ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 192559
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

三股から常念岳

2012年05月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.9km
登り
1,584m
下り
1,584m

コースタイム

4:50三股〜8:30前常念岳〜9:20常念岳10:00〜13:30三股(8時間40分)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三股駐車場はこの時期空いていていいのですが、夜中にドリフト走行する連中が出没して参りました。ご注意を。
コース状況/
危険箇所等
前常念まではクランポン無しでも何とか行ける。その先は完全冬装備必要。前常念の手前の岩場は夏道はほとんど露出しているが、全行程で一番危険なのはここなので十分注意。
GW中は登山禁止だったようです。今日はGWではないし完全冬装備なので行くことにします。
2012年05月19日 05:08撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 5:08
GW中は登山禁止だったようです。今日はGWではないし完全冬装備なので行くことにします。
下の方は全く雪が無く、春全開です。
2012年05月20日 22:44撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/20 22:44
下の方は全く雪が無く、春全開です。
ようやく森林限界。ここまで2時間半。
2012年05月19日 07:36撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
5/19 7:36
ようやく森林限界。ここまで2時間半。
雷鳥♀に襲われました。写真は相手の♂と思われます(どこにいるでしょうか)。縄張り荒らしてすみません。
2012年05月19日 07:58撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 7:58
雷鳥♀に襲われました。写真は相手の♂と思われます(どこにいるでしょうか)。縄張り荒らしてすみません。
前常念の山頂から突然雪が増え、完全冬山となります。
2012年05月19日 08:33撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 8:33
前常念の山頂から突然雪が増え、完全冬山となります。
横通岳方面。
2012年05月19日 08:33撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
2
5/19 8:33
横通岳方面。
遠くの鹿島槍も秀麗
2012年05月19日 08:43撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
2
5/19 8:43
遠くの鹿島槍も秀麗
もうすぐ山頂ですが、直下はセッピがすごいので右(常念小屋の方)へ少し巻きます。
2012年05月19日 09:12撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
5/19 9:12
もうすぐ山頂ですが、直下はセッピがすごいので右(常念小屋の方)へ少し巻きます。
常念小屋からはしっかりトレースあります。一の沢からのほうが登山者多い。
2012年05月19日 09:16撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 9:16
常念小屋からはしっかりトレースあります。一の沢からのほうが登山者多い。
山頂から穂高連峰方面。
2012年05月19日 09:40撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
5/19 9:40
山頂から穂高連峰方面。
槍方面
2012年05月19日 09:40撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 9:40
槍方面
黒部源流方面
2012年05月19日 09:40撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
2
5/19 9:40
黒部源流方面
頸城三山方面です。私の好きな雨飾山もぼんやり見えます。
2012年05月19日 09:41撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 9:41
頸城三山方面です。私の好きな雨飾山もぼんやり見えます。
乗鞍・御嶽
2012年05月19日 09:43撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
5/19 9:43
乗鞍・御嶽
この方と2人だけの山頂でした。三重県からはるばる来られたそうです。
2012年05月19日 09:43撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
5/19 9:43
この方と2人だけの山頂でした。三重県からはるばる来られたそうです。
もうゴキゲン。
2012年05月19日 09:44撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
5/19 9:44
もうゴキゲン。
帰路、常念を振り返ります。素晴らしい山だ。
2012年05月19日 10:03撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 10:03
帰路、常念を振り返ります。素晴らしい山だ。
槍よさらば
2012年05月19日 10:04撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
5/19 10:04
槍よさらば
滑落には十分配慮して下ります。
2012年05月19日 10:07撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 10:07
滑落には十分配慮して下ります。
前常念の石室はどんな悪天でも耐えられそうです。ありがたいことです。
2012年05月19日 10:27撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
5/19 10:27
前常念の石室はどんな悪天でも耐えられそうです。ありがたいことです。
樹林帯からは蝶ヶ岳がちらちら。今日はあちらも最高だったことでしょう。
2012年05月19日 12:08撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
5/19 12:08
樹林帯からは蝶ヶ岳がちらちら。今日はあちらも最高だったことでしょう。
撮影機器:

感想

5/19(土) 快晴
三股4:50〜前常念岳〜9:20常念岳10:00〜前常念岳〜13:30三股
行動時間:8時間40分

 嵐のあとの約束された晴天と週末が重なるという幸運が巡ってきた。何を置いても山だと一路北アルプスへ向かう。常念だけ登るなら一ノ沢からが楽なようだが、この時期の沢コースは雪崩も不安なので三股から入ることにした。

 三股駐車場は広くこの時期は空いていて良いのだが、夜中にドリフト族が出没してうるさくて参った。あまり寝れないまま4:50に出発。蝶ヶ岳方面が朝日に輝いており完璧な快晴だ。標高2100mで尾根筋に出るまで雪はあまりない。展望のない笹斜面を黙々と登るだけだ。その先は傾斜は緩むが残雪が多く、樹林帯なので踏み抜きに注意が要る。ただ今朝は霜柱が立つほど気温が低く、あまり潜らずに快適に進む。
 
 森林限界でピッケルを出しクランポンを装着。しかし、結果から言うと前常念山頂まで夏道がほとんど露出しており、冬装備不要だった。南向き斜面なので融雪が早いのだろう。しかも、もの凄い岩場の連続になり、クランポン歩行はかえってつらかった。途中たまらず雪渓に逃げたが、夏道に戻るのにハイマツを漕ぎ余計に苦労した。ここは忠実に夏道を行った方が楽だ。途中、雷鳥のつがいにも遭遇。半分くらい夏毛に生え替わっていた。前常念付近は雷鳥が結構いるようだ。

 前常念の登りは半端でなくきつくバテバテで山頂に到着。景色は素晴らしく目指す常念が目の前に立ちはだかっている。ここから先は積雪量が急に多くなり、完全冬装備で行く。先日の嵐では山頂部は猛吹雪だった模様で、新しい吹きだまりがあちこちに出来ていた。部分的にラッセルしながら行く。先行者は誰もおらず、スリップ&滑落は致命的なので十分注意する。途中で常念小屋からのトレースと合流すると山頂まではすぐだった。

 常念山頂からの北アルプスの景色の良さは言わずもがな。新雪が付いたおかげで主稜線は真っ白な冬に逆戻りだ。昔来たときは10月だったのでずいぶん印象が違う。富士山、八ツ、南・中央アルプス、御嶽、乗鞍、頸城三山方面、私の好きな雨飾山もよく見えた。山頂には一ノ沢から来たという単独行の方がおり、少し話をした。はるばる三重県から来られたそう。この時期の人の少ない山が好きであちこち歩いているそうだが、常念は初めてとのこと(初めてでこの季節とは凄い!)。

 下りもやはり前常念の直下の岩場が危険。ここは夏でも事故が多いのではないだろうか? その下の樹林帯は雪がかなり緩み、ズボズボ状態で苦労した。天気は最後まで良く、雲もほとんど湧かないまま三股まで戻ってきた。結局山頂以外では誰も人に会わなかった。

 5年ほど前の秋、三股から豊科に下る車道を歩いていて立て続けに2回も熊に遭遇したが、今回は会わずにすんだ。やはりあの年は異常だったのか…

下山後、近くの「ほりで〜ゆ〜」で汗を流した。ここの露天風呂からは常念が真正面に拝めるのだが、今日は絵に描いたようにコントラストくっきりのシャチ模様だ。常念は見るのにも良い山、季節的にも今が一年で一番良いときだ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1326人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら