乗鞍岳 (位ヶ原山荘から剣ヶ峰、ツアーコース下山利用)
- GPS
- 04:29
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 691m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り 無風 暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はスキーをするには十分で、剣ヶ峰から三本滝の駐車場までツアーコースを利用して下山できた。途中、道路と交わるところで板を外した以外はスキーは履いたまま移動できたが、ツアーコースはそろそろ雪がなくなる箇所がでてきそう。雪質は気温が高かったせいか、上から下まで全部ザラメで快適。 |
写真
感想
2シーズンぶりに乗鞍岳をスキーで訪問した。終日天気良く暑かったが、積雪が多く雪質良く楽しめた。また、初めてツアーコースで下山を試みた。以下に詳しく。
三本滝の駐車場にはバスの出る約1時間前に到着。アスファルトの箇所に何とか駐車したがこの時間でギリギリだった。準備してバス停の列に加わる。8:45のバスは大勢のスキーヤー、ボーダーで賑わう。列に並んで気付いたのは、普通の登山者の数がとても少ないこと。以前来たときはもっとつぼ足登山者や、スノーシューで登る人が多くいたと思うのだが、今日は割合としては1割程度ではなかったか。乗鞍は標高の高い所までバスで上がれて滑る斜面も多いし、何より他のエリアで雪が消えてもここはまだしばらく滑れる安心感があるのでスキーヤー、ボーダーが集まるのだろうか。バスは定刻より少し遅れて出発し、少し遅れて位ヶ原山荘に到着。バスの中では眠くて寝ていた。バスは5台でていたと思う。朝からすごい人数が入山するようだ。バスを降り板を受け取って少し歩いて雪の上に出てシール歩行開始。バス到着直後の位ヶ原山荘付近はまさにカオスだった。既に時刻は9:30を過ぎ、日射と雪面からの照り返しがあり、歩き始めから暑くてたまらない。ジャケットなどはお呼びではなくザックに仕舞ったまま。パンツのベンチレーションも全開にして歩く。しばらく歩くと例によって剣ヶ峰が見える。天気は快晴とは言えないが、堂々とした山の姿に感動。来て良かったと思う。毎度ここに来るとどう登ったものかと思うのだが、結局眺めの良さそうなところを歩いて標高を稼ぐ。歩き始めから標高が高くて息が続かないので歩いたり止まったりとなる。雪質はザラメだが、新雪が覆っている箇所が多くて、白と泥がまだらになっている。肩の小屋を右手に見つつ稜線に上るが、ここまで来ても風はなく寒さも感じない。5月中旬の3000メートル峰とは思えないような陽気。そのままスキーで登降を続け、剣ヶ峰の手前で板を外して無事に11:56に到着。出発から2.5時間ほどかかったが、途中休み休みだったのでこんなものだろう。そして今日はバスで下る必要がないのでその分時間に追われず、気楽に歩くことができた。山頂からは御嶽山や、近くの穂高などがよく見えた。剣ヶ峰は狭いので写真を撮ったら離れて近くの岩の上で休憩する。山頂に来ても寒さは微塵も感じず、シャツだけでいられ、下界の暑さが思いやられた。山頂で持ってきた食料を消費する。座って休んでいる間にも続々と登って来る人多数。もっとゆっくりしていても良かったが、人が多くなってきたので準備をして適当なところで下山開始。暑かった、やはりジャケットは着る。どこを滑ろうかと思ったが、剣ヶ峰から一番近い適当な斜面に飛び込む。途中岩が露出していたが、雪質がザラメでコントロールし易かったので無問題。標高の高いところでは滑り易い雪が続いたが、標高が落ちてくると、新雪が覆っている所ではストップスノーになっているところが多く、ブレーキがかかり滑りにくいところもあった。位ヶ原山荘に近付かぬように注意しつつツアーコース方向に移動。どちらの方向かはスキーヤーが大量に下って行くのが見えたので容易に判明したし、樹木に入口の道標が掲げてあった。そこを下り始めると始めのうちは広々としていたが徐々に樹木の切り払われた斜面が続く。雪質がザラメだったので滑りに特に問題はなかったが、ところどころスキーで踏み固められたような場所があり、まるでモーグルの雪面のようになっているところもあった。特に滑りにくいわけではなかったが、慣れないゆえ戸惑う。ツアーコースの積雪はスキーで降りる分には十分。どこまで雪が繋がっているだろうかと思ったが、結局道路と交差するところ以外は雪は完全につながっていて、最後、三本滝駐車場に降りるゲレンデに到達するところ以外は板を外す必要がなかった。一箇所だけ板を脱いで手に持ち、残雪のあるゲレンデトップに立って最後一本滑ったら駐車場に到着。今日の行動終了。風が弱くて暑かったが、無事に降りてこられて良かった。乗鞍は埼玉からだと遠すぎて、シーズンに1回来るのが精一杯だ。
帰りは中央道を松本から高井戸まで利用したが、この区間で渋滞一切なし。渋滞の名所とも言える小仏トンネルも気付かぬうちに通り過ぎていた。こんな楽な中央道の移動は初めてかもしれない。世間は10連休後の最初の週末で、休み疲れで遠出を避けたのだろうか。楽な移動ができたのは大変良かったが、その代わりなのか、帰りの車内からくしゃみがとまらない。もう花粉の季節でもないのだが、何故なのだろうか。
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