最高でした♪ 会津駒ケ岳! (but、燧は敗退・・・)
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,944m
- 下り
- 1,372m
コースタイム
⇒05:59会津駒の小屋⇒06:14会津駒ケ岳山頂06:27⇒06:35会津駒の小屋
⇒08:41電発避難小屋⇒10:19御池10:27⇒11:19広沢田代⇒11:56撤退地点(熊沢田代手前)
⇒13:03御池
天候 | ⇒ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・林道終点の会津駒ケ岳登山口付近までマイカーでのアクセスが可能です。 林道沿いには何ヶ所かの駐車場があります。 ・会津駒ケ岳山頂まではアイゼン無しでも登山可能です。 (4本爪〜6本爪アイゼン等で十分です) ・会津駒ケ岳〜御池間(富士見林道・大杉林道等の縦走路)は、積雪の尾根上を歩きますが、 10本爪以上のアイゼンが必要だと思います。 (4本爪アイゼンで歩きましたが、気温が上がって雪質が悪くなると、登り斜面でズルズル滑って体力を使いました) ・電発避難小屋の手間に藪がありますが、ルートが分かりにくいです。 送電線に向かって右の方に藪を分け入るルートがあります。 左(谷側)を歩くと危険です。会津駒の小屋でも谷側を歩かないように注意を受けました。 ・電発避難小屋を越えると、左へ降りて行く尾根道(送電線巡視道)がありますが、 間違えて下りて行ってしまう人が後を絶たないそうです。 (ひたすら燧ケ岳を目指すのが正解です) ・御池からの燧ケ岳登山道は雪の急斜面が多いです。 雪質が悪い場合には10本爪以上のアイゼンが必要だと感じました。 |
写真
感想
会津駒ケ岳に登ってきました。
当初は南ア方面を計画してましたが、天気予報では福島方面が良かったので、計画を変更しての登山です。
残雪期の会津駒ケ岳〜御池間は、以前より歩いてみたいと思ってましたが、
天気は快晴、展望も抜群で、素晴らしい尾根歩きを満喫することができました。
一応、燧ケ岳にも登れたらいいな〜ということで、燧ケ岳下山後のバスの時刻を考慮して、
早い時間帯に出発することに決めました。
事前に会津駒ケ岳〜燧ケ岳縦走のレコを検索してみたところ、sanpo69さんとMaieさんの昨秋のレコが見つかりました。
無積雪期という違いはありますが、それにしても2人ともスピードが速過ぎて、
所要時間を予測する参考にはなりませんでした。
(とりあえず、夜明け前の暗い時間帯に出発したほうが良さそうだな〜)
sanpo69さんのレコでは、富士見林道で熊に遭遇したとの記事があり、最近のozesaiさんのレコでは、
アヤメ平から尾瀬ヶ原へ向かう途中でツキノワグマに遭遇している動画がUPされていたので、
暗い時間帯の登山開始はかなりの度胸試しになりました。
(熊は夜行性らしいし、暗い早朝や夕暮れ時等は行動が活発になるため、遭遇することが多いようです。
もしも、真っ暗い闇の中から突然熊が出てきたら、メチャメチャ怖いだろうな〜…)
それでも、太陽が昇ると周囲の新緑の美しさが目立つようになり、後は楽しい山行へと変わりました。
残雪期の会津駒ケ岳は、ズバリ!最高でした。
天気が快晴だったというのもありますが、周囲の展望が本当に素晴らしかったです。
燧ケ岳〜至仏山〜平ヶ岳〜越後三山の雪冠した山々は美しく、更には未丈ヶ岳、会津朝日岳、浅草岳方面へと
山並が続いています。
遠方には飯豊連峰と思われる山塊を望むことができ、そのはるか先にも高い山々が連なっているのが見えました。
会津駒ケ岳山頂から燧ケ岳へ向けての縦走路が続いている…。
縦走路は、朝のうちの気温が低い時間帯はとても歩きやすく、快適に進むことができました。
燧ケ岳に向かって一直線に進むので、歩いて行くうちに、だんだんと燧ケ岳が近づいてくることを実感できます。
朝の8時を過ぎると、気温が上がり、雪質がベタベタするようになりました。
4本爪の軽アイゼンの装備でしたが、会津駒ケ岳〜御池の稜線を縦走する場合には、
しっかりとしたアイゼンの方が良かったように思えます。
(雪の傾斜でズルズルと滑って登り辛い所がいくつかありました)
なんとか予定の10時30分までに御池に到着することができたため、少し休憩してから燧ケ岳に向かいました。
燧ケ岳の登山道は場所によってはかなりの急斜面が続きます。
気温が上がって雪質がベタベタになり、4本爪の軽アイゼンでは滑ってなかなか登れない状態が続きました。
朝イチの登山開始時ならば、なんとか体力で無理やり登ることができたと思いますが、ここまでに結構体力を消費
しているため、ズルズルと滑る雪の急傾斜はかなり堪えました。
途中まで登っても、ズルリと滑って一番下まで滑り落ちるとショックもかなり大きいです。
雪の急斜面をつま先立ちで歩いて進み、広沢田代に到着しましたが、熊沢田代の手前の急傾斜では
何度も滑って登ることができず、迷った末に撤退することにしました。
(4本爪の軽アイゼンで頑張ってきた両足君達には、すでに戦う力は残っていませんでした…)
撤退するにあたり、一応、言い訳を考えてみました。
『空が急に曇ってきていたし(駒の小屋での情報では、午後から雨になるらしい)、
登っても展望が得られないんじゃ仕方ないし(2年前の夏もガスで視界0Mでした)、
下山後のバスの最終時刻もギリギリになりそうだし(もしも乗り遅れたら大変だ!)、
頂上付近のガレ場も積雪してたら、ここよりも辛いだろな〜。
それと、
今から下山して温泉に浸かったら、凄く気持ちイイだろうな〜』
来年、同じコースをリベンジするかどうかは未定ですが、
とりあえず今回の反省と敗因分析…。
〜備の失敗
4本爪の軽アイゼンで臨んだのが間違いでした。
雪質が悪くなった時間帯の燧ケ岳は、しっかりとしたアイゼン(10本爪以上)でなければ厳しいな〜。
(滝沢登山口からの会津駒ケ岳登山は、4本爪アイゼンでも問題ありませんでした)
∋前情報のチェック
装備の失敗は事前情報の確認ミスが起因でもあるので…。
もうちょい体力をつける
これから鍛えなおすしかないかな〜。
以上、燧ケ岳は敗退しましたが、会津駒ケ岳からの縦走路は大変素晴らしく、大満足の山行でした〜☆
コメント
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nabekaさん、こんにちは。
会津駒ヶ岳から燧ケ岳への縦走、楽しそうですね!
展望もよかったとのこと、素晴らしいです。
水芭蕉も咲いているんですね。
途中で断念したとのことですが、良い決断だと思います。
安全第一ですからねー
私も近いうちに会津駒ヶ岳に行こうと思ってます。
レコ参考にさせていただきます
tanyaさん、おはようございます。
コメント、ありがとうございます。
天気が良くて展望も良かったので、それだけでも大満足の縦走でした
朝の雪質が締っている時間帯は、サクサクと進めて気持ちが良かっです
せっかく尾瀬に来たので、一応、この時期は水芭蕉も見られるといいな〜と思ってましたが、
燧ケ岳の登山道に入るとイキナリ咲いていました。
(えっ?! こんなにスグに咲いているの…? )
撤退するかどうかは、かなり迷いました。
残念でしたが、装備不足だったのでしかたないですね…
(下山後の温泉 を想像したら、アッサリと下山を決断できました )
※tanyaさんの会津駒ヶ岳登山も、是非、楽しい山行になるとイイですね
おはようございます nabekaさん
私がここを歩いて、ちょうどもう3年経ちますが、
レコでそのときのことを思い浮かべながら拝見しました。
電発避難小屋辺りで道に迷い、結局ぐるっと1周してしまったことを思い出しました。
会津駒から御池への尾根歩きは、真っすぐ燧ヶ岳に向かい気持がいいんですよねー
しかしながら、燧ヶ岳までとは欲張りな計画、
クマに出合ったsanpo69さんのコースと同じですネ
燧ヶ岳断念は残念でしたが、クマにお会いすることはなく、何よりでした
***追記***
ワンコは不機嫌では無く、大喜びで笑っている一瞬の表情なんですが・・
でも怒っているようにも見えますね
***追記の追記***
ご察しの通り、犬は酔っていませんが、URUは酔っています。正解です。
休養の後は一気に・・・ ご注意ください
あそこは意外と急斜面ですからね 先行者がしっかりとしたステップでも切ってあればまだしも、昼の腐れ雪では大苦戦だったと察します
nabekaさん、こんにちは そして、クマさんとの遭遇が無くて何よりでした
会津駒ケ岳から御池区間は無雪期でも静かな山歩きが出来る気持ちのいい稜線ですが、この時期までは夏道と雪道のミックス また、踏み抜きやセッピにも気をつけながらの困難ルートの様相ですね
体力消耗の激しさがしみじみ実感できます
でも、六林班から庚申山荘の間より百倍楽しく歩けたのでは
あとひと息の燧ケ岳でしたが、苦労の厚みの分、三度目の正直がより良い満足感に浸れる事と思います
快晴リベンジ楽しみにしてますよ!
ところで URU12さんのさくらちゃんは、なぜこんなに不機嫌そうな顔をしているのでしょうかね
nabekaさん、こんにちは!
燧ケ岳まで狙うとは流石です!!
sanpo69さんとMaieさんのレコが
参考にはならない・・・。
思わずうんうんとうなずいてしまいました
でもnabekaさんやURUさんも近い物がありますよ
fall
URUさん、こんばんは。
レコは未確認でしたが、積雪期の会津駒ヶ岳〜御池コース、やっぱりURUさんは歩いていたのですね〜。(URUさんなら、歩いているような気がしてました)
早速、URUさんの過去レコを拝見しました。
(中門岳の山頂は、どんなだか気になっていたので、レコの写真を見れて良かったです)
燧ケ岳は、ちょっとナメ過ぎてました。
登れると思って計画したのですが、予想以上に厳しい条件でした。
(やっぱり経験不足ですね)
会津駒ケ岳山頂の急斜面では、心底ソリがほしくなりました。
(URUさんの Snow Glider が頭に浮かびました)
みんながソリデビューする気持ちがわかったような気がします。
ワンコは不機嫌そうに見えますが、確かに大喜びで笑っているようで・・・でも酔っ払っているようにも見えますね〜 (URUさん、まさか!? )
最近はハイペースで山行が続いていたURUさん、今週(っていうか先週?)はお休みですね
sanpo69さん、こんばんは。
まさしく、御指摘どおりの山行でした
撤退地点から山頂までは、標高差400M程度でしたので、
多少疲れていても、雪で滑らなければ何とか登れたと思うのですが、何回も何回もズルズル滑ると、流石に気持ちが折れました
会津駒ケ岳〜御池区間は素晴らしい稜線歩きだったのですが、ここも御指摘のとおり、夏道と雪道のミックスならではの難しさがありました
燧にしても会津駒にしても、経験不足の自分にとってはイイ経験ができたと思います
sanpo69さんのレコを見てから、『会津駒ケ岳=熊が出る!』という方程式が頭に根付き、暗い時間帯は、熊さんにビビリながら歩きました。
それにしても、sanpo69さんの会津駒ケ岳〜燧ケ岳縦走レコ、とんでもないスピードに驚くばかりです
※愛犬さくらちゃんが不機嫌なのは、URUさんが1人で酔ってイイ気持ちになっているから?!
燧ケ岳、よくばりにも狙ってみたのですが、
ケチョンケチョンに撃退されました
その結果、早めに御池に下山できたので、空いた時間がちょっぴり空しかったです
(で、御池でカレーライスを食べたところ、ノンアルコール飲料がサービスでついて、ちょっぴり嬉しかったです )
fallさん御夫妻のタイトな連戦続きもホント凄いですね…
来週からはURUさんも、休養明けで凄いらしいので…
要注意ですね
nabekaさん、会津駒ヶ岳〜燧ケ岳縦走お疲れ様でした
去年の10月に自分が歩いたコース取りと一緒ですね
この時期に挑戦するとは流石ドM魂ですね
燧ケ岳って結構急斜面が多いですよね、秋に登った時でも足が続かず何度も立ち休みしました
残雪もうまく生かせれば土道より早く歩けますが、踏抜きや急斜面等は厄介ですよね
※クマにも人間と同じで性格があって、クマ鈴の音に興味を持って近づいて来るのもいるらしいですよ
手を叩いたり、ラジオなどの話声などはクマ対策として有効だと聞いたことがあります
実際クマさんに聞いてみないとホントのところは分かりませんが・・・
Maieさん、こんばんは。
Maieさんが歩いたルートをトレースしようと思ったのですが、ヘタレな自分には無理でした
Maieさんのルートでは、の最終時刻がネックになりますね。
(Maieさん並のスピードがあれば別ですが)
燧ケ岳は、できれば沼山峠まで降りたいと考え、時間的に無理そうなら御池コースのピストンにしようと考えていたのですが、それ以前に撃沈しました
(sanpo69さんのルートも一瞬だけ考えました。時間的制限は無いのですが、会津駒ケ岳〜御池間のピストンは、この時期は無謀に感じ 、即刻却下しました)
大津岐峠までの富士見林道等は、早朝の時間帯に歩けたので、夏の土道よりも遥かに歩きやすかったです。(その先は雪質が変わって歩き辛くなりました)
後は、前歯付きのアイゼンを持参していれば、OKだったのですが… 。
※飯豊山レコを見た後だったので、雪原に熊の足跡が無いかどうか注意しながら歩きました
nabekaさん、こんばんわ
あっと驚く山行でしたね。
会津駒と燧を日帰りで登ろうとは、私も今まで考えたことがありませんでした。なんか、やって見たくなっちゃいましたね
駒の小屋の奥さん、話好きだったでしょう。私も何回かお目にかかったことがあります。以前、尾瀬沼のビジターセンターに在職していた尾瀬通です。
会津駒は遅くまで雪が残っています。去年8月初旬に行った時は、駒の大池(駒の小屋前)の近くに少しだけ雪がありました。中門岳は多くの池塘が魅力的ですね。ハクサンコザクラ、多くの花が楽しめます。
熊鈴の数三個ですか、賑やかで熊も敬遠したことでしょう。
Maieさんのコメントに、熊よけに「手を叩く・ラジオを鳴らす」とありましたが、山菜取りの地元の方などはラジオの音を鳴らしている方も多いようです。私も夜間に尾瀬ヶ原の熊ポイントを歩く時や、笹などで前方の視界が悪い時には「手を叩いたり」して、熊に人間の存在を知らせるようにすることがあります。
いずれにしても熊には会いたくありませんね。
ozesaiさん、こんばんは。
今回のルートはMaieさんのパクリでした
残雪期の会津駒ケ岳〜御池間は予想以上に素晴らしい尾根歩きでした。
また、燧ケ岳目指して一直線に尾根を進み、そのまま燧ケ岳に登るところも面白かったです。
(駒の小屋の奥さんも、親切な方でしたし)
しかし、装備不足が本当に痛かったです
燧ケ岳は一昨年の夏に登っているので、この時期は多少の雪が残っていても、普通に登れると思っていたのですが、雪質が悪くなると前歯付きアイゼンでなければ厳しいのですね…。
今回、改めて装備の大切さが身にしみました
尾瀬周辺を知り尽くしているozesaiさんなら、今回のコースの説明は不要だと思います…。
御池からのの最終時刻(17:30)を気にしながらの登山になりますが、
十分に楽しめるルートだと思いますよ!
(敗退しといて、なんですが )
※それと、そろそろ本気で熊除けスプレーの購入を考えてます。
(でも、結構値段が高いのですね〜。 ネットで調べてビックリしました )
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