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Yamareco

記録ID: 1864371
全員に公開
ハイキング
飯豊山

倉手山 新緑,イワカガミ,もちろん絶景

2019年05月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:13
距離
4.9km
登り
652m
下り
656m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:14
休憩
1:46
合計
6:00
8:46
90
スタート地点
10:16
10:21
39
780mピーク
11:00
12:41
125
14:46
ゴール地点
登り 2時間9分 下り 2時間5分(遅足です)
天候 快晴ほぼ無風。19度→28度,今年一番の暑い日予報でしたが空気は乾燥していました。
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス 玉川右岸沿いの車道は倉手山登山口のところの橋の先の駐車場までで閉鎖中。駐車場は朝8時半で満車となりましたが,ちょっと下流側にいくつか数台分の駐車帯がありました。昼14時半に,車は半分ほどに減っていました。
コース状況/
危険箇所等
各種案内にあるように,最初の30分ほどは土の道の急登が続きます。それ以外はおだやかな登路です。コースは最近刈り払いが行われていてきれいでした。ありがとうございます。途中の残雪上の歩行は2箇所で,標高820m付近でやや急な雪面の歩行が数10m続くので,あまり慣れていない方はポール使用がお勧めです。つけられたステップを慎重に上り下りしました。
登山口のある沢の出口で満開のウワミズザクラが迎えてくれました。
2019年05月25日 08:44撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 8:44
登山口のある沢の出口で満開のウワミズザクラが迎えてくれました。
登山口は駐車場のすぐ下流の橋をわたったところで,わかりやすいです。看板は,「山頂から遠くの対岸に(世界百名瀑の)梅花皮滝が見えるよ!見てね!」というアピールが記してあります。この看板がなかったら,山頂で滝を探して見つけることはできなかったと思います。
2019年05月25日 08:44撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
3
5/25 8:44
登山口は駐車場のすぐ下流の橋をわたったところで,わかりやすいです。看板は,「山頂から遠くの対岸に(世界百名瀑の)梅花皮滝が見えるよ!見てね!」というアピールが記してあります。この看板がなかったら,山頂で滝を探して見つけることはできなかったと思います。
最初の急登の間,飯豊主稜の扇ノ地紙〜地神山付近をときおり樹間に仰ぎながら,高度をあげていきます。
2019年05月25日 09:16撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
6
5/25 9:16
最初の急登の間,飯豊主稜の扇ノ地紙〜地神山付近をときおり樹間に仰ぎながら,高度をあげていきます。
標高590mで傾斜が一服する地点で,今日登る倉手山の山頂が見えてきます。新緑,残雪,花,青空,と「なんでもあり」の山容が期待大です。
2019年05月25日 09:32撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 9:32
標高590mで傾斜が一服する地点で,今日登る倉手山の山頂が見えてきます。新緑,残雪,花,青空,と「なんでもあり」の山容が期待大です。
たいへんきれいなブナ林が続きます。道には多くのブナの実が散乱していて,山の豊かさを実感です。
2019年05月25日 09:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 9:51
たいへんきれいなブナ林が続きます。道には多くのブナの実が散乱していて,山の豊かさを実感です。
780mピークに近づくと,県境尾根の向こうに,それまでは見えなかった朳差岳が姿をあらわします。
2019年05月25日 10:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 10:08
780mピークに近づくと,県境尾根の向こうに,それまでは見えなかった朳差岳が姿をあらわします。
県境尾根のさらに北には,大きく険しい枯松山と大境山,その右の遠くには関川村の秀峰・光兎山があたまをだして見えます。
2019年05月25日 10:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 10:08
県境尾根のさらに北には,大きく険しい枯松山と大境山,その右の遠くには関川村の秀峰・光兎山があたまをだして見えます。
780mピークに出ました。ここで初めて,飯豊本山が奥に見えてきます。その左手前に,人を寄せ付けない感じの岩肌に囲まれた山域は,鋭鋒の大高地山とその周辺です。大高地山はこの先倉手山の山頂まで,ずっと目を引く存在になります。
2019年05月25日 10:21撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 10:21
780mピークに出ました。ここで初めて,飯豊本山が奥に見えてきます。その左手前に,人を寄せ付けない感じの岩肌に囲まれた山域は,鋭鋒の大高地山とその周辺です。大高地山はこの先倉手山の山頂まで,ずっと目を引く存在になります。
標高820m付近の雪渓を越えたあと,しばらくの急登を登ると,平らな山頂部に着きます。雪に覆われた緩斜面のすぐ向こうが,山頂です。
2019年05月25日 11:01撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/25 11:01
標高820m付近の雪渓を越えたあと,しばらくの急登を登ると,平らな山頂部に着きます。雪に覆われた緩斜面のすぐ向こうが,山頂です。
山頂からの,御西岳〜烏帽子岳〜北俣岳と続く圧巻の主稜です。中央奥の石転ビ沢の前をさえぎるのは,標高差1500m近くを登る梶川尾根です。その右に扇ノ地紙〜地神山と続いていきます。倉手山の山名標は,今月新しく作りなおしてくださったもので,作られた有志の方も偶然居合わせておられました。感謝です。
2019年05月25日 11:58撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
7
5/25 11:58
山頂からの,御西岳〜烏帽子岳〜北俣岳と続く圧巻の主稜です。中央奥の石転ビ沢の前をさえぎるのは,標高差1500m近くを登る梶川尾根です。その右に扇ノ地紙〜地神山と続いていきます。倉手山の山名標は,今月新しく作りなおしてくださったもので,作られた有志の方も偶然居合わせておられました。感謝です。
雪に覆われた山頂の緩斜面です。ひろびろと雪上散歩ができました。
2019年05月25日 11:56撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 11:56
雪に覆われた山頂の緩斜面です。ひろびろと雪上散歩ができました。
三等三角点です。山頂で2時間近くゆっくりと,天上の空間を楽しんで,下山です。下山時は登りよりも気温が上がっていて,かなり暑く感じました。
2019年05月25日 11:59撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/25 11:59
三等三角点です。山頂で2時間近くゆっくりと,天上の空間を楽しんで,下山です。下山時は登りよりも気温が上がっていて,かなり暑く感じました。
下りの間,しばらくは,大花山に続く斜面の岩壁群の向こうに,朝日連峰の主稜の眺めが楽しめます。以東岳〜大朝日岳間。
2019年05月25日 12:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/25 12:57
下りの間,しばらくは,大花山に続く斜面の岩壁群の向こうに,朝日連峰の主稜の眺めが楽しめます。以東岳〜大朝日岳間。
立派なブナの木です。
2019年05月25日 13:14撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/25 13:14
立派なブナの木です。
最後の急な下りを慎重に進み,登山口に戻ってきました。
2019年05月25日 14:48撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/25 14:48
最後の急な下りを慎重に進み,登山口に戻ってきました。
梅花皮荘の大駐車場から見上げる稜線は,梶川尾根の上部から地神山にかけてです。
2019年05月25日 15:54撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 15:54
梅花皮荘の大駐車場から見上げる稜線は,梶川尾根の上部から地神山にかけてです。
梅花皮荘前の玉川は,雪どけ水の圧倒的奔流です。日本の山の水の豊かさを実感します。
2019年05月25日 15:59撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 15:59
梅花皮荘前の玉川は,雪どけ水の圧倒的奔流です。日本の山の水の豊かさを実感します。
帰路,樽口峠のわらび園の展望台に寄り,今日登った倉手山(中央)ごしに主稜の眺めをもう一度堪能しました。今日も山に来れてよかった。
2019年05月25日 16:51撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 16:51
帰路,樽口峠のわらび園の展望台に寄り,今日登った倉手山(中央)ごしに主稜の眺めをもう一度堪能しました。今日も山に来れてよかった。
イワカガミが道沿いにずっと,たくさん咲いていました。
2019年05月25日 09:08撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 9:08
イワカガミが道沿いにずっと,たくさん咲いていました。
ガクウラジロヨウラク? (ウラジロヨウラクって,草じゃないよね...)
2019年05月25日 09:12撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 9:12
ガクウラジロヨウラク? (ウラジロヨウラクって,草じゃないよね...)
ハクサンシャクナゲ
2019年05月25日 09:26撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 9:26
ハクサンシャクナゲ
ショウジョウバカマ
2019年05月25日 10:17撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/25 10:17
ショウジョウバカマ
イワウチワ
2019年05月25日 12:44撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
5/25 12:44
イワウチワ
タムシバ
2019年05月25日 12:03撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 12:03
タムシバ
アズマシャクナゲ
2019年05月25日 13:07撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 13:07
アズマシャクナゲ
クロモジの可憐な花
2019年05月25日 13:13撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 13:13
クロモジの可憐な花
ミツバツツジ [花名を訂正しました]
2019年05月25日 12:54撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 12:54
ミツバツツジ [花名を訂正しました]
帰りに寄った梅花皮荘の前の玉川の橋のたもとに大きなホオノキがあり,ちょうど橋の上から花を間近で見れました。得した〜
2019年05月25日 15:57撮影 by  Canon PowerShot S120, Canon
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5/25 15:57
帰りに寄った梅花皮荘の前の玉川の橋のたもとに大きなホオノキがあり,ちょうど橋の上から花を間近で見れました。得した〜
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 常備薬 携帯 時計 タオル カメラ ウォーキングポール
備考 暑かったので水1.5Lは全部消費しました。

感想

飯豊連峰は,山の奥深さに比べて,周囲の平地から比較的多角的に望める山域で,山形県の置賜地方や福島県会津地方に加え,三条市以北の新潟平野のかなり広範囲から朝な夕なに眺めることができる山々です。「小国町の玉川沿いに,飯豊連峰をごく近くで展望できる,手軽に登れる山がある」という話は15年くらい前に一度聞いて,大いに関心を持ちましたが,それきりになっていました。このたび機会があって快晴の日に登ることができました。ヤマレコの過去ログが大いに参考になりました。あげてくださった方々,ありがとうございます。

絶景の展望は,言われる通りで,何も付け加えることはありません。反対側の北を望めば,朝日連峰の全景が遠くに浮かんで見えました。道中,イワカガミ,イワウチワを含め,花もいろいろ楽しめました。今日は30人くらいの方々が倉手山にいらしたと思います。

それ以外に,今回は2つのハイライトがありました。倉手山の山頂に置いてある山名標がこのたび10数年ぶりに新調されたとのことで,しかも「それを作って,ここまで持って来られた山の大先輩」に山頂でお目にかかれました。あとで山名標を裏返してみると,「安全登山 公徳登山 令和元年五月十二日謹製 倉手山に親しむ会」と銘打ってありました。登ってくる間の登山道には最近刈り払われた跡がありました。山を守ってくださる方々の熱意に感謝の意を新たにしました。

もう一点。帰りに立ち寄った樽口峠の展望台に設置された山名板を見て,倉手山が1992年に山形県で開催された「べにばな国体」の際の登山競技・少年の部の会場であったことを知りました(成年の部は飯豊の主稜。調べるとこの年,山形新幹線と庄内空港がともに開業したのでもあったそうです)。そのような地元の経緯もあった上での,いまわれわれが安全に楽しめる倉手山だったのでした。

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