千曲川源流より甲武信岳(→三宝山→十文字峠)周回コース
- GPS
- 11:30
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,491m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 11:35
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<コース状況> ●毛木平〜甲武信岳 ・毛木平に50台以上の駐車スペースあり、舗装。 男女別トイレ併設、登山ポストあり。 ・千曲川水源までは緩やかな登りが続きます。ナメ滝(甲武信岳まで2時間の標識)付近より残雪の道となり、 所々凍結しているので 早朝はアイゼン装着した方が楽。 ・甲武信岳山頂手前は無雪のガレ場のため、アイゼンを外しました。 ●甲武信岳(甲武信小屋)〜十文字峠 ・甲武信小屋・・・水1ℓ 50円、トイレはチップ制で100円ですがきれいです。 ・三宝岩・・・標識に気が付きませんでした。山頂手前3分ほどの地点に左へ踏み跡があります。 ・三宝山〜十文字峠間はアップダウンあり、岩場あり、鎖場あり。 尻岩までは残雪の多い道で、踏み抜き注意。 ・十文字小屋は立ち寄らなかったので、水・トイレは未確認。 ●十文字峠〜毛木平 八丁坂と呼ばれる急坂がありますが、道は整備されていて問題ありません。 後半の沢沿いの道で、2ヶ所徒渉地点の分かりにくいところがありました。 |
写真
感想
今年2度目の山、といっても最初の山は川崎にある枡形山(標高84m)で花見だったため、
今年初のまともな山歩きでした。
毛木平駐車場の埋まり具合は50%ほどで、車中泊している方が多かったようです。
ここから甲武信岳へ登る登山者の大半は千曲川源流コースの往復でしたが、
我々は時間と天候が許せば、十文字峠経由の周回コースを狙っていました。
スタートしてから1時間半ほどの所にあるナメ滝までは残雪もほとんどなく、
緩やかに登ってきましたが、この先より凍結個所も出てきたため、アイゼン装着。
残雪の道となり、踏み抜きに注意しながら歩くも、登山者が多くなったためか、
ほとんど踏み抜きせずに歩けました。
千曲川の水流が細くなると、程無く「千曲川信濃川水源」地点に到着。
辺りは雪に埋もれていて、湧き出し地点は確認できませんでした。
でも皆さんはそんなことを気にせず、お決まりの記念写真。
この後の登りで水源にサングラスを置き忘れたことに気付き、後戻り・・・
しかし、見当たらず。あきらめて登り返すと「あったぞ」の声が。
実はザックに引っ掛かけていたまま登っていたようで、忘れ物に気付いてザックを下した地点に落ちていました。
ダッシュの無駄な往復は精神的にも参り、その時間を取り戻そうと喘ぎながら稜線まで登り、
さらに疲れました。
稜線に出て間もなくすると、右手に富士山を望めるポイントがあり、
ここから目指す甲武信岳も間近に望めます。
山頂手前のガレ場は雪もなく、アイゼンを外して山頂着。
山頂の標識名は「甲武信ヶ岳」でなく、「甲武信岳」。
私は「甲武信岳」派です。
山頂からの景色は富士山、白峰、中ア、八ツ、そして東アルプスの山並み、文句なし。
ランチはここでもよかったのですが、狭い山頂の上に人も多く、風もあり、で、
甲武信小屋まで降りることに。
この時は小屋から三宝山への巻道を使うつもりだったので、
この道を使えないのがあらかじめ分かっていたなら、三宝岩でランチ、でした。
数十年前と変わっていなかった小屋で通れないことを教わり、再び甲武信の山頂へ登り返します。
予定外の登りは疲れます。が、事前調査をしていなかった自分が悪いのですから、仕方なし。
甲武信岳から長野・埼玉県境の尾根道を北上します。
ここからは人に全く会わなくなり、十文字峠までたったの1人。
GW中なのに静かすぎて不気味でした。
三宝岩の分岐は標識もなく、山頂まで行きすぎて、来た道を戻り何とか踏み跡を発見。
山頂とは違い、甲武信岳に負けず劣らず素晴らしい景色を堪能できます。
もし同じコースをたどるのなら、こちらでのランチがオススメです。
埼玉県の最高峰・三宝山から踏み抜き注意の長い下りが終わると、
鞍部に「尻岩」があります。
ここでアイゼンを外すべきでした。
武信白岩の登りの後半は岩場の道あり、アイゼン付けたままだと歩きづらく、ツマヅキ注意です。
この山頂は立ち入り禁止のため左に巻くと、ラストの大山の登りです。
小ピークの記憶しかありませんでしたが、なかなかの山でした。
ツメの登りは短いながらも直登の急登。
最後のピークは歩いてきた三宝山をはじめ、八ツ、両神、遠くには関東平野・・・
小休止して、小屋で「難所」と言われた山頂直下の鎖場を降ります。
しかしながら心配していた雪もほとんどなく、問題なく下れました。
あとは張り出した根の道と、シーズン中は素晴らしいであろうシャクナゲのトンネルの道を十文字峠まで下り、
この先毛木平までもう登りはないと油断していたところに、尾根を乗越すところまでがゆるやかな登りで、
これが結構堪えました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
Akanekoさん、こんにちは。
本年もお山歩きスタートですね
お天気にも恵まれ、素晴らしい残雪期の甲武信岳を
楽しまれたのではないでしょうか。
お写真からも伝わってきました
三宝山は、埼玉県の最高峰なんですね
意外な場所に・・・。でも考えてみれば、当然ですね
68枚目のお写真、bikihanakoには、
「生れた直後の赤ちゃん」に見えました
又は「子供のエイリアン」「スターウォーズの子供時代のヨーダ」
でしょうか???
bikihanako
bikihanakoさん、こんばんは。
お互いにこのGW、久々の山入りでしたね
直前まで八ツにしようか? 日向山? 仙丈?
色々悩みましたが、適度な距離の周回コースである今コースに決めました。
5日はGW後半では最も天気に恵まれ、景色も残雪も楽しめました。
ただ、下りでの踏み抜きには疲れましたが・・・
埼玉県人で三宝山が最高峰だと知っている人はどのくらいいるのでしょうか?
この山、埼玉県側からのアプローチが大変なのが何とも皮肉
ところであの写真、「赤ちゃん」「子供の○○」にみえましたか
何ともタイムリーで、思わず微笑んでしまいました。
こちらからも「おめでとうございます」です
Akanekoさん
甲武信岳周回お疲れさまさでした。
久々の山行でしたね
まだ残雪多いですね。
(こちらからは多いのかな?)
踏み抜きは勘弁ですね
「甲武信ヶ岳」でなく、「甲武信岳」
2パターン有るんですね。
帰りの道、混んでませんでしたか?
kankotoさん、こんばんは。
コメ、ありがとうございます。
久々の山は甲武信でした。
甲武信小屋のHPで雪は例年並みとのことだったので、
ほとんど樹林帯の今コースは踏み抜き注意、の覚悟でしたが、
4月後半よりは状態は良くなっていたようです。
でも下りでの踏み抜きは体重がかかるため、ハマると大変でした
「甲武信ヶ岳」という呼び名は最近まで知りませんでした。
深田久弥も「甲武信岳」でしたね。
こちらの方が歯切れもいいし、いかにも「分水嶺の山」という感じでしょうか?
実は八ヶ岳山麓に別荘を持っている友人がいて、
この日を含め3泊ここにお世話になり、翌朝(6日)出発だったので、
ほとんど渋滞に巻き込まれませんでした
Akanekoさま♪
三宝山→十文字峠)周回コースお疲れ様です(*'-'*)
毛木平-甲武信岳♪-甲武小屋はツツジが咲きカッコウが啼く頃い行ったことあります。
でも甲武信岳手前の北斜面は雪がたくさんでした。
雪の季節登らないので、お疲れ様です。
十文字峠は方向は大変そうですね。
楽しそうな様子拝見して嬉しいです。 minnie
PSいつから甲武信ヶ岳になったのかな?
minnieさん、こんばんは。
甲武信岳に登られたことがありましたか
残雪とツツジということは、5月後半頃でしょうか?
今回は麓の梓山で桜が満開できれいでしたが、
山に足を踏み入れると、花とは無縁の山行でした。
でも大山〜十文字峠のシャクナゲ群落を見てしまうと、
やはりシャクナゲシーズンに訪れたくなりますね。
minnieさんもいいかがですか?
ところで、いつから「ヶ」が付いたんですかね?
Akanekoさん、こんばんは。
私も埼玉育ちですが、知りませんでした。
それにしてもGWの中静かな山行を楽しめる、とても素晴らしいルートですね。
自分は今年も涸沢泊で、また北穂(東稜)に行ってきました。(編集中です)
旧名、kikoriより
こんばんは。
いつ改名されたのですか?
三宝山・・・埼玉育ちなら、埼玉県側から荒川の源流を登らなければいけません
千曲川源流沿いの登山道はそこそこの登山者がいましたが、
長野・埼玉県境の道は誰にも会わず、静かすぎでした。
今年は涸沢でしたか
北穂のレコ、楽しみにしています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する