのしんどさを見て、即テント泊はあきらめ、小屋泊の手続きを済ます。
夕食は17時から。席が隣で仲良くなった女性と、夕食後はストーブに当たりながら雑談。気が付けば21時、消灯まで話してたことになる。山始めた時期とか、登った山とか、登りたい気持ちとかが似てて親近感が湧いた。この時はメガネだったから分からなかったけど、次の日コンタクトでかわいかったから連絡先聞けばよかったと激しく後悔。こんなこと言ってるとバチが当たりそう(笑)
★★★4/28(日)★★★
吹雪は夜中には止んで、朝は気持ちいい快晴で迎えることができた。朝食を食べて、テント場に向かい、ちょうど空いてる場所にテント設営。
奥穂と北穂を見比べると、奥穂に登ってる人のほうが多い。しかしながら、奥穂は山頂直下の雪壁が不安なので、北穂に登ることにする。
8時前に北穂に向けて出発。風はないけど前日の積雪が50cmくらいあり、日が照って雪は柔らかい状態。上からは時折コロコロと雪が落ちてくる。表層雪崩が起こりやすいシチュエーションだと思い、慎重に登る。
途中、2回くらい雪崩が発生し、ヒヤリとする局面があった。1回は自分の2~3m隣を通過していき、下にいた人を巻き込んでいった。巻き込まれた人は50mくらいは流されただろうか。雪量が少なかったので大事には至らず、怪我人もいなかったようでよかった。だが改めて恐ろしさを感じた。
北穂山頂には10時30分くらいに到着。辺り一面素晴らしい雪景色が広がっている。思えば半年前も同じ場所から同じ景色を眺めてた。北穂山頂は電波が入るので、記念写真を撮って、槍ヶ岳を登っているであろうHanatareさんにメッセージを送る。
山頂直下の下りは急傾斜で滑落の危険があるので、クライムダウンで一歩一歩確実に下りる。後ろ向きになって、三点支持しながら、雪面をつま先で蹴って前爪を立て、ピッケルを差し込む。クライムダウン、やったことなかったけど、意外とできるものだ。
山頂直下の核心部を越えて、少しホッとする。雪がどんどん腐ってきて、大股でザクザク滑りながらバランス崩しながらも下りる。
もう少しで涸沢、というところで登ってくるおばあちゃんに出会う。時刻は12時を過ぎたくらいで、気になったので声を掛けると、涸沢ヒュッテに行く予定とのこと。危険だなと思い、地図を見て涸沢ヒュッテを通り過ぎていることと、涸沢ヒュッテはここから見える茶色い建物だと言うことを伝え、一緒に下りることに。おばあちゃんは涸沢小屋でいろいろ確認したいと言っていたので、そこでお別れ。無事に涸沢ヒュッテに泊まれたかな?
テントまで戻ってきて、ビールで乾杯。クライムダウンで力入れすぎたのか、両手両足が疲れてる。今日はゆっくり休もう。
ちなみに、奥穂側もザイテングラートで雪崩があり、こちらは怪我人も出てしまったそうだ。明日は穂高岳山荘まで登ってみようかと思っていたが、それを聞いて、おとなしく涸沢を下ることにした。
★★★4/29(月)★★★
今日は下るだけなので気が楽だ。徐々に明るくなっていく涸沢カールを見ながら、のんびりベーコン焼いてコーヒーを飲み、ぼちぼち撤収する。
8時頃に下山開始。さすがに大丈夫だろうと思いながらも、雪崩が起こらないか、デブリがないか確認しながら、時折振り返りながら進む。
10時に横尾、11時に徳沢に到着。当初は徳沢で泊まる予定だったが、天気よくなさそうだし、足も疲れてるので、家に帰ることにした。
小梨平でお風呂入ってさっぱりして、上高地でぼんやりしてるとHanatareさんも帰るとのことで、いつものインフォメーションセンターで合流。槍ヶ岳の方も大変だったようで、お互いの無事を称え合う。Ucchiさんにも心配かけてしまって申し訳なかった。安全な山行を心掛けよう。
まずはお互いに無事帰還ということで良かったです。今まではどこか他人事で聞いていたGWの北アルプスの雪崩や遭難事故が、今回は自分事として考え方を見直すきっかけになりました。
初日の涸沢ヒュッテの事とか(笑)、お互い反省点も多いかと思いますので、来月あたりにU氏を交えて反省会やりましょう。
GW後半の山行もお気をつけて!
今度は徳澤園でのニアミスはないとは思いますが(笑)
Hanatareさん、コメントありがとうございます!
ほんと、無事で何よりです。
今後は準備と対策をしっかり取り組んでいきます。
今回の最大の失敗は涸沢ヒュッテの山ガールのことですね(笑)
6月には関東に戻るので、Ucchiと居酒屋「たかお」で反省会したいです。
Hanatareさんもお気をつけて!
endooooさん
こんにちはtakadiveです。
この度は俺っちの涸沢(奥穂)レコに拍手ありがとうございます。
分割してしまったレコは無事一つにまとめる事が出来ましたが
皆様の拍手が消えてしまいます。
申し訳ありません。
今後とも宜しくお願い致します。
赤岳と涸沢と2週連チャンでニアミスでしたね〜🤣
涸沢は皆さん無事で良かったですね🎵
takadiveさん、こんにちは!
ニアミス、ほんとですね!
赤岳も涸沢も素晴らしい山行でした!
涸沢は、みんな無事で本当に良かったです。
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