越後三山、荒沢岳 2019年夏山(八ツ峰迂回ルート)
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- GPS
- 57:03
- 距離
- 78.4km
- 登り
- 6,601m
- 下り
- 6,572m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 9:03
- 山行
- 11:14
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 11:43
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 9:30
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:21
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 11:00
天候 | 7月27日:晴れのち雨 7月28日:雨のち曇り 7月29日:晴れのち曇り 7月30日:晴れのち時々曇り 7月31日:曇りのち時々晴れ 8月01日:晴れのち時々曇り 8月02日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
04:10 自宅〜徒歩 04:42 町田 04:47 小田急小田原線 370円 05:25 新宿 05:35 JR山手線 外回り 池袋 上野方面行 4000円 05:44 池袋 05:50 JR埼京線 大宮行 06:24 大宮 06:34 JR新幹線Maxとき301号・新潟行 2590円 07:36 浦佐 7:49 徒歩 08:47 荒金入口 復路 2019年08月02日(金) (4570円) 09:07 五日町 09:25 JR上越線 水上行 4000円 10:32 水上 10:45 JR上越線 新前橋行 11:37 新前橋 11:40 JR両毛線 高崎行 11:50 高崎 12:14 湘南新宿ライン 特別快速 小田原行 13:59 新宿 14:03 小田急小田原線急行 新松田行 370円 14:40 町田 14:45 神奈川中央交通バス 南町田行 200円 15:55 かわせみ会館前 15:58 自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
十二平登山口の手前の、雪渓がこの7月27日時点で、4m位あって、越えられませんでしたので、沢に下って雪渓の下のトンネルを歩きました。 荒沢岳の手前の前グラの登りは、鎖が連続していて、私の感覚では30分位連続していたのでは?と途中で休憩をしました。ガスで少し濡れていたので滑って危なかったです。要注意です。 中ノ岳から五竜岳の間、初心者は入らぬこと?と山と高原地図に書いてありますが!よほど経験があって、体力も必要なので、初心者以上という表現は適切ではないと思います。私の場合でも、この間ずっと緊張してあるいていました。要所に鎖はついていますが、少し古くなっているし、足元が崩れている所がいくつかあって、草木を掴んでどうにかって感じのところもありました。 そんなすっかり足にきている状態で八海山に着いたが、もう体力が残ってないので、八峰はきっぱり、迂回ルートを選択したが、こっちはこっちで、迂回なのに鎖の連続!と言ってもカニの横這い状態が続く(カニの横這いは行った事がないが)と疲れのせいにしているが、ぱっと見ただけでもう怖かったのでさっさと退散しました。 |
その他周辺情報 | 次回の登山、槇寄山-大羽根山 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2041133.html 前回の登山、正丸-大野峠-白石峠-定峰峠-和銅黒谷 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1934468.html |
写真
感想
後日
7月27日(土)
浦佐駅から車道の分岐を何度か間違えながらも、良い天気だったが、まだそれほど暑くなるまえで、快適に森林公園のところまで歩いて来た。そこからは、林道のような感じの所を広くなったり狭くなったりしながら歩く。増水時渡渉不可との注意書きの所だったが、林道のすぐ横にかなり急な沢の水が流れていて、遠くからでも沢の水が勢いよく流れているのが見えるところだった。林道にはコンクリートの橋が架かっていて問題ないようだが、川底が橋のすぐ下にあって、確かに増水時は水が橋の上を流れそうである。そこからさらに進んだ先に、雪渓の頭が見えて来たので、こんな低い所に雪が残っているんだとビックリしたのだが、歩いていくと、登山道を完全に塞いでいるのがわかる。上から乗り越えようとして、崖を少し登ってみたが、先が見えるところまで行けず断念。沢の対岸から行けないかと思って、沢に降りて行ってみたがやはり高さがありすぎて、登ることが出来なかった。途方にくれて、どうしようか悩んでいて、沢の流れに目をやると、あ、そうか!沢の中のトンネルから抜ければいいかと思い立つ。沢の水はそれほど冷たくなく、トンネルも割と大きくて、水際を立って歩いて行けた。抜けた先で登山道に復帰するために藪を数メートル登る。その先の登山道は、何もなかったかのように普通に続いていた。さらにちょっと進んだところに十二平登山道の標識があった。にわか雨が降って来たので、予定通りに、ここで泊まることにする。しばらく、雨は降ったり止んだりを繰り返し、晴れ間になった時に、濡れたものを、細引きを張って乾かした。壊れた傘を修理しようと針金とピンセットで悪戦苦闘。
7月28日(日)
翌朝は大雨で、今日は停滞しようとぼーとしていたのだが、7時頃になると明るくなっていて、外を見ると、雨は止んでいたので、慌てて準備をして出発した。登山口入口に水が湧き出ていたところは増水して川のようになっていて、テントのすぐ横まで水が流れていた。にわか雨とか、またあるのかと思いながら、登り方面の視界がほとんどないまま、だらだらと登って行く、日差しが無くて、かえって登りは暑くなくてよかったと思う。しかし全身びしょ濡れになるほどだった。コースは荒れているとか、書いてあったが、問題となるような場所は特になかった。傾斜がひと段落して、尾根に出たのだろうか標識などは見当たらなかったのだが、ここがグシガハナだろうと思って写真を撮る。しかし数十メートル先は何も見えず雲の中のようだ。ちらほらニッコウキスゲとかが見えてくると、中ノ岳との分岐に着いた。休まず山頂を目指す。尾根の右側には、ガスの中にもかなり大きな雪渓が残っているのが見える。小屋の分岐から、山頂へはほんのちょっとだ。狭い山頂にベンチや、標識、立像などがあった。カッパを着て長く休もうと思ったが、寒くてだめなので、写真を撮ってすぐに下る。途中の階段にほんの少し雪が残っていた。ガスの中から小屋が見えて近づくときの物音がしたが、中を覗いてみても誰も居なかった。2階にいたのかも知れないが、確認はしなかった。この日は明神峠まで行く予定だったが、道行山までとした。
7月29日(月)
朝は曇っていたが、駒ヶ岳が良く見えていた。山頂付近にヘッドライトの光が動くのが見える。昨日の小屋の下あたりですれ違った二人組が山頂を目指しているのだろう。荒沢岳と中ノ岳と思われる尾根も見えている。ものすごく長いように思える。明神峠まで、多くの登山者とすれ違う。峠の少し先の銀の道の分岐入口は草が被っていて、通れるのか?と思うほどで不安になったが、少し進むと普通の道になる。途中、車道に近づいて、法面の上を歩くようなところもあった。沢の音が近くなると、林道に出た。林道を横切って流れる水で体を拭う。ものすごく冷たくずっと触っていられない。石抱橋でバス停を確認。荒沢岳の登山口にトイレが在ったので用を済ます。登山道の入口には、このコースは上級者向けで、引き返す勇気が必要と書いてあり、ちょっとビビる。高原地図にはそんなことは書いてなかったが?駐車場には2台の車が停まっていたので、途中ですれ違うだろうと思っていたら、一人目は前グラ手前の平坦な所で休んでいたところで会う。トレラン並みの軽装備でビックリ。この後の鎖の連続で納得するが、あまりにも鎖場が長いので、途中で息が切れて少し休んでしまった。ちょうどガスの中だったので、高度感が感じられず、涼しかったので良かったと思う。前グラらしき山頂に着いたが、倒れた標識の文字が良く判別できなかった。荒沢岳に向かう登りでは雷の音がゴロゴロとなっていて気がきではない。山頂に着いても休まず、森林の中に逃げ込むように下る。灰吹山で少し長く休んで、この日は灰ノ又山で泊まる。すでに雷の音は遠のきガスはかかっていたが、雨が降ることはなかった。
7月30日(火)
今日も朝は、周りの景色が見えていて、昨夜は星空も見えた。源蔵山の先の水場の水を汲みに行く。標識を辿って沢に降りたが、沢に流れが無く、さらに沢を数十メートル下ると、水が汲めそうな流れになった。やや重くなったザックでのろのろと歩く、高山植物の何種類かの小さな群落がみられる。昨日は疲れから、今日のピストンは省略しようかと思っていたほどだったが、時間が余り過ぎるので、やっぱり兎岳にザックを置いて、丹後山までピストンする。利根川水源碑や丹後山避難小屋の見学が目的でもある。利根川水源碑は確かにあるなって感じで何も思わなかった、沢から登れば達成感があるのだろうか?丹後山避難小屋は普通に綺麗な感じ、平原に建っていて泊まったら気持ちよさそうだ。兎岳の戻って中ノ岳を目指すが、途中、ガスがかかって、先ほどまで見えていた山容は見えなくなってしまった。中ノ岳の石の標識が見えたので、あ、山頂に着いたんだという感じ周りの景色が見えないので、さらに少し進むと避難小屋があった。小屋の前の少し広くなったスペースに濡れ物を広げて、乾かすことに努める。ガスが流れて、晴れたり曇ったりしていた。そろそろ食事の用意を始めようかと、準備していたから、4時半過ぎ頃か、一人の登山者が来た。十字峡登山口から上がって来て、明日、丹後山の方へ下るとの事であった。私が蚊取り線香で煙だらけにしていたので、大丈夫か訊いたら、煙の出ない電子蚊取り器を持って来ているというので、私の線香は消した。
7月31日(水)
今日は駒ヶ岳へピストンして、尾根を繋ぎ、小屋へ行って水を汲んでくるという予定だ。昭文社の地図では、往復8時間ほどかかる事になっているので、丸一日仕事だ。朝からガスがかかっていて、何も見えない状態で、道も整備されていないという事なので、少々不安だったが、一部足元の悪い所があるものの、問題となるようなところはなかった。景色が見えず、高度感も少なかったし、日差しがほとんどなく快適に歩けたことが時間短縮につながったように思う。駒ヶ岳に着いてもガスは取れず、2度目の登頂となったが、景色は見られなかった。小屋まで下ると、2人ほど登山者がいた。ちょうど今から山頂に上がるようだ。小屋の前の水場で水を汲んで戻るが、ガスはまだ取れず、来た道を戻る。中ノ岳に近づくと薄い雲の隙間から日差しが一時的にあったがすぐに曇ってしまった。予定よりだいぶ早く戻れたが、次の行程にすすむには、時間が足りない。ので、この日も後は、濡れ物を乾かしたりするにとどまる。
8月1日(木)
朝、かなり早く起きて、準備を進め小屋の外に出ると、ガスに包まれていて霧雨のような感じだったので、もう一度小屋に入って、足にレインチャプスをつけてから行く。登山道は見えるが、割と太めの小枝が張り出していて歩きずらい。しばらくそのような道を進んでいると沢に出て、周囲が明るくなった。ここですでに間違えて進んでいたのかもしれない。左側に登山道の入り口のような草の切れ目が見えたのだが、焦っていたのか?確認せずに急いで沢をくだってしまった。かなり崩れていたので、登山道がわかりづらくなっているのか?とも思った。途中、雪渓が出てきて、見通しが良かったので、一度ザックを置いて、左側の斜面を登ってみたのだが、登山道らしきものは見当たらず、やはりこのまま沢を降りるのかなと、疑問を持ちながらもさらに沢を下ってしまう。これ以上は、ちょっとやばいかな?、落差がありすぎる。最低鞍部方面を見ると、どうやら下り過ぎたようだ。左斜面が少しゆるい濡れた草斜面だったので、やや大きめの植物をつかんで、トラバースして、最低鞍部へ進むことにする。さらに斜面が緩くなったところで、さらに上に行こうと何度か試みたのだが、滑ってなかなか上へ行けない。さらに水平に奥へ進んでから、再び上に上り返した。すると今下ってきた沢よりもさらに小さい沢と登山道が見えた。ヤレヤレである。最低鞍部の標識、祓川と石の標識があった。反対側に太陽の光を浴びて緑色に光る御月山が見えていた。登山道に復帰して安堵したのもつかの間、御月山から下り始めるとすぐに先の見えない鎖場が続いている。途中、草が被って道が見えなかったり、鎖が短いかったり、古い鎖が取れて、置いてあったりする場所があった。日差しが出てきて、水分の消費も多くなって、後半かなりペースダウンしているように思えたが、五竜山がじわじわと近くなるのがわかり何とか登りきる。五竜岳の標識についた時には、安堵で座り込んでしまった。この後、入道岳でもう一度休んで、後は千本檜小屋までもう少し頑張ろう。しかしガスで見えなかった山容が見えてくると、その急峻な岩場にビビる。予定通り?迂回路を通って行くのに躊躇はなかった。分岐からアルミ梯子が4,5本連続で設置されたところを下っていく。どこまで下るんだと思ったが、あの岩場を迂回するにはこれぐらい下らないとだめなのかと思いつつ、下まで降りて、横方向に道が付いているが、ちっとも岩場の下に来てない!というか、まだ、岩場の中腹を這いずり回っている感じ。しばらくカニの横ばい的なトラバース道を思いきり鎖に頼りながら進んで行く。途中でもう一度、垂直方向に下る部分があった。いい加減、腕力が弱ってきているというか、6日分の荷物は後1日分に減ってはいるものの今日の行程の疲労はピークに達していた。小屋はまだかと心の中で渇望しつつ歩き続け、ようやく小屋にたどり着いた。小屋の中にザックが置いてあったので、誰か泊まるのかなと気にしていたが、4時ごろ一人の男性が黄色いヘルメット被って現れる。やはり、途中の岩場で見かけた人だったようだ。少し話をして、ここの小屋に泊まるのか訊いたら、少し下の女人堂の避難小屋まで下るとの事だった。ここよりも新しく、綺麗だという話であったので、私もそっちへ行こうかなとも思ったが、疲労もしていたし、贅沢に一人一人別の小屋の方がいいかなとも思った。
8月2日(金)
この日も暑くならないうちに出来るだけ進んだ方がいいと思い、4時過ぎには出発女人堂の少し手前の水場で水を飲むが少しぬるかった。ロープウェイ乗り場近くの展望台の上で少し休む。やや狭くなった道を霊泉小屋を目指して下る。途中何ともない場所で滑って尻もちをついてしまった。もう疲れが取れてないのだろうか、金剛霊泉の水は猛烈に冷たく長く触っていられなかった。所々で下に見える建物が徐々に近づく。里宮周辺は色々な石碑などがたくさんあって独特の雰囲気を出している。流れている沢の水を飲んでみたが、逆にここの水はぬるかった。車道を歩き始めると、アブが集まり始めてしばらくまとわりつかれて、袖の隙間を狙って噛みつかれた。民家が沢山ある場所に出てくるとアブはいなくなった。
ここから、長い車道歩きで、途中自販機でお茶を買ったり、田んぼの畔道で休んだりしながら、五日町駅へ向かう。駅前に何軒か土産がありそうな店があったのだが、汽車の時間までそれほど待ち時間もなく、髭を剃ったりしていたらすぐに時間になってしまった。水上、高崎と乗り換えて在来線と湘南新宿ラインで帰ったので特急料金を節約することが出来た。高崎線添いの町を見ながら帰るのもたのしい。昔、籠原駅辺りにいたこともあって、周辺を観察しながら見ていると、4本あったセメント工場の煙突は1本になっていたが、工場はまだ操業しているようすだった。
ところで、今回の山行前に、泊の山には一回しか行けなかったので、重いザックで、腰が痛いのではないかと心配していたのだが、毎朝、起きがけや職場で腰痛対策のストレッチをしていた事もあってか?全く腰を痛めることがなかった。それと連日の猛暑で背中に汗疹の様なのが出来るのだが、今回は割と涼しかった為か、それも無かったので、帰着後もそれほど疲れを感じないのが良かった。
つづく
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
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長い山旅、よく靴擦れや足腰大丈夫でしたね。中の岳から再度駒ケ岳になんて余裕も・・日頃の鍛え方の賜物でしょうか。
ご自宅って上鶴間高校の東なのですね。プロフィール丁寧に書かれていたのでついマップで覗いてしまいました。我が家は江ノ島線の西なもので。
Riburaさん、コメントありがとうございます
日頃、鍛えてるわけではないんですけど、以前腰を痛めたので、腰痛防止のストレッチをやっています。通勤の自転車も脚力の維持に効果が少しはあるかもしれませんね。上鶴間高校でしたか?境川を挟んで見ているだけで、前を通ったことが無いです笑 Riburaさんも、山行記録を登録しないんですか?
返信どうも。プロフィールの項に言い訳を書きましたが、ここからもジャンプできるかと。http://saku39trip.sblo.jp/
若かったころは営林署や森林組合に寄って図面を見せていただいていました。
信州(佐久市)に終戦で引き揚げてきたころの畑や林があるので、半分はそちらでの畑仕事。仕事の合間(?)に近くの山々を歩いています。松本も1時間ですから西丹沢より近いんです。
Riburaさん、非々口実少し拝見しました!
それによると、90年代に東丹沢の付近に足繁く通われていたようですね
菩提峠のスキー場でスキーもしたのですね。
私も大雪のあとに、陣馬山でスキーをしたことがありました
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