芦別岳(旧道↑+新道↓)


- GPS
- 13:18
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,745m
- 下り
- 1,733m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
旭川空港からレンタカーで登山口Pまで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
旧道は崩壊が進んでいたり、豪雨で崩壊した箇所もありますが、慎重に見渡せばピンクテープがあるので道迷いは心配無いでしょう。 |
その他周辺情報 | 富良野プリンスホテルの日帰り入浴(18時迄)を利用。 プリンスホテルならではの高級感のある温泉がまったり堪能できました。 https://www.princehotels.co.jp/newfurano/facility/onsen/ |
写真
500mほどは笹の刈払いがされていました。
その先に刈払い機が残置されてたので近いうちに実施されるのでしょう。
ただ、単調な稜線歩きになると睡魔が襲ってきます。休憩のたび10分ほど仮眠しました。
この先でフランス人と思しき20代女性が軽装備で来ました。
旧道を一人で下るのだそうです。(やるなあ!というかちょっと危なっかしい)
荒れてるからくれぐれも慎重にと伝えました。
感想
念願の芦別岳の旧道↑新道↓を歩いてきました(といってもここ2年ほどですが)。
日出から少し時間を置いてスタートします。
旧道は崩壊が進み足場よくない箇所や高巻が何度もあり思ったより消耗します。
登りにかかってもルート喪失が何度か。都度ピンクテープを探して復帰します。
河原歩きで抜かしてもらった地元のオジサマが鈴を何個もじゃらじゃら鳴らしながら常に前を歩いていてくれるのでかなり安心です。
と、藪の先20mほどでしょうか、重低音な唸り声!
これは、と思って笛を吹くと静かになりますが、また20秒後にはうなり声(泣)
笛を鳴らしながら、「危害は加えないからいい子ちゃんにしててね〜!」と念じながら通り過ぎます。旧道の登りにもいるのですね。
夫婦岩はガスでシルエットだけでしたが、稜線に出ると視界が広がります。
気持ちのいい歩きですね。
でも、気が緩んだのか、平日の4時間睡眠連続の疲れがドッと出ます。昨晩も車中泊でウトウト程度だったので仕方ありません。休憩のたび10分ほど仮眠を繰り返します。
キレットは慎重に行けば問題ありませんでした。
この辺はお花も綺麗に咲いていますね。
熊の数日前と思われる糞が何個もありました。
笛を数分おきに鳴らしながら進みますが、時折前方から聞こえるオジサマの鈴音は自分一人じゃないんだという妙な安心感?があります(笑)
雪歩きは短いのが2か所ほど出てきますが、全く問題ありません。
P1579から念願の芦別岳のトンガリがシルエットだけでも見れたのはよかったです。
この辺から細尾根が続きますが、危険を感じる箇所は無く慎重に行けば全く問題ありません。
ここで前方からフランス人の20代と思しき女性!
何でまた!?
と聞いてみると単独で歩いてるとのこと。
この先は道形不明の急降下もあるしお勧めしないよ、
と言うと何とかトライしたいとのこと。
ピンクテープ探しながら慎重に!
と言って別れましたが大丈夫だったのかな?
キレットは確かに細尾根ですが慎重に行けば問題ありません。
アルプス的な稜線歩きが楽しめます。
山頂直下の熊の棲み処らしきところは笛を頻繁に吹いて進みます。
一応、最後の切り札?でナタを持ってきましたが、使う場面は幸いにもありませんでした。ふぅ〜。
山頂への急登りで行けそう!?
と思って岩場直登をトライしましたが、手掛かり足掛かりなく20mほどクライムダウンします。こんなところで滑っても誰も見つけてくれないので無理は禁物です。
急登ルートで山頂に到着!右へ迂回コース?もあるようです。
聞いていたとおり狭い山頂でしたが、先行のオジサマと少し立ち話。
ここは何度も歩いているが、登りで熊の気配を感じたのは初めてとおっしゃっていました。オジサマはユーフレ小屋経由で車回収に向かうそうです。
山頂で長休止のあと下ります。
山頂直下の残雪トラバースは6月末までで、7月からは夏道が出たようで全く問題ありません。
途中また睡魔に襲われ、休憩の都度仮眠しますが、半面山ではたまらず大の字になって青空見ながら20分仮眠です。
さて、意を新たに下りましょう。
ここからは急降下もなく長いですが歩きやすい。
何とか12時間半かかりましたが新道登山口に到着。
水は2.5L担ぎましたが、この天気ながら、あと1L多くてもよかったと思いました。
フランス人とオジサマは大丈夫だったのかな?
この日出会った二人のその後は心配ですが、旧道〜新道はやはり新道ピストンでは味わえないいい歩きのできるコースと思いました。
下山後、富良野プリンスホテルの日帰り入浴を堪能したあと、芦別の道の駅で車中泊し翌日に備えます。
コメント
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北海道 いいですねー あこがれます
車中の連泊で大変そうですね
3日連続の歩きは私には考えられません😢
ツキノワグマでも怖いのにここはヒグマですね
ご無事で何よりでした(*^-^*)
ODさん、こんにちは
北海道は、そうですね未開で手付かずな自然が残っててよい感じですね
車中泊はフィットにしてもらったので後部座席前に倒して荷室から完全フラットになるのがよかったです。対角線に大人1名ならマットと寝袋で快適でしたよ。
ただ初日夜10時過ぎにPに着いたのと、3山とも車で3〜4時間離れてたので移動が大変でした
ヒグマはデカいし怖いですよね。毎回見たり気配を感じるので多少は慣れてはきました。
ただ北大の熊研究の先生が最後はナタで戦うべしと書かれていたので背負っていきました。幸い使う場面無しでしたが、唸り声にはビビりました
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