【青18 枡邨郢魁η鮑山(79-80/栃木百):夏の花に彩られアキアカネが飛び回る稜線歩き、半袖隊長、湯川沿いの板室温泉への悪路には泣きました
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 04:27
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 294m
- 下り
- 1,438m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 4:27
累積標高(上り): 267m /累積標高(下り): 1415m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:22.475=12.73+(267÷100)+(1415÷100÷2)
→→→判定「●EK16〜24未満 比較的楽」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献
![book](https://www.yamareco.com/modules/mobile/images/emoticons/book.gif)
★分県登山ガイド08栃木県の山(山と渓谷社/2018年7月1日初版)
02白笹山・南月山:沼ッ原湿原を見守る穏やかな山
【参考記録
![](https://www.yamareco.com/uploads/smil4699acc0055c9.gif)
2017年09月08日(金):momohiroさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1256420.html
2018年10月20日(土):poohtaさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1624330.html
天候 | ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【復路】板室温泉駅1620 ![]() ![]() ![]() ![]() (注1) ![]() 2,000円回数乗車券(2,240円相当=190円x6枚+100円X11枚)を車内購入 ⇒通常運賃は往復2,260円=1,350円(往路)+910円(復路) ⇒不足分20円は現金追加支払 (注2)那須ロープウェイ:有人窓口でクレジットカード、ICカード使用可 往復乗車券にはJAF割引(10%引き)あるも片道乗車券は対象外 8/1より片道料金は大幅値上げ(950円⇒1,200円)、但し往復料金(1,800円)は不変 20分毎(毎時00/20/40分)運行も強風・発雷に拠る運行停止リスクあり(特に午後) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]![]() 前半は極楽道、中盤は普通の登山道、後半になるにつれて悪路。 沼ッ原駐車場まではササがきれいに刈払われていた。 ●RW山頂駅⇒南月山 よく踏まれて開放的な一般登山道。南月山に向けて緩やかに登って行く。 ●南月山⇒白笹山 踏み跡は明確だが、背丈以上のササと灌木に囲まれ、やや中腰となること多し。 白笹山直下で登り返すまでは緩やかに下って行く。 ●白笹山⇒沼ッ原駐車場 コンタ約400m/距離2キロ強の下り。それまでの緩やかな起伏が一転して下り一方となるだけに、数字以上に下った感が強い。 刈り払われたササの根元で滑りやすい箇所もあるので注意。 ●沼ッ原駐車場⇒板室温泉 最初と途中に舗装道路歩きがあるが長くはない。乙女の滝には寄らず、山高地図には載らない板室温泉への直接下る道を辿るも、湯川沿いの濡れ落ち葉が堆積した軟弱な道は、断続的にお助けロープが設置され道筋は分かるが、予算不足なのか…支柱が倒れたまま或は路肩が崩れたままの箇所が多く(難路ではなく)今は悪路。 後半の後半は渡渉箇所も多く、トレッキングポールを使わず石伝いに渡れたが、梅雨明け直後からか水量があり、トレランシューズ全体に水が沁み渡った。 ★水場 ![]() ★渡渉箇所 ![]() ★泥濘状況 ![]() ★積雪状況snow:なし ★蜘蛛の巣 ![]() ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() ⇒茶臼岳周辺では一般観光客・小学生の遠足など多数、 日の出平までに3組5人、南月山手前で男性ソロ、それ以降は出会いなし |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★駐車場 ![]() ★トイレ ![]() ★携帯 ![]() ★食料調達処 ![]() ★酒類調達処 ![]() ![]() ★お土産処 ![]() ★飲食店 ![]() ★温泉 ![]() https://www.jalan.net/kankou/spt_09212cc3360048479/ http://www.city.nasushiobara.lg.jp/22/001924.html http://www.alsok-shiobara.jp/greengreen/html/green.html 【注】ビール販売なし(館内原則禁酒)、館内冷房設なし…扇風機のみ) ★宿泊施設 ![]() |
写真
あれ?乗せてくれるのか?どうやって断ろう…
…と妄想してたら「乙女の滝まで歩いてどれくらい?」と。
なんだ…俺に聞くなよ…と思いながら懇切丁寧にお答えしました。
感想
【プロローグ】
梅雨が明けたと思ったら、いきなり猛暑日の連続。
梅雨明け前に高尾山を歩いた(記録ID:1938589)だけでも暑かったのに、中途半端に中・低山を歩くと「やばいよやばいよ」となるのではないかと腰が上がらない。
しかし「青春18きっぷ」を勇んで買ってしまったこともあり、そうそう様子見ばかりもしれいられない。
自宅にいても暑いのは変わらないし…、それに7/31は植栽作業の一環で業者が農薬を散布すると通知があった…と言うことは、窓を開けられないってことだから、思い切って「耐暑訓練」に出掛けることにした。
行き先は栃木百である南月山と白笹山(那須連山の一部)。
6月に大人QCパスを使って那須三山を日帰りした時に、青春18利用でも日帰り可能だってことが分かり、今年中には登っておこうと考えていた二山だ。
【おや、まぁ…小山駅でやってもた(>_<)】
予定通り始発電車に乗り順調に乗り継ぎ、宇都宮線でうつらうつら寝ていた。
ふと目が覚めたら大きな駅のホームにちょうど停車するところで、「ここで黒磯行きに乗り換えなくては…」と思って電車を降り、階段を上がって行ったら…「あれ?ここは何処?宇都宮駅ではなく…小山駅!!!」
おや、まぁ…乗換えミスをしてしまい…結果として黒磯駅に着くのが遅れ、那須ロープウェイ行きバスも一本遅くなり、ロープウェイは二本も遅くなり…40分のロス。
なぜか小山駅のホーム上に、ケガをしていたのか…ハトがうずくまって止まっていたのが妙に印象に残ってしまった。
【南月山までは極楽、沼ッ原駐車場までは快適】
那須塩原駅が始発の那須ロープウェイ行きバスが満員で座れなかったらどうしよう…と心配していたら、なんと黒磯駅にやってきたバスは空っぽ。
夏休みシーズンなのになぁ…いや、こんなクソ暑い時に那須に登る方がおかしいんだよ、午後から大気不安定で雷雨注意報も早々と発令されており、ロープウェイが運行停止となる注意喚起が繰り返し放送されているのだから。
そんな不安を抱えながら山頂駅まで上がると、やや強めの風が吹いており、思ったほどは暑くない。
最初は遠足に来た小学生団体もいてとても賑やかだったが、彼らとすれ違うともう静寂の世界だ。
牛ヶ首・日の出平と素晴らしく開放的な道が続き、あっさりと南月山の山頂に達する。
振り返ると茶臼岳が岩城のようにそそり立ち見事な眺めだった。
途中で種々の花々と賑やかなトンボ軍団(アキアカネかな?)に出合うが、既に秋の訪れを告げているような…そう言えば立秋も近い。
白笹山までは灌木とササ原の道に変わったが、あっさりと到着。
それにしても「えっ!ここが山頂?」とビックリするほど何もなく、ピーク感も感じない山頂だった。
「へぇ…ここが栃木百なんだ」と若干不思議な気がしたが、きっと周囲から見える山容が見事なのかな?
その後は延々と降って…と言ってもコンタ400m(距離は2キロ強)ぐらいだが、沼ッ原駐車場までは快適な山旅だった。
【山高地図に載らない板室温泉への直行ルートは悪路】
計画を立てる上で最も悩んだのが板室温泉への下りルートの選択。
山高地図では乙女の滝経由で舗装道路を大回りすることになっているが、途中で分岐しほぼ真っ直ぐ板室温泉に伸びているオレンジドット線がある。
先人の過去レコを調べて見ると、poohtaさんやmomohiroさんが近年歩かれているのが分かった(⇒参考レコとして紹介)。
渡渉箇所が多いのが(梅雨明けから間がないので)気になったが、大変なルートではなさそうなので拙者も辿ってみた。
しかし湯川の流れに沿った道は、濡れ落ち葉が堆積し道型が悪く、特に路肩が崩れてとても歩き辛かった。
また断続的にロープが設置されているので、道迷いするような箇所はないも、支柱が倒れたままお助けロープの役に立っていない箇所も多くて、お二人が歩かれた時よりは確実に道の状況は悪化しているように思えた。
そもそも駐車場がある沼ッ原から板室温泉までを歩くハイカーは少ないだろうから、登山道を整備するための予算割り当ては少ないんだろなぁ…と勝手に思っている。
【寂れた板室温泉街とアブの襲撃】
板室温泉に来たのは初めてだったが、ビックリするほど寂れていた。
相当数の温泉旅館が閉鎖してしまっており、どこの旅館が営業しているのだろうか…と思ってしまうほどひっそりしていた。
市営の立寄り湯は高齢者を中心にそこそこ賑わっていたが、季節柄、露天風呂にはアブがあちこちで飛んでいる。
ハエ叩きが幾つか用意され、皆さん、代わる代わるアブを退治してくれるのだが、隙を突かれて背中を刺されてしまった。
今でも痒いが、地元のお爺ちゃんが「これが利くから貼ってあげよう」と何やら秘薬を縫った絆創膏をペタリと背中に。
聞けば「オトギリソウをアルコール漬けにしたもの」なのだそうです。
オトギリソウって、レコで見たり聞いたりすることはあるけど、薬草としての一面があったとは知りませんでした。
いずれにせよ、どうもありがとうございましたm(__)m
市営温泉、広くて泉質もいいのだけど、館内飲酒禁止でビール自販機はない(例外的に食堂の生ビール一杯だけは認める…も食堂は営業してない)し、冷房がないから浴室から出てきても暑いのなんの…参りました(>_<)💦
黒磯駅で買って車中で飲んだが五臓六腑に沁み渡りました。
【今日登った主な山】
★南月山(みなみがっさん)1,775.7m:栃木百…79座目
★白笹山(しらささやま)1719m:栃木百…80座目
(注)但し最高地点は日の出平(1786m)です
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
コメント
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こんにちわ
悪路の道、お疲れ様です。渡渉が多いから、少しは、涼しいのですか?アブに刺されるとは、痛そう。刺された瞬間は、どんな感じでしたか?
やっぱり締めは、餃子ですね!
yamabeeryuさん、こんにちは!
猛暑の中、栃木百2座無事登頂お疲れ様でした。
オトギリソウ
その名前の由来が意外にオドロオドロしくてびっくりしましたが
まさに「薬草」として利用されている場面に遭遇するとは
効果はいかがでしたか?
それにしても板室温泉の荒廃ぶりはすごいですね
(名前だけは知っていましたが)
温泉街の規模は違うものの、塩山温泉の荒廃ぶりも寂しいので
これが地方の温泉地の姿なんだなぁと感じます。
ようやく80座に達しました
他のナントカ百名山でも同じですが、80を超えるとその後はなかなか進みません。
電車バスだけで頑張れるのも、一泊二日行程を加えても、あと10座ぐいらいでしょうか?
名前の由来は…秘密をばらした弟を兄が…ですね
茶色っぽいどろっとした液体をガーゼに浸し絆創膏で貼り付けて頂きましたが…今でも痒くて腫れが残っています。
蚊に刺されたのと違って、アブやハチに刺されると暫く痕が残りますからね。
もう数日も経てば気にならなくなるでしょう
拙者も板室温泉には初めて行きましたが、あまりにひっそりしていたので、いったいどの旅館が営業しているのか?と思うほどでした。
帰宅後に板室温泉のHPを見ると、五つほどは今でも営業してますね
海外旅行自由化などレジャーの多様化、人口減少と高齢化、社員旅行を含めた宴会需要減少など、温泉街の衰退は日本全国規模ですね。
インバウンド客が増えた熱海などは盛り返しているようですが…それも良し悪しがあって…。
しかしこのクソ暑い時季…下山後に風呂があるコースがいいですね
足下が軟らかすぎる「悪路」ですが、直射日光が遮られる樹林帯の道なので、そもそも暑くはありません。
また最初の渡渉場所で「頭ザブ」までしたのでスッキリしました。
今日のテレビ映像で、建設現場の休憩時間に「頭ザブ」を奨励しているとありました。
頭を冷やすことで、身体全体を冷やす効果があるような解説でした。
アブはいつの間にか止まっていて、あれと思った時にはチクリなんですよね。
背中だったので気付いた時には既に遅し…
蚊に刺された時のように腫れて、今でも膨らんだままです。
宇都宮駅で駅舎の外に出て「東口餃子村」に行こうと思ったら、夕立が降っていたので駅ビル内の店にしました。
しかし餃子村で灯りが灯っていたのは宇都宮餃子館だけ。
他は営業していないようで…宇都宮餃子ブームは下火になったようですね。
山下りがいいですよね〜
しかし隊長だけあって、那須RWに乗って茶臼に登らず
せっかく行ったんだから、ちょっと寄ってあげればいいのに〜
て、先日も行ったんでしたっけ
暑い中
今回はあくまで南月山と白笹山がメイン。
茶臼岳は6月に登ったばかりなので、端から計画外にしました。
ロープウェイには乗らず、余った資金を
もっとも板室温泉はまさかの禁酒ゾーン
黒磯駅売店までお預け状態でした
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