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Yamareco

記録ID: 1970918
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳(鳥倉林道第2駐車場〜三伏峠〜、往復)【南アルプス、長野県・静岡県】

2019年08月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
13:52
距離
28.8km
登り
2,403m
下り
2,397m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:49
休憩
2:03
合計
13:52
3:24
25
スタート地点
4:23
4:28
45
5:13
5:13
41
5:54
5:55
23
6:41
6:45
19
7:04
7:14
39
7:53
7:55
91
9:26
9:44
58
10:42
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5
10:47
10:54
3
10:57
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36
11:33
12:07
81
13:28
13:42
40
14:22
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10
14:32
14:48
10
15:20
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27
15:47
15:48
38
16:26
16:27
35
17:16
ゴール地点
● コースタイム
鳥倉林道第2駐車場 335 ― 鳥倉林道駐車場 351 ― 鳥倉登山口 421/428 ― 1/10標示 440 ― 2/10標示 454 ― 3/10標示 505 ― 豊口山のコル 513 ― 4/10標示 518 ― 5/10標示 529 ― 朝食休憩 535/545 ― 6/10標示 550 ― 村設置2/3標示 554 ― 水場 556 ― 7/10標示 601 ― 8/10標示 613 ― 塩川道との合流点 618 ― 9/10標示 622 ― 三伏小屋 639/649 ― 小屋先の分岐 652 ― 三伏山 702/703 ― のぞき岩 738 ― 本谷山 753 ― 枯れた樹林の鞍部 818 ― 小屋まで40分の手作り標示 852 ― 塩見新道分岐 909 ― 塩見小屋 927/947 ― 山頂下最後の鞍部 1017 ― 塩見岳西峰 1041/1043 ― 塩見岳東峰 1046/1055 ― 塩見岳西峰 1057 ― 塩見小屋 1133/昼食/1207 ― 塩見新道合流点 1215 ― 小屋まで40分標示 1224 ― 枯れた樹林の鞍部 1309 ― 本谷山 1328/1342 ― 三伏山 1422 ― 三伏峠 1431/1448 ― 9/10標示 1459 ―塩川小屋からの道との合流点 1501 ― 8/10標示 1504 ― 7/10標示 1513 ― 村設置2/3標示 1520 ― 6/10標示 1524 ― 5/10標示 1532 ― 4/10標示 1543 ― 豊口山のコル 1547 ― 3/10標示 1553 ― 2/10標示 1602 ― 1/10標示 1616 ― 鳥倉登山口 1627 ― 鳥倉林道駐車場 1701 ― 鳥倉林道第2駐車場 1715

● 行動時間 13:40

天候 快晴〜曇り〜驟雨
過去天気図(気象庁) 2019年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●今回の移動
8/10 家 = 鳥倉林道登山口第2駐車場
8/11 鳥倉P − 鳥倉登山口 ― 三伏峠 ― 本谷山 ― 塩見岳 (往復)
鳥倉林道登山口第2駐車場 = 日帰り温泉 = 家

●登山口へのアクセス
○鳥倉林道登山口
・中央道松川ICから、県道59号、国道152号を経て大鹿村へ。大鹿村役場より国道152号を南下すると、鳥倉登山口への案内標示が現れる。案内に従い進むこと30分以上で鳥倉登山口駐車場が現れる。駐車可能台数はおよそ40台。駐車料金は不要。手前には第2駐車場もある
(2019.8現在)
コース状況/
危険箇所等
○鳥倉林道(駐車場〜登山口)
・林道は、駐車場の先でゲートにより塞がれている。登山口へは、ゲートの脇の歩行者用通路を抜けて進む
・殆どは完全舗装の林道歩き。最後の広場手前からは未舗装路となる

○鳥倉登山口〜三伏峠
・淡々と登り続ける
・道中には登山口を“0”、三伏峠を“10”と見なした道標(x/10)が建てられており、歩行の目安になる。それ以外にも3等分標示や分岐標示がある

○三伏峠〜本谷山
・三伏山のピークを挟んで緩やかに昇降するコース
・樹林帯が多くを占めるが、所々で近望、遠望が得られる

○本谷山〜塩見小屋
・本谷山のなだらかな肩にある小ピークを二つ越しながら塩見岳へと向かう道。“小屋まであと40分”の標示を見てからの塩見岳への登りは厳しく、小屋までの標高差200m以上を一気に登る

○塩見小屋〜塩見岳(西峰、東峰)
・徐々に砂地、岩肌となり、天狗岩周りはよじ登るほどの場所もある
・塩見岳頂上は西峰東峰の両ピークとなっており、三角点のある西峰よりも東峰のほうが高いとされる
(2019.8時点)
その他周辺情報 ●買う、食べる
○コンビニエンスストア
・中央道や鉄道で向かう場合、松川町内のコンビニエンスストア以降にはコンビニはない
○食事
・大鹿村内の道の駅にはレストランがある。また村内には蕎麦屋もいくつかあるようだ
・松川町にもいくつもの食事処がある

●日帰り温泉
・今回は松川町の清流苑を利用した。入浴料は大人500円、20時まで入場可能
(いずれも2019.8現在)
まだ満天の星の下、出発します【鳥倉登山口第2駐車場にて】
2019年08月11日 03:35撮影 by  ,
8/11 3:35
まだ満天の星の下、出発します【鳥倉登山口第2駐車場にて】
駐車場から先へも林道は続いていますが、ゲートで仕切られています。歩行用の通路は右脇にあります【鳥倉登山口駐車場にて】
2019年08月11日 03:51撮影 by  ,
8/11 3:51
駐車場から先へも林道は続いていますが、ゲートで仕切られています。歩行用の通路は右脇にあります【鳥倉登山口駐車場にて】
“登山口”とはありますが、ここはまだ駐車場。この先30分で登山口です【鳥倉登山口駐車場にて】
2019年08月11日 03:51撮影 by  ,
8/11 3:51
“登山口”とはありますが、ここはまだ駐車場。この先30分で登山口です【鳥倉登山口駐車場にて】
岩石が紹介されています。タモリさんの領域です【鳥倉登山口にて】
2019年08月11日 04:21撮影 by  ,
8/11 4:21
岩石が紹介されています。タモリさんの領域です【鳥倉登山口にて】
バスは来ますが一日2本です【鳥倉登山口にて】
2019年08月11日 04:22撮影 by  ,
8/11 4:22
バスは来ますが一日2本です【鳥倉登山口にて】
ここで登山届けを提出します【鳥倉登山口にて】
2019年08月11日 04:27撮影 by  ,
8/11 4:27
ここで登山届けを提出します【鳥倉登山口にて】
いよいよ暗闇へ突入【鳥倉登山口にて】
2019年08月11日 04:28撮影 by  ,
8/11 4:28
いよいよ暗闇へ突入【鳥倉登山口にて】
ヨツバヒヨドリ【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 04:33撮影 by  ,
8/11 4:33
ヨツバヒヨドリ【鳥倉登山口〜三伏峠】
この区間で有名な“x/10”標識が現れました。ここまで12分かかりましたので、三伏峠までは120分くらいでしょうか【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 04:40撮影 by  ,
8/11 4:40
この区間で有名な“x/10”標識が現れました。ここまで12分かかりましたので、三伏峠までは120分くらいでしょうか【鳥倉登山口〜三伏峠】
2/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 04:54撮影 by  ,
8/11 4:54
2/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
周囲が見渡せるようになってきました【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 04:58撮影 by  ,
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8/11 4:58
周囲が見渡せるようになってきました【鳥倉登山口〜三伏峠】
【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 04:59撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
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【鳥倉登山口〜三伏峠】
沢を挟んだ小日影山の並びでしょうか【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:03撮影 by  ,
8/11 5:03
沢を挟んだ小日影山の並びでしょうか【鳥倉登山口〜三伏峠】
マルバダケブキ【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:03撮影 by  ,
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マルバダケブキ【鳥倉登山口〜三伏峠】
3/10です。全ての標示箇所に金属製の標示板と、この紙製のものがありました【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:05撮影 by  ,
8/11 5:05
3/10です。全ての標示箇所に金属製の標示板と、この紙製のものがありました【鳥倉登山口〜三伏峠】
このコースには珍しい長い木段【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:06撮影 by  ,
8/11 5:06
このコースには珍しい長い木段【鳥倉登山口〜三伏峠】
大鹿村設置の区間3分割標示です。そしてここが豊口山のコルかと【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:13撮影 by  ,
8/11 5:13
大鹿村設置の区間3分割標示です。そしてここが豊口山のコルかと【鳥倉登山口〜三伏峠】
4/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:18撮影 by  ,
8/11 5:18
4/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
お名前は…【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:20撮影 by  ,
8/11 5:20
お名前は…【鳥倉登山口〜三伏峠】
中央アルプス。南駒ヶ岳付近から木曽駒ヶ岳【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:20撮影 by  ,
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中央アルプス。南駒ヶ岳付近から木曽駒ヶ岳【鳥倉登山口〜三伏峠】
木の桟橋が現れます。晴れているからいいようなものの、雨が降ると滑ります【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:21撮影 by  ,
8/11 5:21
木の桟橋が現れます。晴れているからいいようなものの、雨が降ると滑ります【鳥倉登山口〜三伏峠】
5/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:29撮影 by  ,
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5/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
木の桟橋はいくつも出てきます。ここは登り気味でもあります【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:32撮影 by  ,
8/11 5:32
木の桟橋はいくつも出てきます。ここは登り気味でもあります【鳥倉登山口〜三伏峠】
6/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:50撮影 by  ,
8/11 5:50
6/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
村設置の標示。豊口山のコルと共に区間3分割の標示になっているようです【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:54撮影 by  ,
8/11 5:54
村設置の標示。豊口山のコルと共に区間3分割の標示になっているようです【鳥倉登山口〜三伏峠】
“ほとけの清水”とのこと。冷たい美味しい水でした【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 05:56撮影 by  ,
8/11 5:56
“ほとけの清水”とのこと。冷たい美味しい水でした【鳥倉登山口〜三伏峠】
長い桟橋にも見えますが、途中何度も地面と接しています【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:00撮影 by  ,
8/11 6:00
長い桟橋にも見えますが、途中何度も地面と接しています【鳥倉登山口〜三伏峠】
お名前は…【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:00撮影 by  ,
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お名前は…【鳥倉登山口〜三伏峠】
サラシナショウマ【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:01撮影 by  ,
8/11 6:01
サラシナショウマ【鳥倉登山口〜三伏峠】
7/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:01撮影 by  ,
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7/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
ゴゼンタチバナ【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:10撮影 by  ,
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ゴゼンタチバナ【鳥倉登山口〜三伏峠】
お名前は…【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:11撮影 by  ,
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お名前は…【鳥倉登山口〜三伏峠】
8/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:13撮影 by  ,
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8/10です【鳥倉登山口〜三伏峠】
塩川小屋からの道との合流点です。ただし…【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:18撮影 by  ,
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塩川小屋からの道との合流点です。ただし…【鳥倉登山口〜三伏峠】
塩川コースは閉鎖中です【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:18撮影 by  ,
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塩川コースは閉鎖中です【鳥倉登山口〜三伏峠】
いよいよ9/10が来ました【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:22撮影 by  ,
8/11 6:22
いよいよ9/10が来ました【鳥倉登山口〜三伏峠】
ようやく。この先の本谷山や塩見岳が見えました【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:33撮影 by  ,
8/11 6:33
ようやく。この先の本谷山や塩見岳が見えました【鳥倉登山口〜三伏峠】
“あと200歩”とあります。実際にそれくらいでした【鳥倉登山口〜三伏峠】
2019年08月11日 06:38撮影 by  ,
8/11 6:38
“あと200歩”とあります。実際にそれくらいでした【鳥倉登山口〜三伏峠】
三伏小屋に到着しました【三伏峠にて】
2019年08月11日 06:40撮影 by  ,
8/11 6:40
三伏小屋に到着しました【三伏峠にて】
ハクサンフウロ【三伏峠にて】
2019年08月11日 06:40撮影 by  ,
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ハクサンフウロ【三伏峠にて】
有料のトイレがあります【三伏峠にて】
2019年08月11日 06:41撮影 by  ,
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有料のトイレがあります【三伏峠にて】
“日本一高いと言われている”という控えめな形容です【三伏峠にて】
2019年08月11日 06:41撮影 by  ,
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“日本一高いと言われている”という控えめな形容です【三伏峠にて】
小屋を出発します【三伏峠にて】
2019年08月11日 06:49撮影 by  ,
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小屋を出発します【三伏峠にて】
小屋先の分岐点。左の塩見岳方面へ向かいます【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 06:52撮影 by  ,
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小屋先の分岐点。左の塩見岳方面へ向かいます【三伏峠〜本谷山】
小河内岳の背後に左は荒川岳、右奥は赤石岳【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:02撮影 by  ,
8/11 7:02
小河内岳の背後に左は荒川岳、右奥は赤石岳【三伏峠〜本谷山】
右手山腹には三伏小屋【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:02撮影 by  ,
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右手山腹には三伏小屋【三伏峠〜本谷山】
中央アルプス全容。中央に南駒ヶ岳と空木岳、右に木曽駒【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:02撮影 by  ,
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中央アルプス全容。中央に南駒ヶ岳と空木岳、右に木曽駒【三伏峠〜本谷山】
北アルプス南部。左に乗鞍、中央右に穂高から槍【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:03撮影 by  ,
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北アルプス南部。左に乗鞍、中央右に穂高から槍【三伏峠〜本谷山】
南アルプス北部。左は仙丈ヶ岳、中央は北岳、その前に間ノ岳その右側には農鳥岳【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:03撮影 by  ,
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南アルプス北部。左は仙丈ヶ岳、中央は北岳、その前に間ノ岳その右側には農鳥岳【三伏峠〜本谷山】
遠くには恵那山【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:13撮影 by  ,
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遠くには恵那山【三伏峠〜本谷山】
このあたりはハイマツ帯も灌木帯もあります【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:15撮影 by  ,
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このあたりはハイマツ帯も灌木帯もあります【三伏峠〜本谷山】
タカネマツムシソウ【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:33撮影 by  ,
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タカネマツムシソウ【三伏峠〜本谷山】
三伏峠からは近い烏帽子岳【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:37撮影 by  ,
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三伏峠からは近い烏帽子岳【三伏峠〜本谷山】
中央アルプス。少し雲がたなびき始めています【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:37撮影 by  ,
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中央アルプス。少し雲がたなびき始めています【三伏峠〜本谷山】
振り返って撮影。上りでは左側に「のぞき岩」があります【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:38撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
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振り返って撮影。上りでは左側に「のぞき岩」があります【三伏峠〜本谷山】
タカネグンナイフウロ【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:38撮影 by  ,
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タカネグンナイフウロ【三伏峠〜本谷山】
黄色はイワオトギリ 白はミネウスユキソウの残り【三伏峠〜本谷山】
2019年08月11日 07:40撮影 by  ,
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黄色はイワオトギリ 白はミネウスユキソウの残り【三伏峠〜本谷山】
本谷山に到着です【本谷山山頂にて】
2019年08月11日 07:53撮影 by  ,
8/11 7:53
本谷山に到着です【本谷山山頂にて】
仙丈ヶ岳、甲斐駒、北岳、間ノ岳【本谷山山頂にて】
2019年08月11日 07:54撮影 by  ,
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仙丈ヶ岳、甲斐駒、北岳、間ノ岳【本谷山山頂にて】
行く手には塩見岳【本谷山山頂にて】
2019年08月11日 07:54撮影 by  ,
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行く手には塩見岳【本谷山山頂にて】
塩見岳がこんなに近くになりました【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 08:18撮影 by  ,
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塩見岳がこんなに近くになりました【本谷山〜塩見小屋】
荒川岳です【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 08:18撮影 by  ,
8/11 8:18
荒川岳です【本谷山〜塩見小屋】
樹林帯に立ち枯れも混ざります。もう2,500mを越えているのに【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 08:31撮影 by  ,
8/11 8:31
樹林帯に立ち枯れも混ざります。もう2,500mを越えているのに【本谷山〜塩見小屋】
小屋まであと40分もあるので、一回休めとのことです【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 08:52撮影 by  ,
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小屋まであと40分もあるので、一回休めとのことです【本谷山〜塩見小屋】
塩見新道の合流点です【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 09:09撮影 by  ,
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塩見新道の合流点です【本谷山〜塩見小屋】
新道は林道が途中で通行止めとなっているようです【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 09:09撮影 by  ,
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新道は林道が途中で通行止めとなっているようです【本谷山〜塩見小屋】
仙丈ヶ岳から甲斐駒を見ます。ガスが…【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 09:17撮影 by  ,
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仙丈ヶ岳から甲斐駒を見ます。ガスが…【本谷山〜塩見小屋】
北岳にはガスが。間ノ岳はまだはっきり見えています【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 09:17撮影 by  ,
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北岳にはガスが。間ノ岳はまだはっきり見えています【本谷山〜塩見小屋】
ミヤマホツツジ【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 09:21撮影 by  ,
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ミヤマホツツジ【本谷山〜塩見小屋】
間ノ岳、農鳥岳と続くスカイライン【本谷山〜塩見小屋】
2019年08月11日 09:25撮影 by  ,
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間ノ岳、農鳥岳と続くスカイライン【本谷山〜塩見小屋】
塩見小屋に到着しました【塩見小屋にて】
2019年08月11日 09:46撮影 by  ,
8/11 9:46
塩見小屋に到着しました【塩見小屋にて】
小屋前は小さな広場。奥にはトイレ。とはいえ、携帯トイレの使用場所のみの扱いです【塩見小屋にて】
2019年08月11日 09:46撮影 by  ,
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小屋前は小さな広場。奥にはトイレ。とはいえ、携帯トイレの使用場所のみの扱いです【塩見小屋にて】
登山道から小屋前広場への入口は、下流側と山側の2ヶ所あります。山側からだと小屋前にぴたり。そちらから頂上を目指して出発【塩見小屋にて】
2019年08月11日 09:47撮影 by  ,
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登山道から小屋前広場への入口は、下流側と山側の2ヶ所あります。山側からだと小屋前にぴたり。そちらから頂上を目指して出発【塩見小屋にて】
左に塩見岳、右手には天狗岩。そこだけ切り出せば定番の塩見岳のカットです【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 09:48撮影 by  ,
8/11 9:48
左に塩見岳、右手には天狗岩。そこだけ切り出せば定番の塩見岳のカットです【塩見小屋〜塩見岳】
小屋から少し進んで振り返って撮影しています。小屋のあるところも小ピークです【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 09:50撮影 by  ,
8/11 9:50
小屋から少し進んで振り返って撮影しています。小屋のあるところも小ピークです【塩見小屋〜塩見岳】
天狗岩への取付きから見上げます。先程までは上の視界が開けていませんでした【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:00撮影 by  ,
8/11 10:00
天狗岩への取付きから見上げます。先程までは上の視界が開けていませんでした【塩見小屋〜塩見岳】
イワツメクサ【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:07撮影 by  ,
8/11 10:07
イワツメクサ【塩見小屋〜塩見岳】
クモマニガナ【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:07撮影 by  ,
8/11 10:07
クモマニガナ【塩見小屋〜塩見岳】
【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:07撮影 by  ,
8/11 10:07
【塩見小屋〜塩見岳】
チシマギキョウ【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:11撮影 by  ,
8/11 10:11
チシマギキョウ【塩見小屋〜塩見岳】
ガレ場歩きです。おどろおどろしい岩も見えています【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:11撮影 by  ,
1
8/11 10:11
ガレ場歩きです。おどろおどろしい岩も見えています【塩見小屋〜塩見岳】
ハクサンシャクナゲの残党。このあたりには枯れかけの花がわずかに残っていました【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:12撮影 by  ,
8/11 10:12
ハクサンシャクナゲの残党。このあたりには枯れかけの花がわずかに残っていました【塩見小屋〜塩見岳】
いよいよ本峰に取付き、と思ったらガスって来ました【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:14撮影 by  ,
8/11 10:14
いよいよ本峰に取付き、と思ったらガスって来ました【塩見小屋〜塩見岳】
特徴的な岩石【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:15撮影 by  ,
8/11 10:15
特徴的な岩石【塩見小屋〜塩見岳】
クロトウヒレン【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:16撮影 by  ,
8/11 10:16
クロトウヒレン【塩見小屋〜塩見岳】
タカネツメクサ【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:16撮影 by  ,
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タカネツメクサ【塩見小屋〜塩見岳】
天狗岩を振り返ります。上までは登りません【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:17撮影 by  ,
8/11 10:17
天狗岩を振り返ります。上までは登りません【塩見小屋〜塩見岳】
山頂部を見ます。もう西峰だけではなく東峰も見えています【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:17撮影 by  ,
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山頂部を見ます。もう西峰だけではなく東峰も見えています【塩見小屋〜塩見岳】
ヨツバシオガマ【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:21撮影 by  ,
8/11 10:21
ヨツバシオガマ【塩見小屋〜塩見岳】
振り返ると、天狗岩も塩見小屋も見えます【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:30撮影 by  ,
8/11 10:30
振り返ると、天狗岩も塩見小屋も見えます【塩見小屋〜塩見岳】
イワオウギ【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:31撮影 by  ,
8/11 10:31
イワオウギ【塩見小屋〜塩見岳】
頂上まであと一息【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:36撮影 by  ,
8/11 10:36
頂上まであと一息【塩見小屋〜塩見岳】
ライチョウです。登山道をよちよち歩いています【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:37撮影 by  ,
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ライチョウです。登山道をよちよち歩いています【塩見小屋〜塩見岳】
夏姿で岩に紛れると、確かにわかりにくいですね【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:37撮影 by  ,
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夏姿で岩に紛れると、確かにわかりにくいですね【塩見小屋〜塩見岳】
同じ所にイワヒバリ。最初はライチョウの親子かと思いましたが、よく見ると違うようです【塩見小屋〜塩見岳】
2019年08月11日 10:38撮影 by  ,
8/11 10:38
同じ所にイワヒバリ。最初はライチョウの親子かと思いましたが、よく見ると違うようです【塩見小屋〜塩見岳】
ついに西峰に到着しました【塩見岳西峰にて】
2019年08月11日 10:41撮影 by  ,
8/11 10:41
ついに西峰に到着しました【塩見岳西峰にて】
お隣の東峰がわずかに高いことがよくわかります【塩見岳西峰にて】
2019年08月11日 10:43撮影 by  ,
8/11 10:43
お隣の東峰がわずかに高いことがよくわかります【塩見岳西峰にて】
シコタンソウ【塩見岳西峰〜東峰】
2019年08月11日 10:45撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
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シコタンソウ【塩見岳西峰〜東峰】
タカネシオガマ【塩見岳西峰〜東峰】
2019年08月11日 10:46撮影 by  ,
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タカネシオガマ【塩見岳西峰〜東峰】
ミヤマキンバイ【塩見岳西峰〜東峰】
2019年08月11日 10:46撮影 by  ,
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ミヤマキンバイ【塩見岳西峰〜東峰】
東峰に到着です。こちらのほうが山頂らしく堂々としています【塩見岳東峰にて】
2019年08月11日 10:53撮影
8/11 10:53
東峰に到着です。こちらのほうが山頂らしく堂々としています【塩見岳東峰にて】
新しい山名標兼方向標示です【塩見岳東峰にて】
2019年08月11日 10:48撮影 by  ,
1
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新しい山名標兼方向標示です【塩見岳東峰にて】
西峰を振り返ります【塩見岳東峰にて】
2019年08月11日 10:49撮影 by  ,
8/11 10:49
西峰を振り返ります【塩見岳東峰にて】
仙塩尾根方面です。東荒川岳、新蛇抜山くらいまでは見えますが…【塩見岳東峰にて】
2019年08月11日 10:49撮影 by  ,
8/11 10:49
仙塩尾根方面です。東荒川岳、新蛇抜山くらいまでは見えますが…【塩見岳東峰にて】
東峰の山名標示です【塩見岳東峰にて】
2019年08月11日 10:51撮影 by  ,
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東峰の山名標示です【塩見岳東峰にて】
いよいよガスが上がってきました【塩見岳東峰にて】
2019年08月11日 10:53撮影
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いよいよガスが上がってきました【塩見岳東峰にて】
帰り道。この標記で小屋に立ち寄ります【塩見岳〜塩見小屋】
2019年08月11日 12:07撮影 by  ,
8/11 12:07
帰り道。この標記で小屋に立ち寄ります【塩見岳〜塩見小屋】
小屋は登山道のすぐそばです【塩見小屋にて】
2019年08月11日 12:07撮影 by  ,
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小屋は登山道のすぐそばです【塩見小屋にて】
鞍部にて塩見岳を振り返ります。もう濃いガスの中です【塩見小屋〜本谷山】
2019年08月11日 12:48撮影 by  ,
8/11 12:48
鞍部にて塩見岳を振り返ります。もう濃いガスの中です【塩見小屋〜本谷山】
眺めのある薄い樹林帯を進みます【塩見小屋〜本谷山】
2019年08月11日 13:09撮影 by  ,
8/11 13:09
眺めのある薄い樹林帯を進みます【塩見小屋〜本谷山】
シナノキンバイ【本谷山〜三伏小屋】
2019年08月11日 13:49撮影 by  ,
8/11 13:49
シナノキンバイ【本谷山〜三伏小屋】
これは何の花のあとでしょうか…【本谷山〜三伏小屋】
2019年08月11日 13:51撮影 by  Canon EOS Kiss X6i, Canon
8/11 13:51
これは何の花のあとでしょうか…【本谷山〜三伏小屋】
木々の合間の緩い尾根道を戻ります【本谷山〜三伏小屋】
2019年08月11日 13:53撮影 by  ,
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木々の合間の緩い尾根道を戻ります【本谷山〜三伏小屋】
トモエシオガマ【本谷山〜三伏小屋】
2019年08月11日 13:56撮影 by  ,
8/11 13:56
トモエシオガマ【本谷山〜三伏小屋】
三伏山まで来ました。ガスの早さが気になりますが、このあと本当に俄雨が来ました【本谷山〜三伏小屋】
2019年08月11日 14:23撮影 by  ,
8/11 14:23
三伏山まで来ました。ガスの早さが気になりますが、このあと本当に俄雨が来ました【本谷山〜三伏小屋】
雨が上がったのを見て、えいや!と小屋を出発します【三伏小屋にて】
2019年08月11日 14:48撮影
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雨が上がったのを見て、えいや!と小屋を出発します【三伏小屋にて】
ところがまたしても空のこの黒さ。とたんに土砂降りが始まりました【三伏小屋〜鳥倉登山口】
2019年08月11日 15:13撮影
8/11 15:13
ところがまたしても空のこの黒さ。とたんに土砂降りが始まりました【三伏小屋〜鳥倉登山口】
ヤマホタルブクロ【三伏小屋〜鳥倉登山口】
2019年08月11日 15:55撮影
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ヤマホタルブクロ【三伏小屋〜鳥倉登山口】
ようやく雨も一段落【三伏小屋〜鳥倉登山口】
2019年08月11日 16:13撮影 by  ,
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ようやく雨も一段落【三伏小屋〜鳥倉登山口】
行きには周りが見えなかった1/10です。こんなに美しい樹林帯にありました【三伏小屋〜鳥倉登山口】
2019年08月11日 16:16撮影 by  ,
8/11 16:16
行きには周りが見えなかった1/10です。こんなに美しい樹林帯にありました【三伏小屋〜鳥倉登山口】
樹林も雨上がりでますます美しい【三伏小屋〜鳥倉登山口】
2019年08月11日 16:18撮影 by  ,
8/11 16:18
樹林も雨上がりでますます美しい【三伏小屋〜鳥倉登山口】
ようやく登山口まで帰ってきました【三伏小屋〜鳥倉登山口】
2019年08月11日 16:27撮影 by  ,
8/11 16:27
ようやく登山口まで帰ってきました【三伏小屋〜鳥倉登山口】
でもまだまだ【鳥倉登山口にて】
2019年08月11日 16:28撮影 by  ,
8/11 16:28
でもまだまだ【鳥倉登山口にて】
見えているのが登山口駐車場です。ということは、あれよりも歩かなければいけないのか…【鳥倉登山口〜鳥倉登山口第2駐車場】
2019年08月11日 16:33撮影 by  ,
8/11 16:33
見えているのが登山口駐車場です。ということは、あれよりも歩かなければいけないのか…【鳥倉登山口〜鳥倉登山口第2駐車場】
“水無の滝”とのこと。名前と体が違うなぁ【鳥倉登山口〜鳥倉登山口第2駐車場】
2019年08月11日 16:45撮影 by  ,
8/11 16:45
“水無の滝”とのこと。名前と体が違うなぁ【鳥倉登山口〜鳥倉登山口第2駐車場】
登山口駐車場まで歩いてきました。上りよりも時間が掛かっています。それだけ足取りが重かったということです【鳥倉登山口〜鳥倉登山口第2駐車場】
2019年08月11日 17:01撮影 by  ,
8/11 17:01
登山口駐車場まで歩いてきました。上りよりも時間が掛かっています。それだけ足取りが重かったということです【鳥倉登山口〜鳥倉登山口第2駐車場】
撮影機器:

感想

 山の日を挟む連休は、どこの山に行っても混雑している。お盆休みも伴うのだから、アルプスの縦走だって難なく計画できてしまう。今年は事前に計画を立てるだけの余裕もなく、連休初日に考えることにした。あれやこれやと逡巡してるうちに一日目も終わりかけ、ようやく塩見岳行きを決めた。
 一泊でもいいのだが、行ってしまえるならば日帰りでも、と決めた。日帰りすると、南アルプスの山行きでは初めてのことになる。
 登山口には3時半前に到着した。とはいえロクに寝てはいない。先ほどのコンビニで小一時間睡眠をとったのみだ。今日の長い行程に対しては、体力面での準備不足は明らかだ。しかも第2駐車場に駐めざるを得なかった。ただでさえ長い行程が、わずかとは言え更に長くなった。
 まだ暗い中で出発。星空がきれいだ。当に満天の星。
 駐車場から先も続く舗装路を行くうちに空が白みかけ、星たちも次第に眠りについていく。とはいえ、登山口に着いてもまだヘッドランプは手放せない。
登山口には、タクシーで先行された方が一人。聞けば、名古屋からのバス+タクシー利用が可能なツアーがあるようで、それを利用したとのこと。知っていれば、それを利用しても良かった。予習不足では仕方ないのだが。
 登山口で登山届けを提出し、その70代の健脚氏と共に出発。歩くペースの違いもあり、やがて単独となって歩いて行く。三伏峠までの“3/10”標示の頃からはヘッドランプなしでも辺りが見えるようになってきた。見渡せるようになってみると、急斜面の深い樹林帯の中を黙々と登っていたようであった。
 豊口山のコルで、一旦は斜面から尾根へと変わるが、やがてまた斜面のへつりになる。
 途中には木の桟橋もいくつかある。幻想的光景だが、踏むとミシミシときしみ、スリルがある。水場は“ほとけの清水”というようだが、この長いアプローチ路に対して“地獄に仏”ということか。
 最後に再び急登が現れ、三伏峠に到達する。この登り途中で、今日はすでに燃料切れ感を感じ始めた。後方から来た何人かに抜かれてしまうが、それも仕方ない。
 三伏峠は日本一高い峠とされている。標示を見るとわざわざ後付けで「日本一高いと言われている」という標記が加えられている。謙虚な姿勢だが、まんざら間違いではないようだ。堂々と書いたとしても、炎上騒動とはならないように思うが。
 そこからは穏やかな頂稜尾根筋歩きになる。しかし、樹林の中ばかりであるので眺めがいいわけではない。三伏山は、四方の視界が開けており、南アルプスだけではなく、北も中央もしっかりと眺めることが出来る。その後も穏やかな樹間歩きはしばらく続く。
 本谷山では四方の眺めはないものの、目指す塩見岳がひときわ大きくなる。
 小ピークをいくつか過ぎ、権右衛門山の南腹に張り付いてもまだ穏やかに進む。小屋まで40分の標示を過ぎると、それまでの穏やかな歩みが嘘のように、急斜面を一気に登る。塩見新道からの道と合流し、更に登って塩見小屋へ。そういえば、塩川コースも塩見新道コースも通行止めとなっている。
 塩見小屋は山上の小さな小屋だが、山頂直下だけあって、贅沢な眺めを持つ小屋だ。
 小屋前で小休止の後、荷物をデポして頂上へ。
 樹林が切れ、塩見岳山頂部が目の前に見える。左に塩見、右に天狗岩を配したよく見かける姿だ。それを見上げながら岩肌を登る。ついに高山の面持ちとなる。ところが同時にガスが上がってくるのが見える。残念ながら、登頂には間に合わないようだ。
 天狗岩を巻くように岩場をぐねぐねと登り、やがて最後の鞍部へ。そこからは西峰と東峰も見ながらの登り。途中で登山道にライチョウ親子を見つけた。いや、よく見ると親子ではなく、つがいのライチョウとイワヒバリのようだ。ちょうど団体サンが下山してきたので、静かにと声をかけ、ライチョウを示したが、団体ともなると静かにしているつもりでも雑踏音が発生するようで、ライチョウも落ち着かなくなってきたようだ。
 やや登って西峰へ。こちらの方が三角点頂上だが、小さく盛り上がっているだけだ。そこから目と鼻の先に東峰がある。標高ではこちらのほうが高いようだが、うずたかい岩積の姿も高山の頂に相応しい。
ガスが上がってくる中、狭い山頂標識周りで写真を撮り、仙塩尾根方面を眺めた後に振り返ると、もはや西峰にもガスがかかってきた。名残惜しいところながら、下山へ。今回は登ってきた道の全くもっての巻き戻しだ。
 塩見小屋まで戻って昼食。目論見通り、12時に下山開始。これならば登山口まで降りることが出来そうだ。食事も済ませて元気回復といきたいが、どうにも足が重い。 本谷山や三伏山への緩やかな登りすら息が切れる。
 そう思っていたら、三伏山から三伏峠への下りで小雨。三伏小屋へと急ぐ。幸いにも、さして濡れることなく小屋到着。しかし、明らかなゲリラ豪雨。本谷山手前で、空の暗さを見てこうなることを心配し、リュックにはすでに雨具を装着していたからいいものの、問題は、これより先に進むかどうか。
 小屋はまだキャパの問題はないようだが、時間も早く降りれるものならば降りたいところだ。そう思っていたら、15分ほどで降り止み。空も明るみが出てきた。
 今だ、とばかりに休憩所を飛び出す。念のため雨具は完全装着だ。
 登山口への道は、まずは急下降だが、雨が短時間だったからかあまりぬかるんではいない。“ほとけの清水”付近までは順調に降りてきたのだが、再びの土砂降り。先ほどよりも激しい。しかも区間の半ばとあっては覚悟を決めて降りるよりない。淡々と下降する。すれ違う登山者もいる。下りは滑らないように気をつけて下さい、と声をかけられもした。しかし、小屋まで行くだけでもきついだろう、とむしろ登りの人のことが気になってしまう。とはいえこちらとて、雨具完全装着でも靴の中への水浸入はどうしようもない。しかもご心配されながらも木の桟橋で滑ってしまった。
 登山道は殆ど川のようになってきた。まだ小川だからいいのだが、これ以上の降りになると歩くに歩けないかもしれない。どこから浸入したものかお尻付近も濡れてきた。もうただひたすら鈍重な歩を進めるばかりだ。
 小一時間の後、ようやく雨が上がった。ちょうど登りではまだ暗かった辺りである。森の緑が雨を受けてますます深みを増しているようだ。目の保養にはこの上ない。
 そんな中を下降し、ついに登山口が見え始めた。どうにか車道へとたどり着いた。
しかしまだこれから小一時間は歩かないと車にたどり着かない。濡れた靴も重く、ダラダラと歩を進める。這々の体で車に到着。
 やはり、3000m峰に日帰りというのは無理がある。まして天下の南アルプスだ。
 今後はもう少し歳を考えた行程にしようと思った。

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未入力 塩見・赤石・聖 [2日]
塩見岳(鳥倉林道より)
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体力レベル
4/5

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