【青18】美ヶ原◆18きっぷ+夏季限定バスで日帰り往復、半袖隊長、広葉樹の美林が広がる三城から二人の小径を独りで歩く


- GPS
- 04:10
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 866m
- 下り
- 368m
コースタイム
- 山行
- 3:48
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:11
累積標高(上り): 1154m /累積標高(下り): 645m
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
★EK度数:25.205=10.44+(1154÷100)+(645÷100÷2)
→→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
(注)美ヶ原一帯では累積標高差がかなり多めに算出される傾向にあり、何らからのシステム・バグがある。今回も明らかに過剰計測されている。
天候 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【往路】地元駅始発 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (注) ![]() ●運行期間:2019年は8月3日〜18日 ●片道運賃:松本BT〜三城荘前1,200円/三城1,250円/扉山荘前1,550円/美ヶ原高原美術館1,550円(往復2,800円) ●支払:松本BT窓口(自販機あり)で事前購入・現金のみ ●大型観光バスタイプで観光客を中心に乗車率は8割、ハイカーは拙者を除いて数人のみ https://www.alpico.co.jp/access/matsumoto/utsukushigahara_kogen/ https://www.alpico.co.jp/access/matsumoto/utsukushigahara_kogen/pdf/fare_01.pdf 【復路】自然保護センターBS1630 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (注) ![]() ●運行期間:2019年は6月1日〜9月29日(土日祝日)/7月16日〜8月30日(平日) ●片道運賃:松本駅〜美鈴湖500円/思い出の丘1,000円/美ヶ原保護センター1,000円 ●支払:車内乗車時に現金のみ(⇨前回は降車時だった) ●マイクロバスタイプ(25人乗り)で乗客23人、観光客6割/ハイカー4割。 https://www.city.matsumoto.nagano.jp/smph/miryoku/matsumoto_tourism/oshirase/bus.html https://www.city.matsumoto.nagano.jp/miryoku/matsumoto_tourism/oshirase/bus.files/utsukusidirectbus.pdf (個人的雑感) 単に山頂部で観光(軽ハイキング)するだけならば、「高原美術館行き」より安上がりな「自然保護センター行き」の方が人気が高いようだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]![]() 危険箇所なし。所によっては多くの観光客(家族連れ)も歩くので、ガツガツ歩きは止めましょう。 ●三城荘前(ダテ河原登山口)〜三城 赤線伸ばしの布石の道路歩き。 ●三城〜広小場 なだらかな沢沿いの広葉樹林帯歩き。両側に花多し。 ●小広場〜塩くれ場分岐(下降地点) 百曲がりとの名前の通り、広葉樹林帯の中の九十九折り。森林限界を抜けると茶臼山や鉢伏山の眺めよし。水場あり。 ●塩くれ場分岐〜烏帽子岩〜王ヶ頭下 本日のメインイベント。アルプス展望コースの名の通り、絶景とお花畑を堪能。 ●王ヶ頭下〜王ヶ鼻【⇒二人の小径】 山腹に付けられたトラバース・ルート。断続的に鉢伏山を左手に見ながら進む。アップダウンは僅かだが、岩クズ区間が多く、「本日の中では」最難関区間。 ●王ヶ鼻〜王ヶ頭〜自然保護センター ほぼ遊歩道。一部は林道だが、通行可能なのは許可車両のみなので滅多に通らない。 ★水場 ![]() ★渡渉箇所 ![]() ★泥濘状況 ![]() ★積雪状況 ![]() ★蜘蛛の巣 ![]() ☆半袖 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() ⇒三城〜塩くれ場で5組10人、アルプス展望コースでは多数、王ヶ頭下〜王ヶ鼻ではゼロ、王ヶ鼻〜王ヶ頭では観光客に混じってパラパラ、王ヶ頭〜自然保護センターでは3人 |
その他周辺情報 | ★登山ポスト![]() ★駐車場 ![]() ★トイレ ![]() ★携帯 ![]() ★食料調達処 ![]() ★酒類調達処 ![]() ![]() ★お土産処 ![]() ★飲食店 ![]() http://www.iidayaken.co.jp/ekisoba.html https://tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20001820/ ★温泉 ![]() ★宿泊施設 ![]() |
写真
感想
先週利用した夏季限定・美ヶ原直行バスの利便性に目覚めて、二週連続して、美ヶ原を巡って来た。
前回はバスで美ヶ原高原美術館まで一気に上がり、起伏の緩やかな王道を武石峰・思い出の丘まで歩き、高原としての美ヶ原を堪能した。
今回は、昨年歩いた美ヶ原山麓(桜清水から八丁ダルミルコースで王ヶ鼻へ)の美しい広葉樹林帯を再び味わおうと、山麓登山の拠点・三城いこいの広場から渓流沿いを辿り、百曲りコースの急坂を登って高原地帯に出るのだ。
そして(下山バス時刻に合わせるためもあり)アルプス展望コース・二人の小径を辿って王ヶ鼻・王ヶ頭のピークを踏み、自然保護センターに下れば、16時30分発のバスに間に合うとの計画だ。
今後の赤線繋ぎ(伸ばし)の野望から、とりあえず一つ手前のバス停(三城荘前BS)で下車し、登山口である三城BSに向かう。
両バス停の間は約10分だから、余計に歩いておいて損はない。既に標高は1400m強だから、道路の両側には花が咲き、飽きることはない。それに左手を見上げると、今から登って歩くことになる烏帽子岩の稜線がはっきりと見える。標高差は高々600mほどだから大したことはないが…。
三城から広小場と呼ばれる無木立空間までの渓流沿いの道は素敵すぎます。なだらかな坂を上がり、頭上・周囲には広葉樹の林。渓流で顔を・頭を洗えば、その水の冷たさにびっくり。
広小場から始まる百曲りコースはその名の通りの九十九折り。大きくジグを切りながら広葉樹林の急坂を登ります。途中でパイプの引かれた水場が…美味い!でも冷たい!高木から低木に変わり森林限界を抜けると、茶臼山・鉢伏山がドーン。残念ながら富士山、八ヶ岳や南アルプスは霞んで見えない。夏の午後だから仕方ないですね。
アルプス展望コースに入ると、先週も歩いた時よりも、ハイカーがとても多い。家族連れ、夫婦連れ、山仲間で…気軽に歩ける良さが美ヶ原にはありますね。そして登山口から見上げたポイントに来ると「歩いて来た!」と実感。
二人の小径に入ると、その名とは裏腹な狭い山腹に貼り付いた道になります。多くの岩クズが転がる箇所も多くて「これじゃ、二人で手をつないで歩けないよ〜(>_<)」
今は山高地図では破線ですら載っていない道だが、踏み跡明瞭・道標完備・眺望雄大なので歩く価値は十分ありますね。山高地図に載っていないのは、そもそも美ヶ原自体が八ヶ岳の一部に格下げされて、僅かなスペースしか与えられていないから。
拙者は1990年版山高地図「美ヶ原・霧ヶ峰」を持っていますが、今や貴重な代物だ\(◎o◎)/!
王ヶ鼻・王ヶ頭は観光客も多いごくごく一般コースなので省略。実際にかかとが10cm以上はありそうな厚底靴を履いて、舞妓さんのようにそろりそろりとオッサンの後を付いて行く場違いギャルがいましたヾ(@⌒ー⌒@)ノ
そうそう…バスが出発する自然保護センター横にある休憩所(売店)ではを販売していない(⇒ノンアルはある)ので、どうしても必要な方は王ヶ頭ホテル自販機で販売されています。
考えてみれば松本駅の標高は600m弱、高原美術館や自然保護センターは1900m強なので、駅前からロープウェイに乗って標高差1300mを一気に上がるのと同じこと。多くの登山口は「バスに乗って、ロープウェイにも乗って」のダブル・コストだから、美ヶ原の直行バスはお得なのかもしれません。
【今日登った主な山】
★王ヶ鼻(おうがはな)2008m:無冠…2度目
★王ヶ頭(おうがとう)2034m:日本百名山…3度目
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
【個人的過去レコリンク用】
◆2019年08月06日(火)
【青18◆枷ヶ原:18きっぷ+夏季限定バスで日帰り往復、半袖隊長、花咲き乱れる爽やか信州高漫遊
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1959063.html
◆2018年10月22日(月) 〜 23日(火)
美ヶ原・分水嶺・中山道:松本駅から下諏訪駅、半袖隊長、戯れにザック背負いてそのあまり絶景すぎて三歩歩めず
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1628878.html
コメント
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去年の諏訪湖巡りと併せて完結編でしょうか
自家用車で来る人が多いとこにはありがちな
王ヶ頭ホテル
渋描き隊長が実践中の山高地図「高尾山編掲載の全線踏破」ではないですが、八ヶ岳地図の裏面にひっそりと載っている「美ヶ原編」を参考にしながら、「松本自然と歩こう散策マップ」に載るコースの線踏破を中期目標にすることにしました。
拙者の手許にある山高2015年版に載る道の中には、今では通行止めとなっている区間もあるようですが、三城一帯は「県民の森」に指定されており、なかなかに魅力があります。
今夏に第三弾企画を発動して聴牌し、来年、自摸に持って行きたいと考慮中です。
また王ヶ頭や王ヶ鼻から眺めたピークには行きたくなるもので…。
鉢伏山などその典型です。
その昔にクルマで簡単登山には行きましたが、ポツンと赤線が浮いているので、いずれ回収に赴きたいと考えております。
yamabeeryuさん、こんにちは!
夏休み期間中でも、最も混雑する日だったのではないでしょうか。
それでも充実の山歩きができたようで何よりでした。
お花もたっぷりではないですか
そして、人には言えない粗相???も気になりますが
無事のご帰還、今回も長旅お疲れ様でした!
我が家も今回、和田峠から中央分水嶺のお山を、も考えたのですが
稜線歩きは陽射しがきついかも・・・と回避。
でも、気持ち良さそうな山々が続きますね。
いつか歩いてみたいです
松本駅に降り立った時から「今日は人混みが多いな」と思いました。
北アルプスから戻って来たハイカー、これから行くハイカー…。
夕方の松本駅もデカいザックがコンコースに置いてあり、3連休を山で過ごしたハイカーが多かったのだなと思いました。
どこに行っても花は咲いていましたよ。
自然保護センターから下山するバス車窓からも山腹に咲く花がたくさん
中央分水嶺を歩くのは、とにかく交通の便が悪いです。
山頂を踏むだけなら、ビーナスラインから三峰山に登るのがもっとも手っ取り早いですし、眺望にも恵まれます。
しかし分水嶺を縦走するとなると、八島湿原まで行かない限りは、下山した地点でバス便がないので、クルマを回収するまで道路歩きを強いられます。
あの一帯は「覚悟を決めて」入山することになります。
さて…粗相の件ですが、アクセス欄【復路】をよ〜くご覧頂ければ分かります。
すぐに気づいたので、傷は浅くて済みました
yamabeeryuさん、こんちは。
あははは
美ヶ原、ほぼ観光地の様ですが、さすがに高原、花
ただ、小生の場合花
マツムシソウにいたのはミツバチ・・・・じゃなくアブ(翅2枚でしょ
ハナアブは高原の花でもっともよく見かけます。背中の鼓型のマークが特徴です。
それに、写真7はさすがに写真45と同じ蝶には見えないでしょう(シジミチョウ❌→ジャノメの間違いでした。よくやるんです)!
山行き😪💤(ZZZ)中のodaxでした
羽根が2枚だとアブ…なんですか。
拙者は板室温泉で背後からチクリとされ、その姿をしかとは確認できませんでしたが、背中の鼓型が目印ですね
それと茶色っぽい蝶はなんでも「ヒョウモンチョウ」かと思っていましたが…名札を付けて停まってほしいです
(追伸)ジャノメチョウですね、合点承知です
マツムシソウだけでなく、ススキの穂も揺れ始めていました。
日の出時刻も遅くなっていますし、「風の音にぞ驚かれぬる」頃になっているのですね。
zzz
あれ
折返し
美ヶ原と言えば、当方今年の5月、蓼科の親湯から美ヶ原の石切場まで縦走しました。その時歩きながら疑問に思ったのは、なぜ美ヶ原高原は高層湿原にならなかったかでした。
八子ヶ峰や車山には小規模な湿原が見られましたが、水は殆ど無く、池塘もありませんでした。
私の知る限り、この標高の台地は甲信越から北関東にかけては高層湿原が多いように思います。高層湿原は北に行くほど標高の低い平らな台地にも見られ、八甲田山などは、確か1000M位(下毛無岱)だったかな。1年を通して気温が低く泥炭層になりその上に水がたまり湿原になるようです(詳しくは知りませんが)。美ヶ原は単純に冬場の降水(降雪)量が少ないからなのか?
博学の隊長さんならご存じなのでは?
お疲れ様でした。
…博学ではありませんが、ネット検索した結果ですが…
ケンさんも通られた王ヶ鼻には板状の岩クズが堆積しています。
よくある柱状節理ではなく板状節理です。
これは美ヶ原が火山活動によって生じた台地であることを示しており、三峰山辺りまで似たような地層になっているそうです。
霧ヶ峰方面に足を伸ばせば八島湿原がありますが、そこは高層湿原です。
標高が1600mぐらいですから、周囲から水が流れ込み、湖沼ができやすかったのでしょうね。
一方で美ヶ原は1900〜2000mぐらいですから水は溜まらず山麓に流れ落ちた。
湿原だけでなく小さな池・沼もなく、てっ辺から流れ落ちるだけだったのでしょう。
台地状なので日当たりが好過ぎて、雪解けが早く、万年雪が残る地形もないのかもしれません。
二度ならず三匹目のドジョウも狙っています
隊長殿
今回、しげしげと花の写真を拝見しましたが、綺麗に撮れてますね。更に、小動物(トンボや蝶や蜂)も捉えておられる。
私は先週、花にピントが会わず苦労したのですが、腕の違いかなぁ。
ハイカー上級者への道のりは長い。。
いや…残念ながら腕の違いでもなくカメラ機種の違いでもなく、「数打ちゃ当たる」です。
取り敢えずシャカシャカとシャッターを切り、上手く撮れているのだけ抽出する…それだけです。
今はデジタルの時代ですから、アナログの頃より腕前による違い(差)は縮小してますよ
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