20020504-05白山北方稜線、笈ヶ岳敗退、テント泊
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,883m
- 下り
- 1,833m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:19
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 3:35
- 合計
- 10:51
天候 | 5/4曇後雨 5/5晴 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
新大阪2331−きたぐに−413高岡730−バス\2350−954萩町1006−タクシー\2000+100−1017大窪登山口 20020505(日)、06(月) 馬狩料金所17??−ヒッチハイク−1721萩町1848−タクシー\10000+1200−1924城端1933−2021高岡2035−2113金沢313−きたぐに−643新大阪 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この年は残雪が少なく、藪漕ぎとなり、笈ヶ岳までは困難と判断してあえなく敗退となった・・・ |
感想
2002年GW後半は1994年のGW以来8年振りに笈ヶ岳、大笠山といった白山北方稜線の山の縦走を目指しましたが、残雪が少なかったからか藪にあえなく敗退となりました。前回行った時に比べて明らかに残雪は少なかったのは確かですが、どうもモチベーションが低かった感じもして、少し不完全燃焼の状況です・・・
以下、簡単にUpします。
5月3日、4日
空席が結構あるきたぐにで出発、高岡で下車。3時間以上待って、白川郷行きのバスに乗り、終点手前の荻町で予約していたタクシーに乗り、大窪登山口に到着(\2000+100)。
この頃より雨が降り出してきた。上り始めは山腹をジグザグに登り、その内尾根の急登となる。1050mを過ぎるとポツポツ残雪が出てくる。1300mを超えると少し増えたが、その上部の岩っぽい痩せ尾根は雪は無くずっと夏道をたどって1602mPの赤頭山を越え、狩猟線に到着できた。下りの場合、1375m付近は急斜面となっておりガスっている時は要注意と思われた。
稜線分岐から野谷庄司山までカメラと三脚だけ持って往復。この部分は残雪の上を歩くことが多かった。野谷庄司山頂上には三角点があり、地面が露出していた。ここで三脚を使って記念写真。
分岐に戻り、三方岩岳を目指すが、夏道を辿る部分も多かった。馬狩庄司山はどれか判らない内に通過し、いつの間にか何となく見覚えのある崖際の三方岩岳頂上に到着した。ここには何の表示も無く、雨も強くなってきたので、そのまま素通り。
馬狩料金所への下り口となる鞍部までも夏道が結構出ており、8年前と比べてかなり残雪が少ないのが感じられた。先行きが不安となる・・・
この鞍部の分岐には今日の足跡が登ってきていた。これがこの次の日、馬狩から荻町まで車に乗せてもらった男性単独行者の足跡だった。
三方岩岳北峰には山名を示す標注やベンチが有り、ここで又記念写真。8年前も頂上は地面が出ていたがその周囲は雪原だったような記憶があり、やはり残雪の少なさを実感した。
三方岩岳の下りも夏道が結構出ていた。下りきった看板のある所から単独行者の足跡は更に稜線を先に進んでいっていたが、右下方に三方岩駐車場が見え、私はここから沢伝いに駐車場に下ることとした。もう少し時期が遅いと駐車場に出る手前で水流が現れるような感じだった。
トンネルの中には工事の人用と思われるプレハブがあり、その中に先着していた男性二人組が昼寝していた。彼らは白川郷展望台からスーパー林道経由で来たようであった。明日は三方岩岳に登って下山するとのことだった。私はトンネルの中にテントを張ることにした。以外にも他には登山者はいず、静かなものであったが、これはやはり残雪が少ないということと、中宮からブナオ山経由が現在では笈ヶ岳へのメインコースになっているからだろうか?
暗くなる前には、雨も止み、ガスも晴れてきているようで、明日の好天が期待された(^_^)。
5月5日、6日
3時半に起きたら外はガス&霧雨(;_;)。でも出発する頃にはガスは晴れつつあり、天気の回復が期待された。
男性二人組より先に出発。下から見た分には昨日のコースが最も安全確実なコースと思われ、同じコースで稜線に登り返した。稜線に着く頃には日が差し始めており、雨具の上を脱ぎ、日焼け止めを塗りたくった。
ここからの稜線は早くも雪庇に亀裂が入っていたり落ちたりしていて、藪の中の踏み跡を辿る所も多く、結構時間が掛かった。展望台やベンチのある瓢箪谷上園地を過ぎると、いきなり藪こぎの登り(;_;)。距離は短いが時間が掛かる。
藪を抜けると稜線上を左折。ここは8年前、逆コースでコースミスし直進してしまったところ出よく覚えているが、藪こぎの記憶はなく、やはりかなり残雪は少ないようである。
しかし、この左折点から瓢箪山、国見山を越えるまでは藪は少なく、結構快適に歩くことができた。しかし、途中からガスの中となった。
下りは国見山頂上近くまで行き、藪を避けつつも尾根からあまり離れないようにして下った。下りきった所からは雪庇が結構崩れてor崩れかけていて、藪の中と雪庇上を交互に歩く感じで、結構時間が掛かる。
約1565mP過ぎ、1647mPの登りは雪庇上を歩ける所も多かった。
しかし、1647mPから見る仙人窟岳への登りは雪はほとんど消え、まさに藪尾根・・・ガスは晴れてきて天気は明らかに回復してきていたが、このまま突っ込んでみてこのような藪が続くようなら明日中に帰宅できない可能性も考え、更にイマイチ気分が前向きにならなかったせいもあり、今回はこの1647mPで敗退、引き返すこととした(;_;)。北西にシリタカ山が見えるがあちらの方は、ここから見ると残雪が多いようであった。
帰路は晴れ行くガスに展望を楽しみながらのノンビリ歩き、十分休憩をとり写真をパチパチ撮りながらとなった。国見山の稜線からは白山方面も笈、大笠方面も展望が素晴らしい!後ろ髪惹かれながらの撤退だった。やはり気が抜けたからか、何でもない所で2回程コースミス(^_^;)。
瓢箪谷上園地からスーパー林道に下ろうとしたが、下から見た通りで滝と藪に阻まれ又稜線に戻り、結局昨日・今朝とほぼ同じコースでスーパー林道に下った。
林道を辿り白川郷展望台(蓮如台)からは登山道を下った。この頃に男性単独行者が追いついてきた。この男性は昨日登り始めて仙人窟岳を超えたあたりで幕営し、笈ヶ岳を往復して下山してきたとのこと!やっぱり世の中にはすごい人がいるものである!この方に馬狩ゲートから荻町まで便乗させてもらい、山行終了となった。
今回は1994年の比べると明らかに残雪が少なく、藪と崩れそうな雪庇に苦労し、あえなく敗退となりました(;_;)。でも、同じ日程で往復とはいえ笈ヶ岳まで行った人もいるし、近年ではGWのこのコースではこの程度の藪はやむなしという気もするし、気合不足だったかな、と少し不完全燃焼気味です。私もまだまだ修行が足りません・・・
笈ヶ岳まで往復した男性単独行者によると、冬瓜山分岐まではやはり藪がきつかったとのことですが、その先は冬瓜山経由で登ってくる人とたくさん出会ったとのことでした。冬瓜山経由の方が藪が少ないのかも・・・いずれにしろ今では笈ヶ岳盗聴は冬瓜山経由がメインコースのようです。ちなみに大笠山から来ていた人には出会わなかったとのことでした。私も今度行くときは中宮から冬瓜山経由で笈ヶ岳、大笠山を目指したいです!
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