快晴！オートルート去年の続き(薬師岳→黒部五郎岳→三俣蓮華岳→新穂高温泉)

2019年05月02日(木) ~ 2019年05月06日(月)

• GPS: 104:00
• 距離: 49.3km
• 登り: 3,710m
• 下り: 3,874m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 1:43
• 合計: 6:55

8:20 スタート地点
9:12 9:35 飛越新道登山口
10:05 10:20 鉄塔
11:00 11:15 1680m
12:15 12:30 飛越新道分岐
13:15 13:35 1915m
14:25 14:40 寺地山
15:15 北ノ俣小屋手前

2日目

• 山行: 7:58
• 休憩: 2:33
• 合計: 10:31

5:17 北ノ俣岳小屋手前
5:22 北ノ俣避難小屋
5:22 2265m
7:08 7:18 2485m
7:50 7:55 神岡新道分岐
8:13 8:23 2425m
9:00 9:58 太郎平小屋
10:50 11:00 2430m
12:10 12:22 薬師岳山荘
13:32 14:07 薬師岳
14:32 14:45 薬師岳山荘
15:48 太郎平小屋

3日目

• 山行: 6:54
• 休憩: 2:20
• 合計: 9:14

5:26 太郎平小屋
6:15 6:25 2440m
7:17 7:27 2615m
8:05 8:15 赤木岳下
8:15 中俣乗越
8:55 9:05 2475m
9:50 10:08 2515m
10:40 10:50 2625m
11:35 11:45 黒部五郎の肩
12:05 12:37 黒部五郎岳
13:02 13:12 2665m
14:00 14:20 2555m
14:40 黒部五郎小舎

4日目

• 山行: 7:39
• 休憩: 2:22
• 合計: 10:01

5:52 黒部五郎小舎
6:26 6:36 2520m
7:40 7:50 三俣蓮華岳巻道分岐
8:20 8:40 三俣蓮華岳
9:25 9:35 中道分岐
10:22 10:34 双六池
11:05 11:20 2575m
12:20 12:50 花見平
13:05 大ノマ乗越
13:40 13:50 2065m
14:36 14:46 1570m
15:25 秩父沢出合
15:25 15:40 小池新道入口
15:53 わさび平小屋

5日目

• 山行: 1:07
• 休憩: 0:15
• 合計: 1:22

7:05 わさび平小屋
7:55 8:10 1240m
8:27 新穂高温泉駅
8:27 ゴール地点

天候

全日快晴

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

飛越トンネル3km手前に駐車。帰りは新穂高温泉→神岡までバス。神岡からタクシーでクルマ回収。

コース状況／危険箇所等

・黒部五郎岳から小舎へは稜線ルート。秋に下見はしたものの雪は未経験だったのでヘルメット持参したが、結果的には不要だった。
・大ノマ乗越から秩父沢の下りは降り口が急だが、雪庇はなく安全に降りられた。ただし大ノマ岳側から雪庇崩れがあり、また、秩父沢は左右から雪崩れたと見られるデブリが大量にあり、比較的少ない左岸寄りを通りのが安全。

その他周辺情報

富山インター近くの回転寿司と日帰り温泉を利用

写真

5/2 8:20

【5月2日】
飛越トンネル手前3km地点で大規模な崖崩れ。ここにクルマを停めてスタート

5/2 9:15

林道歩いたおかげでふきのとうをゲット

5/2 9:32

飛越トンネル登山口

5/2 9:34

夏道は左だが、冬道の右手尾根に取り付くようだ

5/2 11:19

鍬崎山だね。スノーシュー持ってきたので神岡新道分岐から履いてます

5/2 12:21

北ノ俣岳が見えてきた

5/2 13:47

こちらから見る笠ヶ岳は秀嶺だ

5/2 14:07

寺地山から

5/2 14:09

北ノ俣岳バックに

5/2 16:58

北ノ俣避難小屋手前の平地にテン泊。ふきのとうの塩炒めでウィスキーオンザスノー

5/2 17:01

夕方になって快晴に。笠ヶ岳が素晴らしい

5/2 17:13

笠をテント内から眺める

5/2 18:26

日暮れの笠ヶ岳

5/2 18:26

乗鞍岳

5/2 18:26

御嶽

5/2 18:30

明日は稜線まで400mだ、シューで行けるな

5/2 18:37

きれいに沈んだ

5/3 5:24

【5月3日】
今日も晴れるぞ

5/3 6:21

稜線の向こうから日が登る

5/3 6:32

先行する人も立ち尽くす

5/3 7:41

薬師岳

5/3 7:41

薬師岳の奥は立山、さらに奥に劔岳

5/3 7:50

雲の平に水晶やら鷲羽やら

5/3 7:50

薬師岳

5/3 7:50

黒部五郎岳

5/3 7:50

ヤリー

5/3 7:50

鷲羽岳

5/3 7:51

水晶岳

5/3 7:51

薬師岳

5/3 8:54

太郎平小屋と薬師岳

5/3 11:11

薬師峠からまっすぐ上がって、右の樹林を上がろう

5/3 11:43

薬師岳山荘はまだか

5/3 11:52

手前のコブ越えたら山荘だ。シューからアイゼンに替えて

5/3 13:30

薬師岳見えてきた

5/3 13:38

薬師岳登頂

5/3 13:38

昨年辿ってきた道、立山方面

5/3 14:21

下山、太郎平小屋に向かって

5/3 15:25

薬師峠から登り返す

5/3 17:53

太郎平小屋でビール2本、油揚げが合う

5/3 18:37

飯食ってたら日の入りにギリギリ間に合った

5/3 18:39

昨日のよりきれいだな。明日も期待出来そうだ

5/3 18:41

この日テント泊は僕だけ。五郎を見ながら

5/4 5:15

【5月4日】
黒部五郎岳アップ

5/4 5:15

五郎。今日は空が青い。天気は結果的にこの日が1番だった

5/4 5:35

薬師岳の右手から出た

5/4 5:40

太郎山から緩やかな斜面を登っていく

5/4 7:04

立山と奥大日岳

5/4 7:18

立派なイグルー。居住中だった

5/4 7:46

雲の平が光ってる。誰か来てって言ってる！

5/4 7:48

北ノ俣岳山頂から白山

5/4 7:58

御嶽もくっきり

5/4 8:36

雪庇の下をトラバース

5/4 8:43

もうすぐ黒部五郎岳の登りにかかるぞ

5/4 9:02

薬師岳と赤牛岳の向こうには

5/4 9:02

鹿島槍ヶ岳かな

5/4 9:35

これから五郎

5/4 10:03

振り返って薬師岳

5/4 10:03

立山と龍王岳

5/4 10:03

600mmのアップで、左に旭岳、右に白馬岳

5/4 10:05

ここから五郎の登り300m

5/4 10:48

立山だっけ？

5/4 11:39

この広大さは雲ノ平より楽園かもしれない

5/4 11:43

昨日今日歩いてきたところをバックに

5/4 11:45

地味な直登が続く。息が切れ100歩ずつしか歩けない。シューが重い

5/4 12:06

ヤリホー

5/4 12:06

笠ヶ岳、乗鞍岳

5/4 12:07

雲ノ平と水晶岳ワリモ岳鷲羽岳

5/4 12:33

黒部五郎岳着いた。槍穂笠をバックに

5/4 13:06

稜線ルートを下る。ここの状況だけわからなかったのでヘルメット持ってきたが、何てことなかった

5/4 13:06

笠ヶ岳

5/4 13:30

雪山稜線ルート

5/4 13:34

五郎のカールが素晴らしい

5/4 13:35

遠くに雷鳥いました、つがいです

5/4 14:02

何度も言う、五郎のカール素晴らしい

5/4 14:04

すぐ近くで石のように動かずモデルになってくれました

5/4 14:05

さっきの遠目のと違う雷鳥、ソロです

5/4 14:36

五郎小舎が見えた、少し右手に行き過ぎたのでここから小舎にまっすぐ降りるとしよう

5/4 15:36

小舎裏にテント張った。タバコ吸いたいからな

5/4 15:38

日差しがテント内に。暑い。まずかき氷食って、そしてウィスキーオンザスノーが旨い

5/5 5:47

【5月5日】
今日も笠が麗しい

5/5 6:24

スキーヤーが先行してゆく

5/5 6:49

北アルプスで1番好きかも、黒部五郎岳

5/5 6:53

地味にしんどい。でも安全。スノーシューに合うね

5/5 7:08

三俣蓮華岳へ少しずつ

5/5 7:08

立山、龍王岳

5/5 7:08

薬師岳

5/5 7:09

振り返って五郎や北ノ俣岳

5/5 7:09

祖父岳ワリモ岳鷲羽岳

5/5 7:43

もうすぐ

5/5 8:19

三俣蓮華岳山頂

5/5 8:20

ヤリホー

5/5 9:08

ヤリホバックに

5/5 9:27

中道へ進もうか

5/5 9:43

やはりヤリは偉大だな

5/5 11:09

双六池から稜線を進んで、槍見でかき氷。日射で暑いから旨すぎる。
井村屋のイチゴシロップ、パウチで売ってた

5/5 11:19

振り返って鷲羽岳

5/5 11:30

今回初日から今日まで雪の笠ヶ岳に魅せられた。来年来るね

5/5 12:01

笠ヶ岳

5/5 12:01

ヤリー

5/5 12:01

北穂奥穂西穂

5/5 12:46

笠ヶ岳

5/5 12:46

黒部五郎岳も最後

5/5 13:01

弓折岳から大ノマ乗越を伺う。雪庇はないな

5/5 13:10

急斜面を降りて見上げる

5/5 13:27

もう安心だ

5/5 15:18

林道がデブリで埋まってる
このデブリでふと見上げると雪渓を横切る熊一頭を見ました。初めて熊遭遇で感動

5/6 7:04

【5月6日】
わさび平小屋、お世話になりました

5/6 7:17

帰りもふきのとう収穫。ふき味噌にしよう。
帰りは皆急ぐから路傍にたくさん、取り放題

5/6 7:24

まだまだ林道がデブリで

5/6 8:13

最後に焼岳が

5/6 8:26

新穂高温泉着きました

5/6 8:43

ロープウェイ駅に着いたら、いつもの飛騨牛串焼き。毎回美味しい

5/6 8:45

五平餅も

5/6 8:54

そして足湯しながら神岡行きのバスを待つ

撮影機器：

STYLUS1,1s OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

アイゼン ピッケル テント ヘルメット ストック スノーシュー モンベル#3シュラフ ガス缶2個 ショベル

備考

ワカンかスノーシューか直前まで悩み、27日の新雪でシューを選択したが、結果的にはワカンが正解、シューは重荷だった。
因みに、神岡新道分岐から薬師岳山荘まで、黒部五郎小舎から弓折岳までシューを履いた。

感想

nagaさん

かつてない10連休。1番行きたかったのは平ヶ岳から巻機山の上越国境。学生時代以来35年振りに行きたかったが、安定した天候と予備含めて5泊が必要だ。他には、飯豊連峰、裏岩手縦走、北アルプスも候補にしていた。
結果、10日間予報を見極め、5/2から最大4泊で一番晴れる場所ということで、 昨年のGW黒部五郎岳で中止した日本オートルートの続きをやることにした。

5/2飛越トンネルの3km手前に路駐し、雨が上がってスタート。これ以降はずっと晴れる筈だ。飛越トンネル登山口から積雪あり。トンネル右手の尾根に取り付く。あまり潜らないが背負うと荷が22kgになるので、神岡新道分岐でスノーシューを履く。それでも中々足が進まない。運動不足もあるな。初日は稜線まで上がる予定だったが、北ノ俣避難小屋辺りに幕営した。

5/3シュー履いて400m上がって稜線に出ると、昨年見た風景が蘇える。何とも言えないいい場所だ。27日にここで遭難があったが、なぜ吹雪の中を来たのかな、ツェルトは持ってなかったのかな？ 急いで太郎平小屋に下ってテントを構える。昨年の続きというと黒部五郎岳に向かえばいいんだが、飛越から上がってくると薬師に行かない訳にいかない。ビールもあるしな。北アの中で薬師岳だけキレイに晴れている。シューのままで薬師に向かう。薬師岳山荘まで上がると風が強くなった。一年ぶりの薬師岳。雄大な山容だ。結局太郎平小屋のテントは僕だけだった。淋しくはないけど。

5/4さあ縦走だ。北ノ俣岳まで緩斜面を進む。白山や御嶽もくっきり。今日は空気が澄んでいる。北ノ俣以降はトラバースしていくのでシューでなくアイゼン履いてる。勝手気ままにコースを取る。楽しいがシューを背にして荷が重い。五郎へは300m登る。50歩ずつ10m上がる度に足が止まる。まあいいさ、のんびり行こう。黒部五郎岳到着。相性がいい山。2年前にここで若者が「丸見えーっ」と叫んで皆で大笑いした。今日も丸見えだ。白馬岳と旭岳もはっきり。下りは右手稜線ルートを下る。ここのためにヘルメット持参したが危険はなかった。その代わり岩稜を過ぎると今度は潜りだした。五郎小舎にまっすぐ下ると同じ頃に4組到着。三俣蓮華岳の途中まで行こうかと思ってたのを忘れここに幕営。たまには2時台もいい。雰囲気も眺めもいいし。

5/5シュー履きスタート。BCパーティは今日下山するそうだ。俺も下ろうかな。明日の午前までは天気はもつそうだが。小舎から急登を上がるとそのあとは緩く三俣蓮華岳へ。広い稜線に気分いい。双六池へは中道を行こう。双六岳はまたな、と言っていつもパスだ。双六池へはシューのまま下ったが些か無理矢理だった。ヤリホ展望稜線。ここはいつの季節も風がなく暑い。かき氷(イチゴシロップ)で体を冷やす。旨い、旨すぎる。思えば、昨夏は笠を目指すも鏡平山荘のかき氷に目がくらみ下山を決めたのだ。大ノマ乗越は雪庇はなくスキー跡に従って降りた。午後の腐り雪で潜りシャカシャカとはいかなかったが。小池新道入口まで降りさあ林道となっても、林道は膨大なデブリで埋まり時間を要した。神岡へのバス時頃を過ぎ、わさび平小屋横で幕営。

5/6バス時刻まで余裕あったので9時間ぐっすり寝た。3日間寝不足だった、酒飲まずに早く寝れば寝られたのではあるがな。そりゃ無理だから。新穂高ロープウェイ駅に着き、いつもの飛騨牛串焼きを味わい、神岡行きバスを待った。その後神岡からタクシーでクルマを回収した。