丹沢/中川川マスキ嵐沢
- GPS
- 05:45
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,174m
- 下り
- 1,169m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道の最初の余地に駐車。数台駐車可能だが今日は我々だけ。登山道入口にも数台駐車できる余地があるがそこまでは相当の悪路になる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・マスキ嵐沢 岩は割とカチッと安定していて滑りも少なく、快適に登攀できる。不安定な高巻きも無く、詰めも平穏で初心者を連れて行っても安心できる沢。 ・権現岳西南尾根 踏み跡は少しあるが簡単に迷えるポイントが幾つかある。赤テープは788mの分岐以外で殆ど見られなかった。 ◆登山ポスト 登山口近辺には登山ポストは見当たらなかった。 |
感想
長い梅雨が明けたと思ったら猛暑が続いている。こんな週末の丹沢だと沢以外の選択肢は無い。梅雨の間に腰痛とか肩痛とか引き起こしてしまったので軽めにお願いしますと言ったらマスキ嵐沢になった。ナメが続き、カチッとした滝場、詰めもよろしい、小粒だけど楽しい沢だ。イワタバコの大群落にも出逢えた。
前回沢に行ったのは5/19だから実に11週振りになる。もう来週末は夏季休暇+山の日、夏休み沢山行の前に一本行っておかないと。と言いながら僕は6月末にギックリ腰になりそれが快方に向かっていると今度は左肩痛と踏んだり蹴ったり。夏休み山行に乗れるかどうかの試験を踏まえてのマスキ嵐沢だ。
大滝橋の手前をキャンプ場へと曲がり林道に入って200m位の所の余地にクルマを停めて出発。ちょうど4人パーティが下山して来た。随分早い下山だけど暑さを回避してナイトハイクでもしていたのかも。林道から登山道が別れる所には1台駐車していた。ここまで来るにはそれなりのオフロード車で無いと辛い所だ。30分汗を流しながら歩いてマスキ嵐沢の河原に着くと3人パーティが準備中だった。我々もここで入渓準備をする。その間に脇を抜けていった登山者は単独行者が2人だけと流石にこの暑さだからハイカーも少ない。
入渓すると最初の3m滝に出合うまでは平凡だがここを越えるとナメが広がり緑も濃くとても気持ちが良い渓だ。ナメ滝や直登できる滝が続き、2段15mで一区切り。ここは高さがあるのでロープを出して行く。これまでは左壁を登って行ってたが右壁を行くとグレードが一段低いと言うことに気が付いた。更に靴底型7m滝、から5m, 5m滝と続くがその間を繋ぐのもナメだ。2つ目の5m滝の左岸側にはイワタバコの大群落もあり目を楽しませてくれた。
テーブル岩の辺りから水量も減る。その先の三俣を右に進み5m, 10mの2つの涸滝に出合うがこれが最後の滝場だ。10mは容易に巻けるが正面から登る。ここもイワタバコがあちらこちらに咲いていた。涸滝を越えるとゴーロになり東に真っ直ぐに正面の尾根を目指して進み最後のすり鉢状になった源頭を詰めると稜線に出る。ここから稜線を南側に15分程で権現山の緩やかで広い山頂に到着する。山頂には先行3人パーティの他にも7人位のパーティが集っていてとても賑やかなのに驚いた。今日一番の人出がここ?ここで沢装備を解いてのんびりと寛いだ。南風が林の中を抜けていって気持ち良かった。
下山ルートは権現山南西尾根に取る。今回は13Kさんの万全の準備とナビゲートのお陰で変なトラバースも登り返しもすることなくストレートに降りて来られた。けれど以前見られた赤テープや黄テープはほとんど見られなくなっていた。また吉備人出版の西丹沢登山詳細図の注記はとても適切で解りやすいことも再認識した。ちょうど1時間で大滝取水設備に降りて来るが、林の中でも暑くて何回も手拭いを絞り直した。大滝沢にまた出合えてなんと嬉しいことか。
マスキ嵐沢は真夏の日に遊ぶ沢としては絶好の一本だろう。難しい所も無いので安心して誰でも連れて行ける。僕としては靴底型7m滝で左上のホールドを左手で取りに行く時と10m涸滝でも同様なムーブの時に左肩が痛かったけれど思っていたよりも安心して登ることができた。水曜日までは痛くて腕組みも出来なかったから快方に向かっているのは確かだろう。夏休みには間に合いそうかな?だけど今度は台風も来ているのが気掛かりだなぁ。
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