鷹ノ巣山 稲村岩尾根を登り石尾根を下る
- GPS
- 06:34
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,523m
- 下り
- 1,822m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:40
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自宅最寄り駅→東京駅→立川駅(STB)→青梅駅→奥多摩駅→東日原BS <帰り> 奥多摩駅→東京駅→自宅最寄り駅 |
その他周辺情報 | もえぎの湯 そば処おく |
写真
感想
鷹ノ巣山に行こうと思っていた。それは、関東百名山であるということもそうだがしばらく奥多摩に顔を出していないと思っていたからでもある。そして、長大な石尾根を私は一部しか歩いていない。過去に鴨沢から雲取山をピストンしたときに一部だけを歩いているがそこ以外の石尾根を私はまだ知らない。
鷹ノ巣山に行くには峰谷から行くか東日原から行くか・・・結局バスの始発の早さで東日原から行くこととした。となると、そう、奥多摩三大急登のひとつである稲村岩尾根である、コースタイム3時間、1200m近い登りをこなすこととなる。そして、帰りは奥多摩駅を目指して石尾根を下ってこようと考えたのである。
前日は立川駅にてSTB、4時ごろ喧嘩の声で目覚める。数人の若者が立川駅前で喧嘩をしており店のシャッターに人をぶつけていた。警官もやってきたのだがどうやら周りで見ているだけ、止めようとしていなかった。怪我もしていないし、物も壊れていない、民事不介入、不法行為が起こっていないと考えていたのだろうか。そんな駅前を立ち去り始発の青梅行きに乗り込む。そう、始発は青梅駅で奥多摩行きに接続するのだ。
ということで6時ごろ奥多摩駅に到着し6時27分発の東日原行きのバスに乗り込んだ。全員座れる程度の混雑であったが、川乗橋BSで3分の2程度下りて行った。東日原で降りた人は8人程度、私と同じコースには私ともう一人だった。ほかの人は雲取や酉谷山に向かうようであった。
沢に下り、そこから奥多摩三大急登の始まりである。
稲村岩尾根は斜度30度以上が延々と続く登山道である。本当に緩むことなく、下ることもなく延々と登ってゆく。時々GPSを見ながら現在の標高を確かめ「今〇〇m、あと〇〇m」と言いながらただただ登ってゆく。
稲村岩に登ることができる分岐前で、いたずらニホンザルがいた。木をゆすり登山道に石を落としてくる、「かかってくるなよ」と思いながらサルの顔を見つめながら対峙する。動かなそうなので写真を10枚ほど撮影してやった。その後、私がさらに登ってサルの上に来たと安心したら、サルも私の上に来てまた木をゆすり石を落とす。上に行くと、さらにサルが3頭いた、きっと群れを守ろうとしたのか、家族を守ろうとしたのか・・・おいサルよ。と少々共感できた。
サルは愛情深い動物なのだそうだ、子ザルが死んでしまっても母ザルは離そうとしない、死んでしまった子ザルに自分の乳を飲ませようと口に含ませる。干からびた子ザルの死体をまだ愛おしそうにする姿も見られるそうだ。
その後も緩みない登りを進んでゆく。途中1か所だけ弛みがあって「ヒルメシクイノタワ」と呼ばれる地点があるのだがどうやら通り過ぎてしまったようだ。ちなみに、私はここで休憩をとる予定で「オニギリクイノタワ」などと写真コメントを書きたいなあと思っていたのだができなかった。なお、「ユガテ」とか「ウノタワ」とかいうカタカナの地名に結構ノスタルジーを感じてしまう。
ヒルメシクイノタワを越えると今日の目的地の鷹ノ巣山は近い。そして、ここまで2組5人の下りハイカーに出会っている。視界が開けた、そう、そこには石でできた山頂表示があった。関東百名山である鷹ノ巣山に到着したのだ。時間は3時間弱であった。
山頂では2組3人のハイカーがいた。一組は七ツ石小屋でテント泊で石尾根を下るという2人組、もう一人は今日奥多摩駅から歩きだして増富温泉まで2泊3日で向かうというソロ、今日は将監峠まで歩くという。すごいですねえ。無事に歩けたでしょうか。もし、レコが上がれば読みたいですね。
そして私は予定通りここから石尾根を下ります。
石尾根は斜度が緩やかであるが、意外と石がごろごろしていて歩きにくいところもあった。途中六ッ石山に立ち寄り神奈川2人組ハイカーとおしゃべり、本日雲取山荘宿泊から石尾根を下ってきている途中だそうだ。
その後も長い下りを着実に標高を落としてゆく。今日は涼しくてよいが汗はそれなりにはかく。しかしながら、着実に人が住んでいたあとなどが見られてくるのだ。
舗装道路に出た。ここでもうトレイルは終わりかと思ったが、この先にまた登山道になる部分もあった。キビタキを夢中で撮影したり、コアジサイに見とれたりしながら、着実にゴールに近づいて行った。
最後、メインルートで行くか、中道を通るか迷い、結局中道を通った。そこで蕎麦屋を発見、ここにあとで行こうと思いながら奥多摩駅にたどり着きGPSを切った。まだ13時代であった。
あとは、もえぎの湯で汗を流し、先ほどの蕎麦屋で田舎そばを食べ、ホリデー快速にて読書をしているうちに東京駅であった。
ニホンザルとの格闘が大変でしたが、充実した一日であったと思う。
aiさん
久し振りに奥多摩ですね。稲村尾根一度登りましたが、話通りきつかったのを覚えています。
その後、石尾根で奥多摩駅まで下るとは、さすがaiさんです。
hamburg
HBさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
やはり石尾根を下るのはきつかったですね。そのあと、現在微妙な筋肉痛になやまされています。
HBさんの稲村岩尾根のレコを読み直しました。やはり石尾根を下るのは邪道かと思ってしまいました。
aideieiでした。
一度登ってみたいと思っているのですが
奥多摩ってなかなか足が向かないんですよね〜
鷹ノ巣の山頂標識も立派になったんですね
cyberdocさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
奥多摩駅に早くたどり着けるのであれば、東日原行きのバスが一番早いと思われます。
本当に緩みのない急登でしたが、cyberdocさんならそれを楽しめると思います。
aideieiでした。
aiさん 私も、稲村尾根行ってないです、、行こうと思ったことはあったんですが、天気でやめてから、
川苔ばっかり行ってるなあ
5kmで1200m登るんですね🙄
参考にさせて頂き平日に行ってみます
でわ、、また、、。
muttyann
muttyannさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
稲村岩尾根、確かに急な登りでした。そして花などが少ない、ただただ修行のように歩きました。ひたすら、3と3の倍数の時だけアホになるという世界のナベアツの真似をしながら、数を数えながら歩いていました。
aideieiでした。
aiさん今日は〜
サルとのガンの飛ばし合いでしたかー 奴もこんなにアップで撮られてるとは思わなかったでしょうねぇ〜
稲村尾根の急登葉よく覚えてますよ 山頂に飛び出す瞬間と左を見た時に見える山頂の風景が好きです washinさんはそこをビクトリーロードと言ってますね
subaru5272
subaru5272さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
たまたま登りたかった鷹ノ巣山に一番最初にたどり着くことができる登山道は・・・とさがして東日原からの稲村岩尾根にたどり着きました。
今回は山頂はガスで眺望がないのが残念でしたね。いろんな山が見えるという話を聞いてはいましたがそれはかないませんでしたね。
サルとのガンの飛ばしあい、いざとなったらストックを高く上げると逃げていくと思っていましたので、大丈夫でした。
aideieiでした。
いやいや、鷹ノ巣山から奥多摩駅まで石尾根を下って行くのが「王道」ですよ。
…って拙者自らがそうだったから言っているのですが…。
でも水根山や城山を通過した記憶がないなぁ…と思ってルートを比較してみたら、アイさんは尾根筋で拙者は山腹(巻き道)を歩いたからなんですね。
ヒルメシクイノタワは、道標の錆びた鉄柱に部分に書いてあったので、見逃す方が多いようですよ。
気付いても、恐らく、写真を撮って通過するだけです。
稲村岩には登らなかったのですね。
拙者、試みに行ってみたら、さすがにてっ辺のてっ辺には立てませんでしたが、てっ辺下の祠設置場所まで辿り着くと、いい眺めが広がってましたよ。
次回は是非どうぞ。
しかし立川駅で前泊ですか
駅のどこで寝るんですか?
関東百も残り四分の一を切りましたね
これからが頑張り時…頑張ってください
でも行き先が多過ぎて困りますね
隊長
半袖隊長、こんにちは。コメントありがとうございます。
意外とこのコース足に負担をかけますね。下り累積1800m越えだからでしょうかね。石尾根、ずっとなだらかかと思ったらたまには急なところもあるんだなあと思いました。
稲村岩には登りませんでした。直前のサルとの闘いに疲れていたこと、危険だという表示がされていて今日の目標は無事に奥多摩駅までたどり着くことだということを再確認したことで、岩登りは断念しました。でも、登ってもこの日だったら眺望はなかったっぽいなあ、そして一生行くことはないのだろうなあと思いました。
関東百、77座になりました。本当にこの冬シーズン結構登りました。夏シーズンに稼げる山もありますし、今後数年で達成できることを願っています。
aideieiでした。
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