越後駒ヶ岳 銀山平から
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,384m
コースタイム
ー10:55 山頂 昼食ー13:10道行山ー15:10石抱橋帰着
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
柳沢から道行山へのルートについて、柳沢左岸にスキーのトレースがありますがスキーを履かない場合は危険です。右岸を進むか、左手に見える尾根に上がった方がいいです。 |
写真
感想
石抱橋では既に3台駐車があった。
一台の車から自分より少し若そうな男が、道を聞いてきた。トレースに沿って行けば大丈夫と答えた。一昨日、昨日と天気が良かったので、相当数の登山/スキー客が来たはずだったので。
車を降りて近くの雪を蹴ってみると、やっぱりしみて(クラストして)いない。で、スノーシューもアイゼンも着けず暫く進んでみることにした。柳沢を過ぎた所が道行山への尾根の取り付きでアイゼンを履く。自分は昨年同様一番手前の尾根を上がったが、帰るときトレースを見ると柳沢の奥の方へ向かっている。確かに地図を見ると2つ目の尾根の方が痩せていなくて良いかもしれない。
去年は6本爪だったのでちょっとした斜面でもキックステップで結構疲れたが、今年はサクサク。
今年は2月から4月にかけて例年にない大雪だったが、道行山への尾根は昨年より雪消えが早く3か所ほど雪の無い尾根を歩いた。今年初めてイワカガミにお目にかかった。アイゼンを履いて尾根道を歩くのは植物や木の根を傷めるので、少し気を付けて歩く。
道行山はやっぱり雪の無い所があり、暖かく休める。
天気は曇り、風がやや暖かい。
駒ヶ岳はまだまだ遠い。
アベックのスキーヤーと会った。やはり昨日駒ノ小屋に泊ったそうだ。雪がクラストしていないので登り易いですよ、との話だったがアイゼンの場合クラストしていた方が登り易いが、そこまで言わず分かれた。
小倉山のトラバースは昨年6本爪では慎重に歩く必要があったが、10本は楽々だ。
百草ノ池付近を過ぎていよいよ傾斜が急になり、クラストしていないだけに少し歩きずらかった。
ここで石抱橋で会った男に越された。見るとタイツに短パン。寒くないかと聞くと、歩いていればちょうどよいとのこと。エライ!
昨年諦めた駒ノ小屋直下の斜面は歩いてみると30-35度程度で、6本アイゼンでも問題は無いようだった。ただ右側が切れ落ちているし、左もスリップしたら少し心配なので、まずは10本か。
実は急登部の手前でアイゼンの長さ調整ピンが外れるアクシデントがあった。安さで選んだベルモント(K国製)のSNOWLINEなのだがピンが雪で押されないようなカバーが無い。この対策は日記に。
ピッケルは不要なので出さずに進む。(ピッケル無しのアイゼン歩行はビレイ無しの登攀の如く邪道との意見もあるが・・・)15分位で駒ノ小屋に出る。入口には落とし板がしてあり、今は誰もいないようだ。水場には雪解け水が豊富に流れ出ている。少し休んで山頂を目指す。
スキーヤーが一人降りてきた。なんと独特なスタイル、これがテレマークか?普通のスキーと違って谷足が前なんだ!山足は膝立てのようになっているから重心が低いわけだ。急斜面でもスピードが出ないで安全に降りられるのがいいのか?でもターンの時が少し不安定のような・・・
夏道より右側をショートカットして山頂へ。
例の短パンさんが居る。なんと去年来た時には無かった木製(木道用の材料を2本並べたような)のベンチが4か所もあった。
駒ノ小屋方面を見ると、銀山平からいままで歩いたルートが結構遠くに見える。
八海山方面を見ていると、ドーンという音。見れば御月山からオカメノゾキへの尾根の一か所でブロック雪崩だ。短パンさんはこれが雪崩の音とは知らずビックリしていた。
曇りなので景色はイマイチ。一応守門岳、浅草岳、平ヶ岳、尾瀬燧ケ岳、至仏、谷川岳など一通り見える。
ビールで乾杯してお昼に。
一人上がってきた。聞けば茨城県から唐松岳・五竜岳を終え、車で一旦日本海に抜けてからこちらに来たという。GW中、山三昧するそうだ。その体力に脱帽!
北アルプスは朝一番でリフトに乗らないと長蛇の列になるそうだ。それにひきかえここは現在2人だ。
氏いわく、銀山平で荒沢岳から灰ノ又山―兎岳―中ノ岳―駒ヶ岳―銀山平と周回した人に会ったそうだ。この時期前瑤虜燭麓茲螻阿気譴討い凸気ぁ雪が無くても結構たいへんなのに・・・と関心しあった。
中ノ岳の避難小屋には入られたのだろうか?それともテン泊か、一人で雪上テン泊は装備が重くて大変だろう。
下りは念のためピッケル使って降りた。駒ノ小屋直下の斜面は思ったより緩やかで、転倒してもピッケルの滑停で確実に止まれそうだった。
さらに降りると、続々とスキーヤーや登山者が登ってきた。山頂が混まない時間にと、朝少し早目に出たのは正解だった。
あとは来た道を帰るだけ。去年は道行山から遠回りの右側尾根を降りてしまったので、今年は所々下を振り返りながら登っていたので問題無かった。天気が徐々に良くなってきている。
足が棒のようになって石抱橋に辿り着いた。後で地図上の距離を測ってみると往復約34kmだ。運動不足の体には応えるわけだ。でも十分春山を満喫できた。
今度はもう少し雪がクラストしているときに来てみたい。
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