西丹沢 鬼石沢左俣遡行〜畦ヶ丸
- GPS
- 06:59
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,212m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:57
天候 | 曇りのち時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.syonan-bus.co.jp/pdf/rosen/timetable/01_sa_201904.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
【鬼石沢左俣】 ・F3は残置あり。アンカーは灌木を利用する。 ・左俣で1箇所、被り気味の涸棚あり。残置は古く効きが甘くなっていたため、撤去。 【その他】 ・西沢沿いの登山道はルートが分かりにくい。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
ザック
行動食
非常食
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ハーネス
ヘルメット
渓流シューズ
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共同装備 |
グローブ
計画書
ファーストエイドキット
ロープ
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
カム
プーリー
ナイフブレード
ロックハンマー
|
感想
弘前大学ワンゲル部4年のN氏と意気投合し、沢登りを敢行した。当初は1泊2日で雲取山の青岩谷を遡行する予定であったが、14日に悪天候が予想されたことから、日帰りの丹沢の沢登りへ計画を変更した。久しぶりに誰かを連れて行く山行となり、気を引き締めて本計画に臨んだ。
当日は小田急線の新松田駅で待ち合わせた。三連休初日の西丹沢方面のバス停周辺は早くも混雑し始める。臨時のバスが出るほど混雑しており、ここまで混雑することは正直、予想していなかったので面喰らってしまった。立ち席で辛い思いをしながら大滝橋に到着し、計画を開始した。最初は登山道を一軒家避難小屋まで行く。一軒家避難小屋で登攀装備を装着している時に、私の首筋にヤマビルがいることに気づいた。即、駆除する。西丹沢で初めてヤマビルに遭遇した。畦ヶ丸周辺がヤマビルの猛威に晒されるのも時間の問題かもしれない。装備を整えて鬼石沢へ入渓する。入渓してすぐにF2が現れる。これは私が左岸をフリーソロし、上からNをロープで確保した。F2のすぐ先にF3があった。これも私が左岸をフリーソロし、上からNをロープで確保した。その後は冗長な渓相が続く。幾つもの分岐でコンパスと地図を使用しながら的確にナビゲーションをしていく。こういったアナログな方法でバリエーション系のルートをドンピシャリ正解ルートを辿れたら充実感があって良い。暫くは難なく行程をこなしたが、厄介だったのは左俣に入ってしばらく行った先の涸棚だった。中途半端な高さでハング気味、かつゴルジュ地形で巻くのも困難だった。やむなく私がフリーソロし、上部でハーケン二枚を打って固定分散を構築し、そこに手がかり用の補助ロープをフィックスした。おかげで岩・沢初心者のNも苦労しながらなんとか登ることができた。厄介な箇所ではあったが、久しぶりにハーケンを使用できたことは嬉しかった。その先のツメは楽だった。傾斜も緩く、猛烈な藪などもない。ワンゲル部のNは以前に初めての沢で、ワンゲル部顧問の石田先生の引率で南八甲田のバッカイ沢を遡行したときに、ツメで猛烈な薮に遭遇してトラウマになったらしく、今回のような藪漕ぎのないツメはとても嬉しかったらしい。私としては藪も沢登りの醍醐味の1つだと思っており、藪以外でも様々な面において一筋縄ではいかないトリッキーなところが沢登りなどのバリエーション系の山行の面白さだと思っている。それほど苦労せずに稜線の登山道に抜け、畦ヶ丸避難小屋で登攀装備を解除した。避難小屋でゆっくりしていたら雨がパラつき始めたので、予定よりも早く小屋を出た。下山は畦ヶ丸の山頂や善六のタワなどを経由して下山した。途中で丹沢最大の滝、本棚へ寄り道したりもした。2年前に弟と本棚を越えてその先の本棚沢を遡行したのが懐かしい。スニーカーに履き替えて登山道を下り、西丹沢自然教室に到着して山行を終了した。
今回はワンゲル部の後輩と登れてとても有意義な山行となった。これからも山の仲間は大事にしていきたい。
西丹沢にもヤマビルがでてきたのですか?鬼石沢はもちろん西丹沢の沢で蛭をみたことはなかったのに…困ったものです。
その後は見ませんでしたが、私も驚きを隠せませんでした。まだ大量発生はしていないみたいです。大室山近辺でもヤマビルがいた、という記録を拝見したこともあります。増えないことを祈るばかりです。
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