緊張モードの毛勝山登頂(阿部木谷↑西北尾根↓)
- GPS
- 10:08
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,207m
- 下り
- 2,207m
コースタイム
- 山行
- 9:42
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 10:08
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
過去ログを見ると第五発電所まで行ける時があるようですが、今回は片貝第四発電所で通行止めでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿部木谷ルート:雪はまだ豊富です。ただ思っていたより急登でビックリ。暑さで雪が緩むとアイゼン爪が刺さり難いため、滑落のリスクが高まります。注意。 ピッケル、アイゼン、ヘルメットは必須です。 西北尾根:稜線はまだ豊富に雪があり歩き易かった(多少急な所もあり)。 標高2000m位からは夏道で戻れました。夏道も思ったより長いですね。 |
写真
感想
数年前から今年は行こう・・と思いながら行けてなかった毛勝山。
昨年は天候が悪く目の前に来たのに取り止め。
時間が経つとやりた事が増え、三山縦走や昔ながらの積雪時登頂・・
とりあえず数年前は残雪期に登る山だったのだから、積雪時登頂を目指す事に。
それなりに下調べをしてきたが、そこまで急勾配ではないイメージ。
どちらかというと雪崩が心配であった。
実際に登り始めると雪渓はそれほど急に見えない感じ。
しかし、頂上まで残り3kmなのに標高差が1200mほど。
急登にならない訳が無い。
雪も緩むし、平日のせいか登っているのは私一人。
先日の雨で足跡は一つも見つからず。
頂上に近づくほど急勾配になり、下山が不安となる。
残り標高500m位で、上部に落石しそうな岩を発見。
気になってルート変更したがこれが失敗?
南峰の真下を通るルートだが、見た目以上に急で最後は這いつくばって登る事に。
這いつくばって登るなんて、どのレコにも無かったはず。
また小さいが雪庇もあって、余計に雪崩のリスクが増した感あり。
こんな時に、残り100mの所で両足を攣ってしまった。
これはアカン!
引き返すにも引き返せない。
ザックは下せないが何とか水分補給して小休憩。
最後は雪庇の無い所を探して、やりたくないトラバースをして・・
稜線に上がれた時は「助かった〜」と声が出た。
登った所を写真に残そうと思ったが怖くて覗けなかった。
過去、登山でここまで追い詰められた事はなかったので大大反省である。
ぱっと見で判断して登られてないルートを取るのはまずかったですね。
あと登山ブランクがあって急勾配の山を登るのも×。
最後は体力がものをいう。
とにかく毛勝山を登頂したが既に14時半。
暗くなるまで4時間半あるし帰れない事はない。
問題はルートと体力。
過去ログでは阿部木谷下山は思ったより難儀してないようだったが、頂上直下は見た目どこも急勾配で、登りのトラウマで恐怖心しかなく、西北尾根を行く事に決める。
稜線は雪で繋がっているし、この時期でも登ったレコを見た記憶あってそれほど苦労してなかったと記憶する。
実際に下ってみると始めは急な所もあるが、谷を下る事を考えれば気は楽である。
木々に囲まれた夏道を見つけると、かなり安心感を得た。
例え道が塞がれようと、木々があればなんとかなるし。
もう一つの不安要素の体力だが、下山は使う筋肉が違う事。
及び、水はいつも多めに持って行くので十分な水分補給が出来た事。
これで下山中に足を攣るような事は全くなかった。
距離はちょっと長かったが、明るいうちに車に戻る事ができ安堵につく事ができた。
<最後に>
自分の未熟さを思い知る一日となった。
問題は体力とコース取りにあったと思う。
・体力作りが出来てない時に急勾配の続くコースは×。
肝心な時に足が上がらない。
・下調べした以外のバリコースは×。
特に危険な地域では余計危険な目にあう可能性が高い。
怪我一つなく無事下山出来たのは、運が良かったのだと思います。
長文、ご清聴ありがとうございました。
munaitaさん
こんばんは
【毛勝山】行ったんですねっ!
お疲れ様でした
ワタシも【毛勝山】は二回登りましたが、一度も楽だと思ったことはありません。
(友人は楽みたいですが・・・)
最後の急登はホント体力勝負ですね。
ワタシも最初に登った時を思い出します
無事で何よりでした
これでまた300名山完登も近づきましたね♪
応援してますよっ
zenithさん、こんにちは
最後は本当に急登でしたね。
最近のレコには、そこまで急登な事が書かれて無かったのであまり気にしてませんでした。
ただ道具は、皆さんピッケルを持ってたので必要なんだなと考えていた位で。
その後、他のログを何個か見たら、やはり滑落や雪崩は度々あるみたいですね。
雪渓ルートの難しさ、危険さを改めて知る事ができました。
登山はやっぱりリスクがあります。
無事で良かったです。
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