焦りは遭難のリスク! 小川谷左岸上段歩道〜タツマの大滝〜七跳尾根〜大栗尾根
- GPS
- 08:46
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,386m
- 下り
- 2,379m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 8:46
天候 | 晴れ。暑い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:東日原からバスで奥多摩駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
小川谷林道歩きの外は大半がバリエーションルート。 (賀朗橋〜左岸上段歩道〜林道終点) 賀朗橋からモノレール軌道に合流するまでほぼ北へ尾根筋をを登る。 上部では急登で尾根が広くなりルートを追いづらくなるが適当に上を目指した。 上段歩道を跨いでさらに登って軌道に出合ったところからその軌道に沿って少し下り上段歩道地点へと、回り道をしてしまった。 以降、上段歩道ははほぼ水平の道で、途中、滝上谷を跨ぐ地点で崩壊が見られやや支障になった程度で歩き易く危険度もない。大栗尾根を乗越す地点は下段歩道と合流する。乗越をそのまま西へ進み林道終点の手前では10分ほどの登りになる。 (林道終点〜タツマの大滝〜七跳尾根) 落石が無数に散らばっているのでジープでも通行できない林道を進み、犬麦谷に架かる石橋の左岸側からタツマの大滝へ向かう。タツマの大滝の沢身ではなく左岸側の尾根の上から見下ろすという形になる。滝の全容を観れるところまでは登らず、滝の下段部分が見下ろせる地点で引き返した。岩稜の狭い尾根を登ったが、正しくはやや右側から登るべきだったと戻りの時に分かった。 (七跳尾根) 尾根の末端の踏み跡から取付き。比較的歩き易い。後半は急登。危険個所なし、道迷いの心配なし。 (大栗尾根) 初っ端からルートミスをやり窮地に陥った。リボンに誘われて急斜面を下ったが、おかしいと思いGPSで確認した時には大分に下ったところだった。正しい尾根道に復するために登り返すことはせずトラバースしたが、危険を感じた。尾根道に復した後は問題なかった。 (小川谷林道) 大栗尾根上の上段歩道交点から西に回り込みながら小川谷林道にジグザクを切り下り立った。小川谷林道では一部で落石を気にしながら歩いたが結構な個所で落石防止ネットが設置されていた。 |
写真
感想
■前回山行(6/14)に引き続いて小川谷エリアへの登山に出かけた。前回は小川谷右岸側で今回は左岸側。
奥多摩駅から鍾乳洞行きバスは平日なのに前回同様満員だった。20名前後が川乗橋で下車した。終点の鍾乳洞バス停(小川谷橋袂)で下車したのは4,5人。賀郎橋までは12日前にも歩いているので殆どよそ見もなしで黙々と歩いた。賀郎橋からハンギョウ尾根に向かってほぼ北に登り、前回カロー大滝から歩いた上段歩道がハンギョウ尾根に乗越する地点へ。
以降は初めて歩く道で上段歩道を西へ進む。殆ど水平。大栗尾根を乗越す地点に出た。ここの尾根を下ると下段歩道に繋がって行くが、そのまま水平歩道を進み、小川谷林道に下る道を分けて登って行くと林道終点に出た。
■タツマの大滝を観たあと当初予定では引き返すつもりであったが、ここまできたからにはと予定変更して七跳尾根と大栗尾根を追加することにした。しかし七跳尾根を登り長沢背稜縦走路に出た時点で時間計算したところ予定バスを17:50発に遅らせたもののそれにも間に合わないかも知れない状況となった。急がねばならないという焦りがミスを招く原因になった。大栗尾根の下降地点を良く確かめもしないでリボンに惑わされて下ってしまった。
しばらく進むとどうも道が険しすぎるのでGPSで確かめると尾根より右に逸れてしまっている。一旦もとの地点に戻れば良かったものをますます間に合わなくなるという焦りからトラバースして大栗尾根へ復しようともがいた。しかし、これがリスクを拡大してしまった。動きがとりづらい状態になった。急斜面の土や木々根もやや湿り気があり滑りやすい。ついに2mばかり滑った。何とか止まったから良かったがズボンは泥だらけ。(後から気が付いたが両肩付近をどうかしたらしく腕を回すと痛い。)その後も何とか窮地を脱するべく慎重に行動。木の根、岩を確かめながら何とかセーフゾーンに下り立った。このあとはトラバースらしき踏み跡を辿って正規の尾根に復することができてほっとした。思えばもっと早い段階でルートに注意していればなんでもなかっただろうに。
■もう時間を気にしないで歩くことにした。焦ると事故に繋がる。大分時間がかかってしまったので予定した下段歩道経由は諦めて、小川谷林道にでてから帰ることに切り替えた。今日は特に疲れたが無事帰還に安堵感も覚えた。
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