鳥海山でBCスキー(矢島口)
- GPS
- 06:14
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,049m
- 下り
- 1,033m
コースタイム
08:20 七合目(御田)付近(1450M) 休憩5分
08:46 七ツ釜避難小屋(1570M)
09:15 大雪路中間(1700M) 休憩12分
09:52 氷の薬師付近(1850M) 休憩4分
10:36 舎利坂下付近(2000M) 休憩20分
12:00 七高山頂上(2230M) 大休止1時間
13:00 下山開始
13:30 祓川駐車場
天候 | 快晴→晴れ 視程:数十Km以下(春霞&靄) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
本荘IC→矢島(県道32号・70号分岐まで) 35分 矢島分岐→フォレスタ鳥海 15分 フォレスタ鳥海→祓川駐車場 15分 にかほ市方面から来る場合を除き、フォレスタ鳥海経由の方が近く、スムーズだと思われます。ただし、舗装はされていますが道幅は狭く、路肩要注意です。 【参考】 鳥海高原エリアロードマップ(フォレスタ鳥海提供) http://www.ybnet.jp/~foresta/all_img/080107map.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
今の時期、駐車場と山頂以外は基本的に雪の下です。晴天時、指導標にしたがっている限り問題は無いと思いますが、特徴を見つけにくく、地図を見ても良くわからない広大な雪原なのでガスったときは要注意です。 また、5月中は雪が降ることも珍しくありません。最近では5月12日に降ったようです。 登山ポストは祓川ヒュッテにあります。 ヒュッテ前の駐車場に簡易水洗のトイレがあります。ヒュッテ内も利用できるはずですが、今回は確認しておりません。 ヒュッテ方向にある駐車場内の水は飲用可能です。 基本的には無積雪期登山道(夏道)に沿っていると思われる指導標伝いに登ります。所々指導標を離れた方がなだらかだったり、近道だったりします。晴天時以外は指導標どおりに登るのが無難であることはいうまでもありません。 【祓川ヒュッテ〜七ツ釜避難小屋】 今の時期はまだ雪に埋もれている"竜が原湿原"を通り、祓川神社から上の登りが少し急ですが長くは続きません。この急な登りを避けるため、祓川ヒュッテの東側を登る方法もありますが、トレースが無いときは避けた方が良いかもしれません。 標高1,450mの七合目"御田"付近から七ツ釜避難小屋まで、正面に見えているのは標高差120mの急登ですが、これを避けるためには、(山頂方向に向かって)左側の潅木帯を横切って避難小屋の東側に出る方法もあります。七合目から避難小屋への急登は、矢島口登山道では山頂直下の舎利坂に次ぐ傾斜ですが、中間部分で少し傾斜が緩むところもあるので、見た目ほど難儀ではありません。 【避難小屋〜七高山】 避難小屋のすぐ上の急斜面に指導標が続いていますが、見通しが良く東側の指導標(避難小屋下急登回避ルート)が見えているときは、少し遠回りですがこちら側の方が良いと思います。(避難小屋上から続いている指導標は、登りよりも下り用のような気がします。) 山頂を左側に見ながらなだらかな大雪路を進みます。指導標は右方向の狭くなっている所の方向に続いています。この狭くなったところが"氷の薬師"です。氷の薬師を過ぎ、すぐ山頂方向に左折して正面の急登を進みますが、夏道を少し外れることになると思います。急登が一段落し傾斜が少し緩んだあたりが標高2000m前後の地点で、このあたりで夏道と合流します。 ここで十分な休憩をとってから舎利坂の急登に挑みます。夏道に沿う形だと傾斜が厳しいということで東側を迂回することも可能ですが、当然距離は長くなるので大変さは変わらないような気がします。七高山直下はスキーを履いたままでも登れなくも無いようですが、キックステップが効くのであればスキーを背負って登った方が楽かもしれません。 なお、この時期舎利坂の上半分には雪はありません。歩きやすい普通の登山靴を履いているときは夏道を登っても良いでしょうが、兼用靴などプラスチック製のスキー靴を履いている場合は夏道の選択はないと思います。 【スキー滑走】 山頂直下や七ツ釜避難小屋の下などに大き目のクラックがありました。 雪温があがってくると雪が重くなり疲れます。 斜度や雪質にかかわらず、確実にターンまたは停止できる技術があれば大丈夫だと思います。テレマーク、ATスキーあるいはロッカーなど、どのタイプが最適かは不明です。 【温泉・飲食店】 温泉はフォレスタ鳥海(祓川駐車場から15分)、鳥海荘(同25分)があります。これらの施設は宿泊ができ飲食もできますが、下山時の時間帯は"準備中"の場合が多いようです。因みにフォレスタ鳥海のレストランは11〜14時がランチタイムです。 フォレスタ鳥海:http://www.ybnet.jp/~foresta/index.html 鳥 海 荘:http://www.chokaiso.jp/index.html |
写真
感想
昨年末のBCスキーなど一連の設備投資は今日のため、ということでしたが、やはり登りは疲れました。
4月末の山開き以来今季最高の天候に恵まれ、大勢の人が祓川に集結したようです。中には前日に駐車場に宿泊した人もいたようでした。
2年前6本爪アイゼンをつけて登ったときは舎利坂下までは順調でしたが、夏道を避け山頂に向かって左側を登ったためその分距離も長くなって決して楽ではありませんでした。今回はスキーハイクとなりその分だけ足元重量が増加しているので、前回よりも難儀することは覚悟していました。そんな中、氷の薬師までは2時間46分(うち休憩17分)ということで順調でした。しかし、氷の薬師から舎利坂下までの標高差150mがとても長く感じました。ここの部分は、3年前の夏に登ったときも急に足が動かなくなったところですが、今回は息が上がって心が折れそうになりました。私にとってはここの部分が鬼門のようです。
舎利坂は前回同様1時間、無雪期の倍以上を要してしまいましたが、これは想定内です。はじめはスキーを履いたまま登りましたが、スキークランポンなしでは登りきれないと思い、スキーをザックにつけて登りました。しかし、履いているときに比べ背負ったときのスキーの重いこと…。 足や心肺もさることながら、肩が痛くて大変でした。おまけに好天(=気圧の上昇)のため高度計も標高が実際よりも低く表示され(結果的に45m)て、モチベーションは低下気味でした。それでも、通常の半分のペースでゆっくりゆっくり高度を稼ぎ、山頂が近づくにつれ高度計が下振れしていることに気づき、気力回復であります。
七高山頂は標柱建立関係者の皆さんはじめ、大勢の人で賑やかでした。
下りは、少し重くなった雪を滑り降りました。頂上直下の舎利坂は積雪量もありまた傾斜もあるので、転倒しないよう慎重に下ります。舎利坂を降りると七ツ釜避難小屋下まで急斜面はないので、のんびりクルージングを楽しみました。
今日の天候であれば、本当は6時頃から登り始め、雪があまり緩まないうちに降りるべきだったと思いました。来年以降の課題です。
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