御在所岳〜イブネ〜雨乞岳周回
- GPS
- 08:38
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,458m
- 下り
- 1,448m
コースタイム
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:08
天候 | 二日間とも快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
武平峠から御在所はザレた岩登りの急登。危険箇所はなし。 御在所岳から下りの水晶谷は一部、沢を高巻く道が崩壊している。 上水晶谷から小峠への登りは特に問題ないが、下りはスリップに注意。 小峠〜イブネの尾根は木の根を使うトラバースに気を付ければそれ程危険はない。 イブネ〜東雨乞岳は急登と笹藪。踏み跡は明瞭。 東雨乞岳〜武平峠は登山口から1キロほどのトラバースに悪い所がある。 |
その他周辺情報 | アクアイグニス(休日は\800) |
写真
装備
個人装備 |
テント
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
テント一式
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感想
急な仕事が入り三重県まで出張することに。仕事そのものはすぐに終わってしまうものなので、せっかく行くのだったら…ということで鈴鹿山脈に立ち寄ることにした。色々調べている内に「イブネ」という聞き慣れない名前の山でテント泊している方が多いことに気づき、レポートを読んでいる内に居ても立ってもいられなくなり一泊山行の計画を立てた。名前は知っている御在所岳に立ち寄ってイブネを目指すルートを引くと武平峠からの周回ルートが良さそうだ。
金曜夜に東京から4時間ほどで四日市ICに着いた。スーパー銭湯で仮眠する予定だったが、晴天予報で駐車場が混みそうなので、車中泊に変更。途中、鹿の横断に出くわしながら夜中の鈴鹿スカイラインを走り、駐車場で一夜を明かした。
翌朝、5時頃には次々と登山客が到着し駐車場が埋まっていく。やはり車中泊で正解だった。身支度を調えて6時頃に行動開始。武平峠から御在所岳はさほど距離はないが登り一本調子。風邪気味だったため体調が思わしくなく、30分ほどでへばってしまった。休み休み登って舗装路に出る頃、よやく落ち着いてきた。
御在所岳山頂から、これから向かう山々を見下ろし、まずは水晶谷へと下降する。基本的には谷をそのまま下るルートで時折、高巻く感じで岩を乗り越えていく。リボンが整備されており迷う心配はあまりないが、途中で踏み跡に誘われて支谷の方へ踏み込んでしまった。何とか復帰すると、今度は沢沿いの遊歩道のようなトレイルになり、ほどなく地獄谷出合に到着。さらに下って上水晶谷分岐を過ぎ、イブネから南東に伸びる尾根を目指す。道はどうやら涸沢を直接登っていくらしい。テープを追っていくとV字に切れ込んだ谷間を進んでいく。尾根筋への最後は粘土質の急傾斜。虎ロープがあり、滑りながらも何とかルートに辿り着いた。この尾根は序盤が直登ばかりの急傾斜。道はハッキリしているのだが、真夏のような日差しも相まって体力を削られる。標高1000mぐらいまで我慢の歩きを強いられたが、突然、植生が変わるとイブネ北端に到達した。
山頂台地は写真で見るよりもずっと綺麗なコケの草原。どこでも寝られそうなフカフカした平地が広がっている。ご来光を見るため、東側が開けた場所を選んでテントを設営した。
銚子方面に水場があるとの事で偵察に出かけたが、晴れ続きだったためか水量がほんの僅か。佐目峠へ転身して4リットル確保してテン場に戻った。歩き回る気にもならず、テント脇でボーッと過ごす。今回ばかりはもっとビールを持ってくれば良かったと後悔した。
日が暮れると四日市方面の夜景が眼下に広がる。満天の星空も堪能できたが、日が沈むと一気に肌寒くなりテントへ撤退した。翌朝、日の出と共に行動するつもりだったので早寝したが、飛行機の音が意外にうるさくて参った。
翌朝、夜明け前から身支度をしてご来光を待つ。動画で残しておけば良かったと思うぐらい綺麗な日の出。まん丸の太陽が水平線から顔を出すのと同時に雨乞岳へ向けて出発した。杉峠までは緩やかな下りだったが、雨乞岳頂上への稜線はいきなりの急登。太陽も勢力を強めて気温がグングン上がり汗が噴き出す。笹藪の山頂をスルーして東雨乞岳に移ると、360度の大パノラマが広がる。2日間に渡って歩いてきた道のりを一望する。
下山はよく歩かれている谷沿いルートから。何度も徒渉を繰り返しながら一気に高度を下げる。沢沿いなので涼風に吹かれながらなのがありがたい。次々に登ってくる人たちとすれ違い、人気の山なんだなと実感した。下山路はトラバースが細いところが続くところもあって気を遣ったが、ほぼ予定通りのタイムで武平峠に到着。駐車スペースは満車で、その後、四日市側に下っていくとどの駐車場も満車でビックリした。早朝から空いている「アクアイグニス」に立ち寄って汗を流す。お湯も良く、綺麗な風呂でまた来たくなる温泉だった。
関西の山は初めてだったが、山道の雰囲気が奥多摩などとは違うことに驚いた。山道と言えば尾根歩きと思っていたが、古くから歩かれている街道が多いせいなのか、峠を目指す沢沿いの道が中心となっているのだろう。改めて、またテントを背負ってきたくなる、感じの良い山旅となった。
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