50余年前 父が登った針ノ木岳+蓮華岳・スバリ岳から種池へ縦走
- GPS
- 21:04
- 距離
- 26.5km
- 登り
- 2,714m
- 下り
- 2,767m
コースタイム
- 山行
- 7:38
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:42
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 12:17
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【針ノ木雪渓】雪が柔らかくなりつつある天気が良い午後はスリップダウンに注意、軽アイゼンやストックでしっかりとした足取りを! 【蓮華岳の砂礫地帯】コマクサ(小株)が登山道側迄あるので登山者とのすれ違いでの足の踏み場やストックの突き場所に注意が必要です。 【針ノ木岳→スバリ岳→赤沢岳→鳴沢岳】トラバース、岩稜帯、ヤセ尾根どこも砂礫によるスリップに注意安全の為ヘルメット、グローブ着用を勧めます。 【柏原新道】濡れた岩や雪渓、崖に注意 |
その他周辺情報 | 湯けむり屋敷薬師の湯 http://www.omachionsen.jp/shops/2012/03/post-7.php 平日の食事は16:30迄 休憩所は20:30迄利用可能 入口に地場産の野菜などの販売有り。 |
写真
感想
今から遡る事50余年、父が石工だった時、黒四ダム建設の最中「針ノ木岳に登った」と聞いたことがある。
その時は何も気にならなかった。
私が40歳半ばを過ぎた頃からキーワードの針ノ木岳が頭の片隅をかすめる様になった!
それが明確的になったのは立山・剱岳から見たキリリとした山容の針ノ木岳
雪渓を登った先にどんな景色が見えるのか?
今回はピストン山行ではなくテン泊でしかも蓮華岳・スバリ岳を巡る縦走がしたい!
関東の梅雨明けは未だか未だかと日々天気予報を眺める。
我勝手に7月月末には明けるだろう自己暗示、準備を進める。
仕事を早めに切り上げ、帰宅後早々に大町市へ向かう。
深夜1:00過ぎには扇沢の大町市営駐車場に到着、仮眠をとる。
4:00に目覚ましをセットするも隣の車がゴソゴソ準備するものだから予定より早く起床した。
扇沢ターミナル駅は未だ静かな佇まい
側には百瀬慎太郎の歌碑がある。
「山を想えば人恋し、人を想えば山恋し」いい言葉だと思う!
登山ポストに計画書を入れ始まりの道は鈴を鳴らしながら山親爺に合わない様に心掛ける。
人の背丈を優に超えるオオイタドリのトンネルやブナ林を抜け、何度か徒渉すると大沢小屋に到着、初老の男女が朝のストレッチをする姿を横目で見つつ先へ歩を進めた。
大沢沿いの陽当たりの良い斜面にはニッコウキスゲとギボウシの花畑が出迎える。
針ノ木雪渓には既に何人か姿が見える。
私もチェーンスパイクを履き、いざスノークライム、思った以上に雪が柔らかい。
落石やスリップダウンに気をつけながら登った。
表面の汚れが目立つ雪渓のスプーンカットが歩き難さを感じる。
最終水場で1ℓ採水し、最後に九十九折を詰めると針ノ木峠、先ず先ずのペースだった。
針ノ木小屋でテン泊の申し込みをして我が家を設営する。
テン場一番乗りなので好きな場所に設営できる。
程なく設営完了!
さて、蓮華岳へ行くとしよう。
小屋へ一声かけて出発。
取り付きは急登だが高山植物や花々が目を楽しませてくれる。
砂礫地には多くのコマクサが最盛期を迎えていた。
勝手に「コマクサトレイル」と命名❗️
頂上で昼食をとっていると翼長30cm程のツバメが翼の音を立てて飛翔している。そのスピードは街中で見るツバメより遥かに高速、雲の切れ間から夏空が見える。北葛岳と七倉岳の眺めも全て良い❗️最高の気分を満喫した。
翌朝3:00に起床、早々に撤収して一番の目的地「針ノ木岳」へ峠では小屋泊の九州から来られた野上さんとご一緒させていただいた。前日も登られたそうで先行してもらいながら色々な山行話を聞かせていただき程なく頂上へ到着
南には高瀬ダム、足元には黒部湖、北には雲を棚引くスバリ岳、日の出を待つこととする。
4:55爺ヶ岳と蓮華岳の間から朝陽が昇る。山行の安全を祈った。
さて、怪しげな雲を棚引くスバリ岳へ出発、急なガレ場を下り、マヤクボノコル、小スバリを経てスバリ岳に
ルート上にはオダマキ、ダイコンソウ、シオガマ、キンポウゲ等沢山の花々を撮影しながら楽しく歩いた。
次の赤沢岳は道標だと1:30とあったが思っていた以上に時間が掛かった。
この辺りの稜線や立山・剱岳、黒部湖、振り返って針ノ木岳がロケーション的に一番良いと感じた。
鳴沢岳付近の道にはイタチ類の糞があちこちにあり獣臭が漂う。自然なことではあるがチョットテンション下がる。
新越山荘辺りでそろそろ下山時刻を考え先を急がないと日が暮れる恐れもあり、ここからはペースを上げた。
最後のピーク岩小屋沢岳を超えると徐々にザックの重みが肩に食い込む。
帰ると思うと喜びが無い分足まで重くなる。
残雪の上を歩くと程なく種池山荘に到着した。
しばし休憩、コーラをがぶ飲みして冷池へ向かう人と談笑した後、柏原新道を下山した。
長い❗️
長過ぎる‼️
と何時も下山の時感じる。
「上る楽しさ、下る辛さ」が登山なのか❓
16:00無事下山
心も身体もクタクタになった。
早く温泉♨️に入りたい。
いい湯だ❗️
さて次は何処の山に行こうか⁉️
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