中房温泉〜燕山荘〜大天井〜常念小屋〜一ノ沢
- GPS
- 56:00
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,818m
- 下り
- 2,014m
コースタイム
06:00 中房温泉登山口
06:40 第一ベンチ
<10分休憩>
06:50 第一ベンチ発
07:20 第二ベンチ
<10分休憩>
07:30 第二ベンチ発
08:15 第三ベンチ
<10分休憩>
08:25 第三ベンチ発
09:00 富士見ベンチ
<20分休憩>
09:20 富士見ベンチ発
09:45 合戦小屋
<25分休憩>
10:10 合戦小屋発
11:30 燕山荘着
◎total:5時間30分/うち休憩1時間15分…大杉
【4/29】
06:00 燕山荘出発
06:40 蛙岩
07:15 大下りの頭
09:45 喜作プレート
11:10 大天井岳山頂
15:00 常念小屋
◎total:9時間/うち休憩1時間程度、だと思う
【4/30】
07:50 常念小屋出発
09:45 大滝
10:18 山の神
10:30 一ノ沢登山口
◎total:2時間40分/うち休憩20分程度
天候 | 4/28 快晴 4/29 快晴のち薄曇り 4/30 曇りのち一時小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
28日5時すぎに到着したときは 第1Pは満車、第2Pはまだ余裕がありました。 帰りは常念一ノ沢登山口から中房温泉までタクシーを利用。 タクシー料金は1万数百円でした。 ちなみにタクシー会社は安曇観光タクシーさん。 運転手さんがとても親切でした。ありがとうございました! |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは中房温泉登山口にあり 危険個所は 中房温泉〜燕山荘間は特になし 燕山荘〜常念小屋間は、 蛙岩(左巻きでクリア。ザックが大きいと岩の間を通れないと思う) 大天井岳の直登ルート(滑落&落石の危険あり) 下山後はタクシーで中房温泉まで戻り 有明荘で入浴。大人600円(だったと思う) |
写真
感想
好天が予想されたGW前半。
2泊3日で燕〜常念〜蝶を計画。
残雪期とはいえ、荒天時には真冬と変わらなくなる北アルプス。
逆に晴天時は半袖でも無問題。ウェアリングがビミョウだ。
テン泊ゆえザックが重い。80L超のザックは28kg程度。今まででMAXの重量、大丈夫か?
初日。
合戦尾根の登りは想定通りめちゃシンドイ。
休憩を含め約5時間30分で燕山荘に到着した。
12時前の段階でテン場はまだまだ余裕があった。
小屋の方にうかがうと、4/28の夕飯は3回転だそうだ。
雪をならし雪ブロックを積み今晩の巣作りに約1時間。
ビールを飲みながらの作業は結構ツラかった。
メシを喰って酒を呑んで、20時頃に就寝。
昨日あまり寝てないせいもあり、爆睡。
2日目。
3時に起きるつもりが気付くと4時を過ぎてるじゃまいか!
目覚ましの音は全く聞こえなかったorz。
ソッコーで朝食を食って、テントを撤収。
当初の予定から1時間遅れの6時に燕山荘を出発して常念小屋を目指す。
燕山荘〜常念小屋は北アルプスの名だたる山々を眺めながらの快適なトレイル。
ただ、アップダウンはたいしたことないが(といっても、もちろんシンドイです(^_^;))、
ロングコースゆえ体力は必要かと。
想定では核心部は蛙岩と大天井岳の直登のみ。
ザックが大きかったので、蛙岩は岩の間を通らず左に巻いて岩を登る。少しヒヤヒヤ。
(積雪期は岩の間を抜けるのがセオリールートです)
大天井岳の直登ルートは最大で体感45度の急斜面。
転けたらヤバいが、雪がやや腐っていたので恐怖感はそれほどなかった。
(滑落しても止まりそうに感じでした。でも実際は???です☆クワバラ)
むしろガレた岩が露出している所の方が落石させる心配があり、より慎重さが要求されると思う。
ちなみにボクらのパーティでは6本爪の軽アイゼンもいたが、
10本以上のアイゼンが必要だったと、あとになって反省。
大天井岳をクリアすると、あとは危険個所はなし。
だらだらと常念小屋まで歩き、スタートから約9時間で小屋へ到着した。
3日目。
予定通り3時に起き、夜空を見上げる。星はなし。
蝶ヶ岳へ向かうかどうかを相方としばし相談。
天候がよろしくないのと、前日までの疲れからGOするかどうか迷う。
で、迷ったときはやめる、がボクらの基本。
ということで再び寝袋に潜り込み、5時過ぎまで二度寝する。
蝶を諦めたおかけで朝はゆっくり。
メシを喰ってテントを撤収して、8時前に一ノ沢より下山開始。
常念乗越直下は結構な急斜面。アイゼンを効かせ慎重に降りる。
とはいえ、雪面はやわらかく滑っても止まるので危険度は低い。
約2時間40分で一ノ沢の登山口へ無事帰還。
予定だった蝶ヶ岳へは行けなかったが、快晴に恵まれ非常に満足できる山行でした。
とりあえず、今回はこの辺りで。
また気付いた点があったら追記します。
※現在、日焼けで顔がボロボロ。
日焼け止めは必須です(笑)
※5/5追記
生まれてはじめて、首のサイド(後ろじゃなく)の皮がめくれてきたorz
※5/6追記
今回の山行とは直接関係ないが、GWの北アルプスで8名の方が遭難されたようだ。
ご冥福を祈るとともに、自分自身の教訓・考える種とすべく、思いつくままに箇条書き(自分用)。
・装備は万全か?使えるか?
・体力的に行けるコースか?
・フリースなどのウォームウェアを着るタイミングは?風雨を除けながら着る?
・エスケープルートはある?ない?
・GWの稜線上では雪が少なく雪洞は掘れない?
・ビバークする場合、(今回テン泊ゆえ)テントをどこで張るか?
・まずはテントに全員潜り込んで、ポールは立てない?(風が強い?)風が弱いときを狙って居住性を高める?
・初めて歩くコースではビバーク候補地(岩陰・積雪状況・風のヌケなど)を想定しながら歩くべき
・ホワイトアウトしたらどーする?コンパス使えるか?
・暴風雨のなかで地図が見ることができるのか?また見ても現在地や進むべき方向が分かるのか?
・GPSの導入を検討すべきか?
・来た道を戻るタイミングは?または進んだ方がベター?その判断基準は?
・戻るか行くか。距離より時間を考える。基本は下り方面へ(少しでも体感温度を上げるため)
・パーティ全員をフォローできるか?その経験と体力、判断力を備えているのか?
・テルモスはやはり必要
素晴らしい写真を見せてもらいました。
天気がよく最高でしたね。
それにしてもザックの重さ28kgとはビックリです。
一番重かったのはやっぱり酒ですか。
これからの季節はビールがうまいですねー。
samanda55さん、こんばんは。
今回は、プラティパスに詰め替えたウイスキー1本分だけだったので
酒はたいしたことなかったです。ビールは大人買いで小屋調達しました(笑)
が、なぜか水系だけで4kgになってしまい(行動中2L・予備1L・テルモス500ml)
そのほかにも使わなかったものがいっぱい(笑)
もっと厳選&シンプルにしたかったんですけど、
どうしても昨年GWの荒天のイメージがあり、必要以上に装備を持っていった次第です。
もっとパッキング&装備のセレクトが上手になりたいな〜☆
こんにちわ!
相かわらず和気藹々楽しそうなレコですね!
昨年のGWは燕〜常念を歩いたんですが、今年は大天井にも行ってみたくて、GW後半に行く予定にしていたんですが行けずじまい…。
しかし雪山テント装備で燕〜常念はきつそうですねぇ 9時間も歩く自信ないなぁ。
あと、29日の光彩、私も同じのをお向かいの山でみてましたよ。笑
天気悪くなるかもって思ってもやっぱりきれいですよね
なぜか阿弥陀の予定が変更してるのも興味深々だし、
現在計画にあがっている山行もレコ見るの楽しみにし手ます♪
大天井、次の機会にぜひ!
さすがは表銀座と呼ばれるだけあって、
燕〜大天井〜常念までの稜線歩きはほんと素晴らしいのひと言でした。
当初は燕山荘をスルーして大天井岳直下で幕営するプランもあったのですが、
合戦尾根を登ってさらに先へ足を伸ばすのが体力的に不安だったことと、
なによりもビールが買えない!ことがネックとなり燕山荘で幕営となった次第です(笑)。
宴会用の大量のビールを担いで合戦尾根を登るのはちとキツい…。
>9時間も歩く自信ないなぁ。
いやいや、いつもロングトレイルをやってるtamaoさんなら大丈夫でしょう☆
光彩きれかったですね〜。
ちょうど大天井岳頂上だったので、カンドーもひとしおでした。
阿弥陀はアメとガスに嫌気がさし宝剣に変更しました。
またお手隙の時にでも見てやってください。
※最近「最新の友達の記録」に
なぜかtamaoさんをはじめ数名の方のレポが反映されません。
アップされてすぐは反映されるみたいなのですが、
2〜3日も経たないうちに表示されなくなってしまうんです。
なんでだろう? tamaoさんの方にもそういう症状は出てませんか?
こりゃぁビールもうまかったことでしょう!
マイウ〜だったよ♥
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