記録ID: 185384
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ハイキング
赤城・榛名・荒船
アカヤシオ咲く若御子尾根(神流町万場ー若御子山ー石尊山ー桐ノ城山)
2012年04月29日(日) [日帰り]
- GPS
- 03:00
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 855m
- 下り
- 170m
コースタイム
万場バス停7:55ー奴郷(ぬごう)平8:11ー若御子尾根ルート登山口8:30ー若御子山南峰9:15ー若御子山北峰9:35ー石尊山9:55ー桐ノ城山南東曲輪(石尊様祠)10:20ー桐ノ城山10:30ー桐ノ城山登山口(若御子尾根ルート下山口)11:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
若御子尾根ルートは、当初、昔の山仕事の山道を復活させて、神流マウンテンラン&ウォークのコースとして使用されているルートである。しかしなかなか雰囲気のコースであるとともに、西御荷鉾山に乗り上げる谷からの貴重なルートとして、トレランのみの使用では勿体ないようである。また「山と高原の地図西上州2012」に若御子尾根ルートが掲載された。周囲にはアカヤシオが咲くようであり、この晴天を利用して辿ってみた。ルート上は神流マウンテンラン&ウォークの看板や、ピンクリボンが次々と出てくるので、ルートミスは無いものと思われる。 ・万場バス停から西に少し進むと、群馬銀行万場支店があるが、ここより坂を上がっていく舗装道がある。角には小さい道標があるが、所要時間がちょっと疑問である。(短すぎる) ・ここよりの急坂は「おあん坂」といって、トレランの人々には「心臓破りの坂」と称される。しばらく登るとT字路になり、正面に地蔵堂があり、道標に従い右折。 ・更に高度を増すと、右下に万場宿が見下ろせて、鯉のぼりが800匹放流されている。左上は造園業者の畑で、色とりどりの花が咲いていて綺麗。老人ホームが見えてくる。この辺りの高原は奴郷(ぬごう)平といって、上信国境の山々の大展望が広がる。 ・老人ホーム手前のT字路を左折、100M位登ると道標に従い左折し細い車道を入る。畑の中の道を進み、別の舗装道路と交差、直進し右のほうに上っていく未舗装の林道「瀬早太田線」に進む。つまらない林道歩きを20分ほど進めば若御子尾根ルート登山口に達する。 ・若御子尾根ルートに入ると、思っていたより踏み跡が乏しい。しかし尾根をひたすら進むと石垣を乗越えたりする。ちょっと滑りやすい急登が続くが小さいピークに達する。(おおっと、ここで昼寝していた蛇を踏みそうになった。) ・ピークを過ぎると杉林となり、右下から明瞭な踏跡と合流。踏み跡は完璧な山道となる。やがてジグザグの竹林となり高度を上げる。ちらりちらりと西御荷鉾山が林間から見える。 ・再び緩斜面になると、雑木林、杉林が交錯し、山桜がちらほら、林間から二子山や両神山が垣間見られる。 ・やがて広い尾根を西寄りに進むようになると露岩が目立つようになり、尾根の西を巻くようになり、道がか細くなる。道は「Z」型に折れ曲がり再び尾根に乗り上げ再び急登、杉林のルートから外れないようにテープやロープが張られているが、天然のツルを使ったなんちゃってロープが面白い。 ・杉林から抜けると明るい雑木林の尾根となるが、一面の落葉で道が不明瞭になりがちである。道標を過ぎると広い二重尾根となり落葉の絨毯をラッセルしながら少し進むと若御子山南峰に着く。山というよりひろーい尾根みたいだ。 ・若御子山南峰からは林間から西御荷鉾山が望め、周囲にはミツバツツジやアカヤシオがチラホラあり超満開である。周囲は間伐されていて明るく雰囲気が良い。 ・若御子山南峰を後にして、雑木林から馬酔木の森となる。馬酔木のトンネルの下りを進み、やがて露岩を東に巻き、再び尾根に乗り上げひと登りで若御子山北峰に着く。 ・若御子山北峰は狭く展望がイマイチだか、西側にはアカヤシオがそれなりに咲いていて、わずかに赤久縄山が見える。 ・若御子山北峰を後にして雑木林の原生林を下る。林間からお天狗様の高岩やこれから辿る石尊山や桐ノ城山が望める。 ・鞍部より再び雑木林の急登となる。ルートもやや細くなり落葉に覆われていて踏み跡が不明瞭な部分もあるが、トレランの表示に従って進めば問題なし。尾根を東側に巻くようになると石尊山分岐の道標に着く。 ・石尊山分岐より道の無い斜面をひと登りで石尊山に着く。周囲は藪で展望もなく何もない。 ・石尊山分岐より杉林の中の細い踏み跡を進む。西側に岩山の石尊山を巻く。石尊山という名の如く、岩山である。 ・再び尾根道となり、小さい岩峰の東側を巻く。この岩峰は簡単に登れるが西側は切り立っていて危ない。しかし展望がよく二子山や両神山が望める。周囲はアカヤシオが咲き乱れる。 ・再びルートに戻り、今度は露岩群を西に巻くようになる。この辺りは雰囲気が良く、アカヤシオ咲き乱れ、黒松とのコントラストが何とも言えない。 ・更に露岩を巻いて、いよいよこのルートのクライマックス、桐ノ城山への登りとなる。ルートは岩場の西側に進む。アカヤシオが咲く崖のテラス状となった部分をロープで慎重に進む。そして尾根への急登、尾根に乗り上げる手前の右手の岩陰に石仏がたたずむ。 ・尾根に乗り上げると桐ノ城の曲輪と思われる狭い平地があり、3個の石祠(石尊様)が置かれている。中には明治時代の札が収められている。 ・ここの平地の回りはアカヤシオが咲き乱れ、堂々の西御荷鉾山・東御荷鉾山が望め、上武国境の山々も垣間見られる。時期には馬酔木の花も楽しめる。ここでトレランの試走者2人に追い越される。 ・平地を後にして桐ノ城山の東斜面をトラバース、やがて桐ノ城分岐に達する。ここより、桐ノ城山の登山道になる。 ・桐ノ城山へは数分の距離で、周囲は三重の郭に囲まれている。頂上は展望がなく石祠がある。 ・桐ノ城山から分岐に戻り、上り道だが「下山道」を登る。右は杉、左は落葉松の広い山道になり、やがて赤い鳥居をくぐると秋葉峠分岐である。ここより秋葉峠へは薮道、西御荷鉾山へは廃林道を進む。 ・分岐から県道までは10分程度、途中の水たまりにはカエルの卵があって、二匹のヒキガエルが♡♡♡していた。そして桐ノ城山の登山口に達する。 |
写真
感想
今回歩いた全ルートの私の感じた印象です。(西上州を基準としています)
ルートの明瞭具合 ーーー3 (明瞭1-2-3-4-5不明瞭)
ルートの難易度 ーーー3 (容易1-2-3-4-5困難)
ルートの雰囲気 ーーー2 (良い1-2-3-4-5悪い)
ルートの展望 ーーー3 (良い1-2-3-4-5悪い)
ルート上の杉林の割合ーーー30%
熊の糞・足跡の箇所数ーーー0箇所
野生動物との遭遇 ーーー蛇一匹、ヒキガエル5匹
人間との遭遇 ーーー1グループ2人
お勧めの季節 ーーー春秋冬
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