外秩父七峰縦走 早々に撤退の巻
- GPS
- 05:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,157m
- 下り
- 895m
コースタイム
07:47 官ノ倉山CP(1600人目カウント)
08:25 和紙の里
(トイレ)
08:37 和紙の里出発
09:48 萩平丁字路
09:52 出発
10:57 笠山CP(1300人目カウント)
11:10 笠山峠
11:20 下山開始
12:00 白石車庫バス停
天候 | くもりのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り;12:40白石車庫バス停→13:12小川町駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・予想通りの人、渋滞、想定外のノロノロ。 ・CP前の渋滞もさることながら、下り辛い場所、滑りやすい箇所がひきがねになるようです。 ・萩平からの山道にぬかるみがあり、スパッツ着けていてマル、でした。 ・トイレは駅、官ノ倉山手前、官ノ倉山下りてからの住宅街の公園、和紙の里。 和紙の里では並んでいるのを尻目に身障者用に入って行くちゃっかりさんも。 ・小川町駅から白石峠までのコース詳細状況は4月7日に行きました拙レポ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-180634.html 参照下さい。 |
写真
感想
4月22日、日曜日。
楽しみに待っていた外秩父七峰縦走ハイキング大会。
大会関係者が言うには申し込みは7500名に及んだそうです。
同行者は過去参加者の皆さんの平均コースタイムをエクセルで算出して予想を立て、わたしはスタートからゴールまでのコース状況、高低差、アップダウンの数を調べてシュミレーションは完璧。
ザックも軽くすべく使わないであろうクマ避け鈴等は入れず、アミノ酸飲料300cc、アミノバイタルゼリー3000を二個、おにぎり3個、チョコ、ナッツ。
が、
まさかの同行者の体調不良発生。
参加も朝にならないとわからない、と言いましたが抗生物質大量投与で始発電車に乗りました。
行ける所まで行ってみよう。
参加者は圧倒的に男性が多かったようですが、山の中で、というよりCP地点や和紙の里、A-ナントカ(数字)、B-のナントカ地点のプチ休憩スポットに来ると女性参加者も結構いるのが見受けられました。
若い人、中高年、…お年寄り。
単独、二人連れ、グループ、昨年のキャップを被ったご夫婦、お子さま連れは10人もいなかった。
まぁ様ざまなウエア。
いろんなザック。
雨予想アリの日なのに雨具入れてるんですか?というような小さなザックの方、ど、どこか縦走するんですか?くらい大きなザックの方。
あ、七峰縦走ですが。。
停滞中に、前の男性のザックのロゴがグレゴリーでもミレーでもマムートでもドイターでもコロンビアでもアディダスでもなく
『東武鉄道』
とプリントされているのを同行者が見つけて、ソッとわたしに教えてくれる。
萩平までの舗装道路では抜いたり抜かれたりで予想コースタイムよりかなり短縮出来ましたが、笠山への上りがかなり早い地点から停滞し始め、ノロノロ進んでは立ち止まりの状態。
和紙の里からの長い舗装道路で汗かいた身体が冷え込んでいくのがわかります。
霧雨が寒さに追い討ちをかけます。
笠山山頂直下は途中立ち止まっている人、追い抜かした時すごいゼーゼーハーハーの息遣いの人、このコース一番の難所であることが伺われます。
笠山CPでハンコ押してもらい、寒いので一目散に下ります。
でも、上には上がいて。。
急だからロープが設置されているのに、すごい勢いで駆け下りる男性や、明らかにわたしより年上らしいのにヒョイヒョイ下りる双子のようにうしろ姿がそっくりな中年女性が二名、滑りやすくなっているのにまったく意に介さず下りて行く姿には驚かされました。
『ハハキトク』の電報でも受け取ったのでしょうか?
寒さで同行者の体調が心配ですが、ここでわたしに異変が。
右足指先が痛い。
…前日、埼京線の中でガタンと電車が揺れた時にハイヒールの女性に思いっきり踏まれたことを思い出す。
痛くて痛くて吐くかと思った。
それが下りでキターっ。
笠山峠に着いた時はかばって歩いていたのか、右脚の骨、腰の骨が痛い。
雨具を着込んでも寒く、堂平山で豚汁食べてあったまりましょうか、とも言ったがこの地点でこの寒さだと堂平山はもっと寒いのはわかっている。
わたしの足も、残りの下りに耐えられる自信が、ない。
周りの人たちは次々に雨具を着込み、ザックカバーをかけ始め、ここ一帯カラフルな場になっていきます。
撤退決定。
同行者は下りて小川町でうなぎ、の嬉しい提案をしてくれて本来ならばキャーキャー喜ぶところですが、この冷え、小川町までもたないよ。。。
同行者も
「やっぱりバス停でお蕎麦がいいかなぁ」
遠くのうなぎより近くのおそば。
こんな選択するなんて、どれだけ寒かったか。
ここで下山は正解でした。
この白石車庫バス停までの道はぐんぐん下りで、やはり足が痛く、目に星をちらつかせながらでした。
でも人がぱたっといなくなり、静かな水の流れの音と小鳥のさえずりが聞こえ、タッタカ下りる同行者のうしろ姿を見ながら追っかけていく、といういつものパターンの寂境のなかのハイキングが痛いながらも楽しめました。
加えて。
里の花が一斉に今日開いたかのようでした。
いきなり春になったみたいに水仙はそろいも揃ってみんな満開の笑顔。
桜のやさしげな色合い。
桃は頭上に届くほど下がった枝に、びっしり濃いピンク色の花をつけています。
レンギョウの黄色は元気が出そうです。
お蕎麦をふーふー吹きながら食べて、反省会です。
「和紙の里までの舗装道路と萩平までの長い舗装道路、みんなガッツンガッツン飛ばしてたね〜、驚いた」
山の中ではあの通り渋滞にはまるから、あそこで稼がないと、って感じですね。
「今何時?12:20かぁ…、
定峰に向かっていた頃かなぁ…」
同行者、ぼやく。
満員になり次第出発の臨時バスに今日は座れて揺られて眠れて小川町駅へ到着。
朝は賑わっていた駅前も物産展が出ていますが寒く、あまりひともいない。
電車に乗ってからも
「途中からバスに乗ってきた男性、大霧山から下りてきたって言ってたね、
ずいぶん早くスタートしたんだろうね、
今、13:40かぁ、そろそろ大霧山だったかなぁ…」
同行者、悔しがる。
夕方、雨になる。
「17:30か…、雨の中、まだ歩いているひと沢山いるんだろうねぇ。。」
同行者、往生際がわるい。
来年は続きからのスタートではなく、最初から完走する、と病んでるくせに今から闘志まんまん。
「その前に10月にはおごせハイキング大会もある、コレは絶対。。。!」
同行者、その前に菌が移らないカラダになってくれ。
…とは、わたしも言えない。
ひとの中にいるから菌もウヨウヨしているし、足踏まれるような事故にもあってしまうのですから。
危険な所には近寄らない。
山の中ではなく、都会の鉄則。
44039歩。
帰途、少し遠回りをしたので実際は32000〜37000歩だと、思います。
ヤマレコの完歩したユーザーさん、おつかれさまでした!!
羨ましいです!
残念ながら途中撤退したユーザーさん。。
お花、きれいでしたネ!
いい花見が楽しめましたね。
(↑…完璧に負け犬の遠吠え。。)
コメント
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miketamaさん
お疲れさまでした。
あいにくのお天気なので、天気予報や当日の志木の現状から、心配しておりました。
締切前日時点で7,000名超とのオペレーターの話でしたので、そのあと500名の申し込みがあったんですね。
さすがは歴史ある著名な外秩父七峰縦走ハイキング大会です。
竹沢駅スタートの事前情報収集に加えて、同行者さんの
過去参加者平均コースタイムのエクセル算出、miketamaさんのコース状況分析と完璧なシミュレーション、パッキングも考慮された緻密な準備も、悪天候・渋滞・同行者さんの体調不良・miketamaさん通勤負傷と同時多発テロのような障害要因に阻まれましたね。
お疲れさまでした。
でも、このご経験は素晴らしい来年の糧じゃないですか。
私の場合は応募しないことには始まらないので、まず応募からかなぁと思いつつ、元々土日に休み難い仕事の上、レコを拝見していると、舗装路・渋滞が苦手(得意な人はいないか)なので、躊躇されてしまいます。
mizu-chanさん、こんばんは。
ありがとうございました。
ごまめの歯ぎしりレポ、読んでいただきうれしいです。
自分で言うのもナンですが、半端ない力の入れようで臨みました。
同行者が割り出した平均コースタイム、4月7日のタイムとペース配分で17時30分にはゴール、と目論んでいました。
白石峠の175段の階段は問題ない、とか平坦な道をごれ位進んだら急登、とか。
3,7kmは自宅からどこどこまでと同じ位、とか9,9kmはあそことあそこの一往復半、だとか。
舗装道路対策は1週間に4回は4km早足で歩いて慣らしました。
もし水ぶくれが出来たら安全ピンとライターとバンドエイドで応急処置をするつもりでした。
こんな力の入れよう、他の方面に使えばいいものを。
でも、たのしかったです。
ヤマレコユーザーさんの過去データを参考にさせて頂き、撃沈しましたが楽しい時間でした。
同行者もわたしもまさかの『日常』での罹災(?)で、いや〜、お山よりアブナイアブナイ。
もっとも、『お山』のために『日常』があるような様相になっている今日この頃ですが。
mizu-chanさんも通勤時間、お仕事、お仕事先の方とのおつきあいと『危険な』(楽しい?)『日常』にさらされているようですから、くれぐれも気をおつけになってくださいね!!
本当に、悔しい。
満身創痍でゴールした方もおられるのに情けない。
ついでに、大会前日『43km完走できるために受けた施術』(吉祥寺の某整体、あっという間に終わってしまう)、2000円。
あ〜、惜しい。
レポートを拝見していたら、「明らかにわたしより年上らしいのにヒョイヒョイ下りる双子のようにうしろ姿がそっくりな中年女性が二名、滑りやすくなっているのにまったく意に介さず下りて行く姿」と記載があったので投稿しました。
笠山CP通過時間を確認すると私の連れ合い達(双子)と同時刻です。赤と青のウエアでした。何回か滑って転びそうになったと平然と言ってます。困ったものです。年を考えないと。。。
この時点で私は30分以上先行してましたが、走って来た二人にゴールまで後5kmの地点で追い付かれ17時6分に一緒にゴールしました。私は普通の歩きなので、もし撤退しなければ17時30分〜40分位にゴールできたでしょう。来年に期待ですね。
はじめまして、miketamaです。
完走 おめでとうございます!!
ファミリーで参加なさって全員踏破なさったなんて、素晴らしいです!
あ、おかあさまを重病人に仕立て上げてしまい、失礼しました!!
それ位、急坂をポーン、ポン、ポン、ポン、と疾風の如く下りられていて、何か急いでいるような、ロープなんかにゾロゾロつたって下りていたら間に合わない!
そんな、怖いとか危ないとか滑ったら転ぶ、なんてことはお二人の辞書にはない、見事な下りっぷりでした。
も、唖然。
そうですか、
yamaki1948さんに追いつくためにお急ぎだったのですね。
というよりも、いつもそうなのでしょうね。
中年女性なんて決めてすみません、わたしも立派な中年ですのでおゆるしください。
それにしても!!
うまい具合に足を石に置き、置いたらまた次の石、飛び石伝い、とでも表現するのでしょうか。。?
いわゆる身体能力、というのにものすごく秀でていらっしゃるのでしょうか?
コツ、もしくは練習方法があるのなら教えを乞いたいです!
よろしくお伝え下さいませ。
驚嘆してお二人の軽々と下りられるうしろ姿を見送っていました、と。
無理は禁物ですよ。私は大霧山手前のアップダウンで尻餅を付いてしまい、座るとまだ痛いです。
この二人は、ランニングをしていますので基礎体力があるのでしょう。一週間前にも長野マラソンを12年連続で完走していますので。そういう訳で私は一緒に歩けないので、マイペースで殆ど休まず歩いています。
参考として当方の記録のURLを貼り付けました。興味がありましたらご覧下さい。
http://yamaki1948.web.fc2.com/nanaminenokiroku.html#astart
HP,お邪魔しました。
沢山のたくさんのお山、上られていらっしゃるのですね!
状況、コースタイム等緻密で、まあ楽しくて朝まで読んでしまいそうです。
今日はいい加減に切り上げて、GWの楽しみにとっておきます。
そうですか、…ランニング、ですか。
mmm、
何から始めたらいいのかわからない位、無縁で過ごしてきてしまいました。
体重を落とす?
髪を短くする?
→(それはお二人のうしろ姿のイメージからですが)
まずは朝、早く起きる、ですかね?!
yamaki1948さんは記録はヤマレコにはアップなされないのですか?
HP,訪問しますね!
コメント付けて頂き、ありがとうございます。
matsukoと申します。
私も今年は撤退してしまいましたが、来年こそは!!!
お互いに来年、リベンジ狙いましょう
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