初めての丹沢〜大雨で富士にも会えず…。塔ノ岳〜丹沢山
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- GPS
- 27:50
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,789m
- 下り
- 1,774m
コースタイム
(5月4日)5:54尊仏小屋…6:54丹沢山7:15…8:15尊仏小屋…9:05金冷し…9:15大丸…9:30小丸…10:00鍋割山10:18…11:18大丸分岐…12:09二股…13:20大倉
天候 | (5月3日)大雨 (5月4日)曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
※大阪からは近鉄長距離バス利用(予約要:片道7600円) 新松田下車 新松田から渋沢へは小田急利用(180円)新松田には快速急行も停車する。 【復路】大倉バス停より渋沢駅(1時間に2〜3本程度) ※大阪へは新幹線利用。(ひかり利用で12000円〜13000円程度)渋沢駅から小田原までは小田急利用。(240円) 《参考までに…》ヤビツ峠には秦野駅発7:35 8:16 55 9:20しかなく、この日のように大雨だと運行休止になることもある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・一部道登山道が崩壊している場所があるが、修復され通過には問題なし。 ・標識は整備されており、迷うことは少ない。見晴小屋手前に分岐があるが、直進すると短いが急、左折すると比較的穏やかであるが長い。結局同じ時間くらいかかる。 ・登山ポストは登山口の他に、渋沢駅等にもある。 ・トイレは小屋ごとにあるが、公衆トイレは鍋割山小屋横にある。 ・丹沢山塊は全体に水場が少ない。必ず大倉で水を準備した方がいい。小屋で水を買うと500mlのボトルで300円〜400円。尊仏山荘近くに水場があるが、小屋より0.3k。 ・屋根のあるあずまやは少なく、雨が降ると自炊できるところは少ない。また花立小屋より下の小屋は営業していないこともあるようである。 ・尊仏小屋は外人の宿泊者も多いらしく、宗教上の関係でカレーライスも含めて肉はほとんどない。肉の好きな方は焼肉の缶詰のようなものを持っていったほうがいいだろう。 ・鍋割山コースには一部渡渉するところが2カ所ほどあり、今回のように荒天の場合や、直後には水量が増し、慎重に通過することが必要である。 |
写真
感想
去年登った東京の雲取山からの富士が忘れることができず、今年のGWも関東地方の山へ。どこの山に行こうかといろいろ迷ったあげく、アクセスがいいということで丹沢の塔ノ岳にした。今回も往路は高速バスの利用。復路は新幹線というプランをたてた。コースはヤビツ峠からのコースを使って登り、帰りは大倉尾根か鍋割山のコース。塔ノ岳の山頂の尊仏山荘ならゆっくり富士山を楽しむことができるだろう…、これで完璧!と考えたのだが。
数日前から天気予報をチェック、初日は最悪。とりあえず長距離バスには乗ったものの、下車駅の新松田駅では関東圏が大雨のため交通網が大荒れの構内放送をしていた。その駅前で尊仏小屋に電話、登山道は安全かを尋ねる。もし、無理なら渋沢か新松田でビジネスホテルでも泊まって一日行程を延期するつもりでいた。
「大倉尾根なら大丈夫ですよ。」小屋まで4時間。ほぼ1本道の道で危険な場所が少ないとのこと。ただ10k近くの荷物を背負っての登りっぱなしの道は結構きつかった。途中いくつかの小屋があったが、いずれも雨のためか営業している気配はなし。途中のあずまやのような場所があれば、そこで自炊して食事をとるつもりでいたが、それもなし、堀山の家でコーヒー缶が無人販売していたので、そこでコーヒーとクッキーで空腹を満たす。
花立小屋までくるとこの日初めて営業していて軽い食事がとれるようだったが、尊仏山荘まであと20分。結局尊仏小屋に着くまで我慢することにした。
尊仏小屋に着いた時には汗と雨でびしょびしょ。まず濡れたものをすぐに脱いで着替える。小屋の人に断って土間のようなところで自炊させてもらう。簡単な昼食だが、温かいコーヒーがおいしかった。肝心の富士山は全く見えず、明日に希望を持つことにする。その日は小屋の夕食のカレーライスをおかわりして、早々に布団にもぐった。この日はキャンセルが相次ぎ、宿泊客は自分たちも含めて16名。GWの小屋でこんなにのんびりできるのもあまりないことらしい。もっとも神奈川県は大雨警報発令中、当然と言えば当然だけど。
翌朝も天気はどんよりした感じで、しかも早朝には雨がしとしと降っていた。まだ下山するのには早いので、丹沢山までピストンしようかと迷っていたら、「せっかくだから行ってきたら。」と小屋の主人。その言葉に背中を押されるように丹沢山へ往復2時間、小屋に荷物を置かせてもらったので思ったより早く丹沢山の山頂に着く。一等三角点の山だが展望は今ひとつ。まして、この天気なので山頂には自分たち以外ほとんど登山客がいなかった。ここから丹沢の最高峰蛭ヶ岳までは片道2時間。さすがにこれは無理なので引き返すことにする。
小屋に戻り、コーヒーを飲み、下山を開始。同じ道を歩くのもおもしろくないので鍋割山のコースをとることにする。途中の金冷しまで大倉尾根を下り、そこから右折。おおむね快適なアップダウンの稜線道だが、3か所ほどきつい登りがある。でも、昨日の大倉尾根の登りを考えればまだ楽勝!ただ、この辺は地元のトレイルランナーの練習コースになっているようで、少し心が揺れた。もし、背中の荷物がなく、足元がトレランシューズなら間違いなく走っていただろう。最後に望みをかけたこの鍋割山の山頂からの展望もなく、ちょっとだけ休憩。昨日山小屋で読んだ雑誌によると、ここの『鍋焼きうどん』はおいしいらしい。でも昼食には早いし…。
そこから急な下り道が続き、その中を息を切らしながら登ってくるハイカーに多くすれ違う。ほとんどが日帰りの軽装。聞くと、さっきの鍋焼うどんを目的に鍋割山までピストンしているらしい。ただ、このあたりから大雨、きっと思い出に残る『鍋焼きうどん』になるだろう。
後沢乗越をすぎたあたりから道は川沿いを歩くようになり、一部川を渡渉しなければいけないところもある。ましてこの雨で水量は増し、「どこが登山道?」なんて独り言もでる。とにかく対岸に見える登山道に向かえばいいだろうと浅瀬を靴を濡らしながら渡る。やがて道幅の広い道に変わり、そこから長い林道歩きが始まる。
ここから約1時間30分の林道歩きはちょっと退屈。そういえば昔、林道歩きが大好きと言っていた作家がいたっけ。
大倉に到着してから昼食。最初の予定通り小田原駅まで出て、新幹線で帰阪した。「今度は天気のいい時に来たいね。」と話をしながら。
3日は凄い雨でしたね
あの雨の中を歩いたのは大変だったでしょう
私は4日〜5日で丹沢を歩きましたが
今年のGWで天気のほんとによかったのは後半に限れば5日だけでしたね
丹沢の稜線は富士山のよく見えるところも多いです
今度天気の良い時にまたおいでください
とてもいいところですよ
otouさん、ありがとうございます。今回は雨
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