甲武信ヶ岳(氷と雪と雨とガス。西沢渓谷入口BS→甲武信小屋→千曲川源流→毛木平)
- GPS
- 25:37
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,537m
- 下り
- 1,328m
コースタイム
【5/2】甲武信小屋6:40→7:00甲武信ヶ岳→7:20国師ヶ岳分岐→7:35千曲川信濃川源流→8:45ナメ滝→10:20毛木平→(車に乗せてもらう)11:10梓山
天候 | 1日目:曇りのち雨 2日目:ずっと雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:梓山BS12:58→13:30川上駅BS(信濃川上駅)13:41→14:23小淵沢14:36特急あずさ新宿行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
戸渡尾根は標高1800mあたりからアイスバーンと雪。2300mを超えると股の付け根まで踏み抜くことも。 千曲川源流遊歩道はナメ滝より上がアイスバーンと雪。 アイゼンは必要。10本爪がちょうどいい感じでした。 |
写真
感想
甲武信ヶ岳に行ってきました。
天気予報では初日は曇、翌日は雨模様です。
できれば天気が崩れる前に頂上へ行って景色を楽しめれば、
と淡い期待をしてたのですが、標高1800mあたりから小雨が降り始めました。
雨の中、樹林帯をひたすら歩く羽目に。とほほ。
戸渡尾根もアイスバーンがどっさり登場で、
10本爪アイゼンが頼もしく感じるコンディションです。
前日小屋泊と思われる登山者が何組か下山してきますが、
そのうちの何人かはノーアイゼンで危なっかしく下りてきます。
あの人たち、大丈夫だったかな。転んで怪我してなきゃいいけど。
木賊山の平坦な山頂周辺では、この時期の緩んだ雪質特有の踏み抜きが多くなり、
腿から股のあたりまでずっぽりはまります。なんとも歩きにくい。
冷たい雨の中、踏み抜き蟻地獄からようやく脱出してガレた尾根に出ますが、
完全にガスに閉ざされた世界です。
ここは、甲武信ヶ岳といえばあのアングル、という写真スポットのはずですが、
何にも見えません。。。冷たい雨を我慢して登ってきたのに。。。ああ。
さっさと小屋であったまろうと、急ぎます。
小屋の赤い屋根が見えてヤレヤレ到着、アイゼン脱いで、
戸を開けようとしたその瞬間、小屋の中から「お前なにやってんだよ!」と大声が。
え、ナニナニ?
私のこと?
恐る恐る戸を開けると、でかい男が入口に立ちはだかり
「なにやってんだよここで!」とまた怒鳴ります。
なにがなんだか分からないまま、その男の顔を見上げると、うわわっ!
「T!アンタなぜここに」
会社の同期のTでした。こんなところで知り合いに会うとは。
土曜日に奥多摩駅から登り始めてテン泊縦走4日目だって。
びっくりしたのもつかの間、あっ!ここで会社の人間に会うのはマズい!
「お前の部下のIは今日も出社だろ。部下働かして何やってんだよ〜」
ああバレた・・・そうなのよゴメンナサイ。山で遊んでますゴメンナサイ。
でも山下りたらすぐ出社するもん。GWずっと縦走するアンタよか働くもん。
その晩は小屋番の徳さんやお手伝いのお兄さん達を交えて、楽しい酒盛りでした。
いい小屋だなぁ。また来たい場所です。
次の日は朝からずっと雨。
計画では武信国境を十文字峠まわりで毛木平に下りるつもりでしたが、
どうせ景色も見えないので、千曲川源流ルートでさっさと下りることにします。
西沢沿いの樹林帯を歩くだけの地味なコースと思ってたけど、
樹林帯の中の源流周辺の神秘的な静けさを感じたり、
か細い流れがしだいに水流を増して大きな沢になっていく様子を眺めたり、
このルートは意外に楽しい。
毛木平まで鹿以外の誰にも会わずに、ひとり落ち着いた歩きを楽しめたしね。
甲武信ヶ岳、素敵な山です。
今回ココロ残しちゃった山頂の展望と武信国境歩きを楽しみに、また来ようっと。
そういえばこの翌日から奥秩父を含めた関東地方が記録的大雨になりましたが、
山にいたみなさん大丈夫だったかな?どうかみなさんご無事で。
Tです。
山で会社のことを思い出させてすまなかった。
私は5/2に素直に下山しました。小屋のエプロンも悩んだけど(うそ)。
しかし、甲武信ヶ岳の下りは長かった。あれを登ってきたとは相当な根性だね。
これからも楽しい山をやりましょう。
そうだ、あのテントの写真頂戴ね。
西沢渓谷に下りたんだね。
あのバリバリ凍った下りは大変だったでしょ。
お疲れでした。
ところでレコ見たけど、この山行で人間ドックの数値改善を期待するには、
ちょっとカロリーとアルコール 多くないか?
結果が楽しみだね
写真はメールしといたからね!
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