記録ID: 1883321
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ハイキング
槍・穂高・乗鞍
御嶽山 修行の路 御嶽古道(黒沢路) 山の手前まで。
2019年06月05日(水) [日帰り]
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体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 09:22
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 2,101m
- 下り
- 1,409m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:22
距離 36.1km
登り 2,113m
下り 1,427m
13:47
ゴール地点
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
どうも「余程のことが無ければ」御嶽山は7月の開山の時から規制解除になる見通しの様です。(黒沢ルートのみ) それまで待てなくて、ちょっと出かけてみました。 噴火の年は、3月の冬山、9月3日の閉山祭の日に登っておりました。結局あの年の写真はレコUP出来ないまま封印。 雰囲気的にもようやく前を向けるのかなと言った印象になってきましたね。 6月は基本的に「シーズン外」なので、地元民の私のようにあまり無理はしないでください。 同じルートはシーズン中なら「0.6のペースが出る人なら」、山頂まで行っても中の湯バス停から木曽福島まで「日帰りでバスで帰れます。」 通常のペースの人なら4合目あたりの宿で一泊した方がいいかもしれません。 開始時刻が遅れたり、一日の行動範囲が16Km前後の人は、一合目の周辺のお宿に泊まって、次の日早めに出れば、7合目のお宿に宿泊ってのもイイですね。 御嶽交通のバスの時刻表には運航日を記したカレンダーも出ています。 どうせ行くのならと、熊野古道や富士山0合目の様に、御嶽山にも古道ルートというものがあるので、ご紹介したくトレイルしてきました。 御嶽古道には、黒沢道、王滝道、小坂道の三つのルートがありますが、御嶽古道のうち、最も歴史が古いとされる黒沢側のルートを通ってみました。 (日和田、開田ルートは正式には古道ではありません) 今ではあまり踏まれる事のないルートですが、現在でも沿線に宿泊施設などが点在しています。 途中には中乗さんで有名な中善酒造もあり、靡に捧げるお酒も買える便利なルートです。 今現在ではどちらかというと王滝ルート一合目からの古道の方が有名ですが、黒沢ルートは一部が廃道になっているのみで、木曽福島駅からの登山道の保存状態は良好です。 道中一泊で向かい、二日目に登拝ってのも面白い予定かも知れませんね。 王滝ルートは、御嶽街道とも呼ばれますが、古いルートはダムに没しています。 事実上、歴史古い御嶽の宮司家の方が運営する、滝旅館近辺の1合目からの紹介になっており、木曽福島からダムに没する所までの道は実質廃道で、今や正確なルートは解らなくなっています。 往時の古道が殆ど現存する黒沢ルートは貴重な存在と言えましょう。 小坂ルートは0合目からは飛騨側になるのでアクセスが悪いです。 昔は木曽福島駅から御嶽交通「チャオ御岳線」で濁河温泉まで行けましたが現在運休中です。小坂ルートは現在最も難度が高い御嶽古道になってしまいました。 黒沢ルートはマップも整備されてないマイナーなコースですが、修行の道、御嶽古道。宜しければご覧ください。 車のない時代はこのルートをピストンで大変だったでしょうね。 尚、今回、二ノ池ヒュッテのおかみさん(お姉さん)に、途中で車で拾っていただき、そこでレコを終了しています。 エピソードはこちら https://www.yamareco.com/modules/diary/100156-detail-187575 ユーチューブ:王滝ルートがメインですね https://www.youtube.com/watch?v=CoPgHXX8fYM https://www.youtube.com/watch?v=BRPem4Iqu7k https://www.youtube.com/watch?v=LYwTD9Woli0 -----アクセスに関しまして 自家用車で木曽福島大手町駐車場まで行きました。一日最大700円 シーズン中は公共交通機関のみで計画可能。意外に車無しの方でも縦走計画が立てやすいバス路線の配置になっています。 すみません、岐阜のことはまだ調べておりません。長野県側だけ詳しくまとめます。 ヾ靄楾堋 木曽福島駅→一度北上し、行人橋まで行き、古道に入る。 歩きで6合目中の湯バス停登山口まで片道28Km 途中水場が沢山あり。熊野古道や大峰奥駈道のように大きな水を背負わなくともトレイル可能。 ¬攸省‥膠悗泙任離▲セス ・新宿からならダイレクトに駅まで高速バスがあります。 ・名古屋方面からなら、特急信濃でダイレクトにJR木曽福島駅まで。 ・福岡などの九州方面なら、飛行機で松本空港まで行く方法も検討ください。早めに予約すれば安いかもしれません。 空港から塩尻駅まで。そこから木曽福島駅まで。 ・大阪方面は、時間によっては近鉄で名古屋駅まで(新幹線より若干安い程度) ・御嶽交通路線図 https://www.rosenzu.com/ontake/map/kiso.html 運航の問い合わせ先:0264-22-2444 ・バスマップ:位置関係の把握には向いています。 https://busmap.info/busstop/119305/ ・御嶽ロープーウェイ線時刻表。シーズン運航 下の方に運航日カレンダーがありますので活用ください。 https://www.town-kiso.com/files/file/box/93/934555f12b20aa812ce95d60b3c140a973aecb9f.pdf ・木曽温泉線時刻表:通年運航 私のようにシーズン外に行く場合、ロープーウェイ駅から東の方面にある「木曽温泉バス停」まで行く必要があります。2019年6月現在、最終バスは15時02分木曽福島駅行きになっています。 ロープウェイ駅から木曽温泉バス停まで約9キロ。 ほぼすべて下りの舗装路です。長距離走れる人なら1時間半くらいで到着。 同じ道を戻って里宮近くの黒沢バス停までは14キロ戻らねばなりません。 トレランの人くらいしか帰りの際の「三岳王滝線」は現実的には使えません。 https://www.town-kiso.com/files/file/box/12/12c8a39a23e5a8d4128757e527e7850c399c07d9.pdf ・開田高原線時刻表:通年運航 縦走して開田ルートで下山したい場合、登山口から最寄りのバス停「高宮商店前」バス停まで徒歩約3kmです。 https://www.town-kiso.com/files/file/box/7a/7a7b461ff09663edb785902b68a37f9b00643c12.pdf 2019年6月時点で、最終バス15:09分発木曽福島駅行きがあります。 ・チャオ御岳線時刻表:運休中 縦走して小坂口の濁河温泉(小坂道)に下山する場合ですが、2019年現在、公共交通機関のみでの計画は出来ません。 温泉から木曽福島までの路線があったのですが今は運航していません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、三笠山のあとの白川権現以降から、中の湯駐車場までは薮こきになりますので、苦手な方は一度舗装路に戻って下さい。 古道を再現しきれなかった箇所は二か所。 ・写真の大鳥居:スタート地点から23Kmあたりから、車道へ合流する廃道ルート ・松尾滝からの古道ルート。 なんと鳥居をくぐって左に折れると古道に入れます。現在の国土地理院の数値地図では取り付き口が不明になってしまっています。痛恨のミス。 実はこのサイトを参考にしています。さすがにぶっつけ本番はやっておりません。 http://amaimonoko.at-ninja.jp/s-mtdata/hoka/ontake |
写真
出雲の主王と副王の役職名が、大国主と少名彦でした。
しかし本当に昔から祭神が出雲系だったのかは謎がが残ると思います。
木曽福島の近くには狼を眷属とする物部系の水無神社がありますので。
しかし本当に昔から祭神が出雲系だったのかは謎がが残ると思います。
木曽福島の近くには狼を眷属とする物部系の水無神社がありますので。
ちょっと変ですがここも四合目。松尾滝。
私はここでやらかしてしまって古道から外れてしまいました。
鳥居をくぐって左に折れると古道ルートから、正小屋(今は小屋無し)の処に合流できます。
まさか鳥居をくぐるとは思わず、取り付きを探しながら車道を進んでしまいました。
200m先までは刈り払いされており、岩屋の霊神場等があります。
私はここでやらかしてしまって古道から外れてしまいました。
鳥居をくぐって左に折れると古道ルートから、正小屋(今は小屋無し)の処に合流できます。
まさか鳥居をくぐるとは思わず、取り付きを探しながら車道を進んでしまいました。
200m先までは刈り払いされており、岩屋の霊神場等があります。
やっと・・抜けた。
中の湯駐車場兼バス停。
ここで御嶽交通に運行状況を聞く。
どうも木曽温泉まで下らないとダメな日らしい。
とりあえず時間的にも押しているのでロープーウェイ駅まで行ったら下山する事にする
中の湯駐車場兼バス停。
ここで御嶽交通に運行状況を聞く。
どうも木曽温泉まで下らないとダメな日らしい。
とりあえず時間的にも押しているのでロープーウェイ駅まで行ったら下山する事にする
装備
個人装備 |
ザック:アルティメットディレクション35L(710g)
雨具:アウトドアリサーチヘリウム2ジャケット(163g)&ズボン(158g)
ズボン(TRIMTEX Trainer TX ロングパンツ )
靴下(五本指)
日よけ帽子
着替え
ザックカバー
行動食
非常食
飲料(2L)
ライター
計画書
ヘッドランプ+予備電池
筆記用具
ロールペーパー
保険証 携帯
時計
タオル
ポール
|
---|
感想
シーズン外でしたので、舗装路は車も少なく、静かな山行でした。
前々から挑戦したかった御嶽古道。
規制解除になって王滝ルートもいける様になったら、そっちも古道ルート挑戦したいですね。
牧尾ダムが完成し、王滝ルートの一部が水没したのが昭和30年代。
昭和初期や、大正時代の古地図には恐らく王滝ルートが出ていると思われます。
小説夜明け前の大峠、小峠は位置がはっきりしなくなってしまっています。
途中には禊に使われた人工の滝が今でも史跡として残っており、訪れてみたいと考えています。
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コメント
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お陰さまで御嶽山いってこれました。
夜中の一時半に🚲️で行人橋までいき12時間かけて頂上へそして日帰りして愛知に帰ってこれました。
すごくわかりやすく迷わずいってこらました
ありがとうございました
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