バテバテの蛭ヶ岳(塩水橋-丹沢山-蛭ヶ岳)
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- GPS
- 12:40
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,778m
- 下り
- 1,777m
コースタイム
天候 | 晴れ(薄日)、風なし |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天王寺尾根は道標が要所に設置されていて道は良好。迷いやすい尾根筋にはロープが張られているが、下りはよく注意する必要がある。 |
写真
感想
塩水橋より天王寺尾根を登り丹沢山から蛭ヶ岳往復、堂平より塩水橋へ戻る。塩水橋に5時すぎに到着。すでに先着車があり仕度中でした。
早々に準備し林道へ。天王寺尾根登山口に5時50分到着。道は分かりやすく道標もよく整備されてるようだ。道標はピカピカの新しいものです。迷いそうな尾根筋にはロープが張られていた。尾根道は展望がよくないが新緑が気分いい。時たま開けたところでは長尾尾根、大山がよく見えた。反対側には木々の間から三峰山が見えたりする。
登り始めてから1時間半ぐらいからペースダウン、後ろからの二人組みに追い越される。登りはきつくはないのに結構疲れる。堂平分岐になかなか着かない、まだかまだか。8時27分ようやく堂平分岐点に到着。登山口から2時間半かかっている。ここからしばらくはなだらかないい道が続く。満開の山桜が咲いていた。小さな桜の花にずんぐりした大きな蜂が何匹か蜜を吸っている。以前にもツツジの花に羽音をたてて何匹も飛んでいるのを見かけたことがあるが、こんなに近くで見たのは初めてだ。蜜蜂と思っていたがはるかに巨大な蜂だ。
鎖場を登る。振り返ると登ってきた小ピークが見える、見事に鮮やかな新緑に驚く。目の前に丹沢三峰山があった。この岩場は危なげなところだけれど景色はすごくいいところだ。が、このあたりですでにバテバテになる。木の階段が長くきつい。一区切り登っては一息いれゆっくり行く。足が上がらない。バイケイソウの群生がキャベツ畑に見えた。余裕ないのに写真を撮る。ようやく階段を登りきると宮ガ瀬分岐に。ここから丹沢山頂までのなだらかな200メートルをとぼとぼ歩く。9時27分丹沢山に着く。塩水橋出発から4時間かかった。人はあまりいない。途中で追い抜かれた二人組みともう一人の人がいるだけだ。ベンチにごろ寝、日がまぶしい。おにぎりを一つ食べお茶を飲む。すでに山頂にいた人たちは蛭ヶ岳に向かって行った。
そろそろ行くか。9時45分出発。すこし行くと箒杉沢が眼下に見えた。先日、玄倉林道より箒杉沢ごしに丹沢山稜線を眺めたが、こんどは山稜から箒杉沢ごしに林道を眺めた。こんなにも良く見えるとは、素晴らしい。さて先に進む。ペースはゆっくりと。熊笹の眺めが壮観だ。先行の3人が豆粒のようによく見えた。薄霞の中に富士山が浮かぶ。この山稜を歩くと丹沢山塊の広がりを感じる。ほとんどの山々が眺められるのではないだろうか。11時12分棚沢の頭に着く。ユーシンへの古びた道標とかすかな踏み跡がある。うーん良いねぇ。何人か丹沢山に向かう人とすれちがう。その中には先行した3人の人たちもいた。
12時7分蛭ヶ岳山頂に着く。ここで昼食のランチを食べる。山頂では姫次方面から来たというご夫婦と思われる二人のほか一匹の犬がいた。しばし世間話をする。犬はこちらをみつめているが決して近づいては来ない。無線らしきアンテナのついた首輪をつけている。山荘の犬でしょうか。
12時47分蛭ヶ岳より引き返す。普通に歩く。バテバテのピークは丹沢山直前の階段登りだったようだ。14時38分丹沢山に戻る。15分ほど休憩し堂平に向けて下り開始。下り疲れて途中の枯沢にて20分ほど休憩。堂平の林道に16時50分に降り立つ。
堂平雨量観測所脇にあるショートカットの道を行くことにした。この道はしっかりしているが、急斜面を九十九に折れ曲がっていて長く感じる。また石がごろごろ転がっていて下りにくい。あまりお得感がない。林道を快適に歩いたほうがよかった。ともかくワサビザワ出合で林道に戻る。ひたすら林道を下る。これがバカにならない。相当バテタ。18時4分塩水橋にようやく着く。13時間近くの行動であった。しばらくは足が痛いだろう。
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