槍ヶ岳 CCCなのに晴天(^▽^)/
- GPS
- 56:00
- 距離
- 40.4km
- 登り
- 1,790m
- 下り
- 1,780m
コースタイム
6/23 4:35テント場出発―6:30グリーンバンド―8:25槍ヶ岳山荘―9:10槍ヶ岳―10:35ヒュッテ大槍直前ー10:55殺生ヒュッテ(昼食)−11:40グリーンバンドー13:20ババ平
6/24 4:55ババ平ー7:15横尾ー9:45明神(明神池散策)−11:05上高地BT
天候 | 22:曇り後1時雨後晴れ、23:晴れ後曇り時々晴れ、24:晴れ後曇り後雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ヒュッテ大槍から夏道を下ろうかと思っていたのですが、急な雪面なので殺生ヒュッテから下りました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
天気予報は3日とも良くなかった(「てんくら」では全てC)が、この日を逃すと3日間の休みは前後に取れなかったし、雪渓のあるこの時期はアイゼンが必要なため、登山者が少なくゆっくり楽しめる。そして、もう少し早いとババ平は雪でテン泊は寒いので6月の中旬から下旬を狙っていたのだ。
天気は2年前の涸沢と同様でラッキーなことに天気予報は外れていい天気になった。1日目は横尾から1時間半程雨だったが、二ノ股を過ぎたあたりから晴れ上がり、テントの設営時から日没まで晴れていた。夜間一時降ったものの、翌日の午前中も晴れ槍ヶ岳から360度の展望が利いたし、午後も曇り時々晴れだった。最後の日は上高地に戻ってバスで沢渡に近づいたころから本降りとなった。結局登山には全く支障はなかった。
天気予報に相応してか上高地からずっと登山者は非常に少なかった。
槍沢ロッジで受付を済ませ、ババ平に行ってみるとテントが1張だけあった。ソロの女性でアイゼンを干しているところだった。水場の水が出ないのでロッジに行ってくるという。往復1時間半近くかかるのに・・・元気な人だ。自分は沢の水を使うことにした。基本的に沸騰させてから食事に使うので問題ないし、水割り用はアルコールで消毒できる(笑)。彼女のおかげで翌日から水が使えるようになった。(^.^)/~~~ それにしてもテン場の槍沢を挟んだ両側は切り立った山で、雪崩れの心配は無いが多少圧迫感があった。
翌朝いよいよ槍ヶ岳を目指して出発。はじめは夏道を暫く進み、それから残雪と夏道のミックスのあと、大曲の辺りから雪渓に突入した。旗竿がいっぱいありルートミスの心配は無い。暫くは左側に大きな岸壁ツバメ岩、前方に中岳と大喰岳に見ながら進む。グリーンバンドの手前で初めて対抗パーティー4人とすれ違う。中には6本アイゼンの強者もいた。グリーンバンドは夏道が10m程あり、休憩にちょうど良かった。やっと槍が見えてきた。槍ヶ岳山荘も殺生ヒュッテも見えているが、これが時間的に結構長く、つらいところだ。
槍ヶ岳山荘には客は誰も居なく少し寂しかった。晴天でもさすがに暑くはない。小休止して槍へ。誰も居ないので、ルートミスしないように気を付けてゆっくり登る。暫く右手に槍沢を見ながら進んでいくが、やがて子槍が見えるリッジを越える。ここで風が寒くなり、ヘルメットなので頭がたまらなく寒く、バラクラバ(目出し帽)を被った。後は特に難しいところは無く山頂へ。やっぱり誰も居ない。予定外だが360度の展望動画を撮れた。南側には穂高へ続く稜線が見える。残念ながら北側の剣岳と針ノ木岳以北は雲の中だった。北西側は三俣蓮華岳から鷲羽岳付近の残雪の多さが目立つ。
山頂からの動画
時間に余裕があるので東鎌尾根をヒュッテ大槍へ向かう。鉄梯子があったり、トラバースの高度感が有ったり、リッジ歩き等で結構楽しめた。ヒュッテ大槍の手前でヒュッテから槍沢へ降りる夏道を見たらほぼ雪渓で、しかも急斜面。直前の小雪渓もトレースが見えず、ヒュッテはまだやっていないようなので、ここで引き返し殺生ヒュッテへ降りた。帰宅後調べると1週間後から営業する予定になっていた。
途中登山道に雷鳥の雄が飛び出してきて、足元の50cm程先に居て動かないでこちらを見ている。まるで「こっちだけ見てね」と言わんばかりに。動画を収めた後ゆっくり足を延ばすと2m程逃げてやはりこちらを見ている。どうやら近くに巣があり、家族に危害が加わらない様自分が囮の役目をしているようだった。
雷鳥動画
殺生ヒュッテの方(女性)にこのことを話すと、そこはよく雷鳥が出るところで、自分も早く行ってみたいと。昼食はα米のおにぎり(〇西食品)で朝お湯を注いで作ったものだが、御飯がもっちりしていておいしかった。普通のα米ごはんはもっちり感が無く、あまり食さないようにしていたのでサプライズだった。
後はのんびりテン場に。天気は泣き出しそうな空になったが一時パラっと来たがすぐに止んだ。下山時も3パーティ7人しか会わなかった。途中旗竿が好天で倒れているのを7本ほど刺し直して下りた。夏道で見事なキヌガサソウの群生を見つけた。そばにサンカヨウも咲いていて見事だ。
テン場に帰って、時間が早いので湿った衣類を干して昼寝して・・・。この日は韓国の2人だけだったが、話し声がやや騒々しかった。
翌日ものんびり。晴天の中横尾まで山野草や自然を楽しみながらの散歩。ここまで1人しか会わなかったが、その先はさすがに多かった。明神では池に寄ったが、透明度の高い水と穏やかな水面が、鏡のような風景で他でなかなか見られない光景だった。
今回も不思議なくらい天気に恵まれ、空いてる北アルプスを堪能できた。また初めて雷鳥に50cm位の至近距離で会うことができ、満足な山旅だった。
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