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Yamareco

記録ID: 188160
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

千曲川源流より甲武信岳(→三宝山→十文字峠)周回コース

2012年05月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
Akaneko その他1人
GPS
11:30
距離
16.0km
登り
1,491m
下り
1,479m

コースタイム

日帰り
山行
8:38
休憩
2:57
合計
11:35
5:30
93
毛木平
7:03
7:25
73
ナメ滝先
8:38
8:45
33
千曲川水源
9:18
9:20
30
縦走路合流
9:50
10:25
18
甲武信岳
10:43
11:35
17
甲武信小屋(ランチ)
11:52
11:53
34
甲武信岳
12:27
12:50
80
三宝山(三宝岩)
14:10
14:25
50
武信白岩山
15:15
15:30
30
大山
16:00
16:05
60
十文字峠
17:05
毛木平
毛木平5:30→7:03ナメ滝先7:25→8:38千曲川水源8:45→(忘れ物で15分ロス)→9:18縦走路合流9:20→9:50甲武信岳10:25→10:43甲武信小屋(ランチ)11:35→11:52甲武信岳11:53→12:27三宝山12:50→14:10武信白岩山14:25→15:15大山15:30→16:00十文字峠16:05→17:05毛木平
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
<コース状況>
●毛木平〜甲武信岳
 ・毛木平に50台以上の駐車スペースあり、舗装。
   男女別トイレ併設、登山ポストあり。
 ・千曲川水源までは緩やかな登りが続きます。ナメ滝(甲武信岳まで2時間の標識)付近より残雪の道となり、
  所々凍結しているので 早朝はアイゼン装着した方が楽。
 ・甲武信岳山頂手前は無雪のガレ場のため、アイゼンを外しました。

●甲武信岳(甲武信小屋)〜十文字峠
 ・甲武信小屋・・・水1ℓ 50円、トイレはチップ制で100円ですがきれいです。
 ・三宝岩・・・標識に気が付きませんでした。山頂手前3分ほどの地点に左へ踏み跡があります。
 ・三宝山〜十文字峠間はアップダウンあり、岩場あり、鎖場あり。
  尻岩までは残雪の多い道で、踏み抜き注意。
 ・十文字小屋は立ち寄らなかったので、水・トイレは未確認。

●十文字峠〜毛木平
 八丁坂と呼ばれる急坂がありますが、道は整備されていて問題ありません。
 後半の沢沿いの道で、2ヶ所徒渉地点の分かりにくいところがありました。
毛木平の駐車場。
ほぼ50%の埋まり具合か?
左手の建物はトイレです。
2012年05月05日 05:24撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 5:24
毛木平の駐車場。
ほぼ50%の埋まり具合か?
左手の建物はトイレです。
十文字峠への登山道の分岐点。
2012年05月05日 05:41撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 5:41
十文字峠への登山道の分岐点。
シカさん、登場。
2012年05月05日 06:13撮影 by  DSC-TX5, SONY
2
5/5 6:13
シカさん、登場。
ダケカンバの明るい道を緩やかに登る。
2012年05月05日 06:23撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 6:23
ダケカンバの明るい道を緩やかに登る。
ナメ滝。
この辺りから残雪の道となります。
甲武信岳まで2時間と書いてあります。
2012年05月05日 06:56撮影 by  DSC-TX5, SONY
1
5/5 6:56
ナメ滝。
この辺りから残雪の道となります。
甲武信岳まで2時間と書いてあります。
そろそろアイゼンを装着するか迷うところ。
2012年05月05日 06:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
1
5/5 6:57
そろそろアイゼンを装着するか迷うところ。
アイゼン装着しました。
2012年05月05日 07:31撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 7:31
アイゼン装着しました。
この辺り、ツルツル。
2012年05月06日 12:27撮影 by  DSC-TX5, SONY
1
5/6 12:27
この辺り、ツルツル。
雪道を崩さないよう慎重に歩きます。
2012年05月05日 07:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 7:57
雪道を崩さないよう慎重に歩きます。
千曲川の流れも細くなってきました。
2012年05月05日 08:31撮影 by  DSC-TX5, SONY
1
5/5 8:31
千曲川の流れも細くなってきました。
踏み抜くと大変そうです。
2012年05月06日 12:28撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/6 12:28
踏み抜くと大変そうです。
千曲川・信濃川水源の碑
湧き出しはここでは確認できませんでした。
2012年05月05日 08:39撮影 by  DSC-TX5, SONY
3
5/5 8:39
千曲川・信濃川水源の碑
湧き出しはここでは確認できませんでした。
水源から稜線までは急坂となりますが、
思ったより早く抜け出ます。
2012年05月06日 12:29撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/6 12:29
水源から稜線までは急坂となりますが、
思ったより早く抜け出ます。
稜線(奥秩父主脈)に出ました。
2012年05月05日 09:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 9:20
稜線(奥秩父主脈)に出ました。
甲武信岳に向かいます。
2012年05月06日 12:29撮影 by  DSC-TX5, SONY
1
5/6 12:29
甲武信岳に向かいます。
登山道より右に絶景ポイントあり。
ここから甲武信岳を望めます。
2012年05月05日 09:32撮影 by  DSC-TX5, SONY
3
5/5 9:32
登山道より右に絶景ポイントあり。
ここから甲武信岳を望めます。
山頂手前で雪のないガレ場となり、
アイゼンをここで外しました。
2012年05月06日 12:30撮影 by  DSC-TX5, SONY
2
5/6 12:30
山頂手前で雪のないガレ場となり、
アイゼンをここで外しました。
甲武信岳より国師岳(左)と朝日岳・金峰山を望む。
大きい山ですね。
2012年05月06日 14:45撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/6 14:45
甲武信岳より国師岳(左)と朝日岳・金峰山を望む。
大きい山ですね。
甲武信岳より三宝山と三宝岩。
2012年05月05日 09:56撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 9:56
甲武信岳より三宝山と三宝岩。
証拠写真
2012年05月05日 09:57撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9
5/5 9:57
証拠写真
南には富士山が霞んで見えました。
2012年05月07日 19:47撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 19:47
南には富士山が霞んで見えました。
赤岳と横岳のUP
2012年05月06日 14:48撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
5/6 14:48
赤岳と横岳のUP
山間にちょうど白峰三山。
2012年05月06日 14:50撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
5/6 14:50
山間にちょうど白峰三山。
奥秩父らしい景色。
2012年05月05日 10:23撮影 by  DSC-TX5, SONY
2
5/5 10:23
奥秩父らしい景色。
富士山の手前には黒金山と乾徳山も望めます。
2012年05月06日 14:51撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/6 14:51
富士山の手前には黒金山と乾徳山も望めます。
甲武信小屋に向かう。
木賊山が顔を出してきました。
2012年05月05日 10:27撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:27
甲武信小屋に向かう。
木賊山が顔を出してきました。
八ヶ岳連峰。
2012年05月06日 14:52撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/6 14:52
八ヶ岳連峰。
木賊山との鞍部に甲武信小屋の屋根が見えます。
2012年05月05日 10:29撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:29
木賊山との鞍部に甲武信小屋の屋根が見えます。
小屋までは結構急坂です。
2012年05月05日 10:37撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:37
小屋までは結構急坂です。
数十年振りの甲武信小屋
建物は当時と変わっていませんでした。
2012年05月05日 11:19撮影 by  DSC-TX5, SONY
2
5/5 11:19
数十年振りの甲武信小屋
建物は当時と変わっていませんでした。
三宝山への巻道が通行不能だったため、
再び甲武信岳に戻ってきました。
2012年05月05日 11:52撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 11:52
三宝山への巻道が通行不能だったため、
再び甲武信岳に戻ってきました。
甲武信岳からの下り道。
ここから埼玉・長野県境を歩きます。
2012年05月06日 12:31撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/6 12:31
甲武信岳からの下り道。
ここから埼玉・長野県境を歩きます。
三宝山へは緩やかに登り返します。
2012年05月05日 12:25撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 12:25
三宝山へは緩やかに登り返します。
ちょっと殺風景な一等三角点の山頂。
埼玉県の最高峰。
2012年05月05日 12:27撮影 by  DSC-TX5, SONY
4
5/5 12:27
ちょっと殺風景な一等三角点の山頂。
埼玉県の最高峰。
三宝岩への分岐点。
標識がないため、一度は通り過ぎてしまいました。
2012年05月05日 12:31撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 12:31
三宝岩への分岐点。
標識がないため、一度は通り過ぎてしまいました。
まもなく三宝岩です。
甲武信岳と違って誰一人いませんでした。
2012年05月05日 12:32撮影 by  DSC-TX5, SONY
3
5/5 12:32
まもなく三宝岩です。
甲武信岳と違って誰一人いませんでした。
三宝岩より甲武信岳(右)と木賊山。
2012年05月05日 12:35撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 12:35
三宝岩より甲武信岳(右)と木賊山。
破風山と雁坂嶺。
遠く飛竜山と雲取山(左)も望めます。
2012年05月06日 14:54撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 14:54
破風山と雁坂嶺。
遠く飛竜山と雲取山(左)も望めます。
甲武信岳と富士山の2ショット。
右は黒金山。
2012年05月05日 12:39撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/5 12:39
甲武信岳と富士山の2ショット。
右は黒金山。
三宝岩から八ヶ岳も望めます。
中々の好展望地です。
2012年05月07日 19:38撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/7 19:38
三宝岩から八ヶ岳も望めます。
中々の好展望地です。
三宝岩から金峰山方面。
東アルプスの山並み。
2012年05月05日 12:44撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 12:44
三宝岩から金峰山方面。
東アルプスの山並み。
三宝岩から三宝山。
ここからだと地味な山頂です。
2012年05月05日 12:45撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/5 12:45
三宝岩から三宝山。
ここからだと地味な山頂です。
三宝山からの長い下り道。
原生林の中の静かな道。誰ともすれ違いません。
2012年05月06日 12:32撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/6 12:32
三宝山からの長い下り道。
原生林の中の静かな道。誰ともすれ違いません。
三宝山と武信白岩山との鞍部にある「尻岩」
ここから先は残雪も減ってきました。
2012年05月05日 13:35撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 13:35
三宝山と武信白岩山との鞍部にある「尻岩」
ここから先は残雪も減ってきました。
といってもまだまだ雪道現る。
どこでアイゼンを外すか悩みます。
2012年05月06日 12:32撮影 by  DSC-TX5, SONY
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5/6 12:32
といってもまだまだ雪道現る。
どこでアイゼンを外すか悩みます。
武信白岩山付近は岩場が続く。
2012年05月05日 14:16撮影 by  DSC-TX5, SONY
1
5/5 14:16
武信白岩山付近は岩場が続く。
武信白岩山から破風山。
西破風の雪模様は何かの顔に見えます。
2012年05月05日 14:19撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/5 14:19
武信白岩山から破風山。
西破風の雪模様は何かの顔に見えます。
武信白岩山から三宝山を振り返る。
2012年05月07日 19:54撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/7 19:54
武信白岩山から三宝山を振り返る。
武信白岩山頂は立入り禁止。
この先左に巻きます。
2012年05月05日 14:21撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 14:21
武信白岩山頂は立入り禁止。
この先左に巻きます。
武信白岩山からの下りで鎖場登場。
2012年05月05日 14:22撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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5/5 14:22
武信白岩山からの下りで鎖場登場。
結構手強い道
2012年05月06日 12:58撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/6 12:58
結構手強い道
右に景色が開ける縦走路。
2012年05月05日 14:55撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 14:55
右に景色が開ける縦走路。
大山です。この日ラストのピーク。
2012年05月05日 15:05撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 15:05
大山です。この日ラストのピーク。
この辺はもうほとんど雪がありません。
2012年05月05日 15:08撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 15:08
この辺はもうほとんど雪がありません。
大山へのラストの登り。
直登です。
2012年05月06日 12:59撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/6 12:59
大山へのラストの登り。
直登です。
大山の山頂。
西に八ヶ岳が望めます。
2012年05月06日 14:58撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 14:58
大山の山頂。
西に八ヶ岳が望めます。
両神山とその向うに御荷鉾(みかぼ)山 。
遠く関東平野も望めました。
2012年05月06日 14:58撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/6 14:58
両神山とその向うに御荷鉾(みかぼ)山 。
遠く関東平野も望めました。
今回のコース最大の難関と言われた大山の下り。
残雪がほとんど付いていなかったので、特に問題なく通過できました。
2012年05月06日 13:00撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/6 13:00
今回のコース最大の難関と言われた大山の下り。
残雪がほとんど付いていなかったので、特に問題なく通過できました。
振り返るとこんな感じです。
2012年05月06日 13:00撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 13:00
振り返るとこんな感じです。
サルオガセ
2012年05月06日 14:59撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/6 14:59
サルオガセ
大山〜十文字峠間はシャクナゲの道。
花のシーズンに訪れてみたいものです。
2012年05月05日 15:41撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 15:41
大山〜十文字峠間はシャクナゲの道。
花のシーズンに訪れてみたいものです。
もう雪道がないと思ったら、現れました。
一部凍結していて若干疲れました。
2012年05月06日 14:59撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 14:59
もう雪道がないと思ったら、現れました。
一部凍結していて若干疲れました。
奥秩父特有の根っこの道。
2012年05月06日 12:34撮影 by  DSC-TX5, SONY
1
5/6 12:34
奥秩父特有の根っこの道。
十文字小屋にある粋なテーブル
2012年05月05日 16:02撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 16:02
十文字小屋にある粋なテーブル
十文字小屋です。
宿泊者も何人かいたようです。
2012年05月05日 16:05撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/5 16:05
十文字小屋です。
宿泊者も何人かいたようです。
もう登りがないと思っていたところに、
緩やかな登りが待ち構えていました。
精神的に疲れます。
2012年05月05日 16:07撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 16:07
もう登りがないと思っていたところに、
緩やかな登りが待ち構えていました。
精神的に疲れます。
樹間より武信白岩〜三宝山の稜線。
2012年05月05日 16:12撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 16:12
樹間より武信白岩〜三宝山の稜線。
何かに見える?
2012年05月05日 16:18撮影 by  DSC-TX5, SONY
1
5/5 16:18
何かに見える?
八丁坂です。
道は整備されていて歩きやすい。
2012年05月05日 16:26撮影 by  DSC-TX5, SONY
5/5 16:26
八丁坂です。
道は整備されていて歩きやすい。
2ヶ所ほど徒渉地点に迷う。
2012年05月06日 15:01撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 15:01
2ヶ所ほど徒渉地点に迷う。
この千曲川に架かる橋を渡ると間もなく駐車場です。
2012年05月05日 17:03撮影 by  E-410 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/5 17:03
この千曲川に架かる橋を渡ると間もなく駐車場です。

感想

今年2度目の山、といっても最初の山は川崎にある枡形山(標高84m)で花見だったため、
今年初のまともな山歩きでした。

毛木平駐車場の埋まり具合は50%ほどで、車中泊している方が多かったようです。
ここから甲武信岳へ登る登山者の大半は千曲川源流コースの往復でしたが、
我々は時間と天候が許せば、十文字峠経由の周回コースを狙っていました。

スタートしてから1時間半ほどの所にあるナメ滝までは残雪もほとんどなく、
緩やかに登ってきましたが、この先より凍結個所も出てきたため、アイゼン装着。
残雪の道となり、踏み抜きに注意しながら歩くも、登山者が多くなったためか、
ほとんど踏み抜きせずに歩けました。

千曲川の水流が細くなると、程無く「千曲川信濃川水源」地点に到着。
辺りは雪に埋もれていて、湧き出し地点は確認できませんでした。
でも皆さんはそんなことを気にせず、お決まりの記念写真。

この後の登りで水源にサングラスを置き忘れたことに気付き、後戻り・・・
しかし、見当たらず。あきらめて登り返すと「あったぞ」の声が。
実はザックに引っ掛かけていたまま登っていたようで、忘れ物に気付いてザックを下した地点に落ちていました。
ダッシュの無駄な往復は精神的にも参り、その時間を取り戻そうと喘ぎながら稜線まで登り、
さらに疲れました。

稜線に出て間もなくすると、右手に富士山を望めるポイントがあり、
ここから目指す甲武信岳も間近に望めます。
山頂手前のガレ場は雪もなく、アイゼンを外して山頂着。
山頂の標識名は「甲武信ヶ岳」でなく、「甲武信岳」。
私は「甲武信岳」派です。
山頂からの景色は富士山、白峰、中ア、八ツ、そして東アルプスの山並み、文句なし。
ランチはここでもよかったのですが、狭い山頂の上に人も多く、風もあり、で、
甲武信小屋まで降りることに。
この時は小屋から三宝山への巻道を使うつもりだったので、
この道を使えないのがあらかじめ分かっていたなら、三宝岩でランチ、でした。

数十年前と変わっていなかった小屋で通れないことを教わり、再び甲武信の山頂へ登り返します。
予定外の登りは疲れます。が、事前調査をしていなかった自分が悪いのですから、仕方なし。
甲武信岳から長野・埼玉県境の尾根道を北上します。
ここからは人に全く会わなくなり、十文字峠までたったの1人。
GW中なのに静かすぎて不気味でした。

三宝岩の分岐は標識もなく、山頂まで行きすぎて、来た道を戻り何とか踏み跡を発見。
山頂とは違い、甲武信岳に負けず劣らず素晴らしい景色を堪能できます。
もし同じコースをたどるのなら、こちらでのランチがオススメです。

埼玉県の最高峰・三宝山から踏み抜き注意の長い下りが終わると、
鞍部に「尻岩」があります。
ここでアイゼンを外すべきでした。
武信白岩の登りの後半は岩場の道あり、アイゼン付けたままだと歩きづらく、ツマヅキ注意です。
この山頂は立ち入り禁止のため左に巻くと、ラストの大山の登りです。
小ピークの記憶しかありませんでしたが、なかなかの山でした。
ツメの登りは短いながらも直登の急登。
最後のピークは歩いてきた三宝山をはじめ、八ツ、両神、遠くには関東平野・・・
小休止して、小屋で「難所」と言われた山頂直下の鎖場を降ります。
しかしながら心配していた雪もほとんどなく、問題なく下れました。

あとは張り出した根の道と、シーズン中は素晴らしいであろうシャクナゲのトンネルの道を十文字峠まで下り、
この先毛木平までもう登りはないと油断していたところに、尾根を乗越すところまでがゆるやかな登りで、
これが結構堪えました。

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コメント

ゲスト
残雪期の甲武信岳
Akanekoさん、こんにちは。

本年もお山歩きスタートですね

お天気にも恵まれ、素晴らしい残雪期の甲武信岳を
楽しまれたのではないでしょうか。
お写真からも伝わってきました

三宝山は、埼玉県の最高峰なんですね
意外な場所に・・・。でも考えてみれば、当然ですね

68枚目のお写真、bikihanakoには、
「生れた直後の赤ちゃん」に見えました
又は「子供のエイリアン」「スターウォーズの子供時代のヨーダ」
でしょうか???

bikihanako
2012/5/9 6:51
いい天気でした。
bikihanakoさん、こんばんは。

お互いにこのGW、久々の山入りでしたね
直前まで八ツにしようか? 日向山? 仙丈?
色々悩みましたが、適度な距離の周回コースである今コースに決めました。

5日はGW後半では最も天気に恵まれ、景色も残雪も楽しめました。
ただ、下りでの踏み抜きには疲れましたが・・・

埼玉県人で三宝山が最高峰だと知っている人はどのくらいいるのでしょうか?
この山、埼玉県側からのアプローチが大変なのが何とも皮肉

ところであの写真、「赤ちゃん」「子供の○○」にみえましたか
何ともタイムリーで、思わず微笑んでしまいました。
こちらからも「おめでとうございます」です
2012/5/9 19:43
久々の山行
Akanekoさん

甲武信岳周回お疲れさまさでした。
久々の山行でしたね

まだ残雪多いですね。
(こちらからは多いのかな?)
踏み抜きは勘弁ですね

「甲武信ヶ岳」でなく、「甲武信岳」
2パターン有るんですね。

帰りの道、混んでませんでしたか?
2012/5/9 21:39
久々の山行、でした。
kankotoさん、こんばんは。
コメ、ありがとうございます。

久々の山は甲武信でした。
甲武信小屋のHPで雪は例年並みとのことだったので、
ほとんど樹林帯の今コースは踏み抜き注意、の覚悟でしたが、
4月後半よりは状態は良くなっていたようです。

でも下りでの踏み抜きは体重がかかるため、ハマると大変でした

「甲武信ヶ岳」という呼び名は最近まで知りませんでした。
深田久弥も「甲武信岳」でしたね。
こちらの方が歯切れもいいし、いかにも「分水嶺の山」という感じでしょうか?

実は八ヶ岳山麓に別荘を持っている友人がいて、
この日を含め3泊ここにお世話になり、翌朝(6日)出発だったので、
ほとんど渋滞に巻き込まれませんでした
2012/5/10 0:03
毛木平-甲武信岳♪
Akanekoさま♪

三宝山→十文字峠)周回コースお疲れ様です(*'-'*)

毛木平-甲武信岳♪-甲武小屋はツツジが咲きカッコウが啼く頃い行ったことあります。

でも甲武信岳手前の北斜面は雪がたくさんでした。

雪の季節登らないので、お疲れ様です。

十文字峠は方向は大変そうですね。

楽しそうな様子拝見して嬉しいです。 minnie  

PSいつから甲武信ヶ岳になったのかな?
2012/5/10 8:08
甲武信岳
minnieさん、こんばんは。

甲武信岳に登られたことがありましたか
残雪とツツジということは、5月後半頃でしょうか?

今回は麓の梓山で桜が満開できれいでしたが、
山に足を踏み入れると、花とは無縁の山行でした。

でも大山〜十文字峠のシャクナゲ群落を見てしまうと、
やはりシャクナゲシーズンに訪れたくなりますね。
minnieさんもいいかがですか?

ところで、いつから「ヶ」が付いたんですかね?
2012/5/10 20:49
埼玉の最高峰
Akanekoさん、こんばんは。

私も埼玉育ちですが、知りませんでした。
それにしてもGWの中静かな山行を楽しめる、とても素晴らしいルートですね。

自分は今年も涸沢泊で、また北穂(東稜)に行ってきました。(編集中です)

旧名、kikoriより
2012/5/11 2:08
cedarさん、
こんばんは。

いつ改名されたのですか?

三宝山・・・埼玉育ちなら、埼玉県側から荒川の源流を登らなければいけません

千曲川源流沿いの登山道はそこそこの登山者がいましたが、
長野・埼玉県境の道は誰にも会わず、静かすぎでした。

今年は涸沢でしたか

北穂のレコ、楽しみにしています。
2012/5/12 0:30
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