西沢渓谷入口〜甲武信ヶ岳〜破風山〜雁坂嶺〜雁坂峠〜道の駅みとみ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,991m
- 下り
- 1,997m
コースタイム
西沢渓谷入口9:40〜12:30近丸新道分岐〜15:25木賊山〜15:50甲武信小屋
2日目
甲武信小屋5:15〜5:35甲武信ヶ岳〜6:00甲武信小屋7:40〜9:45破風山避難小屋〜10:45破風山
破風山10:50〜11:30東破風山〜12:40雁坂嶺12:50〜13:20雁坂峠13:35〜15:20沓切沢橋〜16:15道の駅みとみ
天候 | 1日目 晴れ時々曇り 2日目 曇り時々薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
塩山駅〜西沢渓谷入口 \1000 道の駅みとみ〜山梨市駅 \800 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはありません。 雪は木賊山手前、標高2000m付近から雁坂嶺までありました。 深いところはまだ1mくらいあります。 アイゼン、ストック等の携行をオススメします。 |
写真
感想
待ちに待った2012年のテント山行第一弾は甲武信ヶ岳です。
1日目
西沢渓谷入口のバス停の近くにはパッと見ただけですが
落ち着いて準備ができそうな場所がなかったので、
休業中の西沢山荘の前で軽く食事を摂り、身仕度を整えて山荘の脇の「徳ちゃん新道」を登り始めました。
なんとなく聞いていたんですが「徳ちゃん新道」とそれに続く木賊山への登りはきついです。
久しぶりのテン泊装備、たかだか18kgですが軟弱な自分にはかなり応えました。
「体力がないヤツに限って大荷物」とは正に俺のことを言うんだなと、
自分に言い聞かせながら登っていきます。
雪は木賊山の手前、標高2000m付近からありました。
早速、アイゼンを喜んで装着します。
七ツ石山でトレーニング?したことがここで役立ちました。
七ツ石ではほんの少し着けただけでしたが、
それでもなんとなく感覚がわかって、経験するとしないではたった1回でも全然違いますね。
木賊山を登りきるとあとは下るだけで幕営地の甲武信小屋まではわずかです。
テン泊の受付を済ませて小屋のスコップを借りて雪を整地し
テントを張って1日目の行動は終了です。
あとはいつものように米を炊いてカレーを食べて寝てしまいました。
2日目
計画の段階では初日に甲武信ヶ岳に登ってしまおうと考えていたのですが、
テントを張って、それで満足してしまい山頂のことなど忘れていました。
ということで起きて簡単に食事を摂り甲武信ヶ岳にアタックです。
山頂は想像していたより狭く、空身で簡単に登ってしまったので、
いまいち盛り上がりに欠けた感じがしました。
それに眺望はいいんですがあいにくの薄曇りでちょっと残念でした。
それでも去年の今頃は残雪期とは言え、
雪のある甲武信ヶ岳に登ることができるとは思っていなかったので、
やっぱり登ってきて良かったと思います。
テン場まで下りてテントの撤収し、今度は破風山を目指します。
小屋のお兄さんにルートについて聞いてみると
「巻道にトレースがなければ木賊山を登って行ったほうが早い」
と教えてくれましたが、登り返すのが面倒に思えたので、
予定通り巻道を行くことにしました。
トレースは雪に埋まっている道標からわずか10m進んだくらいでなくなっていましたが、
ルートとしてはほぼ水平に進んで行けばいいので
なんとかなるだろうとそのまま進みました。
しかし何度か腰まで雪に埋まってしまい、
時間が予定より大幅に遅れていたので少し焦りが出てきました。
それでも木賊山からの道に合流できれば破風山はあきらめて、
西沢渓谷に下りてもいいやと思い、雪に埋もれながらつき進みました。
去年のゴールデンウィークもこんな感じだったなと、
川又から雁坂小屋に登った時のことが過ります。
この時はトレースはあったんですが雪山の経験なんてほとんどなかったので
かなり焦りました。
この時と比べると今回は距離もたいしたことないし、
特に危険な場所でもないので大丈夫だろうと先に進みました。
結局地図のコースタイムで15分のところを1時間20分も掛かったんですが、
きちんと分岐の道標の目の前にたどり着いたのには驚きました。
さて、ここからどうするか。破風山へはトレースもあるし、
もう腰まで埋まることもなさそうです。
帰りのバスの時間がかなり微妙ですが、頑張れば間に合うだろうし、
もし間に合わなかったとしてもタクシーを呼べば済むことなので
予定通り破風山に向かうことにしました。
破風山への登りもかなりきつかったです。
気持ちとは裏腹になかなか登っていきません。
破風山から雁坂嶺もいやに長く感じました。
歩けど歩けど雁坂嶺に着きません。
タクシーを使えばいいとはいえ、やはり余計な出費は掛けたくありません。
気持ちばかりはやり、自分ではいつもより五割増しの速さで歩いているつもりなんですが、
かなりの鈍足です。
雁坂嶺を過ぎると雪もほとんどなくなり雁坂峠に下ります。
この辺りは草原が広がっていて気持ちのいいところですね。
雁坂峠、この気持ちの良い峠でゆっくり昼食の予定でしたが、
もうそんな余裕はなく、バスに間に合うように先を急ぎます。
結果はなんとかバスに間に合いました。
後半はかなり慌ただしく、バスの時間ばかり気にして歩くことになってしまいましたが、
計画したルートを歩くことができて良かったし、残雪期の奥秩父を歩けたし、
自分では十分楽しめたと思います。
反省点は行動開始時間を早くすることですね。
甲武信ヶ岳から戻ってからすぐ歩き始めるべきでした。
今回も色々な経験ができました。
が、学習能力のない私はこの経験を次につなげることができるのか、微妙です。
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