360度の超絶絶景！残雪の槍ヶ岳。

2019年05月11日(土) ~ 2019年05月12日(日)

• GPS: 16:57
• 距離: 39.8km
• 登り: 1,923m
• 下り: 1,903m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:41
• 休憩: 1:07
• 合計: 6:48

距離 16.0km 登り 637m 下り 143m

8:56 上高地バスターミナル
9:01 無料トイレ
9:06 河童橋
9:58 10:06 明神館
10:11 10:23 徳本口(徳本峠分岐)
11:11 11:15 徳沢公衆トイレ
11:19 徳澤園
11:34 新村橋(パノラマ分岐)
12:25 12:52 横尾 (横尾山荘)
13:41 13:42 槍見河原
13:54 14:08 一ノ俣
14:16 二ノ俣
15:06 15:07 槍沢ロッヂ
15:33 赤沢岩小屋（ババ平）
15:44 宿泊地

2日目

• 山行: 10:20
• 休憩: 1:04
• 合計: 11:24

距離 23.8km 登り 1,293m 下り 1,785m

4:07 宿泊地
4:30 槍沢大曲り
5:07 槍沢・天狗原分岐
5:56 坊主岩屋下
5:59 6:00 播隆窟
6:46 7:03 槍ヶ岳山荘
7:55 7:59 槍ヶ岳
8:12 8:37 槍ヶ岳山荘
8:53 播隆窟
9:09 槍沢・天狗原分岐
9:24 槍沢大曲り
10:41 赤沢岩小屋（ババ平）
10:55 槍沢ロッヂ
11:20 二ノ俣
11:29 11:30 一ノ俣
11:39 槍見河原
12:27 12:39 横尾 (横尾山荘)
13:21 13:22 新村橋(パノラマ分岐)
14:00 徳澤園
14:02 徳沢公衆トイレ
14:39 徳本口(徳本峠分岐)
14:43 14:46 明神館
15:26 河童橋
15:31 上高地バスターミナル

天候

5/11　晴れ！＼(^o^)／
5/12　晴れ！！＼(^o^)／

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

さわんど大橋の駐車場を利用。
1台600円/日。

往路は、3人連れのご家族と一緒にジャンボタクシーで。
1000円/人。

復路はバスで。
1250円/人。

コース状況／危険箇所等

横尾までは積雪なし。
横尾以降は雪ですが、ババ平まではツボ足とストックで。

ババ平〜槍ヶ岳
サブザックに必要なものだけ入れ、ピッケルとアイゼンでピストンしました。
ヘルメットは必須です。

穂先は、雪が一部残っており、登りはまだしも下りが危険。
雪は硬く、半ばアイス化していました。
雪に埋もれて鎖が使用できない箇所もあり、少々やっかいです。

降りてきた登山者の何人かから話を聞かせてもらったうえで、
「アイゼン必要」
「ピッケルは持っていき、状況に応じて下山時に使用」
と、判断しました。
ピッケルは腰からぶら下げると邪魔になるので、登るときは背中に刺して登り、下山のときに必要な場面で取り出して使うようにしました。

下りの雪面通過の際にピッケルを使用しました。
支持に使える岩がない場面で、ピッケルのピックを雪に打ち込んで支持としました。
夏のような混雑はないので、しっかり時間を使って、丁寧に慎重に穂先を降りました。

一方、岩とアイスのミックスに慣れている人は、ピッケルなしで難なく降りていました。

その他周辺情報

さわんど大橋にある温泉、「さわんど温泉梓湖畔の湯」を利用しました。
ちょっと狭い温泉ですが、内湯と露天（半露天）があります。
駐車場のすぐ近くにあるのがとっても便利です。
720円/人。
http://www.sawando.jp/

写真

5/11 8:48

毎度おなじみの上高地バスターミナル。
スタートは10時くらいかな、と思っていたが、また9時前。
想定よりずっと早くスタートできそうだ(^o^)v

5/11 9:07

河童橋から、穂高連峰。
んー、いい天気♪

5/11 9:23

ここから先は林道歩き。
なーんにも危険はないので、散歩のような気分で歩く。

5/11 9:26

お猿さんがお出迎え（笑）
完全に人馴れしてしまっていて、間近に近づいてもまったく動じない(^_^;)

5/11 9:27

「オイラについてきな！」
、と言っているかどうかわからないけど、何故か先導してくれるのでついていく。

5/11 9:55

明神岳。
青空が眩しい

5/11 10:17

明神を過ぎたあたりにある、徳本峠への分岐。

実は今回、当初の計画では霞沢岳に行く予定だったのだが、、、

5/11 10:17

徳本峠へ向かう道を歩きはじめると、、、、
あれ？
なんか看板があるぞ？

5/11 10:18

「通行困難」
「徳本峠小屋は営業してない」
、、ナヌ！？
ホームページでは、5/6営業開始予定とあって、それ以上遅れるとは書いてなかったが、、、

他にも、通行禁止、積雪が例年の3倍、という旨の看板が。
んー、困ったぞ。

5/11 12:31

仲間と熟考に熟考を重ね、、、ることもなく、あっさりと転進を決定（笑）

行き先は、計画段階で最後の最後まで候補になっていた、槍ヶ岳。
そんなわけで横尾まで来ました(^o^)v

5/11 13:00

横尾から先は雪道。
昨年のGWにも上高地に来たけれど、そのときよりずっと雪が多くなりそうだ。

5/11 14:24

沢沿いの道を進む。
横尾を過ぎるとぐんと人が減り、他の登山者と行き会うことも少なくなる。

5/11 14:57

槍沢ロッヂに到着。
ここでテン泊の手続きをする。
テント場は水が出てないということなので、ここの水場で水を3リットル確保していく（必要な2L+予備1L）。
テント場のトイレは使えるとのこと。

5/11 15:19

行く手に見える槍ヶ岳！！

気温が高く、雪が腐って歩きにくいものの、ヒザまで踏み抜くようなことは少ない。
GWの多数の登山者によってよく踏まれていて、踏み抜きそうなところがわかりやすいのだ。

5/11 15:49

本日の幕営地、ババ平に到着。

ババ平からは、残念ながら槍ヶ岳は見えません。
(´・ω・｀)

テントを貼り、夕飯をとって就寝。

5/12 4:09

2日目。

予定より10分ほど遅れて出発。
辺りはまだ暗いので、ヘッデンで足元を照らしながら進む。

アイゼン、ピッケルを装備し、穂先アタック用にヘルメットを持参。

5/12 4:43

じきに周囲が明るくなり始める。

日が当たる前の、
仄暗く、青く、
冷たい雪。

5/12 5:01

日が差しはじめた。

朝の雪は固くしまっていて、アイゼンがよく効いて歩きやすい。

5/12 5:49

おおー！
槍が見えた！！

5/12 6:14

雲ひとつない青空に突き刺さる、鋭利な岩峰。

いや〜、カッコいいねぇ

5/12 6:27

すぐそこに見えるのに、なかなか近づかない
（笑）

槍沢ルートは、このもどかしい感じが楽しいよね♪

5/12 6:50

山頂直下に到着。

太陽を背にする槍ヶ岳。
この圧倒的な存在感。
畏れをおぼえるほどの威圧感。

はあ〜
思わずため息。

5/12 6:52

穂先アタックに備えて、槍ヶ岳山荘前でいったん身支度を整える。

他の登山者の話から、
アイゼンを装着し、
ピッケルを持参することにする。
当然ヘルメットは必須。

準備整ったら、いざアタック！！

5/12 7:20

登りの途中で撮った一枚。
穂先の中間点あたりかな？

写真の場所はそうでもないけど、雪が半ばアイスになっている箇所があり、かなりスリリング。
一部の鎖が埋もれてしまうなど、緊張を強いられる場面の連続（特に下り）

5/12 7:27

無事に槍ヶ岳山頂に到着！！

5/12 7:25

山頂から、穂高方面。
彼方には乗鞍岳や、さらにその向こうにうっすらと御嶽山が。

5/12 7:25

山頂から、笠ヶ岳方面。

5/12 7:26

山頂から、大天井岳、常念岳方面。
右端のキレイなピラミッドが常念岳。
左端の1番高いピークが大天井岳。

5/12 7:32

最後にもう一回、穂高方面。

無風、快晴。
まるで別世界！

さぁて、ずっとこのままここにいたいけど、帰りますかね。。

5/12 8:34

ちょっとでもリスキーと思ったらクライムダウン、
支持のない雪面はピッケルのピックを打ち込んで支持にする、
など、
慎重に丁寧に穂先から降りる。

降りきって、ほっとひと安心。
見上げる槍ヶ岳。
最高でした！

5/12 9:23

下りは尻セードでするするっと下りていく。

あまりにどんどん進むので、なんだか名残惜しくて何度も振り返る。

5/12 9:41

あっという間にババ平に帰着。

さぁて、テント撤収して引き上げだ！！

5/12 13:38

帰りの途中、徳沢でビール(^o^)

ふだんは行動がすべて終了するまでは飲酒しないのだけど、此処から先は散歩みたいなものだから。
(^o^)v

5/12 15:32

バスターミナルに無事到着。
お疲れ様でした〜

撮影機器：

FinePix XP30 FUJIFILM

感想

hmngbird73

霞沢岳に登るつもりが、通行禁止とのことで急きょ槍ヶ岳へ転進しました。
計画時点では槍ヶ岳も候補だったため、致命的な情報不足で進退窮まる、といったこともなく、無事に登頂できました。

なお、往路のときには「通行禁止」の看板が出ていた徳本峠ですが、復路のときに見たら看板は外されていました。
2019/5/13現在、徳本峠小屋のHPでは、「5/6に営業開始予定」の旨の記載があるのみなので、詳細は不明のままです。